色彩検定の難易度・合格率は?一発合格する勉強方法もご紹介

色彩検定の難易度・合格率は?一発合格する勉強方法もご紹介

ファッションやインテリアなど、さまざまな業界で役立つ知識を問う試験が色彩検定です。就職や転職活動でもアピールできる資格なので、スムーズに合格を目指したいところです。この記事では、色彩検定の難易度や合格率、効率的な勉強方法などを解説していきます。

目次

1. 色彩検定の難易度は?難しい試験なの?

そもそも色彩検定は1~3級とUC級の4つにレベルが分かれています

このうち、もっとも難易度が高いのは1級の試験です。
1級は仕事で使う専門的な知識を問われるうえ、試験時には実技も見られるからです。
筆記試験も1級が90分で、2級の80分、3級の70分、UC級の60分と比べて長くなっています。
試験では、2、3級の内容を踏まえながら、より掘り下げた問いが出題されることも特徴です。

一方、2、3級やUC級は1級よりは難しくないといえます。
たとえば、3級の試験内容は色彩の初心者向けであり、基本的な事項しか試験では出題されません。

2級試験は3級の内容に加え、実務に関する部分が多くなっています。
それでも、専門性の高い問題はあまり多くありません。

そして、1~3級に加えて新設されたUC級では、「色のユニバーサルデザイン」についての知識を問われます。
UC級は4つのレベルの中でもっとも設立が新しく、難易度も低いクラスです。

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2. 色彩検定の合格率はどのくらい?

色彩検定の合格率はどのくらい?

1級以外の難易度が低いとはいえ、色彩検定の合格率を知っておきたい人は多いでしょう。
事前に合格率を把握しておけば、試験勉強の計画も立てやすくなります
以下、色彩検定のレベルごとに合格率を紹介していきます。

色彩検定1級の合格率

1級はプロフェッショナルを対象にしており、色彩と文化、調和論に加えてファッションビジネスについても問われます
また、測色や景観計画における色彩基準など、専門性の高い項目も試験には登場します。

試験方法は、1次がマークシート方式で、一部が記述式となっています。
2次は記述式と実技です。

【色彩検定1級受検状況の推移】
実施年 志願者数 合格者数 合格率
2020年 1,426 642 45.0%
2019年 1,651 738 44.7%
2018年 1,656 710 42.9%
2017年 1,689 601 35.6%
2016年 1,803 537 29.8%
2015年 1,835 510 31.9%

出典:色彩検定とは | 公益社団法人 色彩検定協会

色彩検定2級の合格率

2級は「応用編」とされており、試験では基本的な知識に加えて実践的な知識と技能をチェックされます
具体的には、ユニバーサルデザインや照明など、色彩の仕事をするために大切な項目が出題されます。
なお、試験方法は一部記述式のマークシートです。

【色彩検定2級受検状況の推移】
実施年 志願者数 合格者数 合格率
2020年 9,466 7,345 77.6%
2019年 12,666 8,537 67.4%
2018年 11,631 7,839 67.4%
2017年 11,182 7,257 64.9%
2016年 12,161 6,993 62.8%
2015年 12,270 7,435 66.2%

出典:色彩検定とは | 公益社団法人 色彩検定協会

色彩検定3級の合格率

ビギナーに向けた基礎編が3級の試験内容です。
そのため、光と色、色彩心理といった、根本的な知識が問われます
試験方法はマークシートです。

【色彩検定3級受検状況の推移】
実施年 志願者数 合格者数 合格率
2020年 22,498 17,166 76.3%
2019年 27,051 20,126 74.4%
2018年 26,056 19,516 74.9%
2017年 25,227 18,576 73.6%
2016年 27,292 19,152 70.2%
2015年 26,185 18,386 70.2%

出典:色彩検定とは | 公益社団法人 色彩検定協会

色彩検定UC級の合格率

UC級は2018年度から実施されている項目で、「色彩多様性のある社会を実現するための知識」を問われます

たとえば、標識や地図の重要なデザインさえ、見る人によっては違う色に映ってしまうでしょう。
なぜなら、障害や病気、老化などの理由で視覚は変わってしまうからです。
こうした状態のまま社会が形成されていくと、一部の人にとっての住み心地が悪くなっていきます。

そこで、多くの人が区別しやすいユニバーサルデザインの必要性は高まってきました。
その結果、UC級が色彩検定に設けられたのです。
試験方法は、一部記述式のマークシートとなっています。

【色彩検定UC級受検状況の推移】
実施年 志願者数 合格者数 合格率
2020年 2,226 1,943 87.3%
2019年 2,900 2,569 88.6%
2018年 1,650 1,518 92.0%

出典:色彩検定とは | 公益社団法人 色彩検定協会

3. 合格ラインは何点?

基本的に全ての級の合格ラインは「満点の70%前後」です

ただし、試験の難易度はその年によって異なります。
あくまでも70%とは目安であり、絶対的な基準ではありません。
過去問題で70%以上正解していたとしても安心せず、入念に勉強を続けることが大事です

4. 色彩検定に合格するための勉強法とは?

1級の試験は専門的なので、まずは2級や3級の資格取得を目指して勉強を始めることになります

ちなみに、色彩検定は何級からでも受験できます。
いきなり2級から受験することも可能です。
ただし、2級と3級の範囲が重なっている部分も多いので、最初は基礎を固めていきましょう。

色彩検定2・3級の勉強法

3級の勉強では、公式テキスト、公式問題集、過去問集の3つを最初に用意します
色彩検定は公式テキストから出題される傾向が顕著なので、これらの教材の内容をしっかり学ぶことが肝心です。

そのうえで、まずは1週間ほどかけて公式テキストの内容を読み込んでいきます。
初心者ならば特に集中して取り組んでおきたいプロセスです。

なぜなら、初心者には色彩検定の勉強を始めてから知る単語がたくさんあるからです。
そもそもの単語の意味、色彩の基礎的な理論が分からないまま問題を解こうとしても、効率的には進められません。

テキストを読んで色彩関連の単語になじんできたら、問題集を使った勉強へと移行します。
2週間ほどかけて問題を解き、知識を確認したり、試験の形式を頭に入れたりしていきましょう。

また、2級の勉強方法もおおまかには3級と変わりがありません。
まずはテキストを読み、次に問題を解いていきましょう。

勉強のコツ

2・3級に共通する勉強のコツは、「繰り返しテキストを読む」ことです

初めてテキストを読むときは、慣れない単語ばかりで概要を追うのがやっとでしょう。
しかし、2回目以降は単語の意味を知っている分、文章の伝えようとしている内容がすんなり頭に入ってきます
単語さえ分かれば、公式テキストはそれほど難解な書き方をしていません。
色彩に興味を持っている人なら楽しみながら情報を覚えられるでしょう。

さらに、暗記は問題集を使うのもポイントです。

試験の出題形式は問題集に似ています。
つまり、問題集を暗記してしまえば、本番も記憶だけである程度解き進められます。
1度解いてみて正解率が悪かったとしても、何度も問題集をチェックするようにしましょう。

なお、3級ではJIS慣用色名から61色が出題されます。
これらの色を答えるには、ひたすら暗記しかありません。

慣用色の暗記には「色彩カード」が便利です。
このカードは既定の配色に沿って作られており、試験に出てくる名称が振り分けられています。
公式テキストに対応する形で販売されているので、買っておくと勉強が捗ります。

通信講座での学習もおすすめ

勉強をする場所としては、教材さえ揃っていれば自宅でも大きな問題はありません。
しかし、自分で勉強のスケジュールを立ててモチベーションを保つのが難しい人もいます

その場合、資格の専門学校や通信講座に申し込んでみるのも選択肢です。

特に、通信講座は自宅にいながら与えられたカリキュラムをこなせるので、マイペースに合格を目指せる方法です

5. 色彩検定の合格に必要な勉強時間は?

あくまで目安ではあるものの、色彩検定3級の合格に必要なのは1ヶ月程度とされています

そして、2級合格の場合はさらに長く、2ヶ月ほどとなっています。
2級のほうが1級よりも勉強時間が必要なのは、より難易度の高い内容です。
しかも試験範囲が広く3級の内容も含んでいるので、必然的に勉強時間も増えてしまうのです。

ただし、これらの目安は1日2~3時間程度、継続的に勉強できることが前提だといえます。
1日1時間以下しか勉強できないようなら、2~4ヶ月前から試験の準備を始めるのが得策です。
逆に、1日の勉強時間を長くとれるのであれば、2~3週間の努力で合格できる可能性もあります。

そもそも、色彩検定はマークシート形式の割合が高いので、テキストを完璧に理解していなくても問題に慣れてさえいれば正解数を増やせます。
そのかわり、公式問題集を解く感覚を忘れないために、勉強をしていない期間が長くなるのは望ましくありません。

1日の勉強時間が短くなったとしても、できるだけ継続的にテキストや問題集を開くようにしましょう。

6. カラーコーディネーターとの違いは?

色彩検定は、カラーコーディネーターと混同されやすいといえます。
ただし、両者は取得している知識や技能が異なるので注意しましょう。

カラーコーディネーターとは

まず、カラーコーディネーターは「カラーコーディネーター検定」に合格することで名乗れる資格です
色彩について専門的なスキルを身につけているという点では、色彩検定とよく似ています。
ただし、そもそもの主催団体が異なっていて、まったく別の資格です。

まず、カラーコーディネーターは東京商工会議所が主催しています。
そのスキルは市場調査や工業分野にも応用可能です。

また、カラーコーディネーターは商品開発やWebデザインでも活躍しつつあります。
さらに、色彩についての知識を使って、企業や店舗のコンサルティングを行っているカラーコーディネーターもいます。

カラーコーディネーターは分野に関係なく、色彩についての仕事を引き受けられる資格です

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色彩検定とは

それに対して、公益社団法人色彩検定協会が主催の色彩検定は、よりファッションやインテリアに特化したシーンで活躍しています
たとえば、美容師やネイリストが顧客への提案力を高めようと、色彩検定を受験するケースがあります。

また、アパレルのデザイナーや販売員からも色彩検定は人気です。
出版物や広告も配色によって訴求力が変わってくるといえます。
企業からの需要があるので、色彩検定に合格した人は就職や転職活動時にアピールできるでしょう。

そのほか、いろいろな資格に加えて、色彩検定を受験するパターンもあります。

たとえば、フラワーデザイナーの資格と一緒に色彩検定にも合格すれば、より多彩な商品を提案できます。
冠婚葬祭やイベント会場など、働ける場所を広げられるといえます。
さらに、色彩検定もプロダクトデザインや飲食系など、幅広い分野に進出してきました。

カラーコーディネーターと同様に世間からの注目度は高く、将来性のある肩書のひとつです

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試験難易度の違い

ちなみに、試験の合格率でいえば、カラーコーディネーターは色彩検定よりもやや低くなります

2020年度のカラーコーディネーター試験では、アドバンスクラスが50.3%、スタンダードクラスが72.3%の合格率でした。

アドバンスクラスとは、ビジネスシーンで役立つ知識を問われるレベルで、スタンダードクラスでは日常的な色の知識を出題されます。
アドバンスのほうは応用的な問題が多いうえ、専門性も高まります。

そこで、アドバンスクラスより合格率が高い色彩検定の2、3級を受験するのも、スムーズに資格を取得したい人には賢明です。

特に2級の試験範囲は実務的な知識を押さえているので、色彩に関する仕事を目指すなら非常に役立ちます

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7. まとめ

まとめ

色彩検定を取得すると、さまざまな分野で色に関する仕事をしやすくなります。
2、3級の合格率は決して低くないので、初心者でも取得できることは少なくありません。

ただ、確実に合格を目指したいのであれば、通信講座を始めてみるのもひとつの方法です。
通信講座であれば、スクールに通う手間もなく、独学での学習とは違い、効率的に学習できます。

資格のキャリカレなら、色彩検定2級・3級に対応した通信講座があります。
無理なく確実に合格を目指したいならぜひ検討してみはいかがでしょうか。

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