こんにちは、資格のキャリカレ編集部です。

昨今、産休・育休を機に、資格取得を目指す方が増えています。産休・育休中は、妊娠や育児で忙しいものの、一時的に仕事から離れるため、何かに挑戦したいという方も多いのではないでしょうか？

「育休復帰前にスキルアップを目指したい！」「育児と両立しやすい仕事に転職したい！」という方は、仕事にも活かせる資格の取得が、将来の転職や就職に役立つでしょう。また、「興味はあったけどなかなか踏み切れなかった」というように、新しい分野や趣味を開拓するきっかけとしても、資格取得はおすすめです。

この記事では、育児をしながら在宅で勉強でき、復帰後のキャリアに活かせるおすすめの資格を紹介します。ぜひ参考にしてください。

産休・育休中に資格取得を目指すメリット

産休・育休中の空いた時間に、将来に役立つ何かを始めたいと思ったら、資格取得がおすすめです。産休・育休中の資格取得には、以下のようなメリットがあります。

社会とのつながりを感じ生活にメリハリが出る

産休・育休中は、仕事と離れて育児と向き合うための期間ですが、社会とのつながりが少なくなってしまい、孤立感を味わいがちです。産休に入った途端に急にやることがなくなり、やる気が出なかったり、オンオフの切り替えが難しくなったりする人も少なくありません。

資格取得は、産休・育休中の空いた時間を有効活用するのに最適で、将来にも役立つ目標です。出産や育児に前向きな気持ちで挑むためにも、資格取得という目標は、良い刺激になるでしょう。

仕事復帰後の自信やスキルアップにつながる

産休・育休中は、人によっては1年〜数年間仕事から離れるため、育児が落ち着いた後の復職や将来のキャリアに不安を感じてしまうかもしれません。そんな不安を抱いている人には特に、資格取得がおすすめです。

仕事から離れている間でも、将来活かせるスキルや知識を身につけられれば、復職への不安や焦りを和らげてくれます。また、取得する資格によっては、選べる仕事の幅が広がり、将来への自信にもつながります。

将来の転職や就職にも役立つ

産休や育休からの復帰後は、元の職場に正社員として戻るという人も多い反面、「パート・アルバイト」等の非正規雇用に移る女性が増加している傾向にあります。

復帰後に育児と仕事を両立させるためにも、「融通の利きやすい職場で働きたい！」「働きやすい仕事に転職したい！」という思いがある人も少なくありません。

産休・育休後に転職を考えている人は、資格所得によって手に職を付けておくと安心です。選べる職種や職場の幅が広がるため、自身の希望に合った職場を見つけやすくなるでしょう。

【国家・公的資格系】産休・育休中のおすすめ資格5選

産休・育休中に取得を目指せる資格は、豊富な種類があります。ここからは、国家資格や公的資格でおすすめの資格を5つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

宅地建物取引士（宅建士）

宅地建物取引士は、宅建士とも呼ばれ、不動産の取引で欠かせない知識を有した専門家です。不動産業者には、一定の割合で宅建士の資格を持つ従業員を設置しなければならないという義務があるため、業界での需要が高い国家資格です。

宅地建物取引士（宅建士）
受験資格	国内在住であれば、誰でも受験可能
キャリカレの標準学習期間	3か月
受験方法	・インターネットまたは郵送にて申込み ・住まいのある都道府県の試験会場にて毎年1回実施

行政書士

行政書士は、公的な書類の作成や相談業務ができる国家資格です。官公庁への許認可申請など、行政書士にしかできない独占業務もあるため、転職やキャリアアップにも役立つでしょう。独立開業も目指しやすいため、育児が落ち着いた後は、自分のペースで働きたいという人にもおすすめです。

行政書士
受験資格	誰でも受験可能
キャリカレの標準学習期間	4か月
受験方法	・インターネットまたは郵送にて申込み ・指定の試験会場で毎年1回実施

保育士

保育士は、集団保育に関する知識やスキルを有した専門家として認められる国家資格です。昨今、人材不足が深刻化しているため、資格を有していれば、産休・育休後の人でも即戦力として活躍しやすいでしょう。保育士は、保育士以外の職でも重宝される資格なので、生涯にわたって役立つ資格です。

保育士
受験資格	・4年制大学または短期大学、専門学校を卒業した方、および卒業見込みの方 ・そのほか学歴、実務経験による
キャリカレの標準学習期間	6か月
受験方法	・郵送またはインターネットにて申込み ・指定の試験会場にて前期・後期に分けて実施

登録販売者

登録販売者は、一般用医薬品の2類・3類の販売に必要な資格です。登録販売者がいることで、薬剤師がいなくても市販薬の9割程度が販売できるようになるため、調剤薬局やドラッグストアだけでなく、スーパーやコンビニなど、さまざまな場所でニーズが高まっています。全国各地で働くチャンスが得られるため、産休・育休後の仕事復帰に最適な資格の1つです。

登録販売者
受験資格	誰でも受験可能
キャリカレの標準学習期間	3か月
受験方法	・各都道府県にて、年1回実施 ・申し込み方法や試験会場は各都道府県による

調理師

調理師は、調理や栄養に関するスキルや知識を有していることを証明する国家資格です。飲食店での設置努力が法によって定められているため、飲食業界では需要の高い資格といえます。調理師の資格を持っていれば、飲食店を開業するために必要となる「食品衛生責任者」の資格も取りやすくなるため、「将来自分でお店を持ちたい！」という人にもおすすめです。

調理師
受験資格	原則、中学校卒業以上かつ2年以上の調理実務経験がある方
キャリカレの標準学習期間	3か月
受験方法	・郵送にて申込み ・各都道府県で例年1回実施（神奈川県は年2回）

【ビジネス系】産休・育休中のおすすめ資格4選

産休・育休後の生活に活かすなら、ビジネス系の資格取得もおすすめです。ここからは、ビジネスで活かせるおすすめ資格を4つご紹介します。

ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する基礎知識を有していることを証明する国家資格です。IT化が推奨されている昨今では、DX人材を求めている業界が多いため、ITパスポートを取得していれば、幅広い職種で活躍が期待できます。

ITパスポート
受験資格	誰でも受験可能
キャリカレの標準学習期間	2か月
受験方法	・インターネットにて申込み ・全国47都道府県の試験会場にて、随時実施（CBT方式）

MOS Word＆Excel

MOSとは、正式には「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」と言い、MicrosoftのOfficeツールについての専門知識を身につけられる資格です。5種類のOfficeツールのなかでも、「Word」と「Excel」は、ビジネスでの活用シーンが多いため、産休・育児後に備える資格としておすすめです。

MOS Word＆Excel
受験資格	誰でも受験可能
キャリカレの標準学習期間	2か月
受験方法	・インターネット申込みまたは試験会場への直接申込み ・全国各地の試験会場にて受験可能（CBT方式）

簿記3級・2級

経理に関する専門知識が身につけられる簿記の資格は、「どんな企業でも活躍できるスキルが身につく！」と、産休・育休中の女性にも人気です。初級～1級までのレベルがあり、3級または2級を取得していれば、就職や転職で有利になるでしょう。

簿記3級・2級
受験資格	誰でも受験可能
キャリカレの標準学習期間	3か月
受験方法	・受験希望地の商工会議所によって申込み方法が異なる ・ネット試験は会場ごとに毎年3回実施

FP技能士3級・2級

独立開業まで目指せるビジネス系の資格として、FP技能士（ファイナンシャルプランナー）も人気です。税金や保険、金融などのお金に関する専門知識を身につけられ、ビジネスだけでなく自身の生活にも活かせるでしょう。ビジネスで活かすには、3級以上のレベルが必要と言われています。

FP技能士3級・2級
受験資格	3級：FPの業務に従事している又は従事しようとしている人 2級：3級合格者または実務経験が2年以上ある人など、その他条件を満たす人
キャリカレの標準学習期間	3か月
受験方法	【3級】 ・インターネット申込みのみ ・休止期間を除き、通年実施（CBT方式） 【2級】 ・インターネットまたは郵送にて申込み ・全国47都道府県にて、年3回実施

【育児系】産休・育休中のおすすめ資格4選

産休・育休中に取得するなら、家事や子育てに活かせる資格もおすすめです。ここからは、ママになる準備にも役立つ育児関連の資格を4選ご紹介します。

チャイルドカウンセラー＆家族療法カウンセラー

チャイルドカウンセラーや家族療法カウンセラーは、子どもが抱く悩みや不安に対して、適切に対処し、心理療法に基づいたカウンセリングを行います。自身の育児に役立つのはもちろん、育児系の仕事に就くのにも役立つでしょう。

チャイルド総合心理®
受験資格	日本能力開発推進協会（JADP）が認定する教育訓練の全カリキュラムを修了した人
キャリカレの標準学習期間	4か月
受験方法	カリキュラム終了後、随時在宅にて受験可能

食育アドバイザー

育児のなかでも悩みがちな食育に関する知識やスキルを身につけたいなら、食育アドバイザーがおすすめです。食育に活かせる栄養の知識や、食材の見極め方などの知識が身につきます。

食育アドバイザー
受験資格	日本能力開発推進協会（JADP）が認定する教育訓練の全カリキュラムを修了した人
キャリカレの標準学習期間	3か月
受験方法	カリキュラム終了後、随時在宅にて受験可能

ベビーマッサージ＆ベビーヨガインストラクター

ベビーマッサージ＆ベビーヨガインストラクターは、赤ちゃんとのふれあいを大事にしたいという人におすすめの資格です。赤ちゃんの成長を促すためにできるマッサージやヨガの方法を学び、育児に活かすだけでなく、インストラクターとしての活躍も期待できます。

ベビーマッサージ＆ベビーヨガインストラクター
受験資格	日本能力開発推進協会（JADP）が認定する教育訓練の全カリキュラムを修了した人
キャリカレの標準学習期間	5か月
受験方法	カリキュラム終了後、随時在宅にて受験可能

ベビーシッター

ベビーシッターの資格では、子どもの年齢に合わせた接し方やトラブル時の対応のほか、保護者との接し方など、自身の育児だけでなくベビーシッターとして活躍できるスキルや知識が身につきます。共働き世帯が増加している現代では、ニーズの高まっており、信頼の証として役立つでしょう。

ベビーシッター
受験資格	日本能力開発推進協会（JADP）が認定する教育訓練の全カリキュラムを修了した人
キャリカレの標準学習期間	4か月
受験方法	カリキュラム終了後、随時在宅にて受験可能

【趣味・実用系】産休・育休中のおすすめ資格4選

産休・育休中の空いた時間で、気楽に資格を取得したいという人には、趣味が活かせる資格がおすすめです。ここからは、趣味が活かせて実用性のある資格を4選ご紹介します。

実践英会話

実践英会話では、日常的な英会話を学び、ネイティブな発音や実践で活かしやすい簡単な英会話が身につきます。インバウンド需要が増加しているほか、海外進出する企業も増えているため、ビジネスや日常生活で役立つ場面が多くあるでしょう。

実践英会話
受験資格	-
キャリカレの標準学習期間	1か月
受験方法	-

ヨガインストラクター

産休・育休中のリフレッシュ方法として人気のヨガにも、ベーシック、コア、リラックス、シニア、マタニティ、キッズなどの複数のインストラクター資格があります。資格を取得すれば、基礎的なヨガの知識や目的に合わせた指導方法が身につき、ヨガ教室やスポーツジムなどで活躍することができます。

ヨガインストラクター
受験資格	日本能力開発推進協会（JADP）が認定する教育訓練の全カリキュラムを修了した人
キャリカレの標準学習期間	4か月
受験方法	カリキュラム終了後、随時在宅にて受験可能

プロフェッショナルネイルデザイナー

プロフェッショナルネイルデザイナーは、爪に関する基礎知識やケア方法など、プロのネイリストとして必要なスキルや知識を身につけられる資格です。ネイルの資格には他にも、ネイリスト技能検定試験があり、どちらもネイリストとして活躍するために役立ちます。

プロフェッショナルネイルデザイナー
受験資格	日本能力開発推進協会（JADP）が認定する教育訓練の全カリキュラムを修了した人
キャリカレの標準学習期間	4か月
受験方法	カリキュラム終了後、随時在宅にて受験可能

北欧式整理収納プランナー

インテリアのコーディネートや収納に興味があるなら、今話題の北欧式整理収納プランナーの資格もおすすめです。機能美も追及した北欧スタイルの整理・収納スキルが身につくので、「部屋をおしゃれにアレンジできるようになりたい！」という方に向いています。

北欧式整理収納プランナー
受験資格	日本能力開発推進協会（JADP）が認定する教育訓練の全カリキュラムを修了した人
キャリカレの標準学習期間	3か月
受験方法	カリキュラム終了後、随時在宅にて受験可能

資格を選ぶときのポイント

産休・育休中にチャレンジできる資格には、さまざまな種類があり、どれを目指せばいいのか迷ってしまいますよね。ここからは、産休・育休中に取得する資格選びのポイントを3つご紹介します。

未経験でも合格を目指せるか

資格によっては、学歴や実務経験などの受験資格が設けられている場合もあります。産休・育休中から資格取得を目指す場合、適度な休息や育児の時間も必要なので、これから学歴や実務経験を積むのは難しいでしょう。そのため、未経験からでも受験できる資格がおすすめです。

未経験からでも受験できる資格であれば、比較的短期間で取得を目指せるため、産休・育休中でも気楽に試験勉強に挑めるでしょう。

合格までの目安時間

国家資格などの難関資格は、合格までにある程度のまとまった学習時間を要する可能性があります。産休・育休中は、勉強だけに集中することはできないので、1日の学習時間を多く取るのは難しいかもしれません。

そのため、資格選びの際には、合格までの目安時間を確認しておくのも大事です。無理のない学習計画を立てるためにも、合格の難易度が高すぎず、取り組みやすい資格を選びましょう。

資格の取得にかかる費用

資格取得までには、学習用教材の購入費や受験料などの費用が発生します。なかには、取得に20～30万かかるケースもあるので、産休・育休中には負担になるかもしれません。資格を選ぶ際には、取得にかかる費用もチェックしておきましょう。

さらに、比較的費用が掛かりがちなスクールではなく独学や通信講座を活用するなど、学習方法にも工夫が必要です。

キャリカレの通信講座なら、インターネットからの申し込み割引のような割引制度が用意されているケースもあるので、ぜひ活用してみてください。

育休中の資格取得におすすめの勉強方法

産休・育休中に資格取得のための勉強をするなら、独学か通信講座がおすすめです。ここからは、それぞれの勉強方法の特徴について解説します。

独学

できるだけ費用を抑えて資格取得を目指したいなら、独学がおすすめです。資格取得用の書籍やインターネット上の教材を活用すれば、安価で資格取得が目指せます。

ただし、さまざまな教材があるため、自分に合ったテキストや過去問集を見つけるのに時間を取られてしまうかもしれません。また、教材が合わなかったり、モチベーションを維持できなかったりすると、挫折につながりやすいので注意が必要です。

通信講座

独学では、勉強を進める自信がないという人には、通信講座の利用がおすすめです。通信講座の場合、初心者向けのテキストからプロを目指す人向けなど、講座の内容に応じて最適なテキストを用意してくれるので、教材をリサーチする必要がありません。

さらに、最短で合格が目指せるようにスケジュールが組まれているので、自宅にいながら効率よく学習を進められます。専門知識を有した講師への質問や相談ができるなど、サポートが充実しているので、1人で勉強するよりもモチベーションを維持しやすいのもメリットです。

また、豊富な分野や種類から資格取得講座が用意されているので、目的や好きなジャンル、趣味などに合わせて自分に最適な資格を見つけやすいでしょう。

まとめ

産休・育休中は、これまでと異なる生活や復帰後のキャリアに不安を抱えがちです。そんな中、少しでも不安を軽減させるためには、資格取得が役に立ちます。空いた時間を有効活用して、仕事や生活に活かせる資格を取得しておけば、自信につながるでしょう。

そして、学習時間が限られる産休・育休中の資格取得には、通信講座の活用がおすすめです。キャリカレなら、さまざまな資格取得支援講座を提供しており、独学よりも効率的に学習を進められます。

さらに、1つの資格に合格すると、2講座目が無料で受講できるため、ダブルライセンスを目指したい方にもおすすめです。この機会にさまざまな資格にチャレンジしてみたいという人も、ぜひご活用ください。

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