【分野別】マーケティングに役立つ資格18選!
営業に役立つおすすめの講座も紹介

こんにちは、資格のキャリカレ編集部です。
市場調査やニーズ分析、商品・サービスの企画・開発、販売促進や広告宣伝など、商品やサービスが売れるための仕組み作りに向けたさまざまな活動の総称が、マーケティングです。企業の成長に直接貢献できる人気の高い職業であることから、マーケティングに携わりたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、転職やスキルアップに役立つ18種類のマーケティング資格について、概要や難易度などを解説しています。営業に活かせるおすすめの講座も併せて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
そもそもマーケティングとは?

マーケティングとは、商品やサービスが売れるための仕組み作りに向けたさまざまなビジネス活動の総称です。具体的な業務には、市場調査や顧客のニーズ分析、商品・サービスの企画・開発、販売促進や広告宣伝などが挙げられるでしょう。
近年では、Webを活用したビジネス活動、いわゆるWebマーケティングも重要視されています。自社のWebサイトへの集客を目的に、SEO(検索エンジン最適化)やWeb広告の運用といった業務が登場してきました。
そんなマーケティングについて学べる資格は多いですが、マーケティング資格の取得は必須ではありません。では、資格を取得したほうがいい人と取得しなくてもいい人の違いは何なのか、くわしく見ていきましょう。
マーケティングの資格取得がおすすめな人
「マーケティング職に就きたいけれど、知識や実務経験がない」「すでにマーケティング職に就いてはいるけれど、きちんと学んだことがない」という方は、マーケティングの資格取得を考えてみてください。
資格を取得すると、基本的な知識やスキルが身に付いていることを客観的に証明できるためです。マーケティング職への転職を考えている方も、資格を取得することで自己アピールに役立ちます。また、キャリアアップも目指せますので、将来的に仕事の幅を広げたい方にもおすすめですよ。
マーケティングの資格取得が必要ない人
すでにマーケティング分野で豊富な実績がある方や、未経験でもマーケティングに関する十分な知識・スキルを持っている方であれば、マーケティング資格の取得は必要ないでしょう。
仮に資格試験の勉強を始めてみたとしても、学習範囲のほとんどが「すでに知っている内容ばかりだった」というケースもあります。資格を取得するには、どうしてもある程度の学習時間や費用が必要です。十分な知識や経験があるのに資格を取得するのは、割に合わないかもしれません。
マーケティングの資格を取得する4つのメリット

マーケティングの資格を取得するメリットは、次の4つです。
1. スキルアップにつなげられる
2. 顧客からの信頼を得やすい
3. 就職・転職に役立つことがある
4. 年収アップにつながることがある
一つひとつ、くわしく解説します。
1. スキルアップにつなげられる
マーケティング関連の資格を取得するいちばんのメリットは、スキルアップにつなげられることです。一人ひとりがスキルアップすると企業の成長にも貢献できますので、よりやりがいを感じられるでしょう。
マーケティング資格の中には、専門性や難易度の高い資格もあります。より高度な資格を取得したい方や自分自身の可能性を広げたい方は、積極的にチャレンジしてみてください。
資格を取得すると顧客のニーズや課題を正しく理解する力が身に付き、適切な戦略の立案につながります。商談やプレゼンテーションといったシーンでも、説得力のある魅力的な提案や聞き手の立場に合わせた表現が可能です。また、マーケティングに携わるメンバーとコミュニケーションが取りやすくなるのも、大きなメリットといえます。
2. 顧客からの信頼を得やすい
知識やスキルは目に見えないため、業務に対してどこまで習熟しているのかを具体的に示すのは簡単ではありません。たとえマーケティングに精通していたとしても、そのことを証明できる指標がなければ、取引先や顧客から信頼してもらうのは難しいでしょう。
そこで役立つのが、資格です。一定の知識やスキルが身に付いていることを証明できますので、第三者からの信頼を得やすいといったメリットがあります。
マーケティング力をアピールしたいなら、取得した資格を名刺に記載しましょう。自社の公式Webサイトで資格保有者数を公開するのも一手です。
3. 就職・転職に役立つことがある
就職・転職活動で資格が役立つことがあるのも、大きなメリットです。先ほども述べたように、知識やスキルは可視化が難しいため、資格の取得を通してアピール材料にできます。マーケティングの実務経験がない場合でも、基本的な知識やスキルが備わっている旨を採用担当者に理解してもらいやすいでしょう。
将来的にキャリアの幅を広げたいと考えている方にも、資格の取得がおすすめです。ひとくちにマーケティングといっても、マーケティングコンサルタントやマーケティングエンジニアといったさまざまな職種があります。資格の取得を通して自分の得意分野を磨けるだけではなく、新たな仕事にチャレンジする糸口が見つかるかもしれません。
4.年収アップにつながることがある
マーケティング資格の取得によって年収アップを狙えるのも、メリットといえます。というのも、マーケティングは会社の成長に直結する重要な仕事だからです。売上や利益率といった指標は数値化しやすく、成果次第では昇給や昇進、年収アップを目指せるでしょう。
企業によっては、数千円から数万円の範囲で資格手当を支給しているところもあるようです。資格手当は毎月の収入に反映されますので、モチベーションの維持にもつながるでしょう。
年収を上げるには、給料や待遇が良い企業に転職するという方法もおすすめです。マーケティングは非常に人気のある職種で競争率も高いですが、やはり資格を持っていると大きな強みにできますよ。
マーケティングの資格を取得する際の注意点

マーケティングの資格を取得する際の注意点も知っておいてください。まず、資格の取得には、試験勉強にかける時間がどうしても必要です。難易度が高い資格であればあるほど長時間の学習時間を確保しないといけないので、多忙な方にとってはハードルが上がるでしょう。
試験勉強のためのテキスト代や受験の申込費用も必要です。講座やスクールを活用した学習方法もありますが、やはりそれだけ費用がかかってしまいます。
また、資格は、ただ取得すれば良いわけではないことも頭に入れておいてください。せっかく資格を取得しても、その内容が実際の業務で役に立たない場合があるかもしれません。資格は「取得する」ものではなく、「活かす」ものです。自社のビジネスに有用か、自分の業務に役立てられるかという視点を踏まえて、最適な資格を選択しましょう。
【ビジネス・実務に役立つ】マーケティングの資格6選

それでは、いよいよ具体的な資格について見ていきましょう。まずは、マーケティングの基本的な概念や用語、ビジネス戦略の立案方法、データ分析や評価の手法などが学べる資格を、6つピックアップしています。
資格名称や受験資格、受験料といった情報も一覧にまとめました。未経験でもチャレンジしやすい資格から難関国家資格まで紹介しますので、自分のレベルや業務内容に合った資格を選びましょう。
1.マーケティング・ビジネス実務検定
マーケティング・ビジネス実務検定は、国際実務マーケティング協会が主催する資格試験です。業界や業種・職種に関係なく、マーケティングに関する幅広い知識を身に付けられます。マーケティング理論だけではなく、仕事ですぐに使える実務知識や時事情報なども習得可能です。
資格名称 | マーケティング・ビジネス実務検定 |
---|---|
受験資格 | なし |
受験料(税込) |
・A級:12,760円 ・B級:7,480円 ・C級:6,270円 |
難易度 |
・A級:高度なマーケティング戦略の立案や意志決定、管理ができる ・B級:マーケティング戦略の立案ができる ・C級:マーケティングの基本が理解できる |
試験日程/会場 |
・A級:11月/東京・名古屋・大阪の各会場で実施 ・B級:2月・6月・11月/Web試験のため指定会場なし ・C級:2月・6月・8月・11月/Web試験のため指定会場なし |
公式サイト | https://www.marke.jp/ |
試験は、C級・B級・A級の三段階に分かれています。C級は初級レベルで、マーケティングの基本的な業務を行うための知識・スキルの習得が可能です。B級は中級レベルで、マーケティング戦略の立案をはじめとした応用的な知識・スキルを身に付けられます。
A級は上級者向けで、高度なマーケティング戦略の立案や意志決定、マネジメントができるレベルの知識・スキルを習得可能です。どの級からでも受験できますが、はじめての方はC級からスタートし、徐々にステップアップを目指すと良いでしょう。
2. マーケティング検定
マーケティング検定は、公益社団法人 日本マーケティング協会が実施する資格試験です。内閣府の認定を受けていますが、民間資格に数えられます。マーケティングについて基礎編から応用編まで幅広い知識を習得できるほか、どの業界でも通用するビジネススキルも習得可能です。
資格名称 | マーケティング検定 |
---|---|
受験資格 |
・1級:2級に合格した者 ・2級:なし ・3級:なし |
受験料(税込) |
・1級:14,850円 ・2級:9,460円 ・3級:6,600円 |
難易度 |
・1級:プロフェッショナルレベル ・2級:実務経験者レベル ・3級:基礎レベル |
試験日程/会場 |
・1級:年1回(2024年は9月)/全国のテストセンターの指定会場 ・2級:年末年始を除く随時/全国のテストセンター ・3級:年末年始を除く随時/全国のテストセンター |
公式サイト | https://www.jma2-jp.org/index.php |
試験のレベルは、3級・2級・1級の3段階です。3級ではマーケティングの基礎知識を習得可能で、直感に頼らずに確かなビジネス理論に基づいた判断ができることを目指します。2級は、マーケティングの実践的な知識・スキルを幅広く身に付けて活躍したい方向けのレベルです。なお、3級・2級については、どなたでも受験できます。
1級はプロフェッショナルレベルで、社内外でビジネスリーダーとして活躍するための素養が備わっているかが問われる内容です。その難易度の高さから、1級試験には受験資格が課せられており、2級試験の合格者のみが受験できます。
3.ネットマーケティング検定
ネットマーケティング検定は、株式会社サーティファイのWeb利用・技術認定委員会が主催する民間の資格試験です。広告やWebサイトの構成、市場調査・マーケティングリサーチ、関連法規など、インターネットを介したマーケティング活動に必要な知識を網羅的に身に付けられます。
資格名称 | ネットマーケティング検定 |
---|---|
受験資格 | なし |
受験料(税込) | 6,200円 |
難易度 | 合格率64.3%(2023年度平均合格率) |
試験日程/会場 | 2月・7月/Web試験のため指定会場なし |
公式サイト | https://www.sikaku.gr.jp/nm/ |
マーケティングに欠かせない「ファシリテート能力」「Webに関する知識・技術」「ネットマーケティングに関する知識」「経営戦略に沿ったWebプロモーション能力」などのスキルも習得可能です。
インターネットを活用したビジネスが主流となりつつある今、ネットマーケティングについて理解している人材は、どの企業でも求められています。2023年度の平均合格率は64.3%と難易度はやや高いですが、特に受験資格はありませんので、この機会にぜひチャレンジしてみてください。
4. IMA検定
IMA検定は、一般社団法人 IMA研究所が主催する資格試験です。長年マーケティング実務に携わってきた担当者がカリキュラムを作成しています。また、カリキュラムは暗記に頼らない実務中心のため、現場ですぐに実践できるマーケティングの知識・スキルを習得可能です。
資格名称 | IMA(Internet Marketing Analyst)検定 |
---|---|
受験資格 |
・Standardコース:なし ・Professionalコース:Standardコースに合格した者 |
受験料(税込) | 19,800円 |
難易度 |
・Standardコース:実務レベル ・Professionalコース:Standardコースの応用レベル |
試験日程/会場 |
・Standardコース:1ヶ月に1回/Web試験のため指定会場なし ・Professionalコース:2ヶ月に1回/Web試験のため指定会場なし |
公式サイト | https://ima-kentei.jp/ |
Standardコースでは、Webマーケティング概論やリスティング広告の運用方法、サイト分析に欠かせないGoogleアナリティクスの知識・スキルを身に付けられます。
Professionalコースでは、standardコースで習得した知識・スキルを応用してさまざまなケースに対応できる能力を習得可能です。集客や成果につながる広告プランニングなど、より高度な内容を学べます。
なお、どちらのコースもeラーニングを受講した上での受験となりますが、professionalコースだけの受講はできません。先にstandardコースを受講し、合格する必要があります。
5. 中小企業診断士
中小企業診断士は例年の合格率が20〜30%前後という難関国家資格の一つで、一般社団法人 中小企業診断協会が実施します。中小企業の経営戦略に対して診断や実践的な助言ができることを証明可能です。
資格名称 | 中小企業診断士 |
---|---|
受験資格 |
・1次試験:なし ・2次試験:1次試験に合格した者 |
受験料(税込) |
・1次試験:14,500円 ・2次試験:17,800円 |
難易度 |
・1次試験合格率:29.6%(2023年度) ・2次試験合格率:18.9%(2023年度) |
試験日程/会場 |
・1次試験:8月上旬の土曜日・日曜日の2日間/札幌・仙台・東京・名古屋・金沢・大阪・広島・四国・福岡・那覇の10地区 ・2次試験(筆記):10月下旬の日曜日/札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7地区 ・2次試験(口述):1月下旬の日曜日/札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7地区 |
公式サイト | https://www.j-smeca.jp/contents/007_shiken.html |
1次試験では、経営管理や財務会計、経営法務、経営情報システムなど、マーケティングに関わる経営全般に関する知識を習得できます。経済学・経済政策の知識も必要です。試験範囲が非常に広いため、しっかり計画を立てて効率良く学習を進めることが合格への近道といえるでしょう。
2次試験では、実際の中小企業の課題に対する診断・改善策の回答が求められます。分析力や提案力、コミュニケーション力といった、知識以外のスキルも必要です。
中小企業診断士は難関国家資格であり、取得すると社会的な信頼につながります。将来的には独立開業も目指せますので、キャリアアップや収入アップも期待できるでしょう。
6. MBA(経営学修士)
MBAは、正式名称を「Master of Business Administration」といい、日本語で「経営学修士」と訳されます。よく間違われますが、MBAは資格ではなく、経営学の大学院修士課程を修了すると与えられる学位です。
正式名称 | MBA(Master of Business Administration) |
---|---|
出願資格 |
・国内:大学卒業 ・海外:4年制大学卒業かつ2~3年以上の職歴 |
学費相場 |
・国内:100万~430万円 ・海外:700万~2,000万円 |
難易度 |
・国内:大学院によって異なる ・海外:国や出願先によって異なる |
入試日程/会場 |
・国内:大学院によって異なる ・海外:出願書類および面接による審査(国や出願先によって異なる) |
取得するまでには、経営学をはじめ、市場分析や戦略立案といったマーケティングに関する知識を幅広く身に付ける必要があります。実際の企業の事例をもとにしたディスカッションやプレゼンテーションもカリキュラム内に組まれており、論理的思考や創造的思考、リーダーシップなどのスキルも養えるでしょう。
国内でMBAを取得するには、基本的に大学卒業が必須要件です。ただし、近年では高卒や社会人未経験でも出願を受け付けているところがありますので、各自で問い合わせをしてみてください。
また、海外でMBAを取得したい場合は、どの国のどのスクールに通うかで出願資格や求められる提出書類の内容が異なります。事前リサーチは、入念に行いましょう。
【SEO対策に役立つ】マーケティングの資格3選

続いて、SEO対策に役立つマーケティングの資格を、3つご紹介します。SEOとは、Googleに代表される検索エンジンの検索結果ページで、自社の公式サイトや販売ページを上位表示させる施策のことです。検索エンジンのアルゴリズムを活用したマーケティング戦略の一つで、近年注目が高まっています。SEOの知識があると、より活躍の幅を広げられるでしょう。
1. SEO検定
SEO検定は、一般社団法人 全日本SEO協会が主催する資格試験です。SEOの基礎に始まり、キーワードのリサーチ方法や内部要因の最適化、サイトへの集客力やGoogleからの評価を高める方法など、企業の成長につなげるためのSEO技術を体系的に習得できます。
正式名称 | SEO検定 |
---|---|
受験資格 | なし |
受験料(税込) |
・1級:8,800円 ・2級:6,600円 ・3級:5,500円 ・4級:5,500円 |
難易度 |
・1級:上級レベル ・2級:中級の応用レベル ・3級:中級レベル ・4級:初級レベル |
入試日程/会場 |
・試験日程:会場ごとに異なる ・試験会場:東京・横浜・大阪・神戸・名古屋・京都・福岡・広島・仙台・札幌・新潟・那覇の12地区 |
公式サイト | https://www.ajsa.or.jp/kentei/seo/ |
レベルは4級から1級までの4つあり、段階を踏んで少しずつステップアップ可能です。4級ではSEOの全体像の把握からスタートしますので、はじめての方も取り組みやすいでしょう。3級・2級は中級レベルで、目標キーワードの設定やサイト内部の改善技術、コンテンツSEOやソーシャルメディアの効果的な活用方法などを習得可能です。
1級では、より高度なモバイルSEOやローカルSEOについて学べます。なお、受験資格はなく、どの級からでも受験できますので、すでにSEOの知識がある方は、力試しに最初から上級レベルにトライしてみるのも良いでしょう。
2. SEOマーケティングアドバイザー
SEOマーケティングアドバイザーは、一般社団法人 日本技能開発協会が認定する民間資格です。SEOの基本に始まり、各メディアサイトの運営を成功に導くのに必要な知識・スキルを習得できます。
資格名称 | SEOマーケティングアドバイザー |
---|---|
受験資格 | なし |
受験料(税込) |
・試験のみ:16,500円 ・テキスト教材+試験:49,500円 |
難易度 | 初級レベル |
試験日程/会場 | 随時/在宅受験のため指定会場なし |
公式サイト | https://jsada.org/index.php/seo_marketing_adviser/ |
初級レベルの資格ということもあり、試験の難易度そのものは、それほど高くありません。しかしながら、資格名にアドバイザーとあるように、資格取得後は、SEOに関する知識を活かした提案・助言などが可能です。即戦力として十分に活躍が期待できるでしょう。
申込方法は2通りあり、試験のみのコース、もしくはテキスト教材+試験のコースが選べます。テキストのほかに添削課題や問題集も付いていますので、知識を定着させるのに活用してください。
なお、試験日程や試験会場に決まりはありません。カリキュラム修了後、自分のタイミングで受験可能です。
3. 認定SEOスペシャリスト
認定SEOスペシャリストは、一般社団法人 全日本SEO協会が認定する民間資格です。SEOの全体像を理解し、費用対効果を高めるための知識・スキルを身に付けられます。SEOに強いサイトの運営や提案をしたい方は、ぜひ取得しましょう。
資格名称 | 認定SEOスペシャリスト |
---|---|
入学資格 | なし |
受験料(税込) | 通学コースor通信コースの学習カリキュラム代82,500円+SEO検定各級の テキスト・問題集代+SEO検定各級の受験料 |
難易度 | SEO検定各級の内容と同一 |
試験日程/会場 | SEO検定各級の内容と同一 |
公式サイト | https://www.web-planners.net/seospecialist/ |
認定SEOスペシャリストになるには、協会が実施する養成スクールでの学習カリキュラムを受講し、レポート提出や卒業課題の提出・認定審査に合格する必要があります。加えて、本章の最初にご紹介した同協会主催のSEO検定4級から1級まで、すべてに合格しないといけません。
学習カリキュラムの受講は、通学もしくはダウンロード学習の2種類から選択可能です。SEO専門家やSEOコンサルタントを多数輩出してきた講師が講義をしますので、SEOの良質かつ実践的な知識・スキルを身に付けられるでしょう。
【Web広告運用に役立つ】マーケティングの資格3選

続いて、Web広告運用に役立つマーケティングの資格を、3つご紹介します。Web広告とは、インターネットを通して出稿される広告の総称です。
有名なところでいえば、検索エンジンの結果に表示されるリスティング広告、サイトの一部の枠に掲載されるバナー広告などが挙げられます。Web広告の運用は企業の売上に深く関わる重要な業務なので、しっかり身に付けておきたいところです。
1. Google広告認定資格
Google広告認定資格は、Google広告に関連するさまざまな資格の総称です。「Google広告クリエイティブ認定資格」「Google広告検索認定資格」「Google広告動画認定資格」といったように、Google広告に関連する多様な知識・スキルを身に付けられます。
資格名称 | Google広告認定資格 |
---|---|
受験資格 | なし |
受験料(税込) | 無料 |
難易度 | 初級~上級 |
試験日程/会場 | 試験日程/会場 随時/在宅受験のため指定会場なし |
公式サイト | https://support.google.com/google-ads/answer/9702955?hl=ja |
Googleが公式に認定している資格で、世界的に通用するのが大きなメリットです。外資系企業への転職を考えている方は、取得しておくとアピールにつながるでしょう。
Google広告認定資格を取得するには、Googleのスキルショップにログインし、該当のeラーニングコースを受講する必要があります。理解度テストに80%以上正解したら、合格です。受験制限は、ありません。また、受験料も不要です。在宅でいつでも受験できますので、気軽にトライしてみてください。
2. Yahoo!広告認定資格
Yahoo!広告認定資格は、Yahoo!が公式に認定している広告関連資格の総称です。Yahoo!広告の基礎知識をはじめ、広告を効果的に運用するための手法や広告管理ツールの活用方法を身に付けられます。
資格名称 | Yahoo!広告認定資格 |
---|---|
受験資格 | なし |
受験料(税込) | 無料 |
難易度 |
・Yahoo!広告 べーシック:基礎レベル ・Yahoo!広告 検索広告 アドバンスト:上級レベル ・Yahoo!広告 ディスプレイ広告 アドバンスト:上級レベル |
試験日程/会場 | 随時/在宅受験のため指定会場なし |
公式サイト | https://www.lycbiz.com/jp/support/yahoo-ads/campus/ |
取得を目指せる資格は、Yahoo!広告 べーシック・Yahoo!広告 検索広告 アドバンスト・Yahoo!広告 ディスプレイ広告 アドバンストの3種類です。Yahoo!広告 べーシックは初級レベルで、Yahoo!広告についての基本的な理解が問われます。
Yahoo!広告 検索広告 アドバンストおよびYahoo!広告 ディスプレイ広告 アドバンストは上級レベルで、検索広告やディスプレイ広告の効果を高めるための機能や運用に関する知識を習得可能です。受験料不要でどなたでも受験できますので、気軽にトライしてみてください。
3. ネットショップ検定
ネットショップ検定は、一般財団法人 ネットショップ能力認定機構が主催する検定試験です。ECサイトを運営するのに必要な知識や実務能力、経営スキルを身に付けられます。試験に合格すると、「ネットショップ実務士」の資格を取得可能です。
資格名称 | ネットショップ実務士(試験名は、ネットショップ検定) |
---|---|
受験資格 |
・レベル1:なし ・レベル2:なし ・レベル3:レベル2に合格した者 |
受験料(税込) |
・レベル1:7,000円 ・レベル2:7,500円 ・レベル3:7,000円 |
難易度 |
・レベル1:ネットショップの基本が理解できる ・レベル2:ネットショップのカテゴリごとの実務が理解できる ・レベル3:ネットショップ実務士としての実践力がある |
試験日程/会場 |
・レベル1:随時/全国のテストセンター ・レベル2:随時/全国のテストセンター ・レベル3:随時/書類審査のみのため指定会場なし |
公式サイト | https://acir.jp/ |
受験級数は、レベル1から3まであります。レベル1はインプット中心で、ネットショップを運営するにあたっての前提知識やビジネス知識、実務知識について習得可能です。レベル2では、運営・Web制作・ライティング・プロモーションの4つのカテゴリをもとに、実務的な知識やスキルの習得を目指します。
レベル3は、ネットショップ運営ですでに一定の実績がある方向けの資格で、ネットショップ実務士として適切な実践能力が身に付いていることを証明可能です。運営・Web制作・プロモーションのほかに、マネジメント能力も評価されます。
【統計解析に役立つ】マーケティングの資格3選

続いて、統計解析に役立つマーケティングの資格を、3つご紹介します。統計解析とは、集めた膨大なデータを統計学の理論に基づいて分析し、結果をもとに傾向やパターンを見つけ出すことです。マーケティングでいえば、顧客の行動パターンを先読みした施策などに活用できます。非常に高度かつ専門的な知識が求められるのも、統計解析の特徴です。
1.統計検定
統計検定は、一般財団法人 統計質保証推進協会が実施する検定試験です。さまざまなデータを客観的に分析し、課題解決に役立てるための知識やスキルが身に付いていることを証明できます。
資格名称 | 統計検定 |
---|---|
受験資格 | なし |
受験料(税込) |
・統計検定1級:6,000円(「統計数理」「統計応用」の同時受験は、10,000円) ・統計検定準1級:8,000円 ・統計検定2級:7,000円 ・統計検定3級:6,000円 ・統計検定4級:5,000円 |
難易度 |
・統計検定1級:さまざまな分野でデータ解析ができる ・統計検定準1級:実社会の課題に統計学を応用できる ・統計検定2級:大学の基礎レベル程度の知識が身に付く ・統計検定3級:身近な問題で統計学を活かせる ・統計検定4級:統計学の基本的な知識が身に付く |
試験日程/会場 |
・統計検定1級:11月/札幌・東京23区内・立川・名古屋・大阪・福岡の各会場で実施 ・1級以外:随時/全国のテストセンター |
公式サイト | https://www.toukei-kentei.jp/ |
受験級数は5つの段階に分かれていて、レベルに合わせた受験が可能です。4級および3級ではデータや表・グラフ、確率に関する基本的な知識が問われます。中学・高校の数学の知識も必要です。初学者は、まず4級か3級あたりから受験すると良いでしょう。
2級以上の級数では、大学レベル以上の専門的な内容が問われます。統計検定を業務に活かすには2級以上の取得が目安といわれていますので、最低でも2級の取得は目指したいところです。
準1級では、統計の幅広い知識をもとにした応用力が求められます。1級では、統計数理と統計応用の2種類の試験が実施されるのが特徴です。1級の資格認定を受けるには、両方の試験に合格しないといけません。
2. ビジネス統計スペシャリスト
ビジネス統計スペシャリストは、株式会社 オデッセイコミュニケーションズが主催する資格試験です。データ分析の実践力を重視した内容で、Excelを活用したデータ分析や結果の正確な測定方法などを習得できます。
資格名称 | ビジネス統計スペシャリスト |
---|---|
受験資格 | なし |
受験料(税込) |
・エクセル分析ベーシック:6,600円 ・エクセル分析スペシャリスト:10,780円 |
難易度 |
・エクセル分析ベーシック:基礎レベル ・エクセル分析スペシャリスト:上級レベル |
試験日程/会場 | 随時/全国のテストセンター |
公式サイト | https://stat.odyssey-com.co.jp/ |
受験可能な試験レベルは、エクセル分析ベーシックとエクセル分析スペシャリストの2種類です。エクセル分析ベーシックでは、平均値や標準偏差の意味、エクセルのグラフや関数を使用したデータ分析など、基本的な知識・スキルを身に付けられます。
エクセル分析スペシャリストでは、相関分析や回帰分析、ダミー変数、仮説検定など、Excelや関数を活用したより高度なデータ分析の知識を習得可能です。
ビジネス統計スペシャリストの公式サイトには、サンプル問題が掲載されています。時間のあるときにチャレンジして、試験形式に慣れておきましょう。
3. 統計士/データ解析士
統計士/データ解析士は、文部科学省認定の通信講座を受講・修了することで取得できる資格です。統計士を目指すなら「現代統計実務講座」を、データ解析士を目指すなら「多変量解析実務講座」を受講してください。
資格名称 | 統計士/データ解析士 |
---|---|
受験資格 |
・統計士:現代統計実務講座の受講および修了 ・データ解析士:多変量解析実務講座の受講および修了 |
受験料(税込) |
・統計士:入学金5,000円/受講料54,800円 ・データ解析士:入学金5,000円/受講料49,500円 |
難易度 | 初級レベル |
試験日程/会場 | 指定なし |
公式サイト | https://www.jitsumu.or.jp/ |
現代統計実務講座では、平均と分散、母集団と標本、推定と検定、相関、回帰といった、統計の基本的な概念を習得可能です。また、多変量解析実務講座では、多変量解析の基礎的知識を軸に、重回帰分析や主成分分析などの解析手法を学びます。
統計学やデータ解析を学ぶのがはじめての方や数学が苦手な方でも取り組みやすいように、テキストは分かりやすさ重視で作成されています。また、実際に手を動かしながら学習を進めていくスタイルのため、「なぜそうなるのか」という原理も理解しやすいでしょう。自分のペースで学習できるのも、大きな魅力です。
【アクセス解析に役立つ】マーケティングの資格3選

続いて、アクセス解析に役立つマーケティングの資格を、3つご紹介します。アクセス解析とは、サイト訪問者の特徴を数値化して分析することです。多くは、サイトへの集客数やコンバージョン数を上げるための課題の発見に役立てられます。さまざまな解析ツールが登場していますので、実践の中で使い方を覚えていくと良いでしょう。
1. Webアナリスト検定
Webアナリスト検定は、日本Web協会の公認運営会社が実施する資格試験です。分析ツールの一つであるGoogleアナリティクスを中心に、アクセス解析に関する知識を体系的に身に付けられます。資格を取得後、すぐに知識を活用できるのも、大きな魅力です。
資格名称 | Webアナリスト検定 |
---|---|
受験資格 | なし |
受験料(税込) | 17,600~26,400円(※主催社により変動あり) |
難易度 | 初級レベル |
試験日程/会場 | 主催社により異なる/主催社により異なる |
公式サイト | https://www.jwa-org.jp/webanalyst/ |
アクセス解析がはじめての方は、主催社が実施する講義の受講から始めてみてください。集客・回遊・コンバージョン・リピートなど、データ分析のポイントを押さえた分かりやすい講義で理解が深まりやすいでしょう。
なお、主催社によって受講料や試験日程、試験会場が異なります。中には、テキスト代が別で発生するといったケースもあるようです。日本Web協会の公式サイトに検定スケジュールが掲載されていますので、主催社の詳細を確認しましょう。不明点がある場合はそのままにせず、必ず主催社に問い合わせをしてください。
2. Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Googleアナリティクス個人認定資格(Google Analytics Individual Qualification:GAIQ)は、Googleアナリティクスを使いこなせるスキルが身に付いていることを証明する資格です。
資格名称 | Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ) |
---|---|
受験資格 | なし |
受験料(税込) | 無料 |
難易度 | 初級 |
試験日程/会場 | 随時/在宅受験のため指定会場なし |
公式サイト | https://support.google.com/analytics/answer/3424288?hl=ja |
計測の仕組みやレポートの見方、用語、使い方など、Googleアナリティクスに関する習熟度全般を学習できます。資格を取得するには、Googleのスキルショップにログインし、該当のeラーニングコースを受講してください。
Googleアナリティクスは、Googleが公式に認定する資格です。日本国内の多くの企業で活用されており、取得すると職業選択の幅が広がるでしょう。また、世界に通用する資格でもありますので、外資系企業への転職にも有利です。
3. ウェブ解析士
ウェブ解析士は、一般社団法人ウェブ解析士協会が認定する資格です。ウェブ解析の基本的な知識に始まり、事業戦略やマーケティング解析、ウェブ解析の設計、インプレッションの解析といった知識・スキルを習得できます。
資格名称 | ウェブ解析士 |
---|---|
受験資格 | なし |
受験料(税込) |
・認定講座受講あり:33,000円 ・認定講座受講なし:22,000円 |
難易度 | 初級レベル |
試験日程/会場 | 随時/在宅受験のため指定会場なし |
公式サイト | https://www.waca.associates/jp/ |
業界未経験の方には、協会の認定講座受講ありのプランがおすすめです。試験では公式テキストに沿った内容から問題が出題されますので、認定講座で効率よく学習して理解を深めておきましょう。なお、受験時は、公式テキストやPDF版テキストの持ち込みが可能です。
すでにウェブ解析の実務経験がある方は、認定講座を受講せずに試験のみの受験もできます。ただ、その場合でも、テキストの購入や読み込みは必須です。ワンランク上の資格取得を目指したい方は、ウェブ解析士の上位資格である上級ウェブ解析士の受験も検討してみてください。
営業・スキルアップに役立つ講座4選

最後に、営業職やスキルアップに役立つおすすめの資格講座をご紹介します。マーケティング資格と一緒に取得すると、より効果的に活かせるでしょう。今回ご紹介するのは、次の4つです。
・心理交渉スペシャリスト
・クレーム対応スペシャリスト
・話し方・伝え方
・行動心理士
特徴やおすすめの理由を、一つひとつ詳しく見ていきましょう。
1. 心理交渉スペシャリスト
心理交渉スペシャリストは、心理学の知識をもとに相手と交渉できる能力を有していることを証明する資格です。日常生活や仕事の中で自分と相手の望みが異なる場面に出くわしたとき、話し合ううちに冷静さを失ったり、トラブルを大きくしたくなくて相手の要求を渋々受け入れてしまったりするケースもあるでしょう。しかし、この状態では問題が解決しないどころか、後々までわだかまりを残してしまいます。
そのようなときに役立つ資格が、心理交渉スペシャリストです。心理学の手法を用いた交渉術や説得術と誠実な対話力を武器に、円満な解決へと導きます。
トラブルを恐れずに積極的に対処することで、周囲からの好感や信頼にもつながるでしょう。当事者間で不満を残さない交渉術を手に入れたい方だけではなく、逆境に負けない自分になりたい方や人間関係でお悩みの方にもおすすめです。
2. クレーム対応スペシャリスト
クレーム対応スペシャリストは、さまざまなクレームに適切に対応できるスキルを身に付けたことを証明する資格です。クレームの種類や見分け方といった基礎知識に始まり、現場ですぐに実践できる対応術を身に付けられます。
近年、サービスの現場で「理不尽・過剰・過大・不当」なクレームが増えてきました。中には、従業員を精神的に追い詰めたり脅迫したりするような悪質なクレームもあって、大きな社会問題となっています。
クレームは、相手の状況を見極めた適切な対処が欠かせません。その点、キャリカレの講座では、正しい対応でクレームを解決に導くノウハウを学べます。「連日クレームが届いて、対応に困っている」「クレームが怖くて、仕事に行くのが辛い」といったお悩みをお持ちの方には、特におすすめです。担当者の負担を減らしたい方も、ぜひ取得を目指してみてください。
3.話し方・伝え方
「一生懸命話したのに、内容が相手に伝わっていない」「人の前に立つと緊張して、うまく話せない」といったお悩みのある方には、話し方・伝え方実践講座がおすすめです。「伝え方」「質問する力」「聞く力」「話す力」「褒める力」の5つにこだわった独自のメソッドを通して、円滑なコミュニケーション能力を身に付けられますよ。
いつの時代でも、「話す」「伝える」という行為は絶対に欠かせないコミュニケーションです。魅力的な話し方や伝え方は、人の心をグッとつかみます。そこから、新たな人脈やビジネスチャンスにつながる場合もあるでしょう。
特に営業職のようなコミュニケーション重視の仕事では、話し方や伝え方ひとつで成績が大きく変わります。本講座では発声や滑舌のトレーニングも行いますので、第一印象でキマる声の出し方や表情作りも習得可能です。
4.行動心理士
行動心理士は、行動心理学の知識をもとに相手の本音を読み取り、適切な対処ができる能力が備わっていることを証明する資格です。相手の本心は、言葉だけでは、なかなか分かりません。しかし、心理状態は、表情や手元の動きなどの何気ない仕草に何らかの形で現れます。
たとえば、腕を組むという仕草は、警戒心や不安を感じている場合によく見られる行動ですが、笑顔で話しかけてあげると距離感を縮められるでしょう。このように、仕草に隠された意味を読み取って円滑なコミュニケーションにつなげるのが、行動心理士の役割です。
キャリカレの講座では、現役のカウンセラーが指導を行っています。現場でのリアルな体験を聞くことで、行動心理士としての働き方を具体的にイメージしやすいでしょう。職場や家庭でのトラブル解決に役立てられる以外にも、将来的にはコンサルタントやセミナー講師としての活躍も期待できます。
マーケティングや営業に役立つ資格を取得してスキルアップを目指そう

企業を成長させるには、市場調査やWeb広告といったマーケティング戦略が欠かせません。マーケティングの業務に資格は必須ではありませんが、マーケティング資格の中にはすぐに使える知識・スキルも多く、取得しておくと即戦力としての活躍が期待できます。
心理交渉スペシャリストなどの資格も併せて取得すると、より仕事の幅が広がるでしょう。キャリカレでは、営業職の方やスキルアップするのにピッタリな講座を用意しています。この機会に、ぜひトライしてみてください。
開催中のキャンペーン・お得情報
講座受講フォーム