カラーコーディネーターは独学で合格可能?必要な勉強時間や勉強法を解説

カラーコーディネーターは独学で合格可能?必要な勉強時間や勉強法を解説

カラーコーディネーターの資格を取得しようとしている方にとっては、独学で合格できるのか、合格するためのコツなどは気になるポイントです。ここでは、カラーコーディネーター検定試験に独学で合格する勉強法や必要な勉強時間・期間を解説します。

目次

講座バナー
講座バナー

カラーコーディネーターは独学で合格できる?

カラーコーディネーターは独学で合格できる?

カラーコーディネーターを目指す場合、独学で合格できるのかは気になるポイントです。
また勉強時間・期間はどのくらい必要なのでしょうか。
ここでは、「独学で合格できるの?」「勉強時間・期間はどのくらい?」という疑問を解決していきます。

独学でも十分合格可能

カラーコーディネーター検定試験には、特別な受験資格がなく、講座の受講なども必要ないので、独学でも受験できます。

合格できるかについては、通信講座の方が確実ではあるものの、独学でも十分に合格可能です。
公式テキストや市販の参考書でコツコツと勉強すれば、試験問題が解けるようになります。

また、2021年から自宅で受験できるIBT方式への移行が始まっており、会場受験やテストセンターでのCBT試験に比べると、難易度が低くなっているのも、独学で勉強する人にとってプラス要素です。

ちなみに、カラーコーディネーター検定試験の合格率は、以下のようになっています。

クラス 合格率
2021年第1シーズン第50回 アドバンスクラス 65.6%
スタンダードクラス 84.0%
2021年第2シーズン第51回 アドバンスクラス 61.6%
スタンダードクラス 82.9%
2022年第1シーズン第52回 アドバンスクラス 62.9%
スタンダードクラス 79.2%

出典:東京商工会議所検定サイト | データ | カラーコーディネーター検定試験(R)とは | カラーコーディネーター検定試験

スタンダードクラスは約8割、アドバンスクラスは約6割の受験者が合格しているので、しっかり学習すれば合格の可能性は高いでしょう。

関連記事カラーコーディネーターの難易度・合格率は?一発合格できる勉強法を解説

必要な勉強時間・期間はどのくらい?

必要な勉強時間・期間には個人差があり、あらかじめ知識や経験があるかによっても変わってきます。
およその勉強時間・期間としては、1~2ヶ月で約50~100時間と考えましょう。

1日1時間勉強して2ヶ月で60時間、1日2時間勉強できるなら1ヶ月でも十分な場合もあります。

ただし、色に関する知識があまりなかったり、勉強するのが久しぶりであったりすると、思うように知識が身につかないこともあるでしょう。
必要な勉強時間・期間はあくまで目安なので、自分のレベルや勉強に使える時間などを考えて、無理のないスケジュールを計画することが大切です。

カラーコーディネーターに独学で合格する勉強法

カラーコーディネーターに独学で合格する勉強法

カラーコーディネーターに独学で合格するためには、サポートを受けられない分、効率的な勉強が必要になります。

4つのポイントを参考にして、合格に向けて勉強を始めましょう

まずスケジュールを計画する
公式テキストをしっかり理解する
問題集や過去問で実践を積む
すき間時間を活用する

まずスケジュールを計画する

テキストの目次や試験問題などを大まかに確認したら、まずは勉強スケジュールを計画しましょう。
試験日から逆算して、テキスト学習から過去問演習、仕上げまで余裕を持って終えられるスケジュールであることが大切です。

たとえば試験1ヶ月前から急いで勉強するスケジュールや、反対に長期間メリハリなく勉強する計画はあまりおすすめできません。
試験2~3ヶ月前を目安に、いつまでにテキストを読み終えるか、過去問をいつから始めるかなどを具体的に決めましょう。

独学の場合、勉強の進捗やモチベーションを自分で管理する必要があります。
無理のあるスケジュールは途中でペースが落ちてしまいがちなので、適度に休みを入れて、試験当日まで勉強を続けられるようにしましょう。

公式テキストをしっかり理解する

カラーコーディネーター検定試験は、公式テキストをベースに出題されます。
公式テキストをしっかり理解していれば、本番でも回答できるのが特徴です。

試験の変更にもいち早く対応されているため、市販のテキストよりも信頼感があります。
大判サイズで図も多く取り入れられているので、勉強もしやすいでしょう。

ただ、人によっては、公式テキストだとわかりにくかったり、すぐに手に入らなかったりすることもあり、その場合は市販の参考書を使用しても問題ありません。
内容の充実度は公式テキストに劣るものの、試験に必要な内容がわかりやすくまとまっているのがメリットです。

公式テキストは書店で取り扱っていないことが多く、申し込んで購入する必要があります。
まず書店で市販テキストを確認し、物足りなく感じた場合には公式テキストを購入するとよいでしょう。

問題集や過去問で実践を積む

公式テキストや市販テキストで知識を身につけたら、問題集や過去問で試験対策を始めましょう。
より多くの問題に取り組むことも大切ですが、間違えた問題をしっかり理解する方が重要です。

解きっぱなしにせず、なぜ間違ったのかを確認し、同じ問題で間違えないように復習をしましょう。

すき間時間を活用する

まとまった勉強時間をとれないときは、すき間時間を活用しましょう。
通勤・通学の時間、家事や育児の合間などにテキストを眺めるだけでも十分です。

カラーコーディネーター検定試験の勉強は、ビジュアルで覚える部分も多く、図を見ているだけでも効果があります。

フラッシュカードを使って空き時間に暗記したり、アプリで問題を解いたりするのも、効果的な勉強法です。

関連記事色彩検定とは?活躍業種や試験概要・合格ラインを解説
カラーコーディネーター資格の試験概要│受験後の流れや取得のメリット、勉強法まで

カラーコーディネーター検定試験の概要をおさらい

カラーコーディネーター検定試験の概要をおさらい

カラーコーディネーター検定試験は、スタンダードクラス、アドバンスクラスの2クラス制です。
それぞれの概要を確認して、独学で合格を目指すクラスを決めましょう。

スタンダードクラス

スタンダードクラスは、色彩に関する基本的な知識を問うクラスです。
生活の中で生きる色の知識を身につけられるので、「色について詳しくなりたい」「身近なところから知識を生かしたい」という人に向いています。

試験期間 第52回:2022年7月1日(金)~7月19日(火)
第53回:2022年10月21日(金)~11月7日(月)
申込期間 第52回:2022年5月25日(水)~6月3日(金)
第53回:2022年9月13日(火)~9月22日(木)
申込方法 インターネット受付のみ
試験時間 90分
申込可能な試験
開始時刻
平日:10:30、11:00、11:30、13:15、13:45、14:15、15:15、15:45、16:15
土日祝:10:30、11:00、11:30、13:15、13:45、14:15、15:00、15:30、16:00、16:30
試験方式 IBT・CBTの2方式 多肢選択式
受検料 5,500円(税込)
受験資格 日本国内に居住していること
持ち物 ・身分証明書
・送付されたカラーチャート
出題範囲 ・生活と色の効用
・色を自在に操る方法
・きれいな配色をつくる
・色を美しく見せる光のマジック
・背景色を上手に使って色の見えを変えてみよう
・色で売り上げをアップするために
合格ライン 100点満点中70点以上

出典:カラーコーディネーター検定試験「試験要項」
カラーコーディネーター検定試験「出題範囲・合格基準」

アドバンスクラス

アドバンスクラスは、スタンダードクラスで問う基礎的な知識に加えて、ビジネスにおける色彩の知識や事例を理解していることが求められます。

メイクアップ製品やインテリア製品、カラーコーディネーションなど、より実践的な知識を身につけられるのが特徴です。仕事で色の知識を活用したい人や色を活用する仕事を始めたい人に向いています。

試験期間 第52回:2022年7月1日(金)~7月19日(火)
第53回:2022年10月21日(金)~11月7日(月)
申込期間 第52回:2022年5月25日(水)~6月3日(金)
第53回:2022年9月13日(火)~9月22日(木)
申込方法 インターネット受付のみ
試験時間 90分
申込可能な試験
開始時刻
平日:10:30、11:00、11:30、13:15、13:45、14:15、15:15、15:45、16:15
土日祝:10:30、11:00、11:30、13:15、13:45、14:15、15:00、15:30、16:00、16:30
試験方式 IBT・CBTの2方式 多肢選択式
受検料 7,700円(税込)
受験資格 日本国内に居住していること
持ち物 ・身分証明書
・送付されたカラーチャート
出題範囲 ・カラーコーディネーターの実務
・色の見えの多様性とユニバーサルデザイン
・色をつくり、形をつくる 色材、混色から画像へ
・色彩と照明計画
・表色系と測色方法および色彩管理の手法
・安全色彩
・製品の色彩調査手法-色彩分析と心理評価
・さまざまな配色用語と実際
・ファッションカラーと色彩計画の諸条件
・メイクアップ製品の色彩設計
・管理とカラーコーディネーション
・インテリア製品の色彩の特徴とカラーコーディネーション
・プロダクツの色彩的特徴
・環境色彩
・効果的なプレゼンテーションを生み出すカラーコーディネーション技術
・近現代のデザインとカラーの歴史
・ファッションカラーの変遷と時代背景
合格ライン 100点満点中70点以上

出典:カラーコーディネーター検定試験「試験要項」
カラーコーディネーター検定試験「出題範囲・合格基準」

関連記事カラーコーディネーター検定と色彩検定、どちらがおすすめ?
カラーコーディネーターの仕事とは|活躍できる業界・仕事内容・適性・やりがいまで

まとめ

カラーコーディネーター検定試験は比較的合格率が高く、独学でも合格することが可能です。
試験内容は公式テキストが基礎となっていて、勉強スケジュールを立てて、すき間時間を活用しながら勉強すれば、合格を勝ち取ることができるでしょう。

ですが、独学のデメリットとして効率が悪い、モチベーション維持が難しいといった難点もあります。
忙しい中でも短期間で効率的に資格を取得したい方には、資格のキャリカレのカラーコーディネーターW合格指導講座がおすすめです。

この講座は、“色”に関わる知識とテクニックを証明する東商 カラーコーディネーター検定試験®(スタンダードクラス・アドバンスクラス)とAFT 色彩検定®(2・3級)のW資格に対応しています。

また、試験に不合格だった場合は、受講料全額返金保証といったサポートも充実しています。
はじめての学習だから、ちょっと自信がないという人でも、これなら安心ですね。

ご自分に合った方法で資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか?

おすすめカラーコーディネーター資格講座はこちら

関連記事を見る

講座バナー
講座バナー