学ぶメリット｜知育レクリエーションインストラクター講座 | 通信教育講座・資格のキャリカレ

絵や写真で「男の子」「公園」「自転車」などを提示し、それらを使って子どもに短いお話を作ってもらうことで「言葉」の力を高めます。「どこでだれが何をした？」という型に先ほどの3つの単語を入れ込むと、「『男の子』が『公園』で『自転車』に乗っていました」となります。3つのステップは常に同じ数と内容でないといけないわけではありません。子どもの成長に合わせて、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」と発展的な学びにしていく工夫をしましょう。

動物や食べ物、乗り物の数を、ゲーム感覚で楽しく数えながら「数える」力を高めます。たとえば、ねこの描かれたカード3枚、いぬの描かれたカードを5枚用意。バラバラにして机に置き「ねこは何匹いるかな？」と問いかけ、どちらが描かれたものかを認識しながら数えます。その後、「どっちがたくさんいるかな？」と聞けば、「多い・少ない」といった数量の学びになり、カードを1列に並べて、「右から3枚目はどちらかな？」と聞けば、順番数の練習になります。

「形」の力を高める「なぞり書き」には、点と点をつないでいくパターンと、薄い線の上をなぞって絵や形を仕上げるパターンがあります。題材には、ロケットや車、花や動物など、子どもが親しみやすいものを選びましょう。なぞり書きで、図形の感覚が養われるだけでなく、集中力を高めたり、運筆力を高めたりできます。絵や形が仕上がったら、クレヨンで塗っていくことで、色彩感を養うだけではなく、脳のさまざまな部位を活性化させる効果も期待できます。

折り紙カレンダーでは、季節のものを形にすることで「常識」の力を高めます。写真や絵の多い本を使って季節の行事について学び、折り紙を折りながらその行事や日本文化、四季にまつわる話をします。「門松ってどういう意味があるんだろうね？」「こどもの日はなんでこいのぼりを飾るのかな？」などと、問いかけながら進めましょう。折ったものをカレンダーの空白スペースに張り付け、空いたスペースに絵を描かせたりしてカレンダーを形にしていくことで、文化を知りながら集中力も高めることができます。

動物や鳥が登場する絵本を読み聞かせながら、「鳥さんの足は細いんだね」「熊さんの足はどうなってるかな？」などと話して生物や植物に触れることで「自然」の力を高めます。足と体の写真や絵を比較しながら動物の写真や絵を見せて、「この動物の足はどちらでしょう？」という問いかけや、写真から足と体の正しい組み合わせを答えてもらうことで観察力や推理力が身につきます。