社会人におすすめしたい人気資格5選|転職やキャリアアップ、独立開業につながる!

社会人におすすめしたい人気資格5選|転職やキャリアアップ、独立開業につながる!

「キャリアアップを目指したい」「転職や独立をしたい」という理由で資格取得を考えている方が多いのではないでしょうか。ここでは、社会人におすすめの人気資格を5つご紹介します。おすすめの理由と試験概要をチェックして、資格取得を目指しましょう。

目次

社会人が資格を取るメリット

社会人が資格を取得するメリットのひとつは、勉強を通して成長できることです。
新しい分野の知識を学ぶことによって、見識や視野が広がり、新たな発見も期待できます。

また、資格が知識やスキルの証明になることです。
転職で資格がプラスに働いたり、現職で専門職になれたりするなど、資格の有無でキャリアが変わることもあります。

他にも、資格手当で給与が上がったり、将来的に独立・開業が可能になったりするのもメリットです。

【おすすめ資格1】 宅地建物取引士

【おすすめ資格1】 宅地建物取引士

宅地建物取引士は、「宅建」と呼ばれることが多い資格です。
不動産取引に関する専門知識を身につけた人に認められる資格で、不動産に関わる業務を行うことができます。

社会人のスキルアップや転職などに人気の資格のひとつですが、どのような理由で多くの人が受験しているのでしょうか。
おすすめの理由と試験概要を見ていきましょう。

おすすめの理由

不動産は、住宅の購入という大きなライフイベントや投資などの場面で接する機会があります。
何度も購入するものではなく、購入者のほとんどは不動産に詳しくないため、不動産の専門家として宅地建物取引士には需要があるのです。

不動産の売買や賃貸物件のあっせんなどにおいて、知識がないことによって不当な契約で消費者が損害を受けないように、契約には宅建士が必要になります。
重要事項の説明、重要事項説明書への記名・押印、契約書への記名・押印という3つの業務は、宅建士だけができる業務です。

住宅や賃貸物件がなくなる可能性はほとんどなく、将来にわたって需要があります。
不動産業界への就職・転職で有利になったり、資格手当で収入がアップしたりするなど、取得するメリットが多いです。

試験の概要

宅地建物取引士の試験は、年1回実施されています。
全50問のマークシート形式の試験で、受験資格に制限はないので、誰でも受けられます。

専門的かつ幅広い知識を求められるものの、マークシート形式であるため、記述式や実技が含まれる資格よりは取り組みやすいでしょう。

詳しい試験概要は、以下の表とリンクを参考にしてみてください。

試験内容 ・土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。
・土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。
・土地及び建物についての法令上の制限に関すること。
・宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。
・宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。
・宅地及び建物の価格の評定に関すること。
・宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。
試験方式 50問・四肢択一式の筆記試験
受験資格 誰でも受験可能(年齢、性別、学歴などの制約なし)
試験地 お住まいの都道府県
試験日 毎年1回、10月の第3日曜日
受験手数料 7,000円

出典:一般財団法人 不動産適正取引推進機構(宅建試験の概要)

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【おすすめ資格2】 ファイナンシャルプランナー

【おすすめ資格2】 ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーとは、「FP」と略されることも多い資格です。
お金の専門家、家計のホームドクターと言われ、マネープランの設計や計画を提案することができます。

ライフプランニングや資産運用設計、税金対策、保険、不動産、相続・事業承継が主に求められる専門知識です。

また、ファイナンシャルプランナーは、日本FP協会が認証している国家資格「FP技能士」、きんざい(金財)が認証している民間資格「AFP」「CFP」に分かれています。
どちらか迷った場合には、一度合格すると生涯有効になるFP技能士がおすすめです。

おすすめの理由

近年、お金への関心が高まっており、資産運用や投資なども身近になってきています。
まだまだ知識が少ない人も多いため、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーの需要は高くなっていくと考えられています。

幅広い知識を持っていることを証明できるため、金融機関や保険会社、住宅メーカーなど、さまざまな業界への就職や転職に有利になるのもメリットです。

また、ファイナンシャルプランナーの勉強で得た知識は、私生活にも活用できます。
資産運用や保険などの知識を生かして、お金を正しく運用できるようになるでしょう。

試験の概要

ここでは、日本FP協会が実施しているFP技能検定の概要をまとめています。
リンクから公式ホームページを確認できるので、下記の表と合わせて確認しましょう。

試験時期 年3回(例年1月/5月/9月)
受験資格 3級:FP業務に従事している者または従事しようとしている者
2級:次のいずれかに該当する者
・日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
・3級FP技能検定の合格者
・FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
・厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
受験手続 試験日の2ヶ月前より願書受付を開始
受験手続 ・2級:学科試験(ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継)、実技試験(資産設計提案業務)
・3級:学科試験(ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継)、実技試験(資産設計提案業務)
試験会場 全国47都道府県

出典:日本FP協会(3級FP技能検定・2級FP技能検定 試験要綱)

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【おすすめ資格3】 行政書士

【おすすめ資格3】 行政書士

行政書士は、申請書類や権利義務、事実証明などの書類を作成する専門家です。
行政手続きを取り扱い、企業や個人の手続きを代行し、煩雑な作業をスムーズに行います。

司法書士と似ていますが、業務分野に違いがあります。
司法書士は裁判所や法務局など司法に関する場所に提出する書類作成を行う一方で、行政書士は行政に提出する書類を作成するといった点が主な違いです。

おすすめの理由

行政書士は、士業のひとつで難易度が高いと思われますが、難関の弁護士や司法書士に比べると未経験でも目指せるレベルと言われています。

試験科目が限られていること、合格ラインが満点の60%以上であることなどから、勉強時間は多く必要であるものの、初心者にも希望があるのです。

また行政書士は、企業に勤める以外に独立・開業するという選択肢があります。
収入を安定させる努力は必要ですが、事業が軌道に乗れば高収入を得られるでしょう。
企業で活躍したい場合には、専門資格を持っていることによって、就職・転職で有利になります。

試験の概要

行政書士試験は、年に1回実施されています。
受験資格はなく、年齢、学歴、国籍などを問わず、誰でも受験可能です。
詳しい試験概要は、下記の表とリンクをチェックしましょう。

試験日 例年1回(毎年11月の第2日曜)
申込方法 インターネットまたは郵送
申込期間 例年7月末~8月末日
受験手数料 10,400円
受験資格 誰でも受験可能(年齢、学歴、国籍などを問わない)
試験科目 ・行政書士の業務に関し必要な法令等:択一式および記述式
・行政書士の業務に関連する一般知識等:択一式

出典:一般財団法人 行政書士試験研究センター

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【おすすめ資格4】 登録販売者

【おすすめ資格4】 登録販売者

ドラッグストアやスーパー、コンビニエンスストアで医薬品を販売するためには、薬剤師または登録販売者が必要です。

これまで医薬品の9割以上を占める第2類医薬品、第3類医薬品の販売も薬剤師に限られていましたが、薬事法の改正により登録販売者でも取り扱えるようになりました。

自分自身で医薬品を活用する「セルフメディケーション」の推進などの後押しもあって、登録販売者の需要が高まり、今人気の資格となっています。

おすすめの理由

登録販売者は、医薬品を取り扱うドラッグストアやスーパー、コンビニエンスストア、調剤薬局などで働くことができます。
どれも全国どこにでもあるお店であり、居住地に限らず働けるのが魅力です。

また、ドラッグストアなどの店舗管理者になるために登録販売者資格が必要になるため、キャリアアップや転職にも有利になります。

資格取得に向けた勉強や現場での経験を生かして、自分自身や家族の健康を守ることも可能です。

試験の概要

登録販売者試験は、年1回実施されています。
医薬品の知識や人体の働き、薬事法の知識などを問う試験で、全体と各科目の得点率が設けられています。
試験概要を詳しく確認したい人は、リンクも合わせてチェックしてみてください。

試験日程 例年8月~12月頃(各都道府県により異なります)
申込方法 都道府県により異なります
申込期間 各試験日の約2ヶ月前まで(都道府県により異なります)
受験手数料 13,000円~18,100円(都道府県により異なります)
合格基準 各科目35~40%以上、且つ合計70%以上の得点(都道府県により異なります)

※詳細は各都道府県の試験担当課へお問い合わせください。

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【おすすめ資格5】 簿記

【おすすめ資格5】 簿記

簿記とは、企業の経営状況の見える化や決算書作成のために、お金の出入りを記録する作業のことを言います。
簿記に関する知識を証明するのが簿記検定です。

簿記検定には、日商簿記検定、全商簿記検定、全経簿記検定の3種類があります。
最も知名度が高いのが日商簿記検定で、就職や転職でアピールしやすいです。

おすすめの理由

企業にとって、お金の流れを把握する経理は欠かせない業務です。
そのため、簿記のスキルを持っていることは企業へのアピールになり、就職や転職で有利に働きます。
実際の業務経験がなくても、一定のスキルを証明できるので、未経験からの就職も期待できるでしょう。

また難易度の高い日商簿記検定の1級は、税理士の受験資格に求められています。
税理士や公認会計士などさらなるスペシャリストを目指すステップであり、晴れて取得できれば、キャリアアップや士業での独立開業も実現できるでしょう。

試験の概要

ここでは、日商簿記検定の概要を下記の表に記載しています。
商工会議所のホームページで詳しく解説されていますので、受験する前に一度確認しましょう。

試験日 <筆記試験>
例年 6月(第2日曜)、 11月(第3日曜)、 2月(第4日曜)
※3級…午前、2級…午後

<ネット試験>
各ネット試験会場が設定する日程
申込期間 商工会議所ごとに異なります(おおむね試験日前の2ヶ月前後)
申込方法 商工会議所ごとに異なるため、受験希望地の商工会議所までお問い合わせください。
受験手数料 ・1級:7,850円(税込)
・2級:4,720円(税込)
・3級:2,850円(税込)

出典:日本商工会議所(簿記 | 商工会議所の検定試験)

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転職やキャリアアップなどのために資格を取得しよう!

ご紹介した資格以外にもさまざま資格があり、どれも新しい知識やスキルを身につけられるものばかりです。

資格を取得することによって、就職や転職、キャリアアップ、収入アップなどを期待できます。
勉強を通して習得した知識は私生活にも生かせるので、無駄になることはありません。

「自分にはどんな資格が合っているのかな?」「子どもに関わる資格で何かとりたいな…」
など、はっきり決まっていなくても大丈夫です。

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