2025年度登録販売者試験の日程は?試験対策も解説

こんにちは、資格のキャリカレ編集部です。
登録販売者は医療関連資格の一つで、第二類および第三類の一般用医薬品を販売できる専門職です。
かぜ薬や鎮痛剤など、私たちにとって身近な薬剤の専門知識を身に付けた登録販売者は、薬剤師に次ぐ「くすりの専門家」として注目されています。
資格取得後は薬局やドラッグストアをはじめ、市販薬を取り扱う幅広い職場で活躍が期待できるでしょう。
本記事では、登録販売者試験の日程や合格率、おすすめの試験対策について解説しています。
スキルアップや仕事の幅を広げたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
登録販売資格の試験日程

登録販売資格の試験日程は、ブロックごとに異なります。
さらに、申込期間は都道府県によって異なりますので、各都道府県の案内ページで確認が必要です。
なお、2025年度の試験日程は、まだ発表されていません。(※2025年2月現在)
2024年度の試験日程を参考に、2025年度に向けた試験対策をはじめましょう。
※2025年度の試験情報については、発表され次第、更新予定です。
ブロック | 試験日 | 申込期間 |
---|---|---|
北海道・東北 | 2024年8月28日(水) |
福島:2024年5月14日(火)~6月11日(火) 岩手:2024年5月29日(水)~6月11日(火) 北海道:2024年6月4日(火)~6月25日(火) 秋田:2024年6月4日(火)~6月25日(火) 宮城:2024年6月4日(火)~6月25日(火) 山形:2024年6月4日(火)~6月25日(火) 青森:2024年6月19日(水)~6月25日(火) |
首都圏 | 2024年9月8日(日) |
東京:2024年5月14日(火)~5月30日(木) 埼玉:2024年5月20日(月)~5月31日(金) 神奈川:2024年5月20日(月)~5月31日(金) 千葉:2024年5月20日(月)~6月7日(金) |
関東・甲信越 | 2024年8月29日(木) |
長野:2024年5月20日(月)~5月31日(金) 群馬:2024年5月23日(木)~6月6日(木) 新潟:2024年5月28日(火)~6月13日(木) 山梨:2024年6月3日(月)~6月14日(金) 茨城:2024年6月5日(水)~6月18日(火) 栃木:2024年6月12日(水)~6月21日(金) |
北陸 (福井を除く) ・東海 |
2024年9月4日(水) |
静岡:2024年5月20日(月)~6月3日(月) 石川:2024年6月3日(月)~6月14日(金) 岐阜:2024年6月3日(月)~6月14日(金) 愛知:2024年6月10日(月)~6月14日(金) 富山:2024年6月10日(月)~6月21日(金) 三重:2024年6月10日(月)~6月21日(金) |
関西広域連合 (滋賀・京都・大阪・兵庫・和歌山・徳島) および奈良・福島 |
2024年8月31日(土) ※台風のため、2024年12月22日(日)に変更 |
2024年5月27日(月)~6月10日(月) |
中国・四国 (徳島を除く) |
2024年11月13日(水) |
広島:2024年8月2日(金)~8月16日(金) 岡山:2024年8月2日(金)~8月16日(金) 鳥取:2024年8月2日(金)~8月16日(金) 島根:2024年8月2日(金)~8月16日(金) 山口:2024年8月2日(金)~8月16日(金) 愛媛:2024年8月2日(金)~8月16日(金) 香川:2024年8月2日(金)~8月16日(金) 高知:2024年8月16日(金)~8月30日(金) |
九州・沖縄 | 2024年12月15日(日) |
福岡:2024年8月19日(月)~ 8月30日(金) 熊本:2024年8月19日(月)~ 8月30日(金) 大分:2024年8月19日(月)~ 8月30日(金) 長崎:2024年8月19日(月)~ 8月30日(金) 宮崎:2024年8月19日(月)~ 8月30日(金) 鹿児島:2024年8月19日(月)~ 8月30日(金) 佐賀:2024年8月19日(月)~ 9月6日(金) 沖縄:2024年8月26日(月)~ 9月6日(金) |
関西広域連合の試験詳細は、こちらの公式ホームページから確認できます。
その他の都道府県の試験詳細は、各都道府県の公式ホームページをご覧ください。
登録販売者試験の合格率

登録販売者試験には、受験制限がありません。
誰でも受験できるため、初学者や未経験でもトライしやすい資格といえるでしょう。
過去10年間における登録販売者試験の実施状況は、以下の表の通りです。
試験年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年度(2023年度) | 52,214人 | 22,814人 | 43.7% |
令和4年度(2022年度) | 55,606人 | 24,707人 | 44.4% |
令和3年度(2021年度) | 61,070人 | 30,082人 | 49.3% |
令和2年度(2020年度) | 52,959人 | 21,953人 | 41.5% |
令和元年度(2019年度) | 65,288人 | 21,953人 | 41.5% |
平成30年度(2018年度) | 65,500人 | 27,022人 | 41.3% |
平成29年度(2017年度) | 61,126人 | 26,606人 | 43.5% |
平成28年度(2016年度) | 53,369人 | 23,330人 | 43.7% |
平成27年度(2015年度) | 49,864人 | 22,901人 | 45.9% |
平成26年度(2014年度) | 31,362人 | 13,627人 | 43.5% |
出典:厚生労働省|これまでの登録販売者試験実施状況等について
2016年度以降の受験者数は例年5万〜6万人となっており、人気の高い資格であるとわかります。
合格率は例年40%台で推移しており、比較的取得しやすい資格といえるでしょう。
ただし、上記の表の合格率は、全都道府県の試験結果をもとに算出された数値です。
都道府県ごとに出題内容や傾向が異なるため、合格率も都道府県ごとに差があります。
表の数値だけを鵜呑みにせず、決して簡単な資格ではないことを、覚えておきましょう。
登録販売資格の試験科目

登録販売者資格の試験は、午前の部60問120分、午後の部60問120分で行われます。
試験が時間よりも早く終わった場合は、退出可能時間になってから会場を出ることも可能です。
ただし、一度退出するとその部に会場に戻ることはできないので、よほど自信がない限りは見直しをしながら過ごすと良いでしょう。
試験項目は5科目に分かれており、全体の得点率70%以上が合格ラインです。
科目と主な内容は、以下を参考にしてください。
令和4年3月改訂版
科目 | 内容 |
---|---|
医薬品に共通する特性と基本的な知識 |
・医薬品概論 ・医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因 ・適切な医薬品選択と受診勧奨 ・薬害の歴史 |
人体の働きと医薬品 |
・人体の構造と働き ・薬が働く仕組み ・症状からみた主な副作用 |
主な医薬品とその作用 |
・精神神経に作用する薬 ・呼吸器官に作用する薬 ・胃腸に作用する薬 ・心臓などの器官や血液に作用する薬 ・排泄に関わる部位に作用する薬 ・婦人薬 ・内服アレルギー用薬 ・鼻に用いる薬 ・眼科用薬 ・皮膚に用いる薬 ・歯や口中に用いる薬 ・禁煙補助剤 ・滋養強壮保健薬 ・漢方処方製剤・生薬製剤 ・公衆衛生用薬 ・一般用検査薬 |
薬事関係法規・制度 |
・医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の目的等 ・医薬品の分類・取扱い等 ・医薬品の販売業の許可 ・医薬品販売に関する法令遵守 |
医薬品の適正使用・安全対策 |
・医薬品の適正使用情報 ・医薬品の安全対策 ・医薬品の副作用等による健康被害の救済 ・一般用医薬品に関する主な安全対策 ・医薬品の適正使用のための啓発活動 |
参照:厚生労働省|試験問題の作成に関する手引き
登録販売者試験の合格に必要な時間や科目ごとの特徴・対策については、以下の関連記事をチェックしてみましょう。
試験勉強はいつ頃から?

登録販売者資格の試験勉強を始めるタイミングは、試験の3ヶ月前がおすすめです。
1ヶ月目に「医薬品に共通する特性」「人体の働きと医薬品」、2ヶ月目に出題数の多い「主な医薬品とその作用」、3ヶ月目に「薬事関係法規・制度」「医薬品の適正使用・安全対策」の順で勉強を進めていきましょう。
ただし、試験勉強に使える時間や試験内容との相性は人によって違います。
まとまった勉強時間を確保できない場合や医療関連の知識があまりない場合は、3ヶ月よりも前から勉強を始める方が安心です。
おすすめ学習方法
試験勉強の方法には、独学やスクールなどがありますが、中でもおすすめしたいのは通信講座です。
通信講座には、独学では受けられないサポートがあり、スクールへの通学にかかる時間や交通費は発生しません。
講座のオリジナルテキストを使用して、自分のペースで勉強を進めつつ、添削指導や相談サービスなどで、わからないところをすぐに解決できるのがメリットです。
おすすめのスクール
おすすめスクールは通信講座の資格のキャリカレです。
キャリカレの登録販売者試験講座のおすすめポイントは、頻出問題をピックアップしたテキストです。
試験によく出る箇所を効率的に学習できるので、初めての挑戦でも取り組みやすくなっています。
過去問題集は全1,200問が収録されており、本試験の対策に便利です。
さらに、標準学習期間3ヶ月に対して、最大12ヶ月の無料学習サポートが付いているため、添削指導や質問などを長く利用できます。
自分のペースで勉強でき、わからないところを解決しやすいのも魅力です。
登録販売者試験の合格を目指すなら?

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・合格した場合、2講座目を無料で受講(※)
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登録販売者試験でよくある質問

登録販売者試験でよくある質問は、以下の3つです。
・登録販売者試験の申し込み方は?
・登録販売者の試験は何回実施される?
・登録販売者試験の過去問は入手できる?
これから詳しく解説しますので、受験を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
登録販売者試験の申し込み方法は?
登録販売者試験の申込み方法は、以下の流れで行います。
・願書の入手
・申込期間内に願書を提出
・受験票の受け取り
・試験日に受験
願書の入手には、各都道府県の窓口で直接受け取る、郵送で取り寄せる、ホームページからダウンロードするといった手段があります。
願書を含めて必要な書類がすべて揃ったら、指定された方法で提出してください。
なお、願書の配布期間や申込期間、提出方法は、都道府県ごとに異なります。
いざ申し込むというときに慌てないために、各自でホームページを確認するか、直接窓口に問い合わせておきましょう。
願書が無事に受理されたら受験票が送付されてきますので、内容を確認して保管しておいてください。
当日は、受験票を忘れずに持参しましょう。
登録販売者の試験は何回実施される?
登録販売者の試験は、各都道府県ごとに年に1回、8月から12月にかけて実施されます。
受験できるチャンスは年に1回のみのため、受験予定地の試験日を早めに確認して、学習スケジュールを立てましょう。
ちなみに、登録販売者の試験は、今自分が居住しているブロックでなくても受験できます。
たとえば、実家のある都道府県や将来働いてみたいと思っている地域など、希望に合わせて選択可能です。
ただし、当然ながら試験日程が重なっていると、同時受験はできません。
もし別のエリアで受験を希望する場合は、そのエリアの受験スケジュールを確認したうえで、重複しないように計画を立てる必要があります。
登録販売者試験の過去問は入手できる?
登録販売者試験の過去問および解答は、各都道府県のホームページで無料公開されています。
登録販売者試験は出題範囲が決まっていますが、問いの内容や出題傾向は受験地によって異なりますので、受験を予定している都道府県の過去問対策が重要です。
なお、各都道府県が公開している過去問には、解説がついていません。
問題に対する解答がなぜそうなるのかを正しく理解するためにも、まずは解説つきのテキストや講座で学ぶのがおすすめです。
しっかりと基礎を固めたうえで過去問と向き合うことで、より効果的に知識を定着させられるでしょう。
登録販売者試験の合格を目指すならキャリカレ

登録販売者試験の合格率は例年40%台と比較的取得しやすい部類に入りますが、決して簡単ではありません。
効率的に合格を目指すなら、キャリカレの「登録販売者 合格指導講座」がおすすめです。
試験に必要なところだけを組み込んだカリキュラム編成やわかりやすい教材が特徴で、初心者でも最短3ケ月で合格を目指せます。
受講生割引などの割引サービスやサポート体制も整っていますので、経済的にも心理的にも無理なく学びやすいでしょう。
身近な「くすりの専門家」として人の役に立ちたいと考えている方は、ぜひ検討してみてくださいね。
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Q1. 登録販売者試験の試験日はどこで確認できますか?
登録販売者試験の日程は、各都道府県によって異なります。試験の日程や申込期間については、必ずお住まいの都道府県の公式ホームページを確認しましょう。また、試験日程が発表された際に更新されるので、定期的にチェックすることをおすすめします。
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Q2. 東京で登録販売者試験を受ける場合、申込期間はいつですか?
東京での登録販売者試験の申込期間は、2024年度の場合、2024年5月14日(火)から5月30日(木)までです。各都道府県によって申込期間が異なるので、自分が受験する地域の申込期間を確認することが大切です。
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Q3. 登録販売者試験は何回実施されますか?
登録販売者試験は各都道府県で年に1回実施されます。試験の時期は8月から12月にかけて行われることが多いので、自分の受験予定地の試験日を早めにチェックして学習スケジュールを立てることが重要です。
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Q4. 登録販売者試験の併願は可能ですか?
はい、登録販売者試験では他の都道府県と併願することができます。ただし、試験日程が重なると併願はできないため、試験日程を事前に確認して計画を立てることが大切です。
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Q5. 登録販売者試験の合格率はどのくらいですか?
登録販売者試験の合格率は例年40%台で推移しています。令和5年度(2023年度)の合格率は43.7%でした。試験は難易度が高いわけではありませんが、出題傾向や試験内容をしっかりと把握しておくことが合格のカギです。
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Q6. 登録販売者試験の科目はどのような内容ですか?
登録販売者試験は、医薬品に共通する特性や人体の働きと医薬品など、5つの科目に分かれています。全体の得点率70%以上が合格ラインとなっており、しっかりとした勉強計画と対策が求められます。
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Q7. 試験勉強を始めるタイミングはいつが良いですか?
試験勉強は、試験の3ヶ月前から始めるのが理想的です。最初の1ヶ月は基礎的な内容に取り組み、2ヶ月目には出題頻度の高い科目を、最後の1ヶ月では過去問を使って実践的な対策を行いましょう。
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Q8. 通信講座を利用するメリットは何ですか?
通信講座の最大のメリットは、自分のペースで学習できる点です。キャリカレの「登録販売者合格指導講座」など、サポートがしっかりしており、教材の提供や添削指導も受けられるため、効率的に学習が進められます。
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Q9. 登録販売者試験の過去問はどこで入手できますか?
登録販売者試験の過去問は、各都道府県の公式ホームページで無料で公開されています。ただし、過去問には解説がないことが多いため、解説付きの教材や講座を併用することをおすすめします。
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Q10. 登録販売者試験を受ける際に注意すべきことは何ですか?
登録販売者試験を受ける際には、受験票を忘れずに持参することが重要です。また、試験会場に早めに到着し、受験の準備を整えておくと安心です。試験中は、時間配分を考えて慎重に問題を解くことが求められます。
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おすすめ登録販売者講座はこちらこの記事の監修者
資格のキャリカレ編集部
150以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。登録販売者は薬剤師に次いで一般用医薬品(市販薬)を販売できる専門職です。登録販売者試験の詳細や試験対策をはじめ、魅力や最新情報をお伝えしています。