
30~40代は、ライフスタイルが変化しやすい時期です。体力面でも働き続けられるのか不安に感じ、転職を考えはじめる方は少なくありません。なかでも事務職は人気の職種ですが、事務職が未経験の場合、「スキル面で不安」という方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、事務職に必要なスキルを習得できるITパスポート資格について、必要な勉強時間や合格のポイントを解説していきます。未経験の方や多忙な方でもチャレンジしやすい資格なので、ぜひ参考にしてみてください。

- ITパスポートとは?
- ITパスポート試験は誰でも受験が可能
- 合格率はおよそ50%
- 社会人経験があると合格に有利
- ITパスポート取得に必要な勉強時間
- ITの基礎知識がある場合:100~130時間
- ITの基礎知識がない場合:130~180時間
- ITパスポート試験の概要と出題範囲
- 試験概要
- 出題範囲
- ITパスポート試験の合格ライン
- ITパスポートを勉強する際のポイント
- 合格までに必要な1日の勉強時間を知る
- インプット・アウトプットを繰り返す
- スキマ時間を有効活用する
- ITパスポート資格を取得するならキャリカレがおすすめ
- 1日30分、2ヶ月で合格を目指せる
- 合格に必要な学びをギュッと凝縮した教材セット
- 紙でもWEBでも学習OK!生活スタイルによって学び方を選べる
- 合格率は全国平均の1.7倍!合格率83.3%が魅力
- 最長1年2ヶ月間の長期学習サポート(※)で安心して学べる
- まとめ
- よくある質問
ITパスポートとは?

ITパスポート試験は、ITを利活用する社会人や、これから社会人になる学生が備えておきたい、ITに関する基礎知識を証明できる国家試験です。情報処理の促進に関する法律に基づく情報処理技術者試験の一区分として、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施しています。
今やITは、私たちの社会にとって欠かせない存在となりました。転職後に即戦力として活躍するためにも、ITや情報セキュリティの知識はすべての社会人にとって必要不可欠といえるでしょう。
ITと聞くとエンジニア職をイメージしがちですが、事務職や営業職など、幅広い職種や業種で広く求められる知識です。また、大学や高校でITの授業やITパスポート試験の合格対策講座を開設しているところもあり、学生の受験者も増えています。
ITパスポート試験は誰でも受験が可能

ITパスポート試験には、年齢・学歴・職歴などの受験資格が設けられていません。IT関連の実務経験や特定の資格も必要なく、社会人だけでなく、大学生・高校生などの学生も受験できます。IT系企業に勤務していない人や、ITを初めて学ぶ人も受験可能です。
合格率はおよそ50%
令和3年度から令和7年度までのITパスポート試験の受験者数・合格者数・合格率を表にまとめました。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
令和3年度(2021年度) | 211,145人 | 111,241人 | 52.7% |
令和4年度(2022年度) | 231,526人 | 119,495人 | 51.6% |
令和5年度(2023年度) | 265,040人 | 133,292人 | 50.3% |
令和6年度(2024年度) | 273,905人 | 134,617人 | 49.1% |
令和7年度(2025年度) | 271,352人 | 132,012人 | 48.6% |
参考
ITパスポート試験の合格率は、年度によって多少異なります。令和7年度(2025年度)の受験者数は271,352人、合格者数は132,012人で、合格率は48.6%でした。直近5年間の合格率は48.6%~52.7%で推移しており、おおむね半数前後となっています。
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社会人経験があると合格に有利
将来に備えて受験する学生も多いITパスポート試験ですが、すでに企業で実務経験を積んできた社会人のほうが合格に有利といえます。その理由として、ITパスポート試験ではIT分野の知識以外にも、企業活動や経営戦略、マネジメントなどに関する知識が問われるからです。
これから転職を考えているなら、経営に関する知識があったほうが、より戦力として期待されます。ITを活用した業務改善の提案などができれば、事務職に留まらないフィールドでの活躍や収入アップなどにもつながりやすいでしょう。
ITパスポート取得に必要な勉強時間

ITパスポート試験の合格に必要な勉強時間は、ITやビジネスに関する事前知識、学習方法によって異なります。IPAが公式な標準学習時間を定めているわけではありませんが、学習計画を立てる際の一般的な目安として、事前知識の有無に分けて紹介します。
ITの基礎知識がある場合:100~130時間
ITに関する基礎知識がある人は、100~130時間程度が学習時間の目安とされることがあります。ただし、ITパスポート試験では、IT技術だけでなく経営戦略・財務・法務・プロジェクトマネジメントなども出題されます。IT分野の知識がある人も、ストラテジ系やマネジメント系を含めて現在の理解度を確認し、必要な学習時間を設定しましょう。
ITの基礎知識がない場合:130~180時間
ITを初めて学ぶ人は、130~180時間程度が学習時間の目安とされることがあります。1日2時間学習する場合、約2~3か月に相当します。ただし、必要な時間には個人差があるため、最初に過去問題やサンプル問題を解いて現在の理解度を確認し、余裕のある学習計画を立てましょう。
ITパスポート試験の概要と出題範囲

ITパスポート試験は、IPAが公開する最新のシラバスに基づいて出題されます。2026年7月時点の最新シラバスはVer.6.5で、「下請法」の削除と「中小受託取引適正化法」の追加が行われています。生成AIをはじめ、技術動向や法改正に応じて出題範囲が更新されるため、教材を選ぶ際は最新シラバスへの対応状況を確認しましょう。
試験概要
試験日 | 試験会場により異なる |
|---|---|
試験時間 | 120分 |
出題形式 | 四肢択一式 |
出題分野 | ストラテジ系(経営全般):35問程度 |
合格基準点 | 総合評価点600点以上、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上で合格 |
受験料 | 税込7,500円 |
試験日は、日本全国の試験会場でCBT(Computer Based Testing)方式で随時実施されています。CBT方式とは、コンピュータ画面に表示された試験問題に対してマウスやキーボードなどを使って回答する試験方法のことです。
それぞれの試験会場の3ヶ月先までの空席状況や開催日は、以下のURLから確認できます。
【ITパスポート試験】試験開催状況一覧
ITパスポート試験では、IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて評価点が算出されます。試験終了後、その場で総合評価点と分野別評価点を記載した試験結果を確認できます。ただし、この時点の結果は正式な合格発表ではありません。経済産業大臣による合格者の決定後、受験番号がITパスポート試験公式サイトに掲載されます。
出題範囲
ITパスポート試験の出題範囲は、大きく3つの分野に分かれています。それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.ストラテジ系(経営全般)
大分類 | 中分類 |
|---|---|
企業と法務 | 企業活動 |
法務 | |
経営戦略 | 経営戦略マネジメント |
技術戦略マネジメント | |
ビジネスインダストリ | |
システム戦略 | システム戦略 |
システム企画 |
ストラテジ系は、経営全般に関する幅広い知識が問われる分野です。情報化と企業活動に必要な専門用語や概念は特に重要なので、しっかり覚えましょう。よく出題されるのは、高等学校の情報科目、一般的な新聞や雑誌、書籍などに頻繁に登場する用語や概念などの知識です。日頃から新聞などに目を通して、情報処理や経営に関する知見を深めておくと安心です。
2.マネジメント系(IT管理)
大分類 | 中分類 |
|---|---|
開発技術 | システム開発技術 |
ソフトウェア開発管理技術 | |
プロジェクトマネジメント | プロジェクトマネジメント |
サービスマネジメント | サービスマネジメント |
システム監査 |
マネジメント系では、IT管理についての知識が問われます。大きく分類すると、「開発技術」、「プロジェクトマネジメント」、「サービスマネジメント」の3つです。
「開発技術」のうちの「システム開発技術」では、要件定義やシステム設計、プログラミング、テスト、ソフトウェア保守など、システム開発に必要なプロセスの基本的な流れを押さえます。「ソフトウェア開発管理技術」は、開発モデルや手法に関する意義を深めるのが目的です。
3.テクノロジ系(IT技術)
大分類 | 中分類 |
|---|---|
基礎理論 | 基礎理論 |
アルゴリズムとプログラミング | |
コンピュータシステム | コンピュータ構成要素 |
システム構成要素 | |
ソフトウェア | |
ハードウェア | |
技術要素 | 情報デザイン |
情報メディア | |
データベース | |
ネットワーク | |
セキュリティ |
テクノロジ系は、IT技術に関する知識が問われる分野です。たとえば、「基礎理論」では、2進数の特徴や演算などに関する考え方を学びます。「コンピュータシステム」では、コンピュータの構成や役割、システムの構成や処理形態の特徴など、IT活用に欠かせない基本的な知識を養います。
ITパスポート試験の合格ライン
ITパスポート試験は全100問で構成され、IRTに基づいて1,000点満点の評価点が算出されます。合格基準は、総合評価点が600点以上で、かつストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の分野別評価点が、それぞれ300点以上であることです。
総合評価点が600点以上でも、3分野のうち1分野でも300点未満の場合は合格基準を満たしません。単純な正答数で合否が決まる仕組みではないため、3分野をバランスよく学習することが大切です。
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ITパスポートを勉強する際のポイント

ITパスポートを勉強するには、どんなところに気を付ければいいのでしょうか。勉強する際に押さえておきたい3つのポイントを解説します。
合格までに必要な1日の勉強時間を知る
まず、合格までに必要な1日の勉強時間を知りましょう。自分の理解度をもとに、試験日から逆算して1日に確保できる勉強時間を割り出してください。試験日までに、出題範囲すべてを網羅的に勉強できるよう、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。
試験会場や日時によって空席状況が異なるため、受験日を決めたら早めに申込みを済ませましょう。クレジットカードまたはバウチャーで支払う場合は、空席があれば試験前日の正午まで申込みできますが、希望する会場や日時が満席になる可能性があります。学習計画を立てる段階で空席状況を確認しておくと安心です。
インプット・アウトプットを繰り返す
勉強したことを確実に自分のものにするには、参考書などから知識を習得するインプットと、覚えた知識をもとに問題を解くアウトプットの繰り返しが大切です。
また、朝と夜の時間を上手に使うことで、効率的な反復学習ができます。人間の脳は睡眠中に新しい記憶から整理していくため、インプットは寝る直前に行うのがおすすめです。一方で、朝起きた後は脳がしっかりと働くため、寝る前にインプットした記憶のアウトプットに向いています。ぜひ、試してみてください。
スキマ時間を有効活用する
スキマ時間も有効活用しましょう。通勤時間や家事・育児の合間など、1日の中で数分だけでも手の空く時間が何度か見つかるはずです。1回の勉強時間は短くても、回数を重ねれば30分や1時間勉強したことになり、積み重ねることで十分な勉強時間の確保に繋がります。
長時間の学習が難しい場合は、短い時間に区切って取り組む方法も効果的です。用語の確認、過去問題の演習、間違えた問題の復習など、スキマ時間ごとに学習内容を決めておくと、短時間でも効率よく勉強を進められます。
ITパスポート資格を取得するならキャリカレがおすすめ

ITパスポートの資格取得を目指すならキャリカレの「ITパスポート合格指導講座」がおすすめです。
ここでは、キャリカレの講座の特長について見ていきましょう。
1日30分、2ヶ月で合格を目指せる
キャリカレの講座は、試験問題を徹底的に分析し、効率よく合格力を養成するテキストを開発。1日30分 / 2ヶ月で合格を目指せます。
さらに、合格だけを目的とした知識ではなく、仕事に生かせる実践力を養成できるように、映像講義や添削指導など、充実の学習支援をご用意。DX人材として活躍したい方、DX人材の育成を検討中の企業様におすすめの講座です。
合格に必要な学びをギュッと凝縮した教材セット
メインのテキストは1冊だけ。合格に必要な学びはすべて凝縮されています。
そこに理解度をUPさせる映像講義、合格力を高める問題集と用語集をセット。さらに、学んだ知識をアウトプットできる実践模擬テストも付いています。これらの教材により、万全な体制で試験に臨めます。
紙でもWEBでも学習OK!生活スタイルによって学び方を選べる
じっくり学べる紙テキスト、スキマ時間にサクッと学べるWEBテキスト、キャリカレなら、どちらも対応しているので、場所や学習スタイルに合わせて自由に選んで学べます。
さらにWEBテキストは「ながら学習」に最適にテキストの音声読み上げ機能も付属。
スマホを活用して、スキマ時間を活用して効率よく学べます。
合格率は全国平均の1.7倍!合格率83.3%が魅力
ITパスポートの全国平均の合格率は約50%程度。キャリカレなら、全国平均の1.7倍の83.3%の高い合格率を誇ります。
受験した多くの受講生様が合格を勝ち取っています。
※2024年度試験結果より/キャリカレ受講生アンケート(受講開始日:2023年4月2日~2024年10月31日)調べ
最長1年2ヶ月間の長期学習サポート(※)で安心して学べる
キャリカレの教材到着日から試験終了まで、最長1年2ヶ月間(※)にわたってあなたの学習をサポートします。
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まとめ
IITパスポート試験には年齢・学歴・職歴などの受験資格がなく、ITの実務経験がない人でも受験できます。令和7年度の合格率は48.6%で、直近5年間では半数前後で推移しています。ただし、合格するには総合評価点と3分野すべての分野別評価点で基準を満たす必要があるため、出題範囲をバランスよく学習することが大切です。
キャリカレでは、ITパスポート試験合格に向けてのさまざまな教材とサポートをご用意しております。無料資料請求を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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よくある質問
Q1. ITパスポートの取得に必要な勉強時間はどれくらいですか? |
|---|
ITの事前知識がある方なら100〜130時間、IT初心者の方であれば130〜180時間程度が目安です。1日2時間の勉強なら、約2〜3ヶ月の期間勉強で合格を目指せます。 |
Q2. ITパスポートの勉強期間はどのように計画すべきですか? |
|---|
試験日から逆算し、毎日の勉強時間を決めるのがコツです。余裕を持って出題範囲をカバーするには、無理のないスケジュールを立てることが重要です。 |
Q3. ITパスポートの効率的な勉強法にはどんなものがありますか? |
|---|
「インプット」と「アウトプット」を繰り返すことが重要です。テキストで知識を身につけたあと、問題集や過去問題を使って理解度を確認しましょう。スキマ時間の活用も効果的です。 |
Q4. ITパスポートは独学でも合格できますか? |
|---|
はい、独学でも合格可能です。ただし、効率的な勉強法を取り入れ、過去問や問題集を活用することが成功のカギです。サポートが欲しい場合は通信講座の活用も検討しましょう。 |
Q5. 私大文系の学生ですが、ITパスポートの勉強は難しいですか? |
|---|
文系の方でも事前知識がなくても合格は可能です。専門用語やIT単語が多く、最初は難しく感じるかもしれませんが、丁寧な学習を積めば大丈夫です。 |
Q6. ITパスポートと基本情報技術者試験では、勉強時間にどれくらい差がありますか? |
|---|
基本情報技術者試験はより難易度が高く、ITパスポートよりも勉強時間が長くなります。基本情報は200〜300時間以上が目安とされており、プログラミングの理解も必要です。 |
Q7. ITパスポートに出る専門知識とはどのようなものですか? |
|---|
ITだけでなく、ビジネス情報、経営戦略、情報セキュリティマネジメントなども出題されます。実務経験がある社会人にはなじみやすい内容です。 |
Q8. ITパスポートの出題傾向はどのようなものですか? |
|---|
出題傾向は「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」に分かれており、合格にはそれぞれバランスよく学ぶ必要があります。情報リテラシーや時事問題も意識しましょう。 |
Q9. ITパスポートの勉強にはどんなテキストがおすすめですか? |
|---|
初心者には、図やイラストを使って用語を分かりやすく解説したテキストや、問題演習と解説を繰り返せる教材がおすすめです。プログラミングや全商情報処理検定を受けたことがある方は、応用型テキストでもOKです。 |
Q10. ITパスポート試験に合格するとどんなメリットがありますか? |
|---|
ITパスポート試験の学習を通じて、IT・情報セキュリティ・経営戦略・財務・法務などの基礎知識を身につけられます。合格後は、情報セキュリティマネジメント試験や基本情報技術者試験など、より専門的な情報処理技術者試験にステップアップする際の基礎としても役立ちます。 |
この記事の監修者
資格のキャリカレ編集部
170以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。ITパスポートは、情報処理技術の基礎知識を証明できる国家資格で、社会人や学生のスキルアップにも最適です。本コラムでは、試験概要や学習法、情報セキュリティ・ITストラテジ・マネジメントなどの重要分野のポイントを中心に、合格に役立つ最新情報をお届けしています。
