トリマーを目指している方のなかには、専門学校に通うべきか迷っている方もいるのではないでしょうか。専門学校では、トリマーに必要な技術や知識を習得できます。ここでは、専門学校に通うメリット・デメリットなどについて解説します。

トリマーの専門学校では何を学べる？

トリマーの専門学校では、以下のような知識や技術を身につけられます。
それぞれの詳細をチェックしていきましょう。

犬学や猫学

トリミングをするためには、まず犬や猫といった動物についての知識を身につけなければなりません。
専門学校では、犬猫の習性や病気、接し方など、基本的な犬学・猫学を学べます。
犬学・猫学を学ぶことによって、ペットとのコミュニケーションが取りやすくなったり、健康状態にいち早く気づけたりといったトリマーに必須の能力を身につけられるのです。

ハサミの持ち方や扱い方

トリマーの仕事道具であるハサミの持ち方や使い方について、専門学校では実技を通して習得できます。

トリミング専用のハサミを使ってみることで技術を体に叩き込み、状況に合わせて自在に動かせるようにトレーニングを繰り返します。

ハサミ以外にも、バリカンやブラシといった道具の使い方も学べるうえに、爪切りや耳掃除といった細かい手入れに関する技術も身につけられます。

ドッグフードなどの商品に関する知識

ペットショップやペットサロンなどでは、トリミング以外の業務として日々の生活に関する商品を取り扱うことがあります。そのため、トリマーは商品について正しく理解し、飼い主やペットに合ったものを提案できる力が必要です。

専門学校では、ペット用品などの商品に関する知識も指導しています。ペットに関する身近なプロとして適切なアドバイスができるように、さまざまな商品知識を学べるのが特徴です。

しつけや病気に関する知識

飼い主は、ペットのしつけや病気の悩みを抱えるケースがあり、そのような相談にトリマーが対応する機会も多くなっています。

専門学校では、トリマーを飼い主とペットの生活をサポートする人材として育てるために、しつけや病気に関する知識も教えています。
食事や栄養など幅広い知識を身につけられるため、飼い主へのアドバイスに生かせるでしょう。

トリマーの専門学校を卒業するまでにかかる費用

トリマーの専門学校に通い卒業するためには、さまざまな費用がかかります。
主な費用は以下の通りです。

費用の目安を計算し、無理なく計画的に卒業できるかを考えてみましょう。

専門学校の学費

トリマーの専門学校の学費は、2年間で約240～300万円です。
テキスト代や道具の購入費なども含まれるので、学費についてはトータル300万円を目安にするとよいでしょう。

夜間部や通信制の場合は、昼間の通学制よりも費用が安くなる傾向があります。
ただ、トリマーに必要な実技能力を身につける機会は減るため、将来のことを考えると費用が高くても授業時間の多い昼間部のある専門学校がおすすめです。

通学期間中の生活費

専門学校に通う場合、通学がメインになるため、フルタイムで働くのは難しくなります。
そのため、通学期間中の生活費も考慮しなくてはなりません。

家賃7万円の家に一人暮らしと仮定すると、1か月あたりの生活費として約20万円かかるため、1年の生活費は約240万円です。
専門学校に通う2年間で約480万円の生活費がかかる計算になります。

ただし、これはあくまで目安であり、家賃や食費など生活スタイルによって異なります。
生活費に不安がある場合は、節約や実家暮らしなどを検討するとよいでしょう。

トリマーの資格受験料

トリマーの資格受験料は、受験する資格によっても異なります。

たとえば、JADP（一般財団法人　日本能力開発推進協会）が認定しているトリマー・ペットスタイリスト資格の受験料は5,600円です。

専門学校に通うとトリマーになるまで何年かかる？

専門学校の修学期間は1～4年ですが、ほとんどの場合は2年です。
トリマー養成機関や養成コースのある専門学校も2年の場合が多いため、トリマーになるまでの期間は2年が目安といえます。

2年間でトリマーに必要な技術や知識を習得し、在学中にトリマーの資格試験を受験するのが一般的な流れです。卒業までに就職先が決まれば、最短2年でトリマーになれます。

トリマーの専門学校に通うメリット

トリマーの専門学校に通うメリットは、長期にわたって講師からトリマーに必要な技術や知識を教えてもらえる点です。

座学や実技などでじっくりスキルアップできるため、就職先ですぐに活躍できる力を身につけられます。

また、お金を払って通うという点で、覚悟をもって取り組めるのもメリットです。
一緒に学ぶ仲間もいるため、モチベーションを維持しながら、トリマーになる夢に近づけるでしょう。

トリマーの専門学校に通うデメリット

トリマーの専門学校に通うデメリットは、学費を捻出しなければならない点です。2年間で約300万円の学費がかかるため、お金に不安がある場合は通うのが難しくなります。

また、専門学校に通うための時間も必要です。決まった時間に登校し授業を受けるため、働きながら通うのは現実的ではありません。
専門学校は、時間を確保できる人に限られる場合が多いので、物理的に選択できないケースがあります。

最短でトリマーを目指すなら通信講座がおすすめ

できるだけ早く、かつ費用を抑えてトリマーを目指したい方には、通信講座がおすすめです。資格取得に必要な内容をまとめたテキストや映像講義を活用しながら、数か月でトリマーに必要な知識やスキルを習得できます。

通信講座は多くありますが、なかでもおすすめしたいのが資格のキャリカレの「トリマー・ペットスタイリスト講座」です。

初学者目線のテキストは、読みやすい文章やイラストで構成されており、無理なく学習を続けられます。1日30分の学習時間で、わずか4か月で資格取得を目指せるため、最短でトリマーになりたい方にぴったりです。学費も数万円に抑えられるので、通学よりもはるかにコストがかからないメリットがあります。

さらに、キットありコースを選べば、ハサミやコームなどトリミングに必要な道具も揃えられます。トリマーになる夢をかなえたい方は、ぜひ資格のキャリカレのトリマー・ペットスタイリスト講座の受講を検討してみてください。

資格のキャリカレのトリマー・ペットスタイリスト講座の詳細は以下を参照ください。

まとめ

専門学校に通ってトリマーを目指す際は、メリット・デメリットを正しく理解しましょう。専門学校はスキルと知識を習得しやすいというメリットがある一方で、時間や費用の負担が大きいため、2年間通えるかを考慮する必要があります。

時間や費用で悩んでいる方には、通信講座がおすすめです。資格のキャリカレのトリマー・ペットスタイリスト講座では、約4か月でトリマー資格を取得できます。わかりやすい教材や充実のサポートを提供しているので、ぜひ受講をご検討ください。