ITパスポート試験の合格発表はいつ?
合格証明書の申請方法や注意点など詳しく解説

ITパスポート試験の合格発表はいつ?合格証明書の申請方法や注意点など詳しく解説

こんにちは、資格のキャリカレ編集部です。

国家試験のITパスポート試験に合格すると、ITに関連する専門知識を習得したことの証明になり、就職や転職の際に役立ちます。ただし、合格証明書の発行は合格者による申込みが必要です。

この記事では、ITパスポート試験の合格発表はいつ頃か、合格証書を取得するための申請方法などを詳しく解説します。合格発表時の注意点や効率的に勉強するポイントなども解説しているので、合わせて参考にしてください。

記事を最後まで読めば、ITパスポート試験の合格発表のスケジュールや合格した際の証書の申込方法などが分かり、スムーズな手続きができるでしょう。

目次

ITパスポート試験の合格発表はいつ頃?

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ITパスポート試験の合格は合格発表の日に分かります。合格発表の日は受験要領や試験主催者の公開情報などで確認できます。まずは、合格発表のスケジュールを確認し、必要に応じて印刷しておくといいでしょう。

受験日の翌月15日前後に発表される

ITパスポート試験の合格者が正式に発表されるのは、受験した月の翌月15日前後の正午と定められています。合格発表を実施するのは、ITパスポート試験の主催者であるIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)のホームページです。合格発表の当日になると、IPAのホームページ上に合格者の番号が公表されます。

合格発表の当日に確認するのを忘れた場合は、合格発表ページにある過去の合格発表から確認できます。合格発表の具体的なスケジュールの確認は、IPAが運営するITパスポート試験のWebサイトで可能です。スケジュールは毎月のように更新されているため、受験前に確認しておくことをおすすめします。不明点がある場合はIPAのコールセンターへ電話で問い合わせましょう。

試験終了後に自分の得点を確認できる

ITパスポート試験は初めてCBT方式が採用された国家試験です。CBT方式とは筆記試験ではなく、コンピュータを使用して試験問題を回答する試験方法のことです。ITパスポート試験ではCBT方式を採用しているため、試験終了後に得点結果を確認できる特徴があります。

自分の採点結果とITパスポート試験の合格基準を照合することで、合格発表前でもITパスポート試験に合格したかどうかの目安を確認できます。ITパスポート試験の合格の条件は、総合評価点が1,000点満点中600点以上です。また、以下の3つの区分で分野別評価点を満たした場合に合格となります。

● ストラテジ系:1,000点満点中300点以上

● マネジメント系:1,000点満点中300点以上

● テクノロジ系:1,000点満点中300点以上

合格発表日の翌月15日前後に合格証書が発送される

ITパスポート試験に合格すると、全ての合格者に対して経済産業大臣から合格証書が交付されます。合格証書の正式名称は、情報処理技術者試験合格証書です。合格証書は賞状と同じ形式が採用されており、書面には以下の項目が記載されています。

● 合格者の氏名

● 合格者番号(受験票に記載された番号)

● 生年月日

● 合格した資格試験名

● 主催団体名

合格証書は合格発表日の翌月15日前後に随時発送されますが、合格証書を受け取れずにIPAへ返送されると保管期間後に廃棄されるため、廃棄前に再送の手続きが必要です。保管期限は、2024年4月以降とそれ以前で異なります。詳細はホームページを確認しましょう。

また、合格証書は受験時の現住所に送付されるため、受験後に住所が変わった場合は郵便局へ転居届を提出しておくことをおすすめします。合格証書に有効期限はありませんが再発行できないので、紛失しないように自宅でしっかり保管しましょう。

ITパスポートの合格証明書とは?

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ITパスポート試験では、合格証書とは別に合格証明書と呼ばれる書類があります。合格証明書とは、合格者のうち希望者にのみIPAから発行される書類です。合格証書は合格者が保管するものですが、合格証明書は企業や学校などへ合格したことを証明するために提出します。

合格証明書の交付を受ける場合は、ITパスポート試験ホームページから申請できます。発行申請は合格発表日から2週間程度過ぎれば可能です。合格証明書の交付に必要な手数料は1通あたり700円です。IPA側で入金確認が取れた後、1週間程度で合格証明書が普通郵便で発送されます。

合格証明書は再発行が可能なため、紛失してしまった場合でも再度手続きをすることで再発行してもらえます。ただし、合格後に氏名を変更した場合は、変更前と後の氏名を証明できる戸籍抄本の画像データの提出が必要です。

ITパスポートの合格証明書を申請・取得する方法

ITパスポートの合格証明書の発行は希望者のみのため、合格者は自分で申請手続きを行う必要があります。本章では、ITパスポートの合格証明書を申請・取得する方法を詳しく解説します。

オンラインで申請する

ITパスポートの合格証明書の発行は郵送による方法もありましたが、 2024年現在はオンラインのみです。合格証明書の申請手続きは合格発表後すぐに行えますが、発行されるタイミングは合格発表日から2週間後とされています。合格証明書の申請の流れは以下のとおりです。

1. IPAのサイトマップからITパスポート試験ホームページを開く

2. 受験者専用のマイページにログインする

3. 画面左に表示される各種申請メニューから合格証明書交付申請ページを開き、申請ボタンをクリックする

4. 入力ボタンをクリックして申請内容を入力する

5. 申請完了ボタンをクリックして申請書を提出する

ITパスポート試験ホームページに掲載の操作マニュアルのPDFを確認しながら操作すれば、スムーズな手続きを行えます。

申請が承認されたら交付申込をする

合格証明書の申請が承認されれば交付の申込み手続きを行えます。交付の申込期間は、申請承認から14日以内と定められています。期限を過ぎた時点で交付の申込みが行えなくなり、再度申請手続きが必要です。交付申請の際に必要な入力項目の一覧は以下のとおりです。

● 審査通過受付番号

● 和文部数(日本語による発行)

● 英文部数(英語による発行が必要な場合のみ)

● 郵便物送付先住所

● メールアドレスの確認・変更

● 利用者の登録情報の確認(氏名・カナ・生年月日)

上記を入力・確認後、支払方法を選択して手数料を支払います。支払方法は、コンビニ決済・クレジットカード決済などから選べます。手数料の入金確認後、1週間程度で合格証明書が発送される予定です。

ITパスポート試験合格発表についての注意点

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ITパスポート試験の合格発表時は、送付先の住所や合格証明書の有無を確認しておく必要があります。本章では、合格証書や合格証明書をスムーズに発行するための注意点を解説します。

合格証書は受験した時の住所に送られる

前述したとおり、合格証書は受験時に申請した利用者情報に基づく送付先へ発送されます。受験後に引越しや氏名の変更があった場合でも、受験時の情報が反映されるため注意が必要です。

受験後に合格証書の送付先を変える必要がある場合は、郵便局へ転居届を提出してください。転居届の提出によって、受験後に住所が変わっても転居後の住所に合格証書が郵送されるように手配できます。ただし、郵便局が転居先に郵便物を届けてくれる期間は1年間と決まっているため、市区町村役場で転居の手続きを必ず済ませておきましょう。

求人へ応募する際は合格証明書を準備しておく

ITパスポートの資格が重視される求人に応募する際は、IPAが発行するITパスポート試験の合格証明書を申請しておくことをおすすめします。合格証書は再発行できないため、ITパスポート試験の合格を証明するには向いていません。

一方で、再発行が可能な合格証明書なら、何枚でも発行してもらえるので応募先の企業へ応募書類と一緒に添付できます。合格証明書を提出すれば、ITパスポート試験の合格者であることを証明でき、就職・転職で有利になります。ただし、合格証明書の申請から発送までには時間がかかるため、余裕を持って準備しておきましょう。

ITパスポート試験の合格を目指す5つのポイント

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ITパスポート試験に合格するためには、5つのポイントを考慮して試験勉強を行う必要があります。主なポイントは次の5つです。

● 学習計画を作成する

● スキマ時間も活用する

● 繰り返し問題を解く

● 頻出用語を重点的に学習する

● 通信講座を活用する

本章では、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

1.学習計画を作成する

ITパスポート試験を独学で受験する場合は、試験当日までの学習計画を綿密に立てておくことが重要です。学習計画を立てずに勉強を始めると、他の予定で学習時間を確保できなくなったり気分によって勉強しない日が続いたりして、思うように学習が進まなくなる恐れがあります。

特に、社会人の場合は仕事をしながら独学をする場合は学習時間を帰宅後に取るのか、休日にまとめて取るのかによっても学習の進め方が変わってきます。学習計画を立てる際は試験の出題範囲を網羅できるように、1日に取れる学習時間を考慮しながら予定を組みましょう。

ITパスポートを独学で取得することは可能?効率的な学習のコツも解説!

2.スキマ時間も活用する

仕事や家事などをしながらITパスポート試験の勉強をする人の中には、学習時間を確保するのが難しいケースもあるため、スキマ時間の活用をおすすめします。学習時間が短いと集中力が切れにくく、毎日学習を無理なく続けられます。特に、通勤・通学の移動時や休憩時間などのスキマ時間を上手に活用するといいでしょう。

スキマ時間にできるITパスポート試験の学習方法として、講義動画やオンライン教材の活用が挙げられます。また、ITパスポート試験に対応したスマートフォンアプリを活用すれば、参考書や試験問題集がなくてもどこにいても試験勉強ができます。

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3.繰り返し問題を解く

ITに関連する資格試験の受験が初めての場合は、IT用語をはじめとする基礎知識から学ぶことが重要です。ITパスポート試験の基礎知識を学ぶなら、初心者でも分かりやすくまとめられている参考書を活用することをおすすめします。

参考書で基礎知識を学んだ後は過去問題を繰り返し解き、ITパスポート試験の出題傾向を把握するといいでしょう。参考書でインプットし、過去問題を解いてアウトプットする、この繰り返しがITパスポート試験の合格につながります。過去問に慣れてきたら、試験時間内に全問を解けるようにスピードを意識して解きましょう。

4.頻出用語を重点的に学習する

ITパスポート試験の合格基準は総合評価点が1,000点満点中600点以上のため、点数を伸ばすために苦手分野に時間をかけて勉強する人もいるかもしれません。しかし、苦手分野に時間をかけすぎるよりも頻出用語や出題範囲が多い問題を重点的に学習した方が、より多くの点数を取れる可能性が高まります

1点でも多く点数を取れるように工夫するなら、頻出用語や出題範囲が多い問題を重点的に学習しましょう。ITパスポート試験の合格基準には3つの分野でそれぞれ300点以上の点数を取る必要があるため、合格点が安定して取れるようになるまで過去問を繰り返し解くことをおすすめします。

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5.通信講座を活用する

ITパスポート試験の合格を目指す方法として独学やスクール通学などがあります。しかし、働きながら試験勉強をする人の場合、独学での合格の難易度は高く、スクールは通学に時間や費用がかかります。仕事と試験勉強の両立を図るなら、働きながらでも資格取得を目指せる通信講座の活用がおすすめです。

通信講座は試験当日までの学習計画が立てられており、自分のペースに合わせて試験勉強を行えます。また、サポート体制が整備されている通信講座を受講すれば講師に質問できるため、疑問を残さずに学習を進められます。オンライン教材はスマートフォンにも対応しており、スキマ時間でも効率的な勉強が可能です。

ITパスポートの合格を目指すならキャリカレがおすすめ

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通信講座を利用してITパスポート試験の合格を目指すなら、通信講座のキャリカレがおすすめです。キャリカレのITパスポート合格指導講座なら、学習から2ヶ月でITパスポート試験の合格に必要な知識をほぼ網羅して身に付けられます。資格のキャリカレの大きな特徴は、サポートが充実していることです。

学習修了後は3回の実践模擬テストを実施しており、講師が細かく採点します。テスト結果から、受講者の苦手なポイントや復習が必要な点をオンライン上で講師から添削指導を受けられる上に、学習サポート期間中は何度でも無料で質問できるので疑問点をすぐに解消できるでしょう。ITパスポート合格指導講座では、最長12ヶ月間の長期サポートを受けられます。

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キャリカレで効率よくITパスポート合格を目指そう

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ITパスポート試験の合格発表は受験した月の翌月15日前後の正午です。合格後は経済産業大臣から合格証書が発行されます。就職・転職活動でITパスポートの資格をアピールするなら、合格後にIPAから合格証明書を発行してもらうといいでしょう。合格証明書の申請は合格者本人が行う必要があるため、必ず申請しましょう。

仕事をしながら試験勉強をするなら、サポート体制が充実している通信講座の受講をおすすめします。通信講座のキャリカレでは、ITパスポートをはじめとする150以上の通信講座を取り扱っています。通信講座の案内資料を配布しているため、以下のサイトにある講座ページと合わせてご覧ください。

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この記事の監修者

資格のキャリカレ編集部

150以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。ITパスポートはITリテラシーの向上や、基本的なIT技術向上のための資格です。ITパスポートの詳細や試験対策をはじめ、ITパスポート資格の魅力や最新情報をお伝えしていきます。

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