FPは独学で合格可能?注意点やメリット、デメリットまで徹底解説!

FPは独学で合格可能?注意点やメリット、デメリットまで徹底解説!

FPの資格を取りたいと思っても、どのように勉強していったらいいのか、悩んでしまう方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。自分の時間が取りづらい主婦の方は、特にそう感じるかも知れません。実は、勉強法を工夫すれば、独学でもFP試験に合格できます。独学で試験合格への道を進むために、どのようなことを心得ておくといいのか、またメリットとデメリットはどのようなところにあるのか、ここでわかりやすく紹介します。

目次

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独学でFP資格の取得はできる?

独学でFP資格の取得はできる?

FPの試験では、お金に関する幅広い知識が問われます。
今までお金の専門的な勉強をしたことがない方が独学で勉強して合格できるのか、不安に思う方もいるでしょう。
独学で合格を目指すことは現実的なことなのでしょうか。

勉強法や学習の進め方次第で取得できる

FP試験は、FP技能士試験と、「AFP」および「CFP」の2種類に分けることができます。
このうち、民間資格である「AFP」「CFP」は、研修の受講が合格条件のひとつであるため、独学のみでは合格することができません。
対して、国家資格であるFP技能士試験は、3級であれば、合格を目指して独学で勉強する人が増えているのです。

独学でFP3級に合格できる?

3級のFP技能士試験は、基本的な知識を問う問題が出題されます。
金融機関や不動産会社などへ就職を希望する学生や、家庭のマネープランを立てるためにFPの知識を身につけたい主婦の方でも、取り組みやすい試験内容です。

3級の受検資格に年齢制限がなく、「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」とのみ明記されている点を見ても、実務経験や資格の有無が問われないことが分かります。

3級試験の合格率は、「学科:80~90%、実技:80~90%」と、高い数値が出ています。
国家資格の中でも、これだけ高い合格率を出している資格はほかにほとんど見られません。
このことからも、独学であってもきちんと勉強すれば、合格できる可能性が高いと言えるのです。

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独学でFP2級に合格できる?

3級のFP技能士試験を受けずに、2級試験を独学で勉強して合格する人もいますが、3級に比べてそのハードルはかなり高いと言えます。
これは、2級の問題難易度が3級に比べて格段に上がるのと、2級受検の条件として次のいずれかに該当しなくてはならないためです。

<FP2級受検資格>
・FP技能試験3級に合格していること
・AFP認定研修の受講が修了していること
・FPとしての実務経験を2年以上有すること

3級試験は、学科・実技試験ともマークシート方式ですが、2級試験は学科試験のみマークシート方式で、実技試験は記述式で出題されます。
記述式の解答が合っているのかどうかを独学で判断するのは、かなり困難です。
このことからも、2級試験の独学は大変険しい道のりになる可能性が高まります。

3級を受けずに2級から受けようとする場合は、先にAFP認定研修を受け、その後2級試験を受ける流れを進むのが一般的です。
AFP認定研修は、誰でも受講することができます。

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FP試験受験者の合格率・難易度

FP技能検定試験の合格率・難易度は、2級と3級の間で大きな差があります。
直近の2022年5月に実施されたFP試験で、FP3級の学科試験の合格率は約83%、実技試験の合格率は約90%でした。

先ほども紹介しましたが、過去5回程度の合格率は平均的に80~90%台で推移しています。
FP3級はあくまで基礎的な出題が多く、マークシート形式で答えやすいこともあり、難易度はそれほど高くないといえるでしょう。

一方のFP2級は、2022年5月の試験で学科試験の合格率約49%、実技試験の合格率約62%と、3級の半分程度の水準となっているのがわかります。
ただ、試験の出題項目はFP3級も2級もほとんど変わらず、3級に合格した方であれば、勉強の深度を強めることで2級の合格に近づくことは十分可能です。

しかし、より実践的で高度な知識・技能が問われるFP2級は、独学で合格レベルに達することが難しいと感じる人も増えるでしょう。

独学でFPの勉強を進めていくメリットとデメリットとは

独学でFPの勉強を進めていくメリットとデメリットとは

FPの試験を独学で合格できる可能性があることが分かりましたが、独学にもメリットとデメリットが存在することを見逃してはいけません。
それぞれを詳しく解説します。

メリット

独学最大のメリットは、勉強する費用を抑えられる点です。
独学であれば、かかる費用は教材費程度ですので、授業料などを支払う必要がありません。

書店に行くと、FP試験の対策ができる書籍がたくさん市販されています。
その中から、自分に合うと思う書籍を選んで勉強できるのです。
また、勉強時間を自分で好きなように設定できるため、通学・通勤時間や家事の合間など、スキマ時間を使ってキャリアアップが目指せるのも、独学のメリットです。

スクールに通うと、時間割が決まっているうえ、スクールへの行き帰りにかかる時間も考慮しなくてはいけません。
独学であれば、時間があるときに一気に勉強をすすめたり、多忙であれば勉強量を減らしたりするという調整が自由にできます。
自分でスケジュールを組み立てて、周囲を気にせずじっくり勉強したい方におすすめです。

デメリット

メリットと併せて、デメリットも考慮する必要があります。

メリットでご紹介した書籍の選択ですが、自分が選んだ書籍が自分に合っているのか、尋ねることができません。
問題が分からないときに、質問できる相手がすぐ近くにいないので、素早いフォローが受けにくくなることも、デメリットにあげられます。

ひとりで勉強していると、どうして気持ちが緩んでしまい、挫折しやすくなる人もいます。
モチベーションの維持は、独学につきものの課題と言えるでしょう。

スクールや通信教育であれば、スケジュールが決められているので、それに従って勉強を進めていきますが、独学ではスケジュールも自ら設定しなくてはいけません。
強い意志を持って勉強していく心意気が必要でしょう。

また、FPが勉強する分野は、毎年のように法改正が行われます。
試験でも、改正された法律が出題されることが多く見られますが、独学ではこの法改正に即座に対応することが困難です。
法改正の情報がないかどうか、常にアンテナを張り巡らせている必要があり、見逃すことのないように気をつけていないといけません。

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独学で学ぶうえで気をつけたいこと

独学で学ぶうえで気をつけたいこと

FPの資格を独学で合格するには、次にご紹介する点に気をつけると、可能性を高められるようになります。

法改正の情報をこまめにチェックする

先ほどご紹介したように、独学では法改正の情報を自ら収集しなくてはいけません。
試験のタイミングによっては、反映される法改正内容が10以上にのぼることもあります。

FP技能士試験を実施する、日本FP協会金融財政事情研究会のサイトで、法改正の情報が掲載されることがあります。
また、参考書を販売する出版社の公式サイトでも、法改正について専用ページで紹介しています。
これらのサイトを確認しつつ、ご自身でも情報収集につとめ、常に最新の情報を入手するようにしましょう。

過去問題をしっかり確認する

FP3級試験では、基礎の知識が問われるため、過去数年分の問題を解くとおおよその傾向が見えてきます。
このため、過去問題を何度か解くと、合格率を格段に上げることができるのです。
過去問題は、公式サイトからダウンロードできるので、ぜひ活用したいものです。

ただ、このとき法改正がされていないかどうかについても同時に確認し、変更点があれば対応するようにしましょう。

過去問題を活用した勉強法の一例は、次のような流れです。

1.テキストと問題集を一通り読み込み、問題を解く
2.最新の過去問題を解いてみる
3.間違えた箇所をテキストで確認し、問題集を読んで理解する
4.その次に新しい過去問題を解いてみる
5.間違えた箇所を復習する

この方法で、基礎知識をマスターでき、実際の試験で点を取れるようになるでしょう。

各分野をバランスよく勉強する

FP3級の試験は、学科試験と実技試験の両方に合格することで「FP3級技能士」として認定されます。
学科試験の試験科目は、実施2団体のどちらにも共通しており、次の6つがあります。

<FP3級:学科試験科目とその範囲>

試験科目 範囲
ライフプランニングと
資金計画
ファイナンシャル・プランニング、社会保険、各種年金と税金、ローン、資金計画の最新動向など
リスク管理 保険制度全般の知識や、リスク管理の最新動向など
金融資産運用 預貯金を始めとする金融商品、それに関する税金、金融資産運用の最新動向など
タックスプランニング 日本における税制、各種所得の内容、タックスプランニングなど
不動産 不動産の見方、取引、税金、有効活用、最新動向など
相続・事業 贈与と法律・税金、相続と法律・税金、相続財産の評価、相続対策、相続・事業承継の最新動向など

これらの分野を、バランスよく勉強することが重要です。
学習不足の科目があると、ほかの科目の習得にも影響を及ぼすことがありますので、効率を上げて全分野を学ぶようにしましょう。

各分野で出てくる用語は、専門的なものが多く、勉強を始めたばかりの段階では分かりにくいところもあるでしょう。
繰り返し勉強することで、徐々に覚えていきましょう。

最新版のテキストを購入する

テキスト(参考書)を選ぶときには、いくつかコツを覚えておくことが必要です。
まず、古本の購入はせずに、最新版のテキストを選びましょう。

先ほどご紹介したように、法改正は毎年のように行われているため、古本では最新の情報が反映されていません
最新の情報を入手できないと、FP試験で命取りになりかねないため、必ずテキストは最新版を購入しましょう。

最新版の中でも、テキストの内容は出版社ごとに特徴がありますので、実際に手に取って、自分の目で中身を確かめたいものです。
図を使って解説しているものや、文章を中心にしているものなど、どれが合うのかは自分自身が見ないと分かりません。

また、FP3級試験の実技試験では、3つの業務から1つを選択して受検しますが、多くのテキストは一部業務にしか対応していません
このため、自分が受検を希望する業務が掲載されていないテキストでは、試験対策ができないので、やはり自ら目を通すことが重要です。

勉強を進める際には、テキスト・問題集・過去問題を全て揃えると、より効果の高い勉強が進められます。
テキストで知識を身につけ、問題集でアウトプットするのを繰り返すことで、合格できる力がついてくるのです。

テキスト・問題集の選び方

FP試験合格に向け、効果的な学習を行うために必要不可欠なのがテキストです。
テキストはさまざまな種類のものが出揃っていますが、テキスト選びが合否に直結する場合もあるため、慎重に選ぶ必要があります。
テキスト選びで最重要なのが、最新のものを選ぶことです。

FP試験は法律や税制の改正が反映されます。
しかも、改正したばかりの内容はよく出題される傾向です。

法改正はいつのまにか行われていることもあり、特に独学で試験勉強をする方は、情報がアップデートされたテキストの発行を見逃さないよう注意しなければなりません。

また説明文がわかりやすいかどうか、適宜イラストなどを用いてわかりやすい解説を心がけられているかどうか、文字の大きさが読みやすいかどうかなど、自分との相性も見極めてテキストを選ぶと学習意欲が高まるでしょう。

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独学と通信講座・スクールで勉強する違いはどこにある?

独学と通信講座・スクールで勉強する違いはどこにある?

ここまで、独学について解説してきましたが、独学で勉強する場合と、通信講座を利用したりスクールに通ったりするのとでは、どのような違いが生まれるのでしょうか。

独学

独学は、これまでご紹介したように、費用を抑えられる・スキマ時間を使って勉強できる、自分のペースで進められるなどがメリットです。
反対に、モチベーションが保ちにくく、最新情報が手に入りにくかったり、フォローが受けにくいなどのデメリットも見られます。

通信講座、スクール

通信講座は、テキストが郵送されてきて、テキストや動画を中心に自分のペースで勉強を行う形式を主流とした講座です。
その月の勉強が完了するとテストを行い、郵送すると添削されて返却されることが多くなっています。

通信講座のメリットは、スクールよりも費用が安い、マイペースで勉強できる、質問ができるなどがあげられます。反対に、デメリットとしては、独学と同様にモチベーションを保つのが難しい、対面ではやりとりができないなどの点があります。

スクールは、その名の通り学校に通学することです。
スクールにも幾多のカリキュラムがありますが、FP資格の合格を目標とする場合は、資格取得を目指したコースに短期間通うことが多いようです。

スクールのメリットは、一緒に学ぶ仲間がいることでやる気が持続できる、分からない点が対面ですぐ質問できる、就職サポートを設けているところがほとんどである、などがあげられます。
デメリットは、多くの費用がかかる、授業を受けるために移動が必要である、移動や授業に時間が取られるなどが考えられます。

それぞれに、メリット・デメリットがあるので、自分にとって最適な方法を選択しましょう。

FP3級の通信講座の料金の相場・勉強時間は?

FP3級試験は独学でも合格を目指せることや、2級と併せて勉強する人も多いことなどから、3級単独での講座数はそれほど多くありません。

3級単独で開講している通信講座の料金相場は、5,000円前後から25,000円前後となっています。
自分の都合がいいタイミングで始められる講座がほとんどで、勉強期間は2ヶ月から3ヶ月程度が目安です。

関連記事FP3級に合格するための勉強時間はどのくらい必要?目安を詳しく解説

FP2級の通信講座の料金の相場・勉強時間は?

FP2級試験講座は、FP講座の中心とも言えます。
2級単独の講座や、2級と3級を一度に学べる講座など、希望に合わせて選択可能です。

2級単独の通信講座では、料金相場が8,000円前後から96,000円前後と、幅広い金額の講座が見られます。
講座の内容などを比べながら、自分に合った講座を選びましょう。
勉強期間は、2ヶ月から5ヶ月程度が目安です。

関連記事FP2級に合格するには、どのくらい勉強時間を確保すべき?

FP資格を取得するならキャリカレがおすすめ

FP資格を取得するならキャリカレがおすすめ

FP資格の取得を目指すなら、キャリカレの講座がおすすめです。
2級・3級FP技能士合格指導講座では、2級と3級それぞれはもちろん、ダブルでの合格を目指せるカリキュラムになっています。

圧倒的な低価格

本講座は、他の講座や学校に比べて、圧倒的な低価格で提供しています。
一般的に60,000円以上の講座が多いなかで、キャリカレならインターネット申込40,700円で受講できるのが魅力です。
効率の良い学習を実現しているため、コストパフォーマンスにも優れています。

初心者でも最短3か月で取得可能

お金や法律の知識が少ない初心者でも、最短3か月で資格取得を目指せます。
2級と3級両方に対応したカリキュラムで、3か月で効率良く学習できるのが特色です。
わかりやすい映像講義や講師による試験対策のアドバイスなど、理解しやすい内容で学習を進められます。

万が一不合格だった場合、受講料を全額返金

不合格だった場合でも、講座の受講料は全額返金されます。
合格に自信があるからこそのサービスで、初心者でも気負わずに受講できるのが嬉しいポイントです。
受講料も比較的手頃なので、不合格を恐れずに受講してみましょう。

合格した場合、2講座目を無料で受講できる

FP講座を受講し、試験に合格した場合は、キャリカレの2講座目が無料になります。
FP資格と相性の良い社労士や行政書士などのビジネス系資格の講座が豊富なので、ダブルライセンスやスキルアップを無料で目指すことが可能です。
その他カテゴリも充実しているため、ぜひ気になる講座を受講してみてください。

日本FP協会や金融財政事情研究会の実技試験に対応している

日本FP協会の2級・3級試験はもちろん、金融財政事情研究会(きんざい)が実施する検定の実技試験にも対応しています。
通信講座の中では唯一なため、きんざいの受検も検討している方におすすめです。

講座についてもっと知りたい方は、下記のページもチェックしてみましょう。

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まとめ

FP3級の資格は、独学でも合格できますが、FP2級となると独学では難しくなります。
そのため、無駄なく効率的に勉強して合格を目指すならば、資格のキャリカレの通信講座を利用されてみてはいかがでしょうか。

資格のキャリカレの「2級・3級FP技能士講座」では、試験に精通した講師指導のもと、映像と連動した教材で理解しやすい学習を進められます。
映像はPC、スマホ、タブレットなどお使いの端末から見られるため、生活スタイルに合わせて知識を深めていくことができます。

また、分からないことを質問できる制度があり、通信講座ながらも専任講師に何度でも無料で質問できます。
スマホからでも気軽に質問できるので、電車の中からや待ち時間に疑問を解決できるのも嬉しいポイントです。

料金面でも安心して受講いただけるよう、通信講座の中でも低価格で受けられるうえ、万が一不合格であったときには受講料を全額返金というサービスもあります。

効率よく一発合格を目指したい方は、この機会に資格のキャリカレのFP講座を利用してみてはいかがでしょうか。

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