ケアマネジャー(介護支援専門員)になるには?
受験資格やなるまでの期間・流れについて詳しく解説

こんにちは、資格のキャリカレ編集部です。
ケアマネジャー(介護支援専門員)は国家資格ではないものの、介護業界で業務の幅を広げるのに最適な資格です。ケアマネの資格試験の受験を検討している人の中には、ケアマネになれるのか不安を抱く人もいるでしょう。
今回は、「ケアマネジャーになるにはどうすればいいのか?」という疑問の解消に役立つケアマネジャーの受験資格や仕事内容などの概要や資格取得のメリット、ケアマネに向いている人の特徴などを詳しく解説します。ケアマネの求人を探す方法や資格取得におすすめな通信講座も紹介しているので、ケアマネに関する情報を検索している人はぜひ最後までご覧ください。
目次
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ケアマネジャーとは

ケアマネジャーは、ケアマネという略称で呼ばれており、介護サービスによるケアが必要な人をサポートするための職種です。介護保険制度では、ケアマネジャーのことを介護支援専門員と呼んでいます。
ケアマネジャーの実務は介護保険制度に基づくケアマネジメントを行う必要があることから、介護サービスや関連の制度などの幅広い知識が求められます。具体的な業務内容は、ケアプランの作成や介護サービス利用者への対応などです。いずれの業務も介護施設や医療機関との連携が不可欠です。
ケアマネジャーの働く場所は、利用者の自宅で介護サービスを提供する居宅介護支援事業所や、施設に長期間入居して24時間介護サービスを提供する介護老人保健施設・特別養護老人ホームなどの介護老人福祉施設です。ほかにも、都道府県ごとに介護相談の窓口になっている地域包括支援センターなどが挙げられます。
ケアマネジャーになるための受験資格・流れ

ケアマネジャーになるには資格試験を受験して合格する必要があります。しかし、資格試験には受験資格が設けられているため、要件を満たしていなければ受験できません。本章では、ケアマネジャーになるための受験資格や受験の詳細な流れについて解説します。
1.実務経験を積んで受験資格を得る
ケアマネジャーの受験資格を得るためには、実務経験を積む必要があります。受験資格は以下のとおりです。
● 保健・医療・福祉にかかわる国家資格を保有し、通算5年以上で900日以上その資格に基づいた業務に従事した者
● 相談援助業務の実務を5年以上経験している者
保健・医療・福祉にかかわる国家資格にはさまざまな資格があります。ケアマネジャーの受験資格を得られる国家資格の例は以下のとおりです。
● 医師(歯科医師含む)
● 看護師
● 薬剤師
● 保健師
● 介護福祉士
● 社会福祉士
● 理学療法士
● 作業療法士
また、上記の国家資格だけでなく、以下に挙げる職業に就き、通算5年以上で900日以上従事した人も受験資格を得られます。
● 相談支援専門員
● 生活相談員
● 支援相談員
● 主任相談支援員
ケアマネジャー資格試験に申し込む時点で受験資格を満たしていなくても、試験日の前日までに実務経験の要件を満たせば資格試験を受けられます。
2.ケアマネジャー試験に合格する
ケアマネジャーの受験資格を満たしている場合は、介護支援専門員実務研修受講試験を受験し、合格を目指します。資格試験は各都道府県の管轄下で年1回実施されています。ケアマネジャーの資格試験を受験するためには、申込み期間中に受験の申し込みが必須です。例年、5月~6月下旬ごろに試験案内を入手できます。受験の申し込み時に提出が必要な書類は以下のとおりです。
● 受験申込書
● 国家資格の免許証または登録証の写し
● 実務経験証明書または実務経験見込証明書
受験申込書には受験者の証明写真と受験手数料振込票を貼付する必要があります。実務経験が通算5年以上で、通算900日以上の受験資格を満たしている場合でも、異なる職業で複数の事業所に勤務している人は従事日数内訳証明書の提出が求められます。また、申し込み後に氏名や住所などを変更した人は、記載事項変更届の提出が必要です。国家資格の合格証の写しは無効になるため注意しましょう。
3.介護支援専門員実務研修を受講する
介護支援専門員実務研修受講試験に合格した後は介護支援専門員実務研修を受講し、修了する必要があります。実務研修では、ケアマネジャーが実務を行うときに必要な基礎知識や技能を学びます。主な研修内容は、介護保険制度の理念や現状、ケアマネジメントの基本、基礎技術の実習などです。
研修形式は大きく分けて講義形式(16時間)と演習形式(71時間)の2パターンがあり、研修時間は合計87時間となっています。さらに、居宅介護支援事業所での3日間の現場実習では、リアルな介護現場での業務の流れや病気を持っている利用者に応じた緊急時の処置方法などを学ぶことも可能です。
介護支援専門員実務研修の修了前には研修で学んだ知識や技能を問うテストが実施されます。テストに合格すると研修は修了となり、ケアマネジャーになれるという流れです。
4.介護支援専門員資格登録簿に登録をする
介護支援専門員実務研修の修了後は、3カ月以内に介護支援専門員資格登録簿への登録手続きを行います。介護支援専門員資格登録簿とは、介護支援専門員の資格保有者として登録するための登録簿のことです。
ただし、介護支援専門員資格登録簿に登録するだけでは介護支援専門員として仕事に就くことはできません。介護支援専門員の業務を行うには後述する介護支援専門員証が必要です。介護支援専門員証の交付申請は登記簿への登録手続きをする際に合わせて行います。
手続きの際に提出が必要な書類は都道府県によって違います。そのため、事前に提出先や提出書類を忘れずに確認しておくことが大切です。例えば、東京都では専用システムによる電子申請が行われており、以下の書類の提出が求められます。
● 専門員証用の顔写真
● 実務研修修了証明書
● 本人確認書類(住民票・運転免許証・マイナンバーカードのいずれか)
● 戸籍妙本
5.介護支援専門員証の交付申請をする
介護支援専門員証は介護支援専門員資格の保有者であることの証明になります。実務研修の修了者が自分で交付申請をしなければ介護支援専門員証は交付されません。
介護支援専門員資格登録簿への登録手続きと一緒に介護支援専門員証の交付申請を行いましょう。介護支援専門員証は、申請手続きから約1カ月で交付されます。介護支援専門員証が交付されたら、晴れたケアマネジャーとして働くことができます。
ただし、介護支援専門員証は5年間の有効期間が定められており、再交付を受けるには有効期間が切れる前に研修を受けて更新手続きを行わなければなりません。更新研修の時間や内容はケアマネジャーとしての実務経験の有無で異なります。
ケアマネジャーになるには最短どのくらいかかる?

ケアマネジャーになるには、受験資格の要件を満たすために最短でも5年は必要です。現時点で保有している資格の種類や有無によって、ケアマネジャーを目指す方法は異なります。本章では、介護福祉士や看護師・社会福祉士、無資格・未経験の3つのケースに分けてケアマネジャーを目指す方法や資格取得にかかる期間を解説します。
介護福祉士からケアマネジャーを目指すケース
介護福祉士からケアマネジャーになるには、最短で5年かかります。5年の期間が必要な理由は、介護支援専門員実務研修受講試験の受験資格を得るのに実務経験が通算5年以上または通算900日以上の従事日数が必要なためです。
国家資格である介護福祉士の資格を用いて通算5年以上実務経験を積んだ場合は、最短5年で受験資格が得られます。介護福祉士の資格さえあれば、雇用形態がパートタイマーや非常勤スタッフであっても実務経験の要件を満たせます。仮に、受験を申し込む時点で受験資格を満たしていない場合でも、試験の前日までに実務経験の要件を満たせば受験可能です。
ただし、育児休業のような休業期間中は実務経験として算定されません。また、同じ業務内容であっても介護福祉士の資格取得前に従事した期間も実務経験には含まれないため、受験資格の要件を満たしているか確認する際は注意しましょう。
看護師・社会福祉士からケアマネジャーを目指すケース
介護福祉士の資格がなくても、看護師や社会福祉士などの国家資格を保有していれば最短5年でケアマネジャーの資格取得を目指せます。ケアマネジャーの受験資格には、看護師や社会福祉士など、保健・医療・福祉系の国家資格の保有と、その資格を用いて業務に従事した実務経験があることが挙げられています。その他、以下に挙げる資格を持つ人も受験可能です。以下の一覧を参考にしてください。
● 助産師
● あん摩マッサージ指圧師
● はり師
● きゅう師
● 柔道整復師
● 歯科衛生士
● 機能訓練士
● 義肢装具士
● 言語聴覚士
● 視能訓練士
● 精神保健福祉士
● 管理栄養士
● 栄養士
なお、実務経験として通算5年以上または通算900日以上業務に従事している場合は受験資格が得られます。受験の申し込みの際に従事日数が不足している場合でも、試験前日までに通算900日を満たすことができれば受験可能です。
無資格・未経験からケアマネジャーを目指すケース
受験資格に指定された国家資格を保有しておらず、保健・医療・福祉にかかわる実務経験がない場合は、ケアマネジャーの資格を取得するまでに最短でも8年はかかります。無資格で未経験の人がケアマネジャーになるには、まずは介護福祉士の資格取得を目指すのが一般的です。
介護福祉士の資格取得には、介護現場で3年以上の実務経験を積む必要があります。介護現場での3年に加えて、介護福祉士の資格取得後に5年の実務経験が必要なため、無資格で未経験の場合は最短8年かかるといわれています。
介護福祉士の資格を取得する方法として福祉系の高校に通学する方法もありますが、卒業するのに3年は必要です。介護福祉士養成施設に通学すれば最短2年で介護福祉士の資格を取得できるため、最短7年でケアマネジャーの資格取得を目指せます。
【2025(令和7年)】ケアマネジャーに関連する介護福祉士の試験日程が発表

介護福祉士国家試験を運営する公益財団法人社会福祉振興・試験センターは、2025年度(第37回)の試験日程を公式ホームページで公表しています。
介護福祉士の資格はケアマネジャーの受験資格の要件に関連するため、介護福祉士の資格を取得してケアマネジャーを目指す場合は試験日程をしっかり把握しておきましょう。詳しい試験日程や合格発表等の時期は以下のとおりです。
● 受験申し込み受付期間:2024(令和6年)年8月7日(水)~2024(令和6年)年9月6日(金)
● 筆記試験日:2025(令和7年)1月26日(日)
● 合格発表日:2025(令和7年)3月24日(月)14時頃
● 受験の手引きの請求開始日:2024(令和6年)7月上旬頃
介護福祉士国家試験の受験の申し込みは、インターネット受験申込サイトからも手続きを行えます。申し込みが受理されると、試験センターから受験票が郵送されます。2025年度(第37回)の受験申し込み受付期間に手続きできなかった場合は、次回の2026年度(第38回)試験に向けて申し込み手続きの準備をしておきましょう。申し込み受付期間は2025年8月上旬~9月上旬の予定です。
ケアマネジャーの資格に更新は必要?

ケアマネジャーの資格には有効期限があるため、定期的な更新が欠かせません。資格の有効期限は5年間で、満了日までに更新を行わないと資格を失う恐れがあります。とくに初任の場合は忘れないように気をつけましょう。資格の有効期限が切れたまま業務を行った場合は、資格の登録が抹消されるため注意が必要です。また、当人だけでなく、有効期限が切れたケアマネジャーによって介護報酬を受けた事業所は人員基準違反に問われ、介護報酬の返還を求められます。
更新手続きが遅れて資格を失効しても再研修を受ければ更新できるため、万が一満了日までに更新できなかった場合は事業所に報告をしたうえで、再研修の手続きを進めましょう。ケアマネジャーの資格の更新研修は実務経験の有無によって内容が異なります。実務経験がない場合とある場合に分けて詳しく解説します。
実務経験がない場合
ケアマネジャーの資格を取得し、実務経験がないものの資格を更新したい場合は、実務未経験者向けに実施される合計54時間の更新研修の受講が必要です。更新研修を受講するには受付期間内に申し込み手続きを済ませておかなければなりません。
更新研修は大きく分けて講義とグループ演習の2種類で構成されています。講義の一部はオンデマンド配信で実施されるため、自分の都合に合わせて講義を受けられます。カリキュラムの例は、介護保険制度の理念・現状及びケアマネジメントや自立支援のためのケアマネジメントの基本など、利用者の自立支援や介護保険制度への知識を深められる内容です。
ケアマネジャーの資格を活かして働かない場合は、2回目以降の更新も54時間の更新研修を受けることで資格を更新できます。
実務経験がある場合
資格取得後にケアマネジャーとして実務に就いている人は、初回の更新研修を受ける前に専門研修課程のⅠやⅡの受講が必要です。専門研修課程(Ⅰ)は、ケアマネジャーの実務経験が6カ月以上の人を対象にした研修です。一方の専門研修課程(Ⅱ)は、ケアマネジャーの実務経験が3年以上の人を対象にしています。
専門研修課程のⅠとⅡのどちらも修了していない場合は、ケアマネジャーの資格を更新するのに合計88時間の更新研修の受講が必要です。専門研修課程(Ⅱ)のみ修了していない場合は、合計32時間の更新研修を受講することで資格の更新を行えます。実務経験があるものの、現在はケアマネジャーの仕事はしていないという場合は、資格の有効期間が満了する1年以内に、実務経験の年数に該当する更新研修を受講しましょう。
ケアマネジャーの業務内容

ケアマネジャーの主な業務内容は以下のとおりです。
● ケアプランを作成する
● 会議を開催する
● 利用者にモニタリングを実施する
● 給付管理票を作成する
● 要介護認定のための訪問調査を実施する
● 要介護認定の代理申請を行う
ケアプラン(介護サービス計画書)とは、介護が必要な人に適切な介護サービスを提供するための計画書のことです。ケアマネジャーは利用者の生活環境や身体状態をヒアリングしたうえで、利用者が希望する生活に近づけるための最適なプランを立てることが職務です。
ケアマネジャーは利用者やその家族、介護事業所の担当者などを集めて会議を開催し、ケアプランへの了承を得たうえでプランの確定や更新を行います。利用者へのモニタリングの頻度は要介護者が月1回、要支援者は3カ月に1回が一般的です。毎月10日までに給付管理票を作成して国民健康保険団体連合会に提出し、介護給付の請求を行います。
その他には、要介護認定や介護度の引き上げ認定を行うための訪問調査と代理申請も業務の一部です。
ケアマネジャーに向いている人・やりがいとは?

ケアマネジャーの資格は試験に合格して実務研修を修了すれば誰でも取得可能です。しかし、ケアマネジャーの業務にやりがいを感じられなければ資格を取得しても仕事は続けられません。次項では、ケアマネジャーに向いている人の特徴を解説します。
ケアマネジャーに向いている人の特徴
ケアマネジャーはさまざまな業務があり、幅広い知識やスキルが求められます。ケアマネジャーに向いている人の主な特徴は以下のとおりです。
● コミュニケーションスキルが高い
● 責任感が強い
● 事務作業が苦にならない
● マルチタスクが得意
● 向上心があり、新しい知識を学ぶことが得意
● 計画的に行動できる
● 相手に寄り添って物事を考えられる
ケアマネジャーの業務内容からも分かるとおり、ケアプランの作成やモニタリングの実施、会議の開催など、どの業務も人と関わりが深い業種です。したがって、円滑に業務を遂行するためにはコミュニケーション能力が欠かせません。また、ケアプランや給付管理票の作成など、事務作業も多く、デスクワークが苦にならないこともケアマネジャーに向いている特徴といえます。
何よりも、ケアマネジャーは利用者やその家族の意向を汲み取って、理想の生活が送れるようにサポートすることが職務であるため、相手に寄り添い、相手の立場になって考えられる柔軟性も必要です。
ケアマネジャーになるメリット

ケアマネジャーは、要支援者や要介護者の生活の質(QOL)を左右しかねない大きな役割を担う職種です。重大な責務を目の当たりにして「ケアマネジャーとしてやっていけるのか?」「自分は責務を全うできるのか?」と不安になる人もいるかもしれません。
ケアマネジャーの仕事は重責を担っているものの、やりがいを持てる魅力ある職種ともいえます。
例えば、介助業務が少なくなれば、介護職員と比較しても入浴介助や排泄介助など、身体的な負担を減らしやすいでしょう。ケアマネジャーは夜勤がなく、終業後は趣味や家族との時間を作れるため、ワークライフバランスをとることが可能です。また、介護の職場で得た経験や知識はキャリアアップに役立ちます。介護職からキャリアアップすれば、給与や年収を増やすこともできます。
ケアマネジャーの資格があると、就職や転職の際にも有利です。介護福祉関連の資格の中でも合格するのが難しいとされる資格であるため、ケアマネジャーの資格があれば給料アップだけでなく社会的な信用度も上がります。
ケアマネジャー資格の合格基準
ケアマネジャーの資格試験の合格基準点は70%といわれているものの、実際は試験内容の難易度によって変動します。試験は全60問が出題され、内訳は介護支援分野で25問、保健医療福祉サービス分野で35問です。それぞれの分野で正答率が70%を超えていれば試験の合格ラインに近づけます。
例えば、2023年度(第26回)試験の合格ラインは介護支援分野が17点、保健医療福祉サービス分野が24点でした。ケアマネジャーの資格試験の合格率の平均は例年10~20%前後で、2023年度(第26回)試験の合格率は21.0%でした。ケアマネジャーの資格試験の合格率は20%前後と低く、介護福祉系の資格の中でも難易度が高い状況にあることが分かります。
合格基準を満たし、ケアマネジャーになるには計画的な学習計画を立てることが必要です。自分で学習計画を立てる時間や手間を省くなら、合格のためのカリキュラムが用意されている通信講座の受講をおすすめします。
ケアマネジャー資格の合格を目指すならキャリカレの通信講座がおすすめ

ケアマネジャーの資格取得を目指すのにおすすめの方法は、通信講座を受講することです。通信講座の中でも、キャリカレのケアマネジャー合格指導講座の受講をおすすめします。本章では、キャリカレの通信講座のおすすめポイントを詳しく解説します。
学習スケジュールを提案・調整してくれる
ケアマネジャーの資格試験の合格率は10~20%前後と低く、難易度が高いため計画的な学習スケジュールを立て実践することが重要です。
キャリカレの通信講座は専属のサポートスタッフがおり、受講者一人ひとりに合わせた学習スケジュールを提案または調整します。
ケアマネジャー合格指導講座は、ケアマネジャーの資格試験の合格率を80%以上に引き上げた実績を持つ人気のプロ講師が監修しています。合格に必要な知識はもちろん、資格取得後に介護現場でも役立つ知識や考える力を養えるカリキュラムが組まれているため、学習スケジュールをもとに試験勉強を行えば効率的な学習が可能です。
また、過去10年間の試験傾向を徹底分析されており、重要な箇所をまとめたテキストで学習できます。テキストを読み、過去問題を解き、添削問題で実力をチェックするという3つのステップを踏むことで、最短ルートで合格を目指せます。
学習サポート期間中は何度でも無料で質問できる
キャリカレの通信講座を利用すれば講師に不明点をすぐに質問できます。スマートフォンがあれば、学習を進める中で分からない箇所が出てきたタイミングで質問することも可能です。
独学でケアマネジャーの資格取得を目指す場合は、誰にも相談や質問ができないため、不明点が出てしまい、解決できずに学習がストップする恐れがあります。また、スクールに通えば講師に何度でも質問できるものの、入学費用や授業料、交通費などのコストがかかります。
その点、キャリカレの通信講座なら学習サポート期間中なら何度でも講師に質問でき、分からないことも講師からのアドバイスで解消できるため、効率的な学習が可能です。
就職・転職までのサポートが受けられる
キャリカレのキャリアコーディネートサポートは、資格に直結した仕事を提案するサービスです。資格取得後から就職・転職するまでをサポートします。具体的には、専属のキャリアコーディネーターが勤務先に求める希望をヒアリングしていき、数ある業種・職種から厳選された最新の求人情報をさまざまな広告媒体から提案を行います。例えば、ケアマネジャー合格指導講座の受講者であれば、その後ケアマネジャーに関連した仕事の提案を受けることも可能です。
ただし、キャリアコーディネートサポートは就業100%が保証されるわけではありません。キャリアコーディネートサポートを利用できるのはサポート期間中に限られます。医療事務講座や介護事務講座など、一部の通信講座は無期限での利用が可能です。
ケアマネジャーの求人を探す方法

介護支援専門員証の交付を受けた人は、ケアマネジャーとして仕事に就けます。求人を探す際は、自分に合った条件や仕事内容を明確にしてから就職・転職先を探す手段を選ぶことが大切です。本章では、ケアマネジャーの求人を探す方法を解説します。
自分に合った条件・仕事内容を考える
ケアマネジャーの求人を探す際は、仕事内容や勤務先に求める条件を明確にしておくことが大切です。自分に合った勤務時間や仕事内容を事前に考えるのはケアマネジャーに限らず、介護職全般の仕事にも共通することです。ケアマネジャーの仕事内容はどの施設で働くのかによっても異なるため、資格を活かしてどのような仕事がしたいのかを考えておきましょう。
例えば、高齢者との関わり方や仕事内容の細かさなどが挙げられます。また、雇用形態や待遇、介護業務の有無、人員体制なども確認しておくと安心です。求人情報や公式ホームページを見ても分からないことは面接を受ける際に確認してみるとよいでしょう。
ケアマネジャーの求人の中には経験者が優遇されるケースもあれば、未経験者でも歓迎されるケースがあります。ケアマネジャーの資格を取得したばかりはすべての人が未経験者であるため、未経験者でも応募可能な求人を探す方が採用される確率が高まります。
就職・転職先を探す手段を選ぶ
ケアマネジャーの就職・転職先を探す主な手段は以下のとおりです。
● ハローワーク(公共職業安定所)
● 転職サイト
● 転職エージェント
ハローワークは全国に拠点があり、登録すれば無料で就職・転職先を斡旋してもらえます。ただし、求人に応募できるのは退職者や無職の人であるため、在職中の人は希望条件に合った求人が見つかっても応募できません。
転職サイトは大量の求人情報を掲載するWebサイトです。雇用形態や地域、待遇などの条件を指定するだけで、条件に合った求人を検索できるものの、応募や面接日の調整などは自分で行う必要があります。
転職エージェントは求職者と会社をマッチングするサービスです。エージェントに登録すると、専属のコーディネーターが就職・転職全般のサポートをしてくれます。非公開求人の紹介や入社後のアフターフォローが充実しています。
上記の手段以外の方法でケアマネジャーの資格取得を目指すなら、資格取得後から就職・転職するまでサポートを受けられるキャリカレのキャリアコーディネートサポートの利用がおすすめです。
ケアマネジャーの資格に関するよくある質問

ケアマネジャーの資格取得を目指す人の中には、「ケアマネは国家資格なのか?」「ケアマネの資格は廃止されるのか?」などの疑問を持つ人もいるでしょう。本章では、ケアマネジャーの資格について、よくある質問とその回答を紹介します。
ケアマネジャーは国家資格?
ケアマネジャーは国家資格ではありませんが、都道府県が認定する公的資格です。ケアマネジャーの資格試験は各自治体で毎年実施されています。ケアマネジャーの資格を取得するには介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、実務研修を修了することが求められます。
ただし、試験の受験資格の条件は介護福祉士や看護師などの国家資格を保有し、保健・医療・福祉業界で通算5年以上または通算900日以上業務に就くか、相談援助業務で働いて実務経験を積むことが前提です。
ケアマネジャーの資格試験の合格率は10~20%と低く、介護関連の資格の中でも難易度が高いといわれています。ケアマネジャーは国家資格ではないものの、受験資格を満たすだけでなく、難易度の高い資格試験に合格し、さらに実務研修を受けなければなりません。ケアマネジャーの資格取得を目指す場合は実務経験を積みながら、効率よく学習を進めることが大切です。
ケアマネジャーの資格は廃止される?
ケアマネジャーの資格の廃止に関する発表はありません。介護業界では「ケアマネジャーの資格が廃止されるかもしれない」という噂が広まったことがありました。噂が広まった要因として、受験資格が厳正化されて受験者数が減ったことが挙げられます。また、AIの台頭によって「ケアマネジャーの仕事が奪われるかもしれない」という不安が、ケアマネジャーの資格は廃止されるという噂を生んだ可能性があります。
しかし、ケアマネジャーの資格を廃止するという厚生労働省の公式発表はなく、2024年10月時点において廃止の予定もありません。ケアマネジャーの仕事内容は対人の業務が多いうえに、高齢社会になりつつある日本では介護業界の需要はますます高まることからケアマネジャーに対する期待は今後も続くでしょう。
看護師はケアマネジャーの受験資格がある?
看護師としての実務経験がすでに通算5年を超えているなら、ケアマネジャーの受験資格を得ることができます。看護師は受験資格に指定されている国家資格の一つです。看護師の実務経験が通算5年以上または通算900日以上であれば、介護支援専門員実務研修受講試験を受けられます。試験の合格後に実施される実務研修を修了すればケアマネジャーの資格を取得できます。
また、准看護師は実務経験が通算5年以上あれば受験資格を満たすため、ケアマネジャーの資格取得が可能です。注意点は、産前産後休業や育児休業などの期間は従事日数に含まれないことです。そのため、従事日数を計算するときに気を付けましょう。看護師からケアマネジャーに転職することを検討している人は、以下の記事も参考にしてみてください。
ケアマネジャーの試験に科目免除はある?
ケアマネジャーの資格試験は科目の免除がありません。2014年度(第17回)の試験までは特定の資格を保有する人を対象に試験科目の免除が行われていました。しかし、ケアマネジャーの質の向上を目的に受験資格の見直しが行われ、2015年度(第18回)の試験から試験科目の免除制度が廃止されました。すべての受験者が同じ条件で受験するため、保有する資格の種類や実務経験に関わらず、ケアマネジャーに求めるスキルを保つことができています。
試験の出題内容は介護支援分野が25問、保健医療サービス分野が20問、福祉サービス分野が15問の全60問です。試験形式は多肢複数選択式で、マークシート方式で解答します。各分野で70%の正答率を得られれば合格ラインに入る可能性が高まります。試験科目の免除はないため、計画的な学習スケジュールを立てて効率のよい試験勉強を行いましょう。
ケアマネジャー試験は独学でも可能?
ケアマネジャーの資格試験は独学でも合格を目指せます。ケアマネジャーになるには独学やスクールへの通学など、さまざまな選択肢があります。自分で学習スケジュールを立てて、自身のペースで試験勉強をしたい場合は独学で合格を目指すのもよいでしょう。
ただし、ケアマネジャーの資格試験の合格率は10~20%と低く難易度も高いため、計画的な学習スケジュールを立てられないと、仕事と学習を両立できません。また、スクールへ通学する場合は入学費や授業料、交通費などの費用がかかるうえに、決まった時間までにスクールへ足を運ぶ必要があります。自宅からスクールまで離れている場合は通学するのに時間がかかります。効率よくケアマネジャーの資格試験の合格を目指すなら、自宅や好きな場所で学習できる通信講座がおすすめです。
キャリカレの通信講座を活用してケアマネジャーを目指そう

ケアマネジャーになるには資格試験を受験し、試験の合格者は実務研修を修了する必要があります。ケアマネジャーは、ケアプランの作成から利用者の訪問調査までさまざまな業務があり、幅広い知識やスキルが求められます。最短で合格を目指せる通信講座を探すなら、通信教育講座・資格のキャリカレがおすすめです。
キャリカレでは、ケアマネジャー合格指導講座や介護福祉士合格指導講座などの資格講座を多数提供しています。資格取得後は就職・転職までサポートを受けられるサービスもあるため、ケアマネジャーの資格を取得して介護業界で活躍したい方は、資料請求や受講を検討してみてください。
この記事の監修者
資格のキャリカレ編集部
150以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。
ケアマネジャーは介護や支援を必要とする方のサポートやマネジメントなどを行う仕事で、介護現場に欠かせない資格です。試験の詳細や対策、資格の魅力など、ケアマネジャーの最新情報をお伝えしています。