色彩検定とは?活躍業種や試験概要・合格ラインを解説

色彩検定とは?活躍業種や試験概要・合格ラインを解説

色彩検定とはどのような資格で、どのようなことをするのでしょうか。色彩検定の資格があるとどのような活躍場所や仕事に生かせるのでしょうか?ここでは、色彩検定についてわかりやすく解説します。

目次

1. 色彩検定とは?

文部科学省が後援する知名度抜群の資格!

「色彩検定」は1990年から始まった、色彩の知識や技能レベルを知ることができる試験です
色彩が人間に与える影響や社会環境、配色に関する理論などについて学ぶこともできます。

2021年までの約30年間で累計150万人以上が受験しており、文部科学省後援なので知名度も抜群です。

色彩検定には1級、2級、3級、UC級という4段階がありますが、受検する級は自分のレベル次第となっています
ほかの検定では初心者向けから受けなければならないものもあるのに比べ、色彩検定にはそういった決まりはないのです。

3級は初めて色彩について学ぶ人向けの検定で、色彩についての基本を学ぶことができます。

2級は、実際に実務に活用したい人向けです。3級で学ぶ内容以外にも、ファッションからインテリアなど、より詳しいことについて学びます。

1級に合格するとプロとして活躍することも可能です。
学ぶ内容は色彩の文化や調和理論、測色、ビジネスなど幅広く、仕事に活かすことができるものとなっています。

ファッション業界を中心に活躍できる!

色彩検定の合格者は幅広い分野で活躍しています。

色彩検定を主催している「色彩検定協会」は、もともと「全国服飾教育者連合会(AFT)」という名称でした。
名前からもわかるように、受検をする人の多くがアパレル業界で働く人だったのです

しかし、検定で学ぶ内容が多岐にわたっていることから、合格後の活躍の場はアパレルに限らず、流通、コスメ、花屋などフラワー関係、インテリアや広告、建築・環境計画などひろがりを見せています
また、教育や各種メーカーでも受験をする人が少なくありません。

同じく色関係の資格では「カラーコーディネーター」があります。
比較してみると、広告やメイク、アパレル、インテリア関係のメーカーやショップで働く人が受検するケースが多い点は同じですが、こちらはブライダル関係やネイリストとして活躍する人もいます。

色彩検定と比べて、ファッションやインテリア系の仕事をする人がより多い印象となっています。

2. 色彩検定の試験内容

色彩検定の試験内容

色彩検定には4つの級があります。
こちらでは、各級の試験内容や検定料などについて見てみましょう。

色彩検定1級

色彩検定は受検資格がないため、ほかの級に合格していない場合でも挑戦することが可能です。
ただし、「色彩と文化」「色彩調和論」「色の知覚」「ファッションビジネス」「プロダクトデザイン」「インテリアカラーコーディネーション」「環境色彩」「ユニバーサルデザイン」といった内容についても学び、十分に理解している必要があります

【色彩検定1級試験概要】
試験実施時期 1次試験:11月
2次試験:12月
(1級の検定試験は冬のみ実施)
試験方式 1次試験はマークシート方式(一部は記述方式)
2次試験は記述方式(実技あり)
試験時間 1次・2次ともに90分
検定料 15,000円(1次試験免除者も同額)

出典:受験案内 | 公益社団法人 色彩検定協会

色彩検定2級

色彩検定2級は3級の知識に加え、「照明」「色名」「表色系」「配色技能」「配色イメージ」「ファッション」「プロダクト」「インテリア」「エクステリア」などについて理解と技術を持っている必要があります

【色彩検定2級試験概要】
試験実施時期 6月・11月
試験方式 マークシート方式(一部記述式)
試験時間 80分
検定料 10,000円

受験案内 | 公益社団法人 色彩検定協会

色彩検定3級

3級は色彩検定の中で最も合格率が高く、初心者向けです。
合格するためには、「光と色」「色の分類と三属性」「色彩心理」「色彩調和」「色彩効果」「ファッション」「インテリア」について理解をしていなければなりません

【色彩検定3級試験概要】
試験実施時期 6月・11月
試験方式 マークシート方式
試験時間 70分
検定料 7,000円

出典:受験案内 | 公益社団法人 色彩検定協会

受検資格はある?

色彩検定には特に受検資格は必要ないため、10代の受験者も少なくありません。
在学中に資格取得すれば、卒業後の就職先を見つける際に役立ちます。

10代や20代の受検者が特に多いですが、50代や60代になってから挑戦する人もいます。
シニア世代になったときにも趣味に生かしたり、仕事面で生かしたりできるのが色彩検定の良いところです。

受検資格をあえて言うのであれば、合格をするために勉強を継続する根気や難しい内容であっても諦めないやる気、努力が必要となるでしょう

「色系の資格は生まれもったセンスが必要」と考えられがちですが、受検自体はセンスというよりテキストの内容をすべて暗記するつもりで繰り返し読み返すことが重要です
どちらかといえば、センスは色彩検定に合格後、実際に仕事に生かす際に必要となります。

3級は勉強をする内容も比較的少なめですが、2級、1級とレベルが上がるにつれて覚えなければならない内容も増えていきます。
たとえば、1級の試験の際には3級や2級で学ぶ内容も問題として出る可能性があるため、十分理解をしておかなければなりません。

ちなみに、UC級についても、特別必要となる受検資格はありません。

合格ラインは何点?

色彩検定の受検を考えている場合、合格ラインについて気になる人が多いのではないでし
ょうか。

合格ラインは、レベルを問わず、100点満点中でいえば70%前後となっています
ただし、出題された問題の難易度にもよるため、必ずしも70点あれば合格するとはいえません。

特に、1級は1次試験だけではなく、2次試験もあるので、難易度はほかの2つのレベルと比べて高くなるでしょう。
ただ、1次試験は免除制度があり、「1次試験に合格し、2次試験が不合格あるいは欠席をした場合」に限り、その後2年間は1次試験の受検が免除されます。

試験の度に1次試験を受け直す必要がないため、2次試験の勉強にのみ集中することが可能です。
その分、1級合格の可能性が高くなるのも良いところでしょう

3級と2級は同時に受検できる?

色彩検定で3級と2級同時に受検をしたい場合、1度に両方の受検を申し込むことで、同じ試験会場で受検できるようになります

別々に申し込んでしまうと、3級と2級の受検会場がバラバラになる可能性が高まるので注意が必要です。

また、受検をする際、必ず3級から受けなければならないといった決まりはありません
内容を理解しているのであれば、1級から受検することも可能です。
ただし、2級の場合は3級、1級の場合は3級と2級で学ぶ内容が試験内容に含まれている可能性もあるため、各レベルの実力を持っていることが前提となります。

無難なのは3級から順番に受検をすることです。
3級と2級は同時に申し込んでも、受検日が重複しないように別日になっているので安心です。

1級合格を目指す場合は最初に3級と2級を申し込んで合格し、その後に1級受検に集中をするという方法もあります。
1級は2次試験の内容の一部が実技となっているので、マークシートや記述によるテストに合格し、さらに実技も問題なくこなせるようにしなければなりません。

合格をするまでには時間が必要となるケースもあるので、十分な対策が必要です

受検地はどこ?

色彩検定試験は、全国にある公開会場で行われます。

どこで受検するのかについては、受検者の希望に沿った場所を選ぶことができます

申し込み後、受検票が送付されますが、会場についてはそちらに詳細が記載されているので確認しておきましょう。

受検地は北海道・北陸エリア(各3カ所)、甲信越・四国エリア(各4カ所)、東海エリア(5カ所)、東北・中国・近畿エリア(各6カ所)、関東エリア(東京23区+7市)、九州エリア(8カ所)、沖縄エリア(1カ所)が用意されています

しかし、1級の2次試験を受検することができるのは札幌市、仙台市、東京23区、名古屋市、大阪市、福岡市のみです。
1級の2次試験会場はその中から最も居住地に近い場所など、自分が希望をする場所を選ぶことが可能です。

3. 色彩検定は独学で合格できる?

色彩検定は1級の2次試験に実技も含まれているため、独学で合格できるのかという点が気になっている人もいるのではないでしょうか。

ずばり、答えは「合格可能」です

受検勉強方法は自分が覚えやすいやり方で問題ありませんが、おすすめは2回読みです。
1回目にテキスト全体を読み、2回目にきちんと理解をしながら読み直します。
この方法が有効なのは1回目に目を通した時点で大体の内容を把握でき、2回目は全体の内容を把握したうえで、より詳しく覚えることができるからです。

基本的に、色彩検定は暗記が中心となる検定です。
根気が必要なので、特に、時間をかけて作業をすることや暗記が得意な人に向いている検定といえます。

色彩検定の公式HPには試験対策として練習問題も掲載されているので、そちらでも勉強可能です。

一般的に、3級に関しては1ヶ月しっかりと勉強をすれば合格ができるレベルだといわれています。
2級は3級で学ぶ内容を理解しているかどうかにもよりますが、3ヶ月ほど期間が必要だと考えておくのが無難です。
1日の勉強時間や効率によって個人差がありますが、受検日までの勉強期間の目安になるのではないでしょうか。

合格を目指し、公式テキスト、公式問題集のほか、過去問題集の3つを駆使して勉強しましょう

テキスト2回読みが終わったら、過去問題集で出題しそうなポイントを重点的に覚えるのも有効な方法です。

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4. まとめ

まとめ

色彩検定には受検資格がないため、誰でも挑戦することができます。
3級は1ヶ月ほど集中的に勉強すれば合格できるレベルです。

受検するレベルを問わず、暗記力が重要になる検定なので、勉強方法は2回読みがおすすめです。
色彩検定の公式HPの例題や公式テキスト、過去問題集などを使って内容をしっかり把握するようにしましょう。

また、無理なく確実に合格したい方には、通信講座もおすすめです。
資格のキャリカレでは、色彩検定2級・3級の合格を目指す方に向けた通信講座もあるので、自分の学習スタイルに合わせて検討してみてください。

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