スクールカウンセラーとは?なるには?仕事内容や役立つ資格を紹介

スクールカウンセラーとは?なるには?仕事内容や役立つ資格を紹介

スクールカウンセラーとは何?なるにはどうしたらいい?資格は必要?といった疑問にわかりやすくお答えします。また、スクールカウンセラーの仕事内容や将来性、キャリアアップする方法まで、詳しく解説いたします。

目次

1. スクールカウンセラーとは?

学校に配属され、生徒や教師の心のケアを行う職業がスクールカウンセラーです。
また、保護者に対しても面談を行うことがあります。

スクールカウンセラーは、集団生活の場である教育施設で、関わる人間の精神的負担を少しでも軽くするために生まれました
時代とともに、受験勉強やいじめなど、学校に関するトラブルは増えてきています。
こうした問題を解消する手段のひとつとして、スクールカウンセラーの重要性はどんどん高まっています。

2. スクールカウンセラーの仕事内容

スクールカウンセラーの仕事内容

カウンセリング

生徒や保護者、学校教員への面談(カウンセリング)は、スクールカウンセラーの業務の中心です。
面談ではスクールカウンセラーが会話を主導するのではなく、相手の話に耳を傾けることが肝心です。
その結果、面談相手はストレスを解消できたり、自覚のなかった悩みの原因を自覚できたりします。

なお、カウンセリングの形態は学校によってさまざまです。
生徒や教員の自主性に任せることもあれば、定期的な面談が義務化しているところもあります。
どのような方法で面談を実施するべきか、教員と考えるところからスクールカウンセラーの仕事は始まっています。

コンサルテーション

カウンセリングを行ったうえで、スクールカウンセラーから的確なアドバイスをすることです。
単なるカウンセリングとの大きな違いは、相手が「明確な指示を欲しがっている状態」にある点です。

コンサルテーションを求めている相手に対し、カウンセリングだけで終わってしまうと不満につながることも珍しくありません。
なお、コンサルテーションが必要な例として、「人間関係」「保護者と子供の向き合い方」「災害の後のPTSDケア」などが挙げられます。
深刻な問題も含まれてくるので、スクールカウンセラーの責任は重大です。

研修

教職員や保護者への研修、講演などを通じて、学校生活の問題点を取り除いていくこともスクールカウンセラーの職務です。 たとえば、教師であっても不登校児や発達障害児童の心理について、十分な知識を有していないことは少なくありません。 そのままの状態で勤務していると、生徒との間に深刻なトラブルが起きかねないのです。 学校にいるすべての人間が平穏に過ごせるよう、スクールカウンセラーは学びの場を設けることが大切です。

カンファレンス

あるテーマについて、関係者が集まって話し合う場を意味します。
学校におけるカンファレンスでは、医師や保健師といった各分野の専門家が参加することもあります。
スクールカウンセラーは心理ケアのプロフェッショナルとして彼らと連携しながら、カンファレンスが有意義な機会になるよう準備しなければなりません。

なお、カンファレンスの最中は基本的に、スクールカウンセラーも参加者の1人という立場です。
ただ、専門的な意見を求められれば即座に的確な内容を返すことが重要です。

アセスメント

「心理検査」の総称です。
主に生徒を対象にロールシャッハ検査やYG性格検査などを行って、人格を調べていきます。
また、発達障害の度合いを調べるための検査もあります。

これらのアセスメントが大切なのは、生徒の個性に応じて、教職員は接し方を考える必要があるからです。
検査結果を分かりやすく伝えるのも、スクールカウンセラーの仕事のひとつです。
専門的な語句を並び立てるだけでは教職員に正しく理解してもらうことはできません。

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3. 雇用形態は?

「非常勤職員」になるのが一般的

スクールカウンセラーの多くは非常勤として働いています。
すなわち、ある学校で常に勤務しているというわけではありません
「週に2回」など、限られた日数だけ出勤する形態をとっています。
複数の学校を掛け持ちしているスクールカウンセラーも多いので、決して「休日の多い仕事」とはいえません。

スクールカウンセラーは専業なの?

複数の職場から声がかかるなどすれば、専業としてやっていけるスクールカウンセラーもいます。
一方で、別の職業と並行しながらスクールカウンセラーとして働いている人も少なくありません。
たとえば、ふだんは精神科医や大学教授、心理カウンセラーなどとして働き、決められた日数だけスクールカウンセラーの稼働をするケースです。

ただ、生徒や教員の心と関わる重要な仕事なので、スクールカウンセラーに集中したいという人も増えてきました。
徐々に、複数の職場を掛け持ちしながらスクールカウンセラー一本でやっていこうとする傾向が強まってきています。

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4. スクールカウンセラーになるには?資格は必要?

大前提として、スクールカウンセラーになるために特別な資格は必要ありません
ただし、無資格のまま採用されることは非常に稀です。
そのため、志望者は必然的に心理学の知識や実践力を証明する資格の取得が必要になります。

なお、臨床心理士や精神科医が優遇されるケースが多いようですが、このような資格や仕事に就いていないと働けないわけではありません。

5. スクールカウンセラーの仕事に役に立つ資格は?

メンタル心理カウンセラー資格

心理学のプロフェッショナルである「JADP認定メンタル心理カウンセラー®資格」は実践的な資格です。
知識だけでなくカウンセリングスキルも学べるので、スクールカウンセラーの現場で生かせます。
主に、人間関係の悩みに対処するスペシャリストとして、教育現場で重宝されるでしょう。

チャイルドカウンセラー資格

心理学の中でも、子どもに特化した資格です。
チャイルドカウンセラー資格が生まれた背景には、いじめや不登校といった問題の増加が挙げられるでしょう。
従来の総合的な心理学だけでなく、より子どもに寄り添った内容の知識、スキルが求められるようになったのです。

子どもと接する現場で働くスクールカウンセラーを目指すなら、注目したいところです。
資格取得に向けては、心理療法やカウンセリングを中心に学んでいきます。

不登校訪問支援カウンセラー資格

生徒の悩みを解決するためのスキルを磨ける不登校訪問支援カウンセラー資格です。
カウンセリングはもちろん、「情報収集」を学べるのが特徴です。

不登校児童は原因を自分でもはっきり自覚していないことが少なくありません。
また、自分の口から説明してくれないケースも多いのです。

資格取得を通して、わずかな会話から不登校の状況を分析し、事態を好転させていくためのスキルを身につけられます。
勉強を始めてから、取得までの期間を短くできるのもメリットです。

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6. スクールカウンセラーの将来性・キャリアは?

これから需要がある仕事?

結論から言うと、スクールカウンセラーの需要は伸びていきます
なぜなら、教育の現場にまつわるトラブルは続出しており、解決策のひとつとしてスクールカウンセラーが注目を集めているからです。

そもそも、異なる個性を持った少年少女が集団生活を営む以上、学校では問題をゼロにすることが非常に困難です。
生徒たちのストレスが、大人にも予想できない形で発露することはありえるでしょう。
そのようなとき、生徒はもちろん、教員や保護者をケアする存在としてのスクールカウンセラーは強く望まれます。

将来性は?

一般論として、「スクールカウンセラーの待遇はあまり良くない」という声も囁かれてきました。
実際、1校につき1人のスクールカウンセラーが常駐しているケースは少なく、いまだ日本では完全に浸透していない職業ともいえます。

しかし、いじめや不登校をはじめとする問題が相次ぐ中、スクールカウンセラーの重要性を見直す気運は高まってきました。
そして、スクールカウンセラーの待遇を改善し、必要なときは誰もがすぐ相談できる態勢を作ろうという声も生まれてきています。

また、発達障害に対する、社会的な理解の高まりもスクールカウンセラーの後押しになっています。
さまざまな事情を抱えた子どもたちを、それぞれの方法でケアしていくには専門家の力が不可欠です。
教員や保護者の意識改革を進めていくためにも、スクールカウンセラーを無視できません。

これからの時代、スクールカウンセラーにはますます活躍のチャンスが与えられると考えられます。

キャリアアップの方法は?

専属契約を結ばない限り、スクールカウンセラーは現場や仕事を掛け持ちしながらキャリアをスタートさせなくてはなりません。
ただし、研修や勉強会などを通じて教員に意識を大幅に変革させるなど、確かな実績を残せば自らの重要性を学校側にアピールできます。
その結果、専属契約へといたる可能性もゼロではありません。

また、スクールカウンセラーとしてのスキルが高まると、講演会や書籍の執筆などで収入を増やすこともできます
将来的にはコンサルティング事業にも進出し、心理学的な見地から教育機関に助言を送る立場にもなれるでしょう。

7. まとめ

まとめ

スクールカウンセラーは学校でメンタルケアを実践するために重要な役割を果たします。
また、発達障害や不登校といった問題に学校側が正しく向き合うため、アドバイスを与えられる立場です。

子どもたちの多様性を認める教育が推進されている中、その重要性はますます高まっています。
将来性は明るく、目指す価値のある仕事だといえるでしょう。

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