経営に役立つ資格おすすめ9選!資格を会社経営に生かそう

経営に役立つ資格おすすめ9選!資格を会社経営に生かそう

経営者にはさまざまなスキルや資質が求められますが、資格が必要か気になっている方も多いのではないでしょうか。本記事では、経営に役立つ資格をご紹介します。経営者が資格を取得するメリットや取得方法も解説しているので、確認しましょう。

この記事でわかること
・経営に役立つ資格にはどのようなものがあるのか
・経営に生かすために資格を取得する方法
・経営に特に役立つ資格

目次

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経営を行うために資格は必要?

経営を行うために資格は必要?

結論からお伝えすると、経営を行うために資格は必須ではありません。
資格を持たず成功した経営者も多く、資格なしでも経営は始められます。

ただ、会社を経営し成長させていくためには、専門的な知識やスキルが必要です。
その知識やスキルを証明するものの一つが資格であり、経営における決断や取引先からの信頼などに関わってきます。

必ず求められるものではありませんが、経営を円滑に進めるためのスキルとして、資格を取得することは経営にプラスになるはずです。

経営に資格が役立つ3つの理由

経営に資格が役立つ3つの理由

経営を行うために必ず求められる資格はありませんが、取得していて損をする場面は少ないでしょう。
ここでは、経営に資格が役立つ理由を3つ解説していきます。

・専門知識やスキルを身につけられる
・根拠のある判断がしやすくなる
・取引先や従業員から信頼を得やすい

専門知識やスキルを身につけられる

会社を経営するためには、さまざまな知識やスキルが必要です。
たとえば、どのような会社でもお金のやりくりは必要であるため、簿記で学べる帳簿の知識、FPで学べる税金の知識は経営に役立ちます。

もちろん、自身は経営に専念して、専門的な人材を雇用する方法もあります。
しかし経営者自身がさまざまな専門知識やスキルを持っていれば、人材採用のコストを抑えたり、積極的に現場に関わったりできるでしょう。
また、自身のスキルアップのためにも、資格取得は効果的な手段です。

根拠のある判断がしやすくなる

経営者は、会社を動かす存在であり、日々決断を求められる立場です。
ときには直感で決断し、会社の方向性を決めることもありますが、決断には根拠が必要になります。
しっかりとした理由があれば、現場の従業員も納得し、正しい方向に進むでしょう。

納得感のある判断をするためには、根拠のもととなる知識やスキルが必要です。
経営や財務、法律などに関する資格を持っていれば、そこで学んだ知識を決断に生かせます。

取引先や従業員から信頼を得やすい

経営は、取引先や従業員からの信頼があってこそです。
周囲の理解があるからこそ、経営判断や取引に納得を得られ、事業を進められます。

経験や実績も信頼につながりますが、経営者がどのようなスキルを持っているかも重要です。
専門的な資格を持っている人物であれば、取引先からの信頼、従業員への説得力を得られます。
資格に経験や実績を掛け合わせると、より信頼を得られるでしょう。

経営に役立つ資格おすすめ9選

経営に役立つ資格おすすめ9選

経営に資格が役立つとはいっても、どの資格を取ればよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。

さまざまな資格があるなかで、経営との関わりが深い資格を9つピックアップしました。
概要や特徴を確認し、ぜひ取得を検討してみてください。

・簿記
・FP(ファイナンシャルプランナー)
・社労士(社会保険労務士)
・経営士
・公認会計士
・ビジネス実務法務検定
・マーケティング・ビジネス実務検定
・ビジネスマネジャー検定
・メンタルヘルス・マネジメント検定

簿記

試験時期 例年2月・6月・11月(ネット試験は通年)
受験資格 特になし
受験料 3級:2,850円
2級:4,720円
合格率 3級:30.2%(2022年11月試験)
2級:20.9%(2022年11月試験)

簿記とは、お金の出入りを記録する方法であり、貸借対照表や損益計算書、決算書などを作成する作業です。

健全な経営を行うためには、会社の経済活動を正しく把握しなければいけません。どれだけの利益があり、どのくらい経費がかかっているかがわかれば、適切な経営判断ができます。経営に関わる数字がまとめられた書類を読み取る知識を簿記で身につけられるので、その知識を経営に役立てられるでしょう。

簿記検定は、簿記に関する知識やスキルを認定する資格試験で、日商簿記や全商簿記など、いくつかの種類があります。

なかでも日商簿記は歴史が長く、信頼性の高い資格です。
3級から実務レベルになり、2級は中小企業経営、1級は大企業経営向きと言われています。
経営において、お金の出入りは非常に重要ですので、取得して損はないでしょう。

簿記検定については、以下の記事で詳しく解説しています。
ぜひチェックしてみてください。

関連記事簿記は仕事に生かせる資格!活躍できる仕事や各級の難易度も
簿記は独学で合格できる?日商簿記3級・2級の違いとおすすめの勉強法

また、簿記の取得を目指す方は講座の受講がおすすめですので、以下をご参考ください。

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FP(ファイナンシャルプランナー)

試験時期 例年1月・5月・9月
受験資格 3級:特になし
2級:下記のいずれかに該当する者
・日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
・3級FP技能検定の合格者
・FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
・厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
受験料 3級:学科4,000円、実技4,000円
2級:学科5,700円、実技6,000円
合格率 3級:学科80.78%、実技84.44%(2022年9月試験)
2級:学科42.16%、実技56.55%(2022年9月試験)

FP(ファイナンシャルプランナー)とは、保険や税金などさまざまなシーンにおけるお金の専門知識を持つプロフェッショナルです。

経営は、会社のお金はもちろん、従業員の人生も預かることでもあります。従業員の生活を取り巻く年金や保険などに詳しくなることができ、適切なサポートができるでしょう。また、税金の知識は、節税にも役立ちます。正しい方法で税を抑えることで、利益を最大化できます。

事業においては、FPの資格を生かして不動産や相続、金融資産などにも詳しく、ライフプランニングやリスクヘッジなど具体的な提案が可能です。

自身の生活にも生かせるため、ぜひ取得を検討してみてはいかがでしょうか。
FPについては、下記の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事FP(ファイナンシャルプランナー)とはどんな資格?取得すると就ける職業は?
ファイナンシャルプランナーの仕事内容は?なり方や年収なども紹介

さらに、FPを今すぐ目指したい方にはおすすめの講座を下記で紹介しています。参考にしてください。

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社労士(社会保険労務士)

試験時期 例年8月
受験資格 ・学歴
・実務経験
・厚生労働大臣の認めた国家試験合格
上記のいずれか一つを満たすこと
詳しくは下記のページをご覧ください
https://www.sharosi-siken.or.jp/exam/
受験料 15,000円
合格率 約5.3%(令和4年)

社労士(社会保険労務士)は、労働法や社会保険などの知識を認定する国家資格です。
経営に欠かせない就業規則や社会保険の手続きなどの知識を持ち、独占業務である書類の作成・代行を行えます。

経営者自身が社労士であれば、より正しく就業規則や社会保険の運用ができるでしょう。
人事制度の見直しも専門知識をもとに行えるので、職場環境の改善にも役立つはずです。


社労士については、以下の記事でも解説しています。
あわせてチェックしてみてください。

関連記事社労士とはどんな仕事内容?給料や将来性、やりがいを解説

仕事と両立しながらでも効率よく社労士を目指したい方は、以下の講座もチェックしてみましょう。

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経営士

試験時期 ・筆記試験:例年5月
・面接試験:例年6月
受験資格 大学卒業程度以上の学識と経営管理の実務経験を有する者で、独立専門職業人としての経営コンサルタント及び企業の経営など企業内の業務に携わっている方は誰でも受験可能。
受験料 10,000円
合格率 -

経営士とは、一般社団法人日本経営士会が実施する試験・審査に合格した者に認められる資格です。
経営管理に関する知識を持ち、経営の効率化や業績の向上などに貢献できます。

経営士の専門分野は、生産や販売、人事、財務、情報など幅広いです。
さまざまな業界の経営に生かせるので、多方面に事業を展開したい方にも役立つ資格と言えます。

公認会計士

試験時期 ・第Ⅰ回短答式試験:例年12月
・第Ⅱ回短答式試験:例年5月
・論文式試験:例年8月
受験資格 特になし
受験料 19,500円
合格率 ・短答式試験:約15.6%(令和4年度)

公認会計士とは、法人への監査、税務士登録による税務業務、コンサルティングなどを行える国家資格です。

他社へのコンサルティングができるため、自社の経営にも知識やスキルを生かせます。
専門性が高く、一般企業やコンサルティング会社、団体、教育機関など、さまざまな組織の経営に生かせる資格です。

ビジネス実務法務検定

試験時期 IBT方式、CBT方式:例年6月~7月、10~11月
CBT方式(統一試験):12月
受験資格 特になし
受験料 ・IBT方式:2級7,700円、3級5,500円
・CBT方式:2級7,700円+CBT利用料2,200円、3級5,500円+CBT利用料2,200円
・CBT方式(統一試験):9,900円+CBT利用料2,200円
合格率 -

ビジネス実務法務検定は、「ビジ法」とも呼ばれ、ビジネスにおける法律知識を身につけられる資格です。

法務部門で生かせる知識はもちろん、営業や販売、総務などさまざまな職種で活用できる法律知識を習得できます。
経営において、法律を知ることは会社を守ることにつながるので、リスク回避にも役立つ資格です。

マーケティング・ビジネス実務検定

試験時期 例年2月・6月・8月・11月
受験資格 特になし
受験料 A級: 12,760円
B級: 7,480円
C級: 6,270円
A級・B級併願: 20,240円
B級・C級併願: 13,750円
合格率 -

マーケティング・ビジネス実務検定は、マーケティング実務に関する知識を認定する資格です。
業種・業界は問わず、幅広い分野で活用できるマーケティング知識を身につけられます。

テキストや通信講座、通学講座で試験対策でき、マーケティングにまつわる時事情報や事例などを学べるのも特徴です。
マーケティングは、経営のなかでも集客に関わりが深いので、事業の成長にもつなげられるでしょう。

ビジネスマネジャー検定

試験時期 例年6月~7月、10〜11月
受験資格 特になし
受験料 ・IBT方式:7,700円
・CBT方式:7,700円+CBT利用料2,200円
合格率 39.1%(2022年)

ビジネスマネジャー検定は、管理職に必要な知識や実務能力を習得できる資格です。
的確なマネジメントを実施するための知識や理論を学べます。

経営者も管理職の一人であるため、資格取得によって知識を生かした職場環境の改善や変革などに取り組みやすくなるでしょう。
コンプライアンスやメンタルヘルスなどの知識も学ぶことができ、さまざまなリスクにも備えられます。

メンタルヘルス・マネジメント検定

試験時期 例年3月・11月
受験資格 特になし
受験料 Ⅲ種(セルフケアコース):5,280円
Ⅱ種(ラインケアコース):7,480円
I種(マスターコース):11,550円
合格率 Ⅲ種(セルフケアコース):69.4%
Ⅱ種(ラインケアコース):58.2%
I種(マスターコース):17.6%
※2022年11月6日実施(第33回)

メンタルヘルス・マネジメント検定では、心の健康管理(メンタルヘルス・マネジメント)の知識を習得できます。
従業員が抱えるストレスや悩みなどの原因を分析し、適切に対処する能力を身につけられる資格です。

現代では、さまざまな原因から心の不調を感じる人が増えています。
経営者として、確かな知識でメンタルヘルスに配慮できることによって、従業員にとって心強い職場になるはずです。

経営に向けて資格を取得する方法

経営に向けて資格を取得する方法

経営を行っていくなかで、時間を見つけて資格を取得するのは大変なこともあります。
「限られた時間で勉強したい」「費用を抑えて資格を取りたい」という方は、自分に合った勉強方法を選ぶことが大切です。

ここでは、独学、学校・スクール、通信講座という3つの方法について、メリットとデメリットを解説します。

独学

すぐに実践できるのは、市販テキストを活用した独学です。
勉強を始めたいと思ったときにすぐ始められるうえ、テキストや問題集の購入費しかコストがかかりません。

ただ、自力で勉強しなければならないので、前知識がないとつまずいてしまう場合があります。
質の高い教材を選べるか、教材をどのように使うか、スケジュールをどう管理するのかなど、さまざまなハードルを乗り越える必要があります。
コツコツ続けられる方には向いていますが、サポートを受けながら勉強したい方にはあまり向いていません。

学校・スクール

資格取得をサポートする学校やスクールに通うのも方法の一つです。
専門の講師に直接教えてもらえるため、合格に必要な知識をより確実に身につけられます。

ただし、基本的に通学が必要になるため、時間を確保できない方には難しいです。
すでに経営されている方、勤めながら起業準備をしている方など、時間が限られている方には向いていません。

通信講座

3つの勉強方法のなかで、最もおすすめしたいのが通信講座です。
経営のために資格取得を目指したいと思っても、学習に時間をかけられない方も多いと思います。
難易度の高い資格を目指すことも多く、知識ゼロからの独学はあまり現実的ではないでしょう。

通信講座であれば、テキストや映像講義などを使って、自宅や通勤中などの時間で学べます。
困ったときの質問サービスなどサポートが充実していることも多く、一人でも勉強を続けやすいのが魅力です。


注意点として、独学に比べると費用は多くかかります。
数万円程度の講座が多く、コストが気になるかもしれません。
価格の分、教材やサポートは充実しているので、予算を考慮して検討してみてください。

経営に役立つ資格を取得するならまずは「簿記」「FP」がおすすめ

経営に役立つ資格を取得するならまずは「簿記」「FP」がおすすめ

経営に役立つ資格を9つ紹介しましたが、なかでもおすすめしたいのが簿記とFPです。
経営で欠かせないお金の知識を身につけられるので、資格を経営に役立てられます。

簿記とFPについては、キャリカレで資格取得講座が開講されています。
講座の魅力を解説していくので、ぜひ受講を検討してみてください。

キャリカレの簿記3級・2級講座の魅力

キャリカレの簿記3級・2級講座では、簿記3級・2級の一発合格をわずか90日間で目指すことが可能です。

簿記検定に詳しい専任講師の映像講義、わかりやすさにこだわったテキストなどによって、効率よく合格に必要な知識を身につけられるのが魅力です。

テキストのほかに、問題集や添削問題、試験対策問題など充実した教材も付属し、試験に向けて対策もしやすくなっています。

また、万が一不合格でも受講料全額返金のサービスがあります。
リスクを最小限に抑えて挑戦できるのも安心です。

講座について詳しく知りたい方は、以下のページをご確認ください。

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キャリカレの2級・3級FP講座の魅力

キャリカレの2級・3級FP講座は、FP試験に精通した講師が監修し、映像講義も担当しています。
これまでの経験や最近の傾向などを交えて、試験のポイントをわかりやすく解説しているのが特徴です。

2級・3級の合格に必要な知識を3か月で学べるカリキュラムを組み、映像講義やテキストを使いながら、効率のよい一貫学習に取り組めます。

また、FP講座も万が一不合格でも受講料全額返金のサービスがあるのが嬉しいポイントです。

講座については下記のページで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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まとめ

まとめ

経営に必須の資格はありませんが、資格の保有は専門知識やスキルの証明になります。
自身のスキルアップ、取引先や従業員からの信頼の獲得などにつながるので、仕事に関連する資格を取得するのがおすすめです。

キャリカレで講座を開講している簿記とFPは、どちらも経営に欠かせないお金の知識を学べます。
いずれも万が一不合格でも受講料の全額返金を受けられるので、失敗を恐れずチャレンジしてみてください。

不合格なら全額返金!
出るトコを学んで短期合格!

この記事の監修者

資格のキャリカレ編集部

150以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。簿記は一度取得すれば、ビジネスにも家計にも役立つ資格です。簿記検定の詳細や試験対策をはじめ、仕分け・試算表の作成方法など、簿記の魅力や最新情報をお伝えしています。

資格のキャリカレ編集部

次の記事も読むと簿記についてさらに詳しくなります

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