MOSの勉強方法は?独学での勉強方法や勉強時間の目安を解説

MOS資格とは?試験概要や受験方法、取得メリットなど徹底解説

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、WordやExcelなどオフィス製品のスキルを証明できる資格です。ここでは、MOS資格試験の勉強方法について、勉強時間の目安やポイント、相性の良い方法まで詳しく解説していきます。

目次

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MOS資格の試験概要

 MOS資格の試験概要

勉強方法の前に、MOS資格の試験がどのように実施されているかを理解しておきましょう。
ここでは、受験方法や科目、出題範囲、合格基準の目安などを解説します。

受験方法

MOS資格の試験は、毎月1、2回指定の会場で実施されている全国一斉試験と、ほぼ毎日受験できる随時試験という2つの形態で実施されています。
受験資格はなく、誰でも受験可能です。
学生の方は、学割制度を利用でき、通常よりも安い受験料で試験に臨めます。

2つの受験方法の詳細は、下記の公式ホームページを参考にしてください。

【全国一斉試験】について
試験実施日時 毎月1回~2回
試験会場 全国の一斉試験実施会場より選択
申し込み方法 試験日の約1ヶ月~1ヶ月半前から申し込み開始(インターネット申し込み)

出典:Microsoft Office Specialist「全国一斉試験の流れ|MOS公式サイト」

【随時試験】について
試験実施日時 各試験会場が設定した日程(ほとんど毎日)
試験会場 全国約1700の試験会場より選択
申し込み方法 試験会場へ直接申し込み

出典:Microsoft Office Specialist「随時試験の流れ|MOS公式サイト」

科目の種類・出題範囲

科目は、Word、Excel、Powerpoint、Access、Outlookの5つです。
一般レベルに加えて、上級レベル(Powerpoint、Outlookは一般レベルのみ)があり、バージョンに対応した試験が実施されています。

科目 一般レベル 上級レベル(エキスパート)
Word(文書作成ソフト) ・Word 365&2019
・Word 2016
・Word 2013
・Word 365&2019 エキスパート
・Word 2016 エキスパート
・Word 2013 エキスパート Part1
・Word 2013 エキスパート Part2
Excel(表計算ソフト) ・Excel 365&2019
・Excel 2016
・Excel 2013
・Word 365&2019 エキスパート
・Word 2016 エキスパート
・Word 2013 エキスパート Part1
・Word 2013 エキスパート Part2
Powerpoint(プレゼンテーションソフト) ・Powerpoint 365&2019
・Powerpoint 2016
・Powerpoint 2013
-
Access(データベース管理ソフト) ・Access 2016
・Access 2013
・Access 365&2019 エキスパート
Outlook(電子メール・情報管理ソフト) ・Outlook 365&2019
・Outlook 2016
・Outlook 2013
-

出題範囲は、レベルとバージョンによって異なります。
下記に、WordとExcelの一般レベル・上級レベルの出題範囲をまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。

ホームページでは、各科目のバージョン・レベル別に詳細を確認できます。

・Word
【一般レベル】
文書の管理 文書内を移動する
文書の書式を設定する
文書を保存する、共有する
文書を検査する
文字、段落、セクションの挿入と書式設定 文字列や段落を挿入する
文字列や段落の書式を設定する
文書にセクションを作成する、設定する
表やリストの管理 表を作成する
表を変更する
リストを作成する、変更する
参考資料の作成と管理 参照のための要素を作成する、管理する
参照のための一覧を作成する、管理する
グラフィック要素の挿入と書式設定 図やテキストボックスを挿入する
図やテキストボックスを書式設定する
グラフィック要素にテキストを追加する
グラフィック要素を変更する
文書の共同作業の管理 コメントを追加する、管理する
変更履歴を管理する

引用:Microsoft Office Specialist「Word 365&2019(一般レベル)|MOS公式サイト」

【上級レベル(エキスパート)】
文書のオプションと設定の管理 文書とテンプレートを管理する
共同作業用に文書を準備する
言語オプションを使用する、設定する
高度な編集機能や書式設定機能の利用 文書のコンテンツを検索する、置換する、貼り付ける
段落レイアウトのオプションを設定する
スタイルを作成する、管理する
ユーザー設定のドキュメント要素の作成 文書パーツを作成する、変更する
ユーザー設定のデザイン要素を作成する
索引を作成する、管理する
図表一覧を作成する、管理する
高度なWord機能の利用 フォーム、フィールド、コントロールを管理する
マクロを作成する、変更する
差し込み印刷を行う

引用:Microsoft Office Specialist「Word 365&2019 エキスパート(上級)|MOS公式サイト」

・Excel
【一般レベル】
ワークシートやブックの管理 ブックにデータをインポートする
ブック内を移動する
ワークシートやブックの書式を設定する
オプションと表示をカスタマイズする
共同作業のためにコンテンツを設定する
セルやセル範囲のデータの管理 シートのデータを操作する
セルやセル範囲の書式を設定する
名前付き範囲を定義する、参照する
データを視覚的にまとめる
テーブルとテーブルのデータの管理 テーブルを作成する、書式設定する
テーブルを変更する
テーブルのデータをフィルターする、並べ替える
数式や関数を使用した演算の実行 参照を追加する
データを計算する、加工する
文字列を変更する、書式設定する
グラフの管理 グラフを作成する
グラフを変更する
グラフを書式設定する

引用:Microsoft Office Specialist「Excel 365&2019(一般レベル)|MOS公式サイト」

【上級レベル(エキスパート)】
ブックのオプションと設定の管理 ブックを管理する
共同作業のためにブックを準備する
言語オプションを使用する、設定する
データの管理、書式設定 既存のデータを使用してセルに入力する
データに表示形式や入力規則を適用する
詳細な条件付き書式やフィルターを適用する
高度な機能を使用した数式およびマクロの作成 関数で論理演算を行う
関数を使用してデータを検索する
高度な日付と時刻の関数を使用する
データ分析を行う
数式のトラブルシューティングを行う
簡単なマクロを作成する、変更する
高度な機能を使用したグラフやテーブルの管理 高度な機能を使用したグラフを作成する、変更する
ピボットテーブルを作成する、変更する
ピボットグラフを作成する、変更する

引用:Microsoft Office Specialist「Excel 365&2019 エキスパート(上級)|MOS公式サイト」

合格率・合格点

MOS資格では、合格率・合格点は公開されていません。
パソコン教室や資格スクールが受講生のデータを集計したものが公開されていることはありますが、受験者全体のデータではないため、あくまで参考として捉えましょう。

他の資格試験に比べると、難易度がやさしいといわれており、合格率は一般レベルで約80%、上級レベル(エキスパート)で約60%とされています。
科目ごとの合格点も公開されていませんが、1,000点満点中550~850点の得点が必要です。

どちらも目安のため、合格率・合格点に捉われすぎないようにしましょう。
高得点をとることが合格につながるので、基準に惑わされずに対策を行ってください。

早速資格取得に向けて勉強を始めたい方は、以下の講座もご確認ください。

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MOS試験合格に必要な勉強時間の目安

MOS試験合格に必要な勉強時間の目安

MOS資格には、各科目に一般レベルと上級レベル(エキスパートレベル)があり、難易度が異なるため、合格に必要な勉強時間も変わります。

また、勉強時間は、既に持っている知識やスキルにもよるため、個人差がある点は理解しておきましょう。
ここでは、レベル別に勉強時間の目安を解説します。

一般レベル

一般レベルは、基礎的な操作を問われるため、エキスパートよりも少ない勉強時間で準備できます。
1日1時間勉強時間を確保できる方は、2〜3ヶ月ほどで合格に必要な知識を身に付けられるでしょう。

普段から受験する科目のソフトを使っている方なら、数週間から1ヶ月で合格できるケースもあります。
自分のレベルに合わせて、対策に必要な時間を確保しましょう。

エキスパートレベル

エキスパートレベルでは、一般レベルよりも高度な操作をマスターする必要があります。
一から勉強する方は、1日1時間の勉強で3〜4ヶ月ほどが目安になるでしょう。

一般レベルに合格している方であれば、2ヶ月ほどで準備できる可能性もあります。
難易度は高くなるため、油断せずに自分にとって十分な勉強時間をとりましょう。

独学でMOSに合格するための勉強方法

独学でMOSに合格するための勉強方法

MOS資格取得に向けて、独学で勉強をする際は、学校や通信講座よりも計画的な学習が必要です。
少ない費用で学習できますが、効率が悪いと合格が難しくなるかもしれません。

下記の5つのポイントを押さえて、独学でMOS資格取得を目指していきましょう。

・学習スケジュールを立てる
・テキストは自分のレベルに合ったものを選ぶ
・同じシリーズの教材に統一する
・最初の1週間でテキストを読み切る
・模擬問題を繰り返し解く

それぞれ解説します。

学習スケジュールを立てる

MOS資格の試験は頻繁に行われているため、取得に向けたスケジュールを立てやすいです。
まず、自分のレベルや勉強に使える時間を把握し、どのくらいで合格に必要な知識を身に付けられるかを考えましょう。

受験する科目やレベル、試験日の候補を決めたら出題範囲を確認し、学習スケジュールをなるべく細かく立てるのがポイントです。
モチベーションを維持するためには、詰め込みすぎずに、適度に休みを入れることも意識しましょう。

テキストは自分のレベルに合ったものを選ぶ

テキストは、自分のレベルに合ったものを選びましょう。
初心者の方は、問題演習が多いテキストよりも説明が丁寧なテキストがおすすめです。
ある程度ソフトを扱った経験がある方は、問題に多く取り組めるテキストが良いでしょう。

同じシリーズの教材に統一する

複数の科目を受験したり、一般レベルと上級レベル(エキスパート)の合格を同時に目指したりするときは、テキストのシリーズを統一しましょう。

出版社やシリーズによって、まとめ方や解説の仕方が異なる可能性もあるため、別々の教材を使用すると理解しにくいことがあります。

シリーズが一緒であればテキストの形式に慣れやすく、スムーズな勉強が可能です。

最初の1週間でテキストを読み切る

MOS資格の勉強は、テキストをじっくり読み込むよりも、何度も実際に作業を繰り返してスキルを身に付けることが大切です。

そのため、全体を把握できるように、テキストは1週間ほどで読み切ってしまいましょう。
読み切ったら最初に戻って、パソコンを操作しながらスキルを習得していくことをおすすめします。

模擬問題を繰り返し解く

MOS資格では、過去問題を公開していないため、過去問演習はできません。
しかし、テキストには予想問題や模擬問題が掲載されていることが多いため、それらを繰り返し解くことが合格への近道です。

何度もパソコンを操作することで、実践的なスキルが身に付くでしょう。

自分に合った勉強方法の見つけ方

自分に合った勉強方法の見つけ方

勉強方法は大きく分けると、独学、パソコン教室、通信講座の3つです。
いずれもメリット・デメリットがあり、向いている方法は人それぞれ。
勉強方法別に向いているタイプを紹介するので、自分に合った方法を見つけるヒントにしてください。

独学が向いている人

普段からパソコンを使っている方は、独学が向いています。
基本的な操作やソフトに慣れていることが多いため、自力でも対策を進められるはずです。
受験する科目のテキストを使って、解説を参考に実技を繰り返すことで、合格に近づけます。

パソコン教室が向いている人

自力で勉強するよりも人に教えてもらいたい人は、パソコン教室に通うのもひとつの方法です。
パソコン教室では、先生と一緒にWordやExcelなどを操作しながら、わからないところなどを気軽に質問できます。

教室によっては、個人レッスンを実施していることもあるため、周りの目を気にせずじっくり教えてもらうことも可能です。

通信講座が向いている人

パソコンに触れる機会が少なく、独学に不安がある方は、通信講座を受講するのもおすすめです。
数万円の費用はかかるものの、わかりやすいテキストや映像講義で学習できたり、無料で質問ができたりするなど、サポートが充実しています。

大まかなカリキュラムは決められていますが、すき間時間を使って学習に取り組めるため、忙しい方でも高い確率で合格を目指せます。

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独学に不安がある人は通信講座がおすすめ

独学に不安がある人は通信講座がおすすめ

独学が不安な人には通信講座がおすすめですが、どの講座を選べば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

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まとめ

MOS資格取得までの勉強時間は、どの程度パソコンに慣れているかでも異なります。
ですが、初心者でも比較的合格を目指しやすい資格です。

資格取得に向けての勉強方法は、独学や教室、または通信講座で勉強する方法があり、パソコンが得意な人は独学、不安な人は通信講座がおすすめです。
通信講座で合格を目指すなら、資格のキャリカレのMOS講座の受講を検討してみてください。

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次の記事も読むとMOSにさらに詳しくなります

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