心理カウンセラーの仕事内容は?魅力って?
ストレス社会といわれる現代、心に悩みを抱えている人が増加傾向の中、心理カウンセラーに対する関心が高まっています。しかし、いざその職を目指そうとしても、何をすればいいのかわからないことも多いのでは?そこで、本サイトでは心理カウンセラーの仕事の内容や魅力などについて紹介していきます。
目次
心理カウンセラーはストレス時代に重要な職業に
現代の日本において、心理カウンセラーの需要は急速な高まりをみせています。
その大きなターニングポイントといえるのが、2011年と2015年です。
まず、2011年は東日本大震災によって全国的に不安感が増大し、心理カウンセラーに対する関心が高まりました。
一方、2015年は「公認心理師」の国家資格化が発表され、心理カウンセラーが専門職として広く認知されるようになったのです。
このように、「需要の高まり」「制度の整備」という2つの条件がそろい、一気に重要な職業となりました。
心理カウンセラーの仕事内容と魅力
心理カウンセラーの魅力
心理カウンセラーの仕事は今後も需要が高まることが見込まれ、それだけ世の中から求められている職種です。
人のいる所に心理カウンセラーは必要だということが徐々に認知されるようになり、心理カウンセラーとして働ける場所は多岐にわたります。
例えば学校で働くスクールカウンセラーや、一般企業でカウンセリングする職種も存在します。
また、心理カウンセラーとして経験を積めば独立開業することも可能です。
一度その職に就くとキャリアプランは幅広く持て、自分がどのような人々と関わりたいのか主体的に選べるのも心理カウンセラーという仕事の魅力です。
心理カウンセラーのやりがい
心理カウンセラーは心理学の知識や臨床経験を用いて、クライエント(来談者)のストレスを緩和させたり、心の傷を癒やしたりする仕事です。
悩みを抱えた人々の問題を解決するためにはそれ相応の経験と知識が必要ですが、やはり人の役に立てるというのは何にも代えがたいものがあります。
「先生と対話して気持ちが楽になった」「カウンセリングを通じて前向きに仕事に取り組もうと思った」など、自分とのカウンセリングを通して人生が明るい方向に進む光景を見られるのは、心理カウンセラーならではのことです。
人から感謝されて充足感を得られるのは、心理カウンセラーの一番のやりがいといっても過言ではありません。
学校で働く場合
学校における心理カウンセラーの主な業務は、生徒たちの悩みを聞き、そのうえでアドバイスをしたり、教員や保護者と連携して問題解決に取り組みます。
そして、実際に問題を解決し、生徒たちの健やかな成長に携わることができれば、大きな達成感を得ることができるでしょう。
非常勤として学校に勤務した場合は、8時30分に出勤し、9時から依頼を受けていた生徒の個人面接をしたり、休み時間に訪れる生徒たちの相談に対応します。
そして、昼休みを挟んで午後からは必要に応じて授業中の生徒の様子をチェックし、14時30分に勤務終了というのが一般的なタイムラインです。
場合によっては、その後、別の学校に移動し放課後相談を行ったり、17時ごろから教員に対し生徒への接し方などについてアドバイスを行うこともあります。
一般企業のオフィスで働く場合
企業で働く場合は、従業員や経営者に対してカウンセリングを行い、悩みの解消をサポートするのが主な業務となります。
そして、悩みを持つ人の精神的な痛みを軽減していくことで、人の役に立っていることを実感できるのが大きな魅力といえるでしょう。
タイムラインの例としては、他の社員と同様、9時に朝礼に参加します。
その後、10時から昼休みを挟んで15時までカウンセリングを実施し、15時以降はメールでの相談に対して返信を送るといった流れになります。
さらに、ミーティングや事務処理などを行い、18時30分ごろに退社という形になります。
独立・開業で働く場合
独立して開業するケースでよくあるのが、ホームページやSNSを立ち上げ、ネットを通じて相談に応じる方法です。
また、自宅やレンタル会議室などを利用して、対面式でカウンセリングをする方法もあります。
その場合のタイムラインは、8時に出勤して昼までに3人ほどカウンセリングし、さらに12~14時くらいまで相談者の対応。
そして、休憩を挟んで15時から必要に応じて心理検査を行い、18時に退勤というのが一般的です。
心理カウンセラーに向いている人
心理カウンセラーになりたい場合、自分が向いているかどうか気になることもあるでしょう。
ここでは心理カウンセラーに向いている人の特徴をまとめました。
誠実に人と向き合える姿勢
カウンセリングを受けたい人の中には切実な思いを抱えている人も多くいます。
そのような人の心に寄り添い、誠実に向き合うことでクライエント(来談者)と信頼関係を築けます。
カウンセリングをいい方向に持っていくには、相手と打ち解けて信頼を獲得することが大切で、その入り口として誠実さが必要です。
人の話を傾聴できる
人の悩みを聴くことが得意だという人は心理カウンセラーに向いているかもしれません。
なぜならカウンセリングにおいて基本的なことは傾聴だからです。
クライエント(来談者)の話に積極的に耳を傾け、相手に配慮することは大切であり、心に傷を負っていても、話をただ聴いてくれるだけで心が軽くなることもあります。
共感しながらも感情的にならない冷静さ
心理カウンセラーの能力の一つとして共感力が求められ、相手の心に寄り添い、自分のことのように共感することで相手を理解できます。
ただ、共感力が強すぎて過度に感情移入してしまうと心理カウンセラーとして冷静な判断ができません。
共感しながらも同時に冷静さを保てることは、心理カウンセラーの重要な素質です。
まとめ
心理カウンセラーは、重要な職業であり、かつ人気の職業として定着しています。
心理カウンセラーとして活動するために資格は必須ではありませんが、お客様から信頼を得たり、あなたの知識を証明したりするために、資格はとても重要なものとなります。
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