【2025年】保育士資格の難易度は?試験日程や合格率・出題範囲を解説

【2025年】保育士資格の難易度は?試験日程や合格率・出題範囲を解説

こんにちは、資格のキャリカレ編集部です。
保育士として働くために必要な保育士資格ですが、取得するのが難しいとされている資格のひとつです。指定する施設を卒業していなくても、保育士試験に合格することで資格を得られますが、現在の仕事と勉強を両立できるのだろうかと不安に思う方もいるのではないでしょうか。
この記事では、保育士試験の内容から前期・後期の日程や試験日、受験資格などの詳細な概要と、申込方法・受験料・合格発表など受験前後の情報について紹介します。また、出題科目と出題範囲・問題数や配点・合格率の推移まで、保育士試験に関する情報や難易度をわかりやすくまとめていますので、受験までの参考にしてください。

目次

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保育士資格を目指す保育士試験とは?

保育士資格を目指す保育士試験とは?

保育士資格を取得するための試験である保育士試験とはどんな内容なのでしょうか。概要を詳しく解説します。また、限定した地域で働ける、地域限定保育士制度についてもみてみましょう。

保育士試験の概要

保育士試験とは、国家資格である「保育士資格」を取得するための試験です。
試験は筆記試験と実技試験で実施され、筆記と実技の両方の試験に合格することで、保育士の資格が得られます。

保育士は、「児童福祉法」にもとづく国家資格です。
「児童福祉法で第18条の18第1項の登録を受け、保育士の名称を用いて、専門的知識および技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう」と定められています。

保育人材の確保を図るために平成27年度より年2回目の試験として地域限定保育士試験が実施されていましたが、平成28年度より「地域限定保育士試験」に加え、通常の保育士試験についても年2回目の試験が実施されています

地域限定保育士制度とは?

地域限定保育士制度とは、平成27年(2015年)に成立した「国家戦略特別区域法及び構造改革特別区域法の一部を改正する法律」によって創設された制度です。
通常の保育士試験とは別に国家戦略特別区域の自治体で保育士試験が実施され、これに合格すると対象の地域のみで働くことができる限定の保育士資格が取得できます。

地域限定保育士に合格した場合、3年間は対象地域でしか働けないという「限定」があるだけです。
4年目以降は全国のどの地域でも働けるようになります。

【地域限定保育士試験実施自治体】
神奈川県・大阪府
●試験日程は、上記自治体から発表されます。

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保育士試験の合格率は?

保育士試験の合格率は?

簡単に合格できない資格のひとつとして知られている保育士ですが、実際にはどれくらいの合格率なのかが気になるところです。以下では、保育士試験の合格率と合格者数の推移を紹介します。なぜ合格率が低いのかの理由にも注目してください。

保育士試験の合格率

厚生労働省によると、令和5年の合格率は26.9%(受験者数66,625人、合格者数17,955人)です。

平成22年の11.4%と比較すると合格率は大幅に上がっていますが、それでも一般的な資格と比べると、保育士試験の合格率は低いことがわかります。次は、合格者の人数に注目して、推移をみてみましょう。

保育士試験合格者数の推移

保育士試験合格者数の推移、過去5年の受験者データは以下のとおりです。

過去5年間の受験者データ

試験実施年 受験者数 合格者数 合格率
令和元年 77,076 18,330 23.78%
令和2年 44,914 10,890 24.25%
令和3年 83,175 16,600 19.96%
令和4年 79,378 23,758 29.9%
令和5年 66,625 17,955 26.9%
参考:保育士試験の実施状況|厚生労働省

大幅に受験者数が減少した年もありましたが、概ね7万人ほどの人が受験しています。過去5年間のうち、令和4年は合格率が上がり23,758人と合格者が多い結果となりました。一方で、その前後は大きく変わらない合格者数となっています。

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保育士の合格率が低い理由

これほど多くの大学や専門学校が存在しているのに、なぜ保育士試験の合格率は低いのでしょうか?
保育士試験の合格率が低い理由は様々なことが考えられますが、受験経験者によると筆記試験の9科目すべて6割以上の得点をとらなければ合格できないというのが最大の壁のようです。

また、受験年により難化・易化する科目があり、その振り幅も踏まえて対策せねばならず、6割得点できるギリギリの理解力だと結果として「不合格」になってしまうという場合もあるようです。

保育士試験の難易度

保育士試験の難易度

保育士試験がどれくらいの難易度なのか、必要な勉強時間・受験回数・学歴それぞれの視点からみてみましょう。とくに、現在の仕事や家事と両立しながら受験に臨む予定の方は、取得するまでにどれくらいの期間が必要なのかをあらかじめ想定しておきましょう。

【勉強時間】保育士試験難易度

保育士試験に必要な勉強時間を、それぞれ科目別に紹介します。

科目名 種類 勉強時間(目安)
保育原理 必須 16時間
教育原理及び社会的養護 必須 10時間
子ども家庭福祉 必須 8時間
社会福祉 必須 8時間
保育の心理学 必須 10時間
子どもの保健 必須 6時間
子どもの食と栄養 必須 4時間
保育実習理論 必須 44時間
出典:全国保育士養成協議会

表からわかるように、筆記試験に必要な知識を習得して合格を目指すには、およそ100時間必要になります。仕事と両立するために、平日に1時間と休日に5時間ほどの1週間に10時間程度を勉強時間に充てられたとしても、3ヶ月ほどの期間が必要です。

これほどの時間を毎週勉強時間に充てるのが難しい場合は、さらに勉強のための期間が必要であることを押さえておきましょう。

【受験回数】保育士試験難易度

保育士試験に合格するまでに要した受験回数ごとの割合は以下のとおりです。

【受験回数】保育士試験難易度
参考子ども家庭庁 令和5年子ども・子育て支援等推進調査研究事業|厚生労働省

合格までにかかった最も多い受験回数は、2回目の32.9%です。次いで3回目の22.1%、初回の15.0%となっています。このように、保育士試験は1発で合格するのは難しく、2・3回は受験を重ねる必要があるようです。

このような結果になるのは、筆記試験の科目数の多さと、筆記試験合格後に実技試験も必要になることが理由のひとつとして挙げられます。

筆記試験で合格できなかったとしても、一度合格している科目については3年間合格期間として再受験が免除となるため、この期間以内に再チャレンジすると少し余裕が持てるでしょう。

【学歴】保育士試験の難易度

保育士試験に合格した保育士の最終学歴の割合は以下のとおりです。

最終卒業学校 割合
中学校 0.1%
高等学校 14.5%
短期大学 15.6%
4年制大学 54.1%
大学院 4.7%
専修学校 7.9%
その他 2.2%
無回答 0.8%
出典:平成30年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業|厚生労働省

最も多い保育士の最終学歴は4年制大学です。次いで短期大学と高等学校となっています。4年制大学で福祉など保育と関わりのある学部・学科を卒業した人が、そのまま保育士試験を受けて保育士になるケースが多いようです。

ただし、保育士試験の受験資格では、学科や学部に関係ありません。卒業後に独学や通信講座などを利用して取得した人も多くいるでしょう。

【他の資格と比較】保育士試験の難易度

合格率が低いとされている、他の資格の令和5年合格率と比較してみましょう。

資格名 合格率
保育士試験 26.9%
秘書検定1級 26.7%
日商簿記検定2級 15.5%
社会福祉士試験 58.1%

保育士試験と比較すると、社会福祉士試験は高く、日商簿記検定2級は低い結果となっています。保育士試験よりも高い合格率の資格があることからも、保育士試験の難易度は高めであるのがわかるでしょう。

どの資格も、仕事に役立つハードルの高い資格の代表的なもので、保育士資格はその中のひとつとして位置付けられています。

保育士資格取得に必要な勉強時間

保育士資格取得に必要な勉強時間

保育士試験に合格するためには、個人差はありますが、100~180時間程度の勉強時間が必要と言われています。
1日1時間勉強するとして、3か月から6か月程度の勉強期間が必要になります。

数ヶ月継続して学習するのが前提になるので、スケジュールを立ててメリハリをつけながら取り組むことが大切です。
独学の場合はよりスケジュールやモチベーションの管理が重要になるため、はじめから全力で勉強するよりも、1日数時間勉強する習慣をつくるところから始めましょう。

保育士資格を働きながら目指す場合

仕事をしながら保育士を目指す場合は、1日の勉強時間は限られるので、勉強期間を長く確保する必要があります。
保育士試験は例年4月、10月に実施されています。

6ヶ月程度の勉強期間を確保するのが望ましいため、4月開始で10月試験、10月開始で翌年の4月試験を目指すのがおすすめです。
1日1時間の勉強でも十分に試験に間に合うので、仕事と勉強の両立を叶えられるでしょう。

保育士資格を最短で取得する場合

1日3~4時間を勉強のために確保できる場合は、1月または7月に試験準備を開始するのがおすすめです。
1月開始で4月試験、7月開始で10月試験の合格を目指しましょう。
約90~120時間の勉強ができる計算になります。
ただし、勉強期間は比較的短いので、スケジュールをしっかり計画して、試験準備を進めましょう。

保育士資格の筆記試験問題と解答

筆記試験は例年通り、保育原理・教育原理などを含めた全9科目が出題されました。
筆記試験のそれぞれの問題と解答についてはこちらのホームページでご確認ください。

令和6年筆記試験(後期・地域限定)問題と正答

保育士資格を所得するための勉強方法

保育士試験に合格するためには、以下のポイントを押さえて勉強に取り組みましょう。

・筆記試験はインプットとアウトプットで対策する
・実技試験は得意分野を選択して練習する

それぞれ解説します。

筆記試験の対策

保育士試験に合格するためには、筆記試験の対策に力を入れることが大切です。
しっかり知識を身に付けるためにも、インプットとアウトプットの両方を行いましょう。

まずは、テキストを何度も読みこみ、基礎知識や全体像を把握することが重要です。

その後、問題演習を通じて知識を定着させます。
解答に間違いがあった場合は、解説やテキストで復習し、理解を深めてください。

さらに、仕上げとして過去問に取り組むこともおすすめです。
過去問を解くことで、試験形式の問題に慣れることができ、出題の傾向をつかめます。
これらの対策を組み合わせて、合格を勝ち取りましょう。

実技試験の対策

保育士試験の実技試験は、下記の3科目から2科目を選ぶ仕組みです。

・音楽に関する技術
・造形に関する技術
・言語に関する技術

そのため、合格率を高めるためには、得意な科目を選択することが重要となります。
そして、試験に向けて選択した科目を繰り返し練習することが大切です。

音楽に関する技術では、ピアノ、ギター、アコーディオンのなかから一つを選び、2曲を演奏する必要があります。
試験前に発表される課題楽曲を練習し、演奏と歌唱の技術を磨くことが大切です。

造形に関する技術は、保育のシーンを45分で絵画に描く試験です。
テーマは当日に発表されますので、具体的な練習はできません。
ただ、複数のテーマを想定して練習し、時間配分を意識することがポイントです。

言語に関する技術は、3分間のお話を想定した試験です。
4つのお話が試験前に発表され、そのなかから一つを選んで子どもたちに読み聞かせる想定の試験を行います。
自分だけで練習すると気づきにくい部分もあるので、家族やほかの人に聞いてもらうことも有効です。

以上のように、これらの科目から、得意なものを選んで練習することが重要となります。
実際の試験内容の例についても、記事の後半で解説しておりますので、参考にしてください。

令和7年(2025年)保育士試験概要

令和7年(2025年)保育士試験概要

ここからは、令和5年度の保育士試験の概要について紹介していきます。

保育士試験の日程

筆記試験の日程

前期試験
令和7年4月19日(土)、20日(日)

後期試験
令和7年10月18日(土)、19日(日)

実技試験の日程

前期試験
令和7年6月29日(日)

後期試験
令和7年12月7日(日)

受験料

12,950円
※内訳:受験手数料12,700円+受験申請の手引き郵送料250円
※幼稚園教諭免許状所有者等で筆記試験・実技試験が全て免除の方は2,650円(内訳:受験手数料2,400円+受験申請の手引き郵送料250円)

試験会場

各都道府県に1会場以上設置されます。
現住所以外の都道府県での受験もできます。
ただし、受験をする都道府県を選択できますが、会場の指定はできません。

受験資格

保育士試験の受験資格は、学歴によって定められています。 学歴に応じた受験資格は、下記の表を確認してみてください。

学歴 受験資格
大学卒業 保育と関係ない学部・学科でも受験資格はある
大学在学中・中途退学 ・在学中の場合:2年以上在学して62単位以上修得済みであれば、保育と関係ない学部・学科でも受験資格はある
・中退 2年以上在学して62単位以上修得済みであれば、保育と関係ない学部・学科でも受験資格はある
短期大学卒業 保育と関係ない学部・学科でも受験資格はある
短期大学在学中 保育と関係ない学部・学科でも受験資格はある
専門学校卒業 ①学校教育法に基づいた専修学校を卒業
②卒業した課程が修業年限2年以上の専門課程
上記2点をすべて満たす場合受験資格あり
専門学校在学中 ①学校教育法に基づいた専修学校を卒業
②卒業した課程が修業年限2年以上の専門課程
上記2点をすべて満たし在学中であれば受験資格あり
高等学校卒業 ・平成3年3月31日以前に卒業 ・平成3年4月1日以降、平成8年3月31日以前に保育科を卒業 ・2年以上かつ2,880時間以上、受験資格に該当する施設で勤務経験がある 上記のどれかに該当する場合、受験資格あり
中学卒業 ・5年以上かつ7,200時間以上、受験資格に該当する施設で勤務経験がある場合、受験資格あり

高等学校卒業または中学校卒業の場合は、該当する施設での勤務経験を経ても受験資格を獲得できます。
受験資格に該当する主な施設は、以下の通りです。

・保育所(利用定員20名以上)
・保育所型認定こども園
・幼保連携型認定こども園
・児童厚生施設(児童館)
・児童養護施設
・助産施設
・乳児院
・母子生活支援施設
・障害児入所施設
・児童発達支援センター
・児童心理治療施設
・児童自立支援施設
・児童家庭支援センター

受付期間

前期試験
令和7年保育士試験【前期】受験申請の受付は、1月29日(水)を持って終了しました。

後期試験
例年7月頃
受験申請方法・申請期間などの詳細は、令和7年6月下旬頃掲載予定です。

合格発表

前期試験
筆記試験:例年6月頃
実技試験:例年8月頃

後期試験
筆記試験:例年11~12月頃
実技試験:例年1月頃

※合格通知書が送付されます。

合格基準

筆記試験:各科目において、満点の6割以上得点した者
※合格した筆記科目は、科目ごとに合格した年を含めて3年間有効です。
期間内の合格科目については、受験免除されます。

実技試験:選択した2分野とも満点の6割以上得点した者
実技については、保育所保育指針「保育の内容」の5領域における「ねらい」「内容」を達成するために、保育士として必要な知識、技能、資質の観点から評価されます。 
実技試験に明確な基準を設けるのは難しいですが、手引きには求められる力として以下が記載されています。

実技試験に求められる力 

<音楽に関する技術>
保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど、総合的に豊かな表現ができること。

<造形に関する技術>
保育の状況をイメージした造形表現(情景・人物の描写や色使いなど)ができること。

<言語に関する技術>
保育士として必要な基本的な声の出し方、表現上の技術、幼児に対する話し方ができること。

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試験科目・配点

試験科目と配点は、下記の表の通りです。

試験日 試験科目・配点
前期 4月22日
後期 10月21日
・保育の心理学 100点
・保育原理 100点
・子ども家庭福祉 100点
・社会福祉 100点
前期 4月23日
後期 10月22日
・教育原理 50点
・社会的養護 50点
・子どもの保健 100点
・子どもの食と栄養 100点
・保育実習理論 100点
前期 7月2日
後期 12月10日
・音楽に関する技術 50点
・造形に関する技術 50点
・言語に関する技術 50点
(必ず2分野を選択)

筆記試験の出題範囲

出題科目 出題範囲 問題数
保育原理 ・保育の意義
・保育所保育指針における保育の基本
・保育の目標と方法
・保育の思想と歴史的変遷
・保育の現状と課題
20問
教育原理 ・教育の意義、目的及び児童福祉等との関連性
・教育の思想と歴史的変遷
・教育の制度
・教育の実践
・生涯学習社会における教育の現状と課題
10問
社会的養護 ・現代社会における社会的養護の意義と歴史的変遷
・社会的養護の基本
・社会的養護の制度と実施体系
・施設養護の実際
・社会的養護の現状と課題
10問
子ども家庭福祉 ・現代社会における子ども家庭福祉の意義と歴史的変遷
・子どもの人権擁護
・子ども家庭福祉の制度と実施体系
・子ども家庭福祉の現状と課題
・子ども家庭福祉の動向と展望
20問
社会福祉 ・現代社会における社会福祉の意義と歴史的変遷
・社会福祉の制度と実施体系
・社会福祉における相談援助
・社会福祉における利用者の保護にかかわる仕組み
・社会福祉の動向と課題
20問
保育の心理学 ・保育と心理学
・子どもの発達理解
・人との相互的かかわりと子どもの発達
・生涯発達と初期経験の重要性
・子どもの発達と保育実践
・生活や遊びを通した学びの過程
・保育における発達援助
20問
子どもの保健 ・子どもの健康と保健の意義
・子どもの発育・発達と保健
・子どもの疾病と保育
・子どもの精神保健
・環境及び衛生管理並びに安全管理
・健康及び安全の実施体制
・保健活動の計画及び評価
20問
子どもの
食と栄養
・子どもの健康と食生活の意義
・栄養に関する基本的知識
・子どもの発育・発達と食生活
・食育の基本と内容
・家庭や児童福祉施設における食事と栄養
・特別な配慮を要する子どもの食と栄養
20問
保育実習理論 ・保育実習理論
・保育実習実技
20問

<補足>
令和3年の保育士試験より、筆記試験科目の「児童家庭福祉」が、「子ども家庭福祉」に、実技試験分野の名称が一部変更になりました。
※保育士試験科目改正について

筆記試験の配点

教育原理、社会的養護の2科目は各50点満点。それ以外の7科目は100点満点 となります。

実技試験の科目・出題範囲・配点

では、実技試験の内容や配点はどのようになっているのでしょうか?
詳しく解説していきます。

実技試験では、受験申請時に下記の3つの出題科目の中から必ず2科目を選択しなければいけません。
受験申請書提出後の変更はできませんので、しっかり計画を立てて申し込みましょう。

出題科目 出題範囲 配点
音楽に関する
技術
幼児に歌って聴かせることを想定して、課題曲の両方を弾き歌いする。 50点満点
造形に関する
技術
保育の一場面を絵画で表現する。 50点満点
言語に関する
技術
3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、下記の1~4のお話のうち一つを選択し、子どもが集中して聴けるようなお話を行う。 50点満点

実技試験の課題内容

令和3年保育士試験(後期)の実技試験は、以下の課題内容で実施されます。

(1)音楽に関する技術

幼児に歌って聴かせることを想定して、課題曲の両方を弾き歌いする。

【課題曲】
1.『あひるの行列』(作詞:小林純一 作曲:中田喜直)
2.『揺籃のうた』(作詞:北原白秋 作曲:草川信)

(2)造形に関する技術

保育の一場面を絵画で表現する。

【課題】
表現に関する問題文と条件は試験当日に提示されます。

(3)言語に関する技術

3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定して、下記1~4のお話の中から一つを選択し、子どもが集中して聴けるようなお話を行う。

【課題】
1.「ももたろう」(日本の昔話)
2.「3びきのこぶた」(イギリスの昔話)
3.「おおきなかぶ」(ロシアの昔話)
4.「3びきのやぎのがらがらどん」(ノルウェーの昔話)

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令和5年度の保育士試験合格率は26.9%でした。一般的な資格試験と比べると難易度は高く、仕事に直接役立つ難しい資格のひとつになります。

以前と比べて直近2年ほどの合格率が高くなっていることや、年2回に受験回数が増えたことで、合格しやすくなっているとも考えられるでしょう。しかし、福祉や保育に関する知識のない初心者が合格するには、大変な試験であることに間違いありません。現段階でも、合格率の低さゆえに、受験回数が複数回にわたる人が多いのも実際です。

合格者の学歴は4年制大学が最も多く、保育士を目指すには短大や大学でどれくらい福祉や保育に関わる授業を受けているかも重要のようです。ただし、福祉科目を取らずに独学で合格を取得している人もいるため、専攻していないといって諦める必要はありません。

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よくある質問

  • Q1. 保育士試験の合格率はどのくらいですか?

    令和5年度の合格率は26.9%で、過去5年間では19.96%〜29.9%の間で推移しています。

  • Q2. 地域限定保育士試験とは何ですか?

    特定の地域で保育士として働くための試験で、合格後3年間は指定地域でのみ勤務可能ですが、4年目以降は全国で働けるようになります。

  • Q3. 保育士試験の筆記試験はどのような科目が出題されますか?

    保育原理、教育原理及び社会的養護、子ども家庭福祉、社会福祉、保育の心理学、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論の9科目です。

  • Q4. 保育士試験の実技試験にはどのような科目がありますか?

    音楽(ピアノ・ギター・アコーディオン)、造形(絵画)、言語(3分間の話)の3科目から2科目を選択します。

  • Q5. 保育士試験に必要な勉強時間の目安はどれくらいですか?

    一般的に100〜180時間程度の学習時間が必要とされており、1日1時間の学習で3〜6ヶ月かかる計算になります。

  • Q6. 保育士試験はどのくらいの受験回数で合格する人が多いですか?

    最も多いのは2回目の受験で合格する人(32.9%)で、3回目(22.1%)、初回合格(15.0%)の順になっています。

  • Q7. 保育士試験は独学でも合格できますか?

    独学でも合格可能ですが、筆記試験の科目数が多いため、通信講座や過去問演習を活用するのが効果的です。

  • Q8. 保育士試験の受験資格には学歴制限がありますか?

    はい、大学・短大・専門学校卒業者、または2年以上在学して62単位以上修得している方が受験可能です。

  • Q9. 保育士試験と他の資格試験の難易度を比較するとどうですか?

    保育士試験の合格率は26.9%で、秘書検定1級(26.7%)と同程度ですが、社会福祉士試験(58.1%)よりは難しく、日商簿記2級(15.5%)よりはやや易しいです。

  • Q10. 仕事をしながら保育士資格を取得するにはどのように勉強すればよいですか?

    1日1時間の学習時間を確保し、6ヶ月程度の計画を立てるのがおすすめです。4月試験に向けて10月から、10月試験に向けて4月から学習を始めるとよいでしょう。

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この記事の監修者

資格のキャリカレ編集部

150以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。子どもの成長を間近で感じることができる、保育の現場で欠かせない資格です。試験の詳細や対策、資格の魅力など、保育士の最新情報をお伝えしています。

資格のキャリカレ編集部

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