心理学の種類・活用方法を解説!仕事や恋愛・人間関係に役立てたいポイント

心理学の種類・活用方法を解説!仕事や恋愛・人間関係に役立てたいポイント

心理学に興味はあるけど、そもそも心理学って何?どういう種類があるの?どのように使えばいいの?など、わからないことも多いのではないでしょうか。ここでは心理学とは?という基礎から、心理学の種類や様々な場面での活用法などをわかりやすく解説していきます。

目次

1. 心理学とは?

心理学とは、大まかに言うと人の心の動きや行動の仕方を研究する学問です。
起源は古代ギリシャの哲学者アリストテレスだと言われています。
アリストテレスの「霊魂論」の中に心理学の発展に通じる内容が多々記されているからです。

そこから様々な哲学者が人の心を論じてきましたが、心理学の父と言われるヴィルヘルム・ヴントが現代心理学・実験心理学の基礎を打ち立て、ここから心理学は著しく発展していきます。
心理学は今も発展しており、現在では大きく3つの学派が注目されています。

認知心理学・・・人間の認知の過程に注目
人間性心理学・・・人間の本質的な成長に注目
新行動主義心理学・・・人間の行動に着目

この3つの学派は、カウンセリングのベースになる考え方を打ち出しています。

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2. 心理学の種類

心理学の種類

心理学の種類は多岐にわたっています。
それは人間の行動、思考、外的環境の影響など広範囲に関わることすべてが研究対象になるからです。
心理学は大きく2つに分けて分類しています。

分類1:基礎心理学

心理学的実験によって得られた研究成果を基に、心のメカニズムを科学的に解明しようとするものです。
人間の心と脳による情報処理と行動を実験で分析し、一般原理を実証するなど根本的真理を探求することで、研究領域はとても広く、あらゆる心の働きについての研究がなされています。
基礎心理学の代表的例を見ていきます。

生理心理学

脳波や心電図などの情報によって行動の心理的機能と生理的機能との関係を研究する科学です。
心理と脳波の動きの関連性といったことを研究します。
現在は神経科学と呼ばれる研究領域のひとつとしても扱われています。

発達心理学

人の誕生から死までの発達の過程で、年齢が増すごとに、心に起きる変化について研究します。
生涯にわたり発達するものとして捉え、情緒や人間関係でどのような変化が起きていくか、その心理について研究していきます。

学習心理学

勉強のことではなく、経験すべてを学習と考えます。
そして人を含む動物が経験によって生じる行動(身体)の変化の過程を研究します。

人格心理学

人のパーソナリティ(性格や人格)について研究します。
一人ひとりの性格の記述、個人差の理解、人格の発達、自己成長・人格変化の解明など、人の感情や性質や仕組みについて学ぶことを目的としています。

社会心理学

暮らしの中の心理学で、社会と個人がどのように影響をしているのかを科学的に研究します。
集団心理、個人の行動から組織の行動、国民全体の行動まで扱います。
近年では暮らしの中での個人の行動の理解、予測なども扱っています。

分類2:応用心理学

あらゆる心の働きについての実験研究によって得られた成果を、基礎心理学の知見を用いて実際の社会に役立てるための学問です。
教育、産業、政治、経済、福祉、犯罪など大きなものから、スポーツ、恋愛など身近なものまでとても広い分野があります。
応用心理学の代表的例を見ていきます。

臨床心理学

心理学を用い、うつなどの精神疾患や不適応行動などの治療や予防、援助を目的とする分野です。
ストレス社会と言われる現代では重要視されており、治療を目的としている分実践的な面が強い心理学です。

教育心理学

教育に関わる問題に対して、教育の視点から心理学を用いて効率的な教育を科学的に探求する学問です。
なぜ勉強するのか、どうやって教えるのがよいのかといった内容から、子どもと教師のコミュニケーションなど教育の場という特定の場面で活用されます。

災害心理学

災害が発生した時の人が陥る心理状態や行動などを研究し、人的な二次災害の防止を目的とした分野です。
自然災害だけではなく、労働災害や交通災害、家庭内災害なども含まれ、適切な避難ができるか、災害後の個人や集団の精神状態なども対象となります。

スポーツ心理学

スポーツに関わる課題を心理学を用いて研究し、高いパフォーマンスを発揮できるように科学的知識を提供する学問です。
実践やスポーツメンタル、指導などに役立てられます。

犯罪心理学

犯罪行為や犯罪者の心理、取り巻く事象や動機について心理学を用いて明らかにする学問です。
犯罪に関連する行動、捜査手法、被害者等の諸特徴、法廷での証言、犯罪者に対する治療的・教育的処遇の効果、社会における防犯策など幅広く研究しています。

3. 仕事に活かせる心理学

ビジネス社会においても心理学のテクニックは使えます。
大手企業も心理学を採用し、業績アップに生かすこともあります。

テクニック1 <観察法>

相手の気持ちを理解するテクニック。
相手を観察することで、本音かどうかや相手の心理を見抜くことができます。
特に着目すべきは「目」。
“目は口ほどに物を言う”といったことわざにもあるように饒舌に語ってくれるのです。

【観察するポイント】
①顔の表情
②目の動き、視線・・・嘘をつく時は右上を見ると言われます。
③声のトーン、リズム、テンポ、大きさ
④姿勢、体の動き、しぐさ、癖・・・体に力は入っている時は警戒している時
⑤呼吸
⑥よく使う言葉の言い回しや感情を表現する時の言葉

これらは癖が出やすいと言われるポイントです。
人によって癖の出やすいポイントには個人差があるので、相手の癖や感情が現れやすいポイントがどこであるか観察することが必要です。

テクニック2 <フット・イン・ザ・ドア>

大きな要求を受け入れてもらうためのテクニック。
「段階的要請法」とも呼ばれており、最初は小さな要求を受け入れてもらい、最終的に本命の要求を受け入れてもらうというテクニックです。
これは「小さな要求を受け入れると、次の大きな要求も断りにくくなる」という心理を利用しています。

例えば、試着や試食など(小さな要求)をしてもらうことで、商品の購入(本命の要求)をしてもらうといった流れにも、フット・イン・ザ・ドアのテクニックが使われています。
しかし、頻度が多くなると、相手の警戒心を高めるため、有効であるのは最初のうちだけと言われているので注意が必要です。

テクニック3 <ドア・イン・ザ・フェイス>

上記とは逆に、相手が断るであろう大きな要求をして、次の要求を承諾しやすくするテクニック。
この方法は「過大要求法」とも呼ばれており、「相手が断る」ことを前提とし、罪悪感を与えて次の要求を受け入れやすくします。
これは、「要求を一度断ったので、もう一度断るのは申し訳ない」と考える心理を利用しています。

しかし、無理な注文をするため、相手が不信感を抱く場合があります。
「フット・イン・ザ・ドア」も「ドア・イン・ザ・フェイス」も相手との信頼関係が大切です。

テクニック4 <ミラーリング>

いい印象を持ってもらうためのテクニック。
人は自分と似たものに好感を抱くという心理があります。
それを上手に活用したもので、相手の仕草や言動、行動などを鏡のように真似します。

相手は無意識的に「味方」であると感じるため、安心感や親近感がわき、距離が縮まると言われています。
ミラーリングのテクニックを使用する際は、相手に不信感や不快感を与えないように、ミラーリングのやりすぎや、ネガティブなアクションを真似しないよう注意をしなければいけません。

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4. 恋愛・私生活に活かせる心理学

相手とスムーズにコミュニケーションを取れるようになると言う点で、心理学はビジネスだけでなく、恋愛や私生活にも応用できます。

テクニック1 <類似性の法則>

自分と共通点のある人に親近感を抱くという心理を利用したテクニック。
相手との共通点が多くなるほど強く作用します。

例えば、出身地や趣味が同じとわかった瞬間から親しみを感じるようになるなどがこれに当たります。
より細かな共通点の方が、より親近感が湧きます。
仕事に活かせる心理学で紹介した「ミラーリング」も類似性の法則を利用したテクニックです。

テクニック2 <単純接触効果>

何回も接触するだけで、好意が増大するという心理を利用したテクニック。
人は、それほど深い交流をしていなくても、会う頻度が高い相手に好意を抱きやすくなります
合っている回数が増えるほどに、信頼が増していってしまうのです。
恋愛関係を築く時や、良い関係を築きたいと思っている時に非常に役立つテクニックです。

テクニック3 吊り橋効果

不安や恐怖を抱く生理的興奮と恋愛感情がすり替わってしまう心理的メカニズムを利用したテクニック。
人は、吊り橋が揺れて緊張してドキドキするといった生理的に興奮している状態を、恋愛をしてドキドキしていると認知する傾向が強くあります。

つまり、ホラー映画やジェットコースターなど、心臓がドキドキしたり緊張したりする場面で、恋愛感情を抱く相手を意識するきっかけとなっているようです。

5. 心理学を使う仕事と就職するときに役立つ資格

心理学には様々な資格があり、それぞれに特長が違います。
「心理学を活かした仕事」や「心理学の資格」を紹介します。

臨床心理士

臨床心理士とは、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格で、心の問題を解決に導く心理専門職として高く評価されており、内閣府が認可する資格でもあります。

臨床心理士の資格取得には、日本臨床心理士資格認定協会の資格試験に合格する必要があり、受験するためには、指定された大学院・専門職大学院の修了を基本とした一定の受験要件が定められています。
また、国家資格とは違い5年に一度の更新が必要となります。

公認心理師

公認心理師は、心理カウンセラーとして活躍するための唯一の「国家資格」です。
国家資格として認定されているため、法律上様々な業務を担うことができ、臨床心理士よりもより幅広く心理学全般に対応できる専門家として活躍することができます。

公認心理師の資格取得には、一般財団法人日本心理研修センターの認定する公認心理士試験に合格する必要があり、臨床心理士同様に大学や大学院で必要な科目を終了など、一定の受験資格が定められています。

メンタル心理カウンセラー

JADP認定メンタル心理カウンセラー(R)は、一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認定する資格で、心理カウンセラーに必要な知識を有することを証明できる民間資格の一つです。

JADP認定メンタル心理カウンセラー(R)の資格は、一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認める講座を修了することが受験資格となっており、講座修了後の資格試験は在宅受験が可能です。

チャイルドカウンセラー

子どもの心に寄り添う心理カウンセラーで、一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認定する民間資格の一つです。
資格を取得することで、不登校や校内暴力、学内でのさまざまな問題行動等の対応に求められる専門的な心理学の知識やそれに基づくカウンセリング技術を有することを証明でき、幼稚園や保育園、学校など子どもに関係する施設で活躍できます。

JADP認定メンタル心理カウンセラー(R)同様に、受験には一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認める講座を修了することが必要です。

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6. まとめ

まとめ

心理学は、ある事象に対する人の心や行動の反応の仕方を科学的な手法で研究する学問で、現代社会において注目を集めています。
心理学を身につけていると対人関係を良好に保てたり、仕事や恋愛などをスムーズに進めることができたりとメリットが多くあります。

そのため本格的に心理学の勉強をしたいと考えている方も多くいらっしゃいますが、実は大学や大学院でしか本格的に学べないのが実情です。
つまり大人になってからでは、なかなか勉強ができないのです。

そこで、今から本格的に学習をはじめたいという方に向けておすすめしたいのが、資格のキャリカレの通信講座メンタル心理カウンセラー講座です。
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講座の案内資料は無料で請求できますので、この機会に本格的な心理学を学んでみてはいかがでしょう。

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