登録販売者資格の合格率や難易度は?
都道府県別の実績や他資格との比較を紹介

こんにちは、資格のキャリカレ編集部です。
登録販売者資格があれば第2類と第3類の一般用医薬品を販売できるようになります。医薬品の販売資格となると、試験の合格率や難易度が高いのではないか、と悩む人もいるかもしれません。以前は受験資格の要件が定められていましたが、現在は廃止されたため誰でも受験できるようになりました。
今回は、登録販売者資格の合格率や難易度をはじめ、試験の概要を詳しく紹介します。厚生労働省が発表した都道府県別の合格率も掲載しているので、地域ごとの合格率を比較できます。受験する方は試験の概要や申し込み方法も合わせて参考にしてください。
目次
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登録販売者の試験は難しい?難易度は?

登録販売者試験の難易度を把握しておくことは、資格取得を目指す上で重要なポイントです。本章では、登録販売者試験の難易度や独学した場合に必要な勉強時間、薬剤師試験の難易度との違いを解説します。
登録販売者試験の難易度はどのくらい?
登録販売者試験について「試験の難易度は高く、資格取得は難しいのではないか」というイメージを持たれている人もいるでしょう。確かに、2014年度(平成26年)までの試験では、一定の学歴や実務経験を持つ人でなければ受験資格を得られませんでした。そのため、特定の人だけが受験できる資格というイメージが確立されていました。
しかし、現在は受験資格の要件が廃止され、学歴や実務経験を問わず誰でも受験できるように変更されています。試験の出題範囲をしっかりと押さえて自分に合った勉強方法で学習を進めれば、学歴や実務経験がなくても資格取得を目指せます。
試験内容は地域ごとに異なりますが、厚生労働省が作成した「試験問題の作成に関する手引き」に基づいて決定されるため、受験先の地域の出題範囲をよく理解した上で効率的に学習を進めることが重要です。
独学の場合、勉強時間はどのくらい必要?
難易度の目安として、勉強時間がどのくらい必要かも気になる方が多いのではないでしょうか。
登録販売者の合格に必要な勉強時間の目安は、250~300時間前後です。
平日1日あたり2時間、休日1日あたり4時間勉強した場合は、3~4ケ月で必要な知識を身につけられるでしょう。
とはいえ、仕事や家事などで毎日勉強できないこともあるかと思います。
試験内容としては出題範囲を理解できれば難関ではないので、1日5分でもテキストを開き、継続して勉強すれば誰でも合格のチャンスがあります。
薬剤師との難易度の違いは?
医薬品を取り扱う専門資格として広く知られているのが薬剤師です。薬剤師は国家資格の1つで、受験資格を得るためには大学の薬学部に6年間通わなければなりません。試験の合格率は約80%と高いものの、大学の薬学部に入学すること自体ハードルが高いとされています。
一方の登録販売者は厚生労働省や文部科学省などの省庁・大臣・都道府県などで認定される資格です。登録販売者資格の合格率は約40~50%と高めなので、医療系の資格試験の中では比較的やさしいとされています。受験資格はなく、学歴や実務経験がない人でも一から資格取得を目指せる人気資格です。
登録販売者資格が人気の理由は、通信講座をはじめとする対策講座が充実しているためです。対策講座を活用すれば、医薬品の専門知識がゼロの人でも基礎知識から学べます。
登録販売者試験の出題範囲と合格ライン

登録販売者試験に合格するためには、出題範囲と合格ラインを理解しておくことが重要です。本章では、登録販売者試験の具体的な出題範囲と合格ラインを紹介するので、さっそく確認していきましょう。
登録販売者試験の出題範囲
登録販売者試験の出題範囲は、厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き」に沿って作成されています。試験に出題される項目は以下の5つです。
1. 医薬品に共通する特性と基本的な知識
2. 人体の働きと医薬品
3. 主な医薬品とその作用
4. 薬事関係法規・制度
5. 医薬品の適正使用・安全対策
上記の項目は、登録販売者が医薬品全般を取り扱う上で欠かせない基本的な知識です。登録販売者が販売できるのは第2類・第3類の医薬品のみですが、お客様から第1類の医薬品に関する問い合わせがあったときにも正しく対応するために不可欠な知識といえます。厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き」は一般公開されているので、詳しい出題範囲を確認してみてください。
※参考:厚生労働省|試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)
登録販売者試験の合格ライン
登録販売者試験に合格するためには、2つの合格基準を満たす必要があります。1つは、総出題数に対して70%以上の正答率であることです。登録販売者試験の総出題数は120問のため、84点以上の正解が必要です。
もう1つは、試験項目別の出題数に対して35%以上の正答率であることが求められます。試験の難易度は年度ごとに大きな変動はありませんが、都道府県によっては40%以上の正答率でなければ合格できない地域もあります。
ただし、登録販売者試験の合格率は減少傾向にあるといわれています。主な原因は、誰でも受験資格を得られるようになり、未経験者や知識不足の受験者が増えたとされているためです。受験者数は、2023年度(令和5年)が5万2,214人、2024年度(令和6年)は前年度から2,302人増えて5万4,516人(前年比104%)でした。
登録販売者試験の合格率

登録販売者試験の合格ラインを示す指標の1つは合格率です。どのくらいの合格率なのかが分かれば、毎年どれくらいの人数が試験に合格しているのかを把握できます。本章では、登録販売者試験の年度別と都道府県別の合格率を確認しましょう。
登録販売者試験の合格率の推移
登録販売者試験の直近10年間の合格率の推移を紹介します。合格率が高い年度は2021年度の49.3%で、最も低かった年度は41.3%の2018年度です。下記の表から、いずれの年度も合格率が40%を超えていることが分かります。
試験実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023年度 | 5万2,214人 | 2万2,814人 | 43.7% |
2022年度 | 5万5606人 | 2万4707人 | 44.4% |
2021年度 | 6万1070人 | 3万82人 | 49.3% |
2020年度 | 5万2,959人 | 2万1,953人 | 41.5% |
2019年度 | 6万5,288人 | 2万8,328人 | 43.4% |
2018年度 | 6万5,500人 | 2万7,022人 | 41.3% |
2017年度 | 6万1,126人 | 2万6,606人 | 43.5% |
2016年度 | 5万3,369人 | 2万3,330人 | 43.7% |
2015年度 | 4万9,864人 | 2万2,901人 | 45.9% |
2014年度 | 3万1,362人 | 1万3,627人 | 43.5% |
出典:厚生労働省|これまでの登録販売者試験実施状況等について
都道府県別合格率
次に、令和5年度の都道府県別の合格率を紹介します。
都道府県名 | 受験者数(名) | 合格者数(名) | 合格率 |
---|---|---|---|
北海道 | 1,595 | 817 | 51.2% |
青森県 | 527 | 228 | 43.3% |
岩手県 | 582 | 258 | 44.3% |
宮城県 | 1,030 | 460 | 44.7% |
秋田県 | 353 | 140 | 39.7% |
山形県 | 439 | 184 | 41.9% |
福島県 | 1,177 | 472 | 40.1% |
茨城県 | 1,555 | 835 | 53.7% |
栃木県 | 1,008 | 484 | 48.0% |
群馬県 | 1,578 | 871 | 55.2% |
埼玉県 | 2,258 | 1,024 | 45.3% |
千葉県 | 2,251 | 973 | 43.2% |
東京都 | 3,729 | 1,639 | 44.0% |
神奈川県 | 2,881 | 1,369 | 47.5% |
新潟県 | 789 | 401 | 50.8% |
富山県 | 538 | 224 | 41.6% |
石川県 | 717 | 312 | 43.5% |
福井県 | 394 | 133 | 33.8% |
山梨県 | 327 | 147 | 45.0% |
長野県 | 781 | 396 | 50.7% |
岐阜県 | 864 | 390 | 45.1% |
静岡県 | 1,748 | 922 | 52.7% |
愛知県 | 2,852 | 1,355 | 47.5% |
三重県 | 702 | 303 | 43.2% |
奈良県 | 1,645 | 891 | 54.2% |
鳥取県 | 240 | 63 | 26.3% |
島根県 | 227 | 64 | 28.2% |
岡山県 | 932 | 262 | 28.1% |
広島県 | 975 | 299 | 30.7% |
山口県 | 620 | 184 | 29.7% |
香川県 | 425 | 106 | 24.9% |
愛媛県 | 526 | 133 | 25.3% |
高知県 | 304 | 65 | 21.4% |
福岡県 | 2,719 | 1,451 | 53.4% |
佐賀県 | 725 | 333 | 45.9% |
長崎県 | 436 | 205 | 47.0% |
熊本県 | 652 | 318 | 48.8% |
大分県 | 661 | 363 | 54.9% |
宮崎県 | 385 | 177 | 46.0% |
鹿児島県 | 696 | 314 | 45.1% |
沖縄県 | 486 | 192 | 39.5% |
関西広域連合 | 8,885 | 3,057 | 34.4% |
年度計 | 52,214 | 22,814 | 43.7% |
合格率は地域によって異なる
登録販売者試験の合格率が50%を超える地域は、北海道(51.2%)・茨城県(53.7%)・群馬県(55.2%)・新潟県(50.8%)・長野県(50.7%)・静岡県(52.7%)・奈良県(54.2%)・福岡県(53.4%)・大分県(54.9%)です。一方で合格率30%未満の地域は、鳥取県(26.3%)・島根県(28.2%)・岡山県(28.1%)・山口県(29.7%)・香川県(24.9%)・愛媛県(25.3%)・高知県(21.4%)でした。
都道府県別の合格率にばらつきがある理由は、各都道府県で試験内容が異なるためです。ただし試験日が異なるため、複数の都道府県で受験できるメリットがあります。
【2024年最新】登録販売者試験の概要

登録販売者の受験を検討する人の中には、「資格を取得するとどのような仕事ができるのか」「試験の詳細を詳しく知りたい」という人もいるでしょう。本章では、登録販売者の具体的な仕事内容と2024年度の登録販売者試験の概要を紹介します。
登録販売者ができること
登録販売者資格は2006年(平成18年)に新設され、2009年(平成21年)に施行された民間資格です。資格取得によってできることは、第2類と第3類の一般用医薬品の販売です。具体的には、ドラッグストアやコンビニエンスストアなど、第2類・第3類の医薬品を販売する店舗で、お客様に対して服薬方法や薬の副作用などを説明できるようになります。
第2類と第3類の一般用医薬品は、医薬品の中でも比較的副作用のリスクが低いとされています。第2類に分類される主な一般用医薬品は、風邪薬や解熱鎮痛薬などです。第3類の主な一般用医薬品は湿布や整腸薬、消化薬などが挙げられます。
登録販売者資格は販売できる医薬品の範囲が「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」で定められており、よりリスクの高い第1類の一般用医薬品を販売することは許されていません。第1類の一般用医薬品の販売には国家資格の薬剤師資格が必要です。
登録販売者試験の概要
2024年度(令和6年)の登録販売者試験はすでに終了しましたが、2025年度(令和7年)の試験の概要が公表されていない(※2025年2月現在)ため、最新の2024年度の試験概要を解説します。登録販売者試験の受験を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
ここでは東京都の試験概要を紹介しますが、試験概要を確認する際はご自身が受験する地域の案内をチェックしましょう。
試験日時 | 令和6年9月8日(日) 10:00~15:30 |
---|---|
試験会場 |
|
受験受付期間 | 令和6年5月20日(月)~ 令和6年5月31日(金) |
受験申請書類 |
|
受験手数料 | 13,600円 |
試験項目・問題数 |
|
出題範囲 | 厚生労働省が定める「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和6年4月一部改訂)」に準ずる |
合格発表日 | 2024年10月18日(金) |
登録販売者試験の申し込み方法

登録販売者試験を受験するためには、受験申請が必要です。
都道府県ごとに受験者への案内を実施しているので、案内にしたがって書類の提出や手数料の納付を行いましょう。
まず、各都道府県で定められた受験願書、写真台帳、入力通知書などの必要書類を保健所などの指定された提出先に送付します。
手数料はこれまで受験願書に貼り付ける方法でしたが、令和5年度から電子納付ができるようになりました。
決済手数料はかかりますが、クレジットカードでの支払いが可能です。
また、受験手続きには期日が定められており、期日を過ぎていると申請を受け付けられないため、必ず期日内に申し込みしましょう。
登録販売者試験に合格するための勉強方法
登録販売者試験に合格するには、出題範囲を理解した上で効率的に勉強する必要があります。本章では、登録販売者試験に合格するための勉強方法として、過去問を繰り返し解く方法と通勤・通学時間を有効活用する方法を解説します。
過去問を繰り返し解く
登録販売者の試験内容は、厚生労働省が公開する「試験問題作成に関する手引き」に記載されている範囲内から出題されます。この手引きには人体機能から医薬品の効能を解説する項目や、薬の副作用・薬害の歴史まで、一般用医薬品に関する知識と情報が幅広く網羅的に掲載されているため、出題範囲をよく理解しておくことが合格率を高める上で重要なポイントです。
ただし出題範囲を全て暗記するのは現実的に難しく、順を追って合格に必要な知識を学習する必要があります。そのためには試験合格のポイントがまとめられた分かりやすい参考書やテキストを選び、自分が受験する地域の過去問数年分をくり返し解くことが重要です。
特に過去問は試験の傾向をつかむことができ、実践的な知識が身に付く上に、試験での時間配分の感覚をつかむのに効果的です。登録販売者試験の過去問は各都道府県のホームページから入手できるため、試験勉強で有効に活用しましょう。
また、独学する場合はモチベーションを保ち続けることも大切です。毎日の勉強時間や解く問題数を計画してから学習を進めることをおすすめします。
通勤・通学時間を有効に使う
登録販売者試験の出題範囲は広いため、スキマ時間を有効に使うことが大切です。試験では医薬品に関する知識だけでなく、人体の働きや薬事に関する法規などについても勉強しなければなりません。特に学生や社会人は学業や仕事で忙しいため、試験勉強を両立するには勉強時間を確保する必要があります。スキマ時間を試験勉強の時間に使うことができれば、試験に合格する可能性が高まります。
登録販売者試験の出題範囲は広く設定されているものの、問題形式は記述式ではなく全て記号問題です。そのため、参考書やテキストを開ける場所では正しい知識を身に付け、スキマ時間を利用して過去問を解くなど、勉強方法を工夫すると良いでしょう。登録販売者試験を受験する方は、自分が受験する地域の過去問を繰り返し解いて試験の出題パターンを理解し、スキマ時間を有効利用して合格する可能性を高めましょう。
登録販売者試験に合格するならどこがおすすめ?

登録販売者の試験勉強は独学でも可能ですが、通信教育講座の資格のキャリカレなら合格に必要な知識や情報が網羅的にまとめられているカリキュラムに沿って効率的な学習ができます。ここからは、「登録販売者合格指導講座」の特徴を解説します。
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登録販売者試験の合格率は都道府県によって異なり、全国平均は40%台です。国家資格の薬剤師資格と比較すると難易度は低く、計画的に効率良く勉強すれば誰でも合格を目指せます。試験の合格基準は全体で70%以上、各出題範囲全てで35%(40%)以上のため、過去問を繰り返し解いて出題傾向を把握し、ポイントを押さえた勉強方法を行うことが大切です。
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Q1. 登録販売者試験の難易度はどのくらいですか?
登録販売者試験は、厚生労働省が作成した「試験問題の作成に関する手引き」に基づいて出題されます。合格率は年度によって異なりますが、おおよそ40~50%の範囲で推移しており、比較的高めです。そのため、学歴や実務経験がない方でも、しっかりと対策をすれば合格することが十分に可能です。
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Q2. 登録販売者試験の合格率はどのくらいですか?
2023年度の登録販売者試験の合格率は43.7%でした。過去10年間の合格率の推移をみると、最も高かったのは2021年度の49.3%で、最も低かったのは2018年度の41.3%です。年度ごとに多少の変動はありますが、概ね40%以上の合格率を維持しているため、適切な対策を講じれば合格できる試験といえます。
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Q3. 登録販売者試験の出題範囲は何ですか?
試験の出題範囲は「医薬品に共通する特性と基本的な知識」「人体の働きと医薬品」「主な医薬品とその作用」「薬事関係法規・制度」「医薬品の適正使用・安全対策」の5つの分野に分かれています。これらの範囲は、登録販売者として必要な知識を問うために設定されており、厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き」に基づいて作成されています。
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Q4. 登録販売者試験に合格するための勉強時間はどのくらい必要ですか?
独学で合格を目指す場合、目安となる勉強時間は250~300時間程度とされています。例えば、平日に2時間、休日に4時間の勉強を継続すれば、3~4か月で必要な知識を身につけることが可能です。ただし、仕事や家事の合間を利用して勉強する場合は、1日5分でもテキストを開くなど、継続的に学習することが重要です。
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Q5. 登録販売者試験の合格ラインはどのくらいですか?
合格基準は大きく2つの条件があります。まず、総出題数120問のうち、70%以上(84問以上)正解することが求められます。さらに、各試験科目ごとに35%以上の正答率を確保する必要があります。ただし、都道府県によっては科目ごとの合格基準を40%以上に設定している場合もあるため、受験する地域の基準を事前に確認しておくことが大切です。
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Q6. 都道府県別の合格率に違いがあるのはなぜですか?
登録販売者試験の合格率は都道府県ごとに異なり、2023年度では最も合格率が高かったのが群馬県(55.2%)、最も低かったのが高知県(21.4%)でした。この違いが生じる理由として、各都道府県ごとに試験問題が異なることが挙げられます。特に、出題傾向や難易度が地域ごとに違うため、合格率にばらつきが出ることがあるのです。また、試験日程が異なるため、複数の都道府県で受験することが可能な点も影響していると考えられます。
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Q7. 薬剤師試験と登録販売者試験の難易度の違いは何ですか?
薬剤師試験は国家資格であり、受験資格を得るためには薬学部の6年間の課程を修了する必要があります。薬剤師国家試験の合格率はおおよそ80%ですが、そもそも薬学部に入学するために高い学力が求められるため、難易度は非常に高いものです。一方、登録販売者試験は特別な学歴や実務経験を必要とせず、誰でも受験できる点が大きな違いです。合格率も40~50%と比較的高いため、医薬品販売の仕事に就くための資格としては取得しやすいといえます。
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Q8. 登録販売者試験に合格するための効果的な勉強方法は何ですか?
試験に合格するためには、過去問を繰り返し解くことが最も効果的です。試験は厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き」に基づいて作成されているため、過去問を解くことで出題傾向を把握しやすくなります。また、通勤・通学時間を利用してスキマ学習を取り入れると、忙しい人でも無理なく勉強を続けることができます。独学が不安な場合は、通信講座や対策講座を活用するのも良い方法です。
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Q9. 登録販売者試験の申し込み方法はどのように行いますか?
受験を希望する場合、各都道府県が指定する受験願書を提出し、写真台帳の準備や受験料の納付を行う必要があります。近年では電子納付(クレジットカード決済など)も可能になっているため、手続きがスムーズになってきています。ただし、申し込みの締切を過ぎると受験できないため、各都道府県の案内を事前に確認し、余裕を持って準備することが重要です。
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Q10. 登録販売者資格を取得するとどのような仕事ができますか?
登録販売者の資格を取得すると、ドラッグストアやコンビニエンスストア、ホームセンターなどで第2類・第3類医薬品を販売することが可能になります。さらに、医薬品の使用方法や副作用に関する説明を行うこともできますが、第1類医薬品の販売はできません。
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資格のキャリカレ編集部
150以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。登録販売者は薬剤師に次いで一般用医薬品(市販薬)を販売できる専門職です。登録販売者試験の詳細や試験対策をはじめ、魅力や最新情報をお伝えしています。