MOS資格は役に立たない?メリットやよくある疑問を解決!

「MOSは取得しても役立たない」という意見を目にして不安になった方もいるかもしれません。MOS資格は役立つ人もいれば役立たない人もいるのが実情です。ここでは、MOSが「役に立たない」と言われる理由やMOS取得のメリットなどを解説します。
目次
MOSが役に立たないと言われる理由

MOSは数種類あるパソコン技能系の資格のなかでも、ほかに劣らず認知度が高い資格です。
しかし、グローバルに有用性が高いとされる一方で、MOSが「役に立たない資格」などと言われることがあるのはなぜなのでしょうか。
ここでは、MOSが役に立たないと考える人がいる理由について解説します。
難易度が低く資格取得が容易のため
MOS試験の合格率は、MOS公式ホームページ上では非公表です。
にもかかわらず、MOS試験の合格率が高いことが世間で知られているのは、各地のパソコン教室などが発表する独自の合格率データが出回っているためと推測されます。
確かにMOSの試験結果における合格率を80%~90%以上と公表している教室も多く、その合格率だけ見れば、難易度が低いことで知られる日商PC検定の基礎級~3級と同水準です。
汎用性にすぐれる日商PC検定でも、基礎級程度の取得ではあまり役に立たないのではないかという声もあるため、合格率が似通っているMOSも同じようなイメージを持たれている可能性があります。
ただし、日商PC検定とMOSは目的や内容が異なるので、合格率だけで単純比較はできません。
受験料と取得のメリットが釣り合わないため
MOS試験は難易度が低く、取得してもあまりありがたみがないというイメージを持たれていながら、受験料が高額である点も「役に立たない」とされる理由につながっていると考えられます。
先ほども比較対象とした、MOSと合格率が近い日商PC検定の基礎級〜3級と比べても、受験料の高さは下表のとおり明らかです。
資格試験名 | 試験の種類 | 受験料 |
---|---|---|
MOS | Word 365&2019(一般レベル) | 一般価格 10,780円(税込) 学割価格 8,580円(税込) |
Excel 365&2019(一般レベル) | 一般価格 10,780円(税込) 学割価格 8,580円(税込) |
|
日商PC検定 | 3級 | 5,240円(税込) |
Basic(基礎級) |
4,200円(税込) |
MOSの一般レベルでは上記の水準ですが、上級レベルともなると、料金はさらに高くなります。
また、Word・Exelともに受験したり、パワーポイント試験も加えて受験したりすれば、一度の受験でも高額な出費となってしまうでしょう。
WordやExelのレベルによってもMOSの受験料は異なりますが、いずれにしても、PC資格試験としては、MOSの受験料は比較的高額と言えます。
資格取得が目的になり実務的なスキルが身につかないため
PC操作に少しは慣れている方なら、MOS試験の一般レベル合格のために必要とされる目安時間は、40時間程度とされています。
MOSについては、「マイクロソフト製品を一定レベルで扱える証明」であると認知している人もおり、特別なスキルがなくても、一通りの試験勉強をすれば合格できてしまう資格検定と思われがちです。
そのため、実務で活用できるPCテクニックやスキルを学んで実際の職場で生かしたいと考える方にとっては、少し物足りない資格ととらえられてしまうのかもしれません。
就職や転職でも有利になるとは限らないため
MOS取得者が、企業・事業所の採用で必ずしも有利になるとは限りません。
就職・転職時にMOS保有が決め手となるかどうかは未知数です。
MOSは認知度が高い資格試験であり、就職活動で有利になることを見越して多くの学生や就職・転職希望者が受験している現状があります。
同じタイミングで就職・転職採用試験を受けたなかで多数の受験者が同等のPCスキル資格を持っていた場合、MOSがライバルと差別化できるような資格かと言えば、そうとは言い切れないのが実情です。
特に一般職・事務職の採用試験を受ける場合には、周囲のライバルに競り勝つことができるだけの資格とはならない場合もあり得るでしょう。
MOSとは何?

MOSとは「マイクロソフトオフィススペシャリスト」を略した呼び名です。
MOS試験に合格して資格を取得すると、マイクロソフト社のオフィスソフトを、一定以上のレベルで操作できることの証明となります。
ここでは、そもそもMOSの名称で親しまれている資格が具体的にどのような技能を裏付けるものなのか、どのような特徴がある資格なのかをわかりやすく解説します。
マイクロオフィス製品のスキル証明になる資格
MOSは、マイクロソフト社の「Word」「Excel」といったアプリケーションソフトを使いこなせることを証明できる資格です。
Word・Excel以外にPowerPoint・Outlook・Accessも対象科目となっており、受験する方のニーズに応じて、それぞれのソフトのスペシャリストにも、マイクロオフィス製品全般のスペシャリストにもなれます。
世界中のさまざまな企業・事業所・職場では、もはやマイクロオフィスのソフトウェアを操作できることは必須条件とも言えるでしょう。
しかし、採用前にはマイクロオフィス製品の操作が可能であるという物理的な証拠を見せることはなかなかできません。
MOS試験に合格すれば、合格認定証や印刷もできるデジタル認定証を発行してもらえるため、就職や転職活動時に資格保持者である証拠を見せられるのです。
仕事で役立つ実用性の高い資格
MOSはパソコンを操作しながら受験する実技タイプの試験です。
そのため、受験に合格して認定証を得ることで単にスキルを証明できるだけでなく、試験に向けて勉強することにより、Word・Excelなどの実務能力を実際に向上させられます。
マイクロソフトのソフトウェアは誰でも使いやすく、あまり使用したことがない方でも、ある程度までは使用できるソフトです。
しかしオフィス製品のさまざまな機能や操作方法を学んだ人は、ツールを使いこなして業務・作業をより円滑かつ快適に行うことができるため、本格的に学んでいない人に差をつけられます。
Word・Excel・PowerPointはもちろん、データ管理を行う方法などは、難易度の高いAccessで受験してMOS資格を取得しておくと、業務を行ううえで大きな信頼を寄せてもらえる可能性があるでしょう。
また、MOSの一般レベルに合格した後、上級レベルを目指して勉強を続ければ、パソコンでの事務・営業能力をさらに高めることもできます。
ほかにもPC初心者の学生や在宅ワーカーなどは、MOSの受験勉強を進めていくにつれて、自然とパソコンのスキルをアップさせる効果も期待できます。
MOSは役に立つ!資格取得のメリット

MOSは取得しても役に立たないという噂を聞いたことがある方も、ここまでの解説でMOSという資格の有益さを知っていただけたのではないでしょうか?
MOSは役に立たないどころか、就職・転職時にも職場での業務においても、役に立つ資格試験です。
ただし、仕事や家庭で事務作業を全く行わない人にとっては役に立たない資格かもしれません。
ここでは、MOSを取得するメリットを改めて3つ紹介します。
業務の効率化につながる
MOSを取得しなくても、Word・Excel・PowerPointなどを使用することは可能です。
しかし、MOS取得に向けて勉強することにより、効率的に活用できる機能や技を使いこなせるようになるため、実際の職場での業務も自然と効率化します。
MOSのWord部門一般レベルを取得した方は、基本的な文書作成に困らない十分なスキルを身につけているため、それほど複雑な作業を必要としない業務などは、スムーズにこなせるでしょう。
また、Wordの上級レベル合格者は、長文文書作成で役立つ目次機能や、書式の一括設定ができるスタイル機能を使いこなせるようになります。
Excelの場合、一般レベル合格者は、表計算に必要なセルの書式設定や関数作成を学び終えているため、基本的な事務作業を円滑に進められるでしょう。
上級レベルの合格者なら、マクロ作成や入力規則・条件付き書式の設定など、さらに高度な機能を使って業務に生かせます。
これまでは何となく見よう見まねでマクロソフトウェアを使っていた方も、MOSを取得することで、自信を持って正しい操作方法や未知の機能を業務に生かせるようになるのです。
履歴書でアピールできる
履歴書の所定欄に保有する資格としてMOSを記載することで、就職・転職・アルバイト採用試験時に自分のスキルをアピールできます。
MOSは、「保有しているだけで実務能力を伴わない可能性もある」と見なされがちなペーパー資格ではありません。
実際にパソコンを触って所定のアプリケーションソフトを操作し試験を受けるため、実務能力が伴っていることを証明できます。
実技試験だけのMOSを持っている人であれば、「どのレベルの業務までを任せることができるか」を企業側も推量しやすく、採用して良いかどうかの一つの目安にできるでしょう。
最近はスマートフォンの普及でパソコンのスキルを持たない若年層が増加傾向にあると言います。
学生などで同世代のライバルに差をつけたいという方も、MOSを取得すれば履歴書上での良いアピール材料にできるでしょう。
事務仕事では即戦力として活躍できる
MOSを取得した人は、事務職に必須のPCスキルがあると証明された人材です。
MOSを取得しておけば、たとえ新入社員であっても転職先であっても、表計算・グラフ作成・文書作成・データ管理といった基本の事務仕事にすぐに着手し、職場の即戦力として活躍できるでしょう。
一般レベル・上級レベルいずれの資格を持っているのかや、受験時のソフトウェアのバージョンによっても企業側からの評価は変わる可能性がありますが、パソコンを使用した事務作業を任せられる人として、周囲から期待をかけてもらえる可能性は高いと言えます。
また、MOSは世界共通の資格なので、海外で働く場合にも利用価値がある点も大きなメリットです。
そのため、海外のオフィスで働く希望があり、現地ですぐに採用試験を受けて即戦力になりたいという方は、日本国内のパソコン技能検定よりもMOS取得をおすすめします。
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MOS資格のよくある疑問

MOS資格は「取得してもあまり意味がない」「就活や転職で役に立たない」といった噂を聞いたことがある方は、MOS試験についてさまざまな疑問や不安を抱きがちです。
そこでこの章では、MOS資格に関して寄せられるよくある疑問にお答えします。
MOS試験を受けるべきかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
履歴書に書いてもいい?
MOSは履歴書に書くことができる資格です。
WordやExcelは資格を取らなくてもある程度操作できるもののため、そのソフトを操作できることを履歴書に記載しても、メリットがあるのかどうか悩む方がいるかもしれません。
しかし、マイクロソフトオフィスのユーザーのなかでもMOS取得者は、さまざまな機能を使いこなすことができるスペシャリストです。
MOSの公式ホームページ内で公表されている報告書によると、マイクロソフトオフィスの「平均的なユーザーのほとんどは、10%程度の機能しか使っていない」とされています。
本格的に学んでいない人は、せっかくのソフトを有意義に使えていないのが実情です。
一方、世界各国の企業従業員のうち、「MOSを取得した従業員の80%が、『知識とスキルで一目置かれるようになった』と先ほどと同じアンケート内で回答したことが報告されています。
独学で取得できる?
MOSは、合格レベルまで根気強く勉強できれば、独学でも取得できます。
MOS対策のテキストは市場に多数流通しており、簡単に入手できるため、モチベーションを保てる方なら独学で合格できるでしょう。
ただし、テキストの種類は豊富にあるため、MOSの過去問に沿った実践的なものを選ぶことが合格のポイントです。
また、合格までに必要な勉強時間は、それぞれが持っている知識やPCスキルによって大きく変わります。
さらに、「計画性がある」「目標に向かってコツコツと努力できる」など、独学向きの性格かどうかによっても合格可能性は異なるものです。
独学でMOS取得を目指すべきかどうかは、自分自身の現在のPCスキルや性格を見極めて決断することをおすすめします。
どんな人が受験しているの?
MOSの公式ホームページによると、MOS試験の受験者は一般レベル・上級レベルともに若い世代が多い傾向です。
具体的には、2021年の受験者のうち、一般レベルで全体の65.8%を30歳以下の人が占めており、上級レベルでも53%が30歳以下の人だったと報告されています。
スマホ操作は得意でもパソコンを使えない若者が増えているなか、MOS取得が就職などで有利に働くことへの期待感は大きいと言えるでしょう。
また、学生向けの世界大会があることも、若年層からニーズが多い理由となっているかもしれません。
MOS資格を対策するなら、どこがおすすめ?

MOS資格を取得するための勉強には、独学のほかにもスクールに通う方法や通信講座を受講するなどの方法があります。
スクールは入会や受講料のほか、通学にかかる時間や費用などを考慮する必要があるため、時間的・経済的に余裕のある方には向いている学習方法と言えるでしょう。
ただ、通いたいスクールが近隣にない方にはスクールでの勉強はもともと難しい選択です。
そのため、多様な生活スタイルや年齢層の方におすすめできるMOS試験対策は、通信講座を活用する方法と言えるでしょう。
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MOSはマイクロソフト社公認で、正確かつ豊かなパソコンスキルを持つことを証明できる資格です。
マイクロソフトのアプリケーションは日常的に使われるものですが、「自己流の使い方をしているだけで、就活・転職・昇進でアピールできるほどの実力はない」という方も意外と多いのが実情です。
また、若者のなかにはそもそもパソコンを使い慣れていない方もいるため、ライバルに差をつけるためにもMOS取得は有効と言えます。
効率的かつ最短ルートでMOS試験に合格したい方は、どの勉強方法が一番自分に合っているのかを見極めて選択することがおすすめです。
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