【令和6年】宅建士(宅地建物取引士)資格の試験日は10月20日(日)|具体的な試験の概要も解説|資格のキャリカレ

【令和6年】宅建士(宅地建物取引士)資格の試験日は10月20日(日)|
具体的な試験の概要も解説

【令和6年】宅建士(宅地建物取引士)資格の試験日は10月20日(日)|具体的な試験の概要も解説

こんにちは、資格のキャリカレ編集部です。

働き方を柔軟に選べる宅建士は、ライフスタイルが変化しやすい女性におすすめの仕事の1つです。独占業務資格でもあるため、不動産業界をはじめ、金融業界や保険業界への就職・転職にも役立ちます。

この記事では、資格試験の概要や2024年の出題範囲、試験日などを解説します。合格後の注意点や勉強方法についてもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

目次

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宅建士(宅地建物取引士)のおもな仕事内容

宅建士(宅地建物取引士)のおもな仕事内容

宅建士(宅地建物取引士)は、不動産取引の専門家であることを証明する国家資格です。まずは、宅建士のおもな仕事内容から見ていきましょう。

不動産取引における「独占業務」

不動産取引では、専門知識を備えた宅建士にしか扱えない「独占業務」があります。具体的な独占業務は下記のとおりです。

・重要事項の説明
・重要事項説明書面への記名・押印
・契約内容を記した書面への記名・押印

不動産の購入及び賃貸の取引の際に顧客へ行う重要事項の説明は、宅建士の資格を持つ人しか担当することができません。同様に、重要事項や契約内容を記した書面への記名・押印も宅建士の独占業務となります。

宅建士資格を持っていない人がこれらの業務を行ってしまうと、罰則の対象となります。宅建士がいないと不動産の契約が結べないため、不動産取引では欠かせない存在といえます。

宅地建物取引業者における「設置義務」

宅地建物取引業法では、「宅地建物取引業者の従業員のうち5分の1以上は宅建士でなければならない」と定められています。宅建士の人数が不足していると、宅地建物取引業者は業務を続けることができません。

不動産業界で欠かせない宅建士の資格を取得しておくことで、勤務先の選択肢が広がります。宅建士の資格を持っていなくても不動産業界で働くことはできますが、担当できる仕事が限られます。事前に資格を取得しておくことで、アピールポイントとなり、就職活動を有利に進めやすくなります。

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宅建士の合格率と難易度は?

宅建士の合格率と難易度は?

宅建士として働くためには、一般財団法人 不動産適正取引推進機構が実施する宅建士試験(宅地建物取引士試験)に合格し、資格を取得する必要があります。ここでは、宅建士の合格率と難易度を紹介します。

合格率は約17%

令和5年度宅地建物取引士資格試験の合格率は約17.2%となっています。また、過去5年の合格率は下記の表のとおりです。

実施年度 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率
令和5年度 233,276 40,025 17.2%
令和4年度 226,048 38,525 17.0%
令和3年度
(12月実施分)
24,965 3,892 15.6%
令和3年度
(10月実施分)
209,749 37,579 17.9%
令和2年度
(12月実施分)
35,261 4,610 13.1%
令和2年度
(10月実施分)
168,989 29,728 17.6%
令和元年度 220,797 37,481 17.0%

受験資格がないため幅広い人が受験できることが、合格率が17%前後で推移している理由として考えられます。行政書士や司法書士と比較すると、難易度は低く、挑戦しやすい資格といえるでしょう。

難易度は今後上がっていく可能性が高い

宅建士の受験者数は令和4年から5年で約1万人増えており、今後も受験者の増加が予想されています。受験者が増えることで相対的に難易度も高くなるため、できるだけ早く受験するのがおすすめです。

また、宅建士試験には、「申込者数に対して受験者数が少ない」といった特徴があります。たとえば、令和5年度は289,096人の申込者に対して実際の受験者数は233,276人でした。

この数値から、「勉強時間が十分に確保できなかった」などの理由で、受験を諦めた人が多いということが分かります。宅建士に合格するためには、中長期的な計画を立てて、確実に実行していくことが大切です。

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【令和6年】宅建の試験の概要

【令和6年】宅建の試験の概要

続いては、宅建士試験のスケジュールや出題数、出題範囲について解説します。

試験のスケジュール

令和6年度の宅建士試験のスケジュールは、下記のとおりです。

試験案内(郵送申込み用)の配布期間 7月1日(月)~7月16日(火)
郵送申し込み期間 7月1日(月)~7月16日(火)
試験案内(インターネット申込み)の掲載日 6月7日(金)
インターネット申し込み期間 7月1日(月)~7月31日(水)
受験票の発送日 10月2日(水)
試験日 10月20日(日)12:30集合 13:00~15:00(2時間)
※登録講習修了者は13:10~15:00(1時間50分)
試験会場 原則として、申し込み時点で住んでいる試験地(都道府県)
合格発表 11月26日(火)

出題数・出題範囲

令和6年度の宅建士試験の出題数・出題範囲は、下記のとおりです。

試験形態 4肢択一式のマークシート形式(筆記試験)
出題数 50問
※登録講習修了者は45問
試験科目 宅建業法:50問のうち20問
権利関係:50問のうち14問
法令上の制限:8問
税および、その他関連知識:8問
合格基準 50点満点のうち約70%(35点前後の正解で合格が狙える)

宅建士試験に合格した際の注意点

宅建士試験に合格した際の注意点

宅建士試験に合格しただけでは、宅建士として実務に携わることはできません。ここでは、試験合格後の流れと注意点を解説します。

合格後1年以内に資格登録が必要

宅建士になるためには、合格後1年以内に受験地の都道府県知事の宅地建物取引士資格登録を受け、かつ、宅地建物取引士証の交付を受ける必要があります。また、不動産等の業務における実務経験が2年以上ない場合、宅建登録実務講習を受講しなければなりません。

試験に合格しただけでは、宅建士と名乗ることができないため、資格登録に向けた準備を進めていきましょう。ただし、宅建士試験の合格には有効期限がないため、直近で資格を活用する予定がなければ登録しなくても問題はありません。

試験合格後1年以上経過したあと手続きを行いたい場合は、法定講習を受講することで、資格登録ができるようになります。

資格登録後は5年ごとの更新が必要

宅建士は生涯有効な資格ですが、宅建士証の有効期限は5年と決まっており、資格登録後は5年ごとの更新が必要となります。更新の手続きでは、法定講習を受講し、講習受講料と交付手数料の支払いを行います。

更新を忘れてしまうと、免許が失効となり、宅建士としての仕事に携わることができません。法定講習は有効期間満了の6か月前から受講可能となっているため、確認を怠らず、スケジュールに余裕を持って更新の手続きを進めていきましょう。

宅建士試験の合格に必要な勉強時間は?

宅建士試験の合格に必要な勉強時間は?

宅建士は不動産取引のスペシャリストとして、幅広い知識を身に付ける必要があります。では、宅建士試験に合格するためには、どの程度の勉強時間を確保するべきなのでしょうか。ここからは、合格に必要な勉強時間の目安と勉強を始める時期について紹介します。

勉強時間は200~300時間が目安

宅建士試験に合格するための勉強時間は、200〜300時間が目安です。はじめて宅建について勉強する人は、平均500時間ほどが必要だといわれています。不動産業界での勤務経験がある場合は、100時間ほどの勉強で合格するケースもあります。

関連記事宅建試験に合格したい!勉強時間はどのくらい必要?試験内容と合わせて解説

5月頃から勉強を始めるのが理想

宅建士試験に向けた勉強は、5月頃から勉強を始めるのが理想です。たとえば、総勉強時間を300時間とした場合、1日2時間取り組むのならばおよそ5か月かかります。不動産に関する基礎知識がある人も、1日2時間の勉強を3か月ほど続ける必要があります。

最短でも3か月から5か月ほどの勉強期間を確保しなければならないため、10月の試験に間に合うように開始しましょう。

宅建士試験に向けた勉強方法

宅建士試験に向けた勉強方法

宅建士試験に合格するためには、「独学」「通信講座」という2つの勉強方法があります。それぞれの特徴や注意点を見ていきましょう。

独学

仕事や家事などで忙しい人は、自分のペースで勉強できる独学がおすすめです。ただし、法改正情報が得られにくいうえに、民法改正の影響も受け、さらに厳しい状況となることが予想されます。

法改正により、過去問題などで学んだ知識が変わってしまう可能性もあるため、「不動産関係の仕事をしていない」「宅建に関する基礎知識がない」といった場合、独学は不向きです。

通信教育

効率的に宅建士試験の合格を目指したいなら、通信教育がおすすめです。通信教育では、テキストが用意されているため、法改正に関する細かなリサーチも必要ありません。WEBテキストに対応している通信教育であれば、スキマ時間を活用しながら自分のペースで学習を進められます。

また、合格までのスケジュールが組まれているところも、通信教育のメリットです。申込者数に対して受験者数が少ない宅建士の試験では、当日までモチベーションを維持することが大切です。サポート体制が整っている通信教育であれば、疑問点を解消しながら進めていけるため、短期間での合格が実現しやすくなります。

キャリカレでは宅建士試験の合格を応援します!

キャリカレでは宅建士試験の合格を応援します!

キャリカレでは、初心者でも最短3か月で合格が目指せる「宅地建物取引士合格指導講座」を用意しています。最後に、キャリカレならではの強みやメリットを紹介します。

何度でも無料で質問OK!プロ講師が分かりやすく解説します

本講座を監修しているのは、宅建士試験に詳しい常山慶三先生です。常山先生は30年を超える指導実績があり、これまでに2,000名以上の合格者を輩出しています。プロ講師の分かりやすい解説のもと、試験対策のポイントをしっかりと押さえることで、合格に向けた知識が身に付きます

また、キャリカレの講座は学習期間内であれば、質疑応答に回数制限がないのもポイントです。スマホからでも気軽に質問できるので、疑問点をその場で解決しながら、学習が進められます。

「全額返金保証」で安心して勉強できる!

基本的に、宅建士試験は年に1回しか実施されません。合格率は約17%と決して高くないため、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。キャリカレの講座なら、全額返金保証がついているため、安心して資格試験に挑めます。

試験に合格できなかった場合でも、受講料が全額返金されるため、お金が無駄になることはありません。

※全額返金には条件があります。詳しくはこちらをご覧ください。
※2講座目無料サービスには条件があります。詳しくはこちらをご覧ください。

初心者でも最短3か月で取得可能

キャリカレの建物取引士合格指導講座のカリキュラムなら、試験に出るところだけを重点的に学べます。宅建士試験の合格に必要な勉強時間は200〜300時間が目安ですが、キャリカレの講座は、無駄な部分を省くことによって初心者でも最短3か月で合格が目指せる内容となっています。

令和4年度試験におけるキャリカレ受講生の合格率は、約4割(38.9%)を達成しており、全国平均の約2.2倍の数値です。キャリカレの講座を受講することで、勉強に苦手意識を持っている人でも、短期間かつ最小限の労力で合格が目指せます。

まとめ

独占業務資格である宅建士は、不動産取引において重要な役割を担っています。宅建士の資格を取得することで、不動産業界をはじめ、さまざまな業界への転職・就職を有利に進めやすくなるでしょう。

宅建士試験に合格するためには、200〜300時間の勉強時間を確保する必要があるため、計画的に準備することが重要です。短期間での合格を目指すなら、通信講座のキャリカレがおすすめです。キャリカレの講座はスキマ時間に効率よく学べるカリキュラムが組まれており、実践的な知識が学べます。

資料請求は無料となっておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者

資格のキャリカレ編集部

150以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。宅地建物取引士は不動産業界への就職や転職などに役立つ資格です。宅地建物取引士試験の詳細や試験対策をはじめ、魅力や最新情報をお伝えしています。

資格のキャリカレ編集部

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