
介護福祉士国家試験の最新合格率は70.1%です。ただし、受験するには実務経験や所定の研修、学校の卒業などの条件があるため、合格率だけで試験の難易度を判断することはできません。
また、合格するには全体の合格基準点を満たすだけでなく、すべての科目群で得点する必要があります。本記事では、最新の試験結果や他の福祉系資格との違いをもとに、介護福祉士国家試験の難易度を解説します。
この記事でわかること
介護福祉士国家試験の合格率・難易度
他の資格と比較した介護福祉士国家試験の難易度
介護福祉士国家試験に合格するポイント
- 介護福祉士国家試験の合格率・難易度
- 最新の合格率は70.1%
- 難易度は低い傾向にある
- 受験資格をクリアしなければならない
- 介護福祉士国家試験の合格基準・合格点
- 筆記試験
- パート合格制度
- 介護福祉士国家試験と他の資格の難易度比較
- 社会福祉士
- 精神保健福祉士
- 介護福祉士国家試験の概要
- 介護福祉士国家試験に合格する3つのポイント
- 実務や勉強で試験に必要な知識を習得する
- 過去問を活用して実践的な知識を身につける
- 通信講座やスクールを活用する
- 介護福祉士国家試験に合格するための勉強時間はどのくらい?
- 介護福祉士を目指すならキャリカレがおすすめ
- 試験に出るトコだけを学べる効率的カリキュラム
- 初心者でも安心の丁寧な添削&無料質問サポート(※)
- もしもの時も安心!全額返金保証付き(※)
- 合格した場合、2講座目を無料で受講できる(※)
- まとめ
- よくある質問
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介護福祉士国家試験の合格率・難易度

介護福祉士国家試験について、合格率と難易度を解説します。
介護福祉士国家試験には受験資格も定められているので、難易度とあわせて確認しておきましょう。
最新の合格率は70.1%
介護福祉士国家試験の合格率は、以下のように推移しています。
年度 | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率 |
|---|---|---|---|
令和7年度 | 78,469 | 54,987 | 70.1 |
令和6年度 | 75,387 | 58,992 | 78.30% |
令和5年度 | 74,595 | 61,747 | 82.80% |
令和4年度 | 79,151 | 66,711 | 84.3% |
令和3年度 | 83,082 | 60,099 | 72.3% |
直近5回の合格率は70.1~84.3%で推移しています。最新の第38回試験は70.1%で、前年度の78.3%から8.2ポイント低下しました。
合格率は年度によって変動するため、「毎年約70%」と一律に考えるのではなく、最新の試験結果や合格基準を確認することが大切です。
難易度は低い傾向にある
介護福祉士国家試験の合格率は、ほかの福祉系国家試験より高い年度があります。
ただし、試験ごとに受験資格、受験者層、出題科目、合格基準が異なるため、合格率だけで難易度を単純に比較することはできません。
また、介護福祉士国家試験の実技試験は第37回試験から廃止されており、現在は筆記試験のみで実施されています。
受験資格をクリアしなければならない
介護福祉士国家試験の内容は、多くの人に合格できるチャンスがある難易度ですが、受験資格を満たしていなければ、そもそも受験できません。
介護福祉士国家試験の主な受験資格は、次の4つのルートに分けられます。
・介護福祉士養成施設を卒業した方
・3年以上の実務経験と実務者研修の修了などの条件を満たした方
・福祉系高校を卒業した方
・EPA介護福祉士候補者として3年以上介護等の業務に従事した方
実務経験ルートの場合は、従業期間3年以上・1,095日以上に加え、実際に介護等の業務へ従事した日数が540日以上必要です。
卒業した学校や入学年度、修了した研修によって細かな条件が異なるため、受験前に試験センターの資格取得ルートを確認しましょう。
出典:[介護福祉士国家試験]試験概要|公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
以下の記事では、介護福祉士のなり方や受験資格について解説しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
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介護福祉士国家試験の合格基準・合格点

現在の介護福祉士国家試験は、筆記試験のみで実施されています。
全パートを受験する方が合格するには、総得点の60%程度を基準として問題の難易度に応じて補正された合格基準点以上を取り、11科目群すべてで得点する必要があります。
筆記試験
全パートを受験する方は、総得点の60%程度を基準として、問題の難易度に応じて補正された合格基準点以上を得点する必要があります。
さらに、「人間の尊厳と自立・介護の基本」「社会の理解」「医療的ケア」など、11科目群すべてで得点することが必要です。
第38回試験の全体の合格基準点は、125点満点中64点でした。
11科目群は、以下のようになっています。
人間の尊厳と自立、介護の基本
人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
社会の理解
生活支援技術
介護過程
こころとからだのしくみ
発達と老化の理解
認知症の理解
障害の理解
医療的ケア
総合問題
パート合格制度
第38回試験から、試験科目をA・B・Cの3つに分けて判定する「パート合格制度」が導入されました。
全体では不合格だった場合でも、一定の合格基準を満たしたパートは合格となり、翌年と翌々年の試験で受験が免除されます。
第39回試験では、第38回試験でパート合格した方に限り、全パートを受験するか、不合格だったパートのみを受験するかを選択できます。
介護福祉士国家試験と他の資格の難易度比較

福祉系資格には介護福祉士以外に、社会福祉士や精神保健福祉士などがあります。
ここでは、介護福祉士と他の福祉士系資格の難易度を比較するので、資格選びで迷っている方は参考にしてみましょう。
社会福祉士
社会福祉士の直近5年間の合格率は、以下の通りです。
年度 | 合格率 |
|---|---|
令和7年度 | 60.7% |
令和6年度 | 56.30% |
令和5年度 | 58.10% |
令和4年度 | 44.2% |
令和3年度 | 31.1% |
社会福祉士国家試験の合格率は近年上昇しており、最新の第38回試験は60.7%でした。
同年度の介護福祉士国家試験の合格率70.1%より低いものの、両試験では受験資格、受験者層、試験科目、問題数などが異なります。合格率だけで、どちらの試験が難しいかを断定することはできません。
精神保健福祉士
精神保健福祉士の直近5回の合格率は、以下の通りです。
年度 | 合格率 |
|---|---|
令和7年度 | 78.2% |
令和6年度 | 70.70% |
令和5年度 | 70.40% |
令和4年度 | 71.1% |
令和3年度 | 65.6% |
出典:精神保健福祉士国家試験の受験者・合格者の推移|厚生労働省
精神保健福祉士国家試験の最新合格率は78.2%で、第38回介護福祉士国家試験の70.1%を上回っています。
ただし、精神保健福祉士と介護福祉士では、受験資格や試験内容、受験者の学習経験が異なるため、合格率だけで難易度が同等とは判断できません。
介護福祉士国家試験の概要

介護福祉士国家試験の概要を以下の表にまとめているので、受験を検討する前に確認しましょう。
項目 | 第39回試験 |
|---|---|
試験日 | 令和9年1月31日(日) |
午前試験 | 10時00分~11時45分 |
午後試験 | 13時40分~15時35分 |
試験形式 | 筆記試験 |
出題数 | 125問 |
試験科目 | 3パート・4領域・12科目と総合問題1科目 |
試験地 | 全国35試験地 |
受験手数料 | 20,510円 |
申込期間 | 令和8年7月22日~9月2日 |
申込方法 | インターネット申込み |
合格発表 | 令和9年3月23日 |
第38回試験からパート合格制度が導入され、第39回試験では対象者に限り、不合格だったパートのみを受験することもできます。
なお、実技試験は第37回試験から廃止されています。
出典:[介護福祉士国家試験]試験概要|公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
介護福祉士国家試験については以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
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介護福祉士国家試験に合格する3つのポイント

介護福祉士国家試験に効率よく合格するためには、以下のポイントが重要です。
実務や勉強で試験に必要な知識を習得する
過去問を活用して実践的な知識を身につける
通信講座やスクールを活用する
ポイントを押さえて、試験合格に向けて学習を進めましょう。
実務や勉強で試験に必要な知識を習得する
介護福祉士国家試験では、用語を覚えるだけでなく、利用者の状況に応じた適切な対応を判断できるよう、制度や介護技術の根拠を理解することが大切です。
テキストと問題集を繰り返し活用し、間違えた問題は正解の根拠まで確認しましょう。
すべて覚えることは難しいので、試験によく出る箇所などポイントを絞って学習を進めるのがコツです。
また、受験資格において実務経験が求められるルートでの合格を目指す方は、実務のなかで知識を習得するとよいでしょう。
業務と結びつけて覚えられるので、より知識の定着が図れるはずです。
過去問を活用して実践的な知識を身につける
過去問は、出題の傾向や形式をつかむために役立つ教材です。
実際の試験問題に慣れたり、試験形式の演習で時間配分をつかんだりすることで、試験本番に力を発揮しやすくなります。
間違えた問題はしっかりと解説を読み込んだうえで、知識を定着させましょう。
通信講座やスクールを活用する
独学で学習計画を立てることが難しい場合は、通信講座やスクールを活用する方法があります。
教材の内容、質問サポート、添削指導、受講期間、費用などを比較し、自分の生活や学習スタイルに合う方法を選びましょう。
通信講座は試験向けにつくられた教材を使用でき、カリキュラムに沿って自分のペースで勉強を進められます。
添削や質問などサポートが充実している通信講座の場合、一人でも効率よく学習を進められるでしょう。
スクールは、講師から直接試験に必要な知識を学べます。
同じように合格を目指す仲間もいるため、互いに切磋琢磨しながら勉強を続けられるのがメリットです。
ただ、スクール代や通学に要する時間も考慮すると、予算や時間に余裕がある人に限られます。
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介護福祉士国家試験に合格するための勉強時間はどのくらい?

介護福祉士国家試験に必要な勉強時間には、実務経験、基礎知識、過去の受験経験などによって個人差があります。
250時間程度が一つの目安として紹介されることもありますが、試験センターなどの公的機関が定めた基準ではありません。まずは過去問題を解いて現在の理解度を確認し、試験日から逆算して学習計画を立てましょう。
合格に必要な勉強時間は、すでに持っている知識にもよります。
はじめて介護の勉強をする方や試験が苦手な方は、スケジュールに余裕を持って勉強をはじめましょう。
介護福祉士を目指すならキャリカレがおすすめ

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まとめ

最新の第38回介護福祉士国家試験は、受験者数78,469人、合格者数54,987人で、合格率は70.1%でした。直近5回では70.1~84.3%で推移しています。
合格率はほかの福祉系国家試験より高い年度がありますが、受験するには実務経験や所定の研修、学校の卒業などの条件があります。また、全体の合格基準点を満たすだけでなく、11科目群すべてで得点する必要があります。
第38回試験からはパート合格制度が導入され、一定の基準を満たしたパートは、翌年と翌々年の受験が免除されます。実技試験は廃止されているため、最新制度に対応した教材で筆記試験の対策を進めましょう。
介護福祉士の資格取得を目指すなら、キャリカレの「介護福祉士合格指導講座」がおすすめです。キャリカレでは随時キャンペーンを開催しているので、お得に受講できます。
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よくある質問
Q1. 介護福祉士の難易度はどのくらいですか? |
|---|
最新の第38回介護福祉士国家試験の合格率は70.1%で、直近5回では70.1~84.3%で推移しています。 ただし、受験者は実務経験や所定の研修などの条件を満たしているため、合格率だけで国家資格全体の中での難易度を判断することはできません。 |
Q2. 介護福祉士と社会福祉士ではどちらの難易度が高いですか? |
|---|
最新試験の合格率は、介護福祉士が70.1%、社会福祉士が60.7%です。 数字だけを見ると社会福祉士の方が低いものの、受験資格、試験科目、問題数、受験者層が異なるため、合格率だけで難易度を単純に比較することはできません。 |
Q3. 介護福祉士試験の合格に必要な勉強時間は? |
|---|
必要な勉強時間は、実務経験や基礎知識によって異なります。250時間程度が一つの目安として紹介されることもありますが、公的に定められた時間ではありません。 看護師や作業療法士とは受験資格や養成課程、試験内容が異なるため、勉強時間だけで単純に比較することはできません。 |
Q4. 実務経験から介護福祉士になるルートの難易度は? |
|---|
実務経験ルートでは、従業期間3年以上・1,095日以上、従事日数540日以上に加え、原則として実務者研修を修了する必要があります。 実務で得た経験が試験学習に役立つことはありますが、制度や医療的ケアなど、実務だけでは十分に学びにくい分野もあるため、試験範囲に沿った対策が必要です。 |
Q5. 介護福祉士と精神保健福祉士の難易度はどちらが高い? |
|---|
最新試験の合格率は、介護福祉士が70.1%、精神保健福祉士が78.2%です。 ただし、受験資格や出題内容が異なるため、合格率だけでどちらが難しいかを判断することはできません。 |
Q6. ケアマネジャーになるには介護福祉士の資格が必要? |
|---|
介護福祉士の資格は、ケアマネジャー試験を受験するための代表的なルートの一つですが、必須ではありません。 介護福祉士以外の所定の国家資格に基づく業務や、所定の相談援助業務に通算5年以上かつ900日以上従事した方も、受験資格を得られる場合があります。 |
Q7. 介護福祉士と保育士試験の難易度はどちらが低い? |
|---|
介護福祉士と保育士では、受験資格、試験科目、試験形式が異なるため、合格率だけで難易度を単純に比較することはできません。 自身の実務経験や得意分野、資格取得までに必要な条件を踏まえて比較しましょう。 |
Q8. 通信講座で介護福祉士の試験対策はできますか? |
|---|
通信講座を活用して、介護福祉士国家試験の対策を行うことは可能です。 ただし、通信講座を修了するだけで受験資格や介護福祉士資格を取得できるわけではありません。実務経験ルートの場合は、3年以上の実務経験と実務者研修の修了など、所定の受験資格が必要です。 |
Q9. 医学的知識がないと介護福祉士の試験は難しいですか? |
|---|
「医療的ケア」や「こころとからだのしくみ」では、介護職に必要な医療・身体に関する知識が出題されます。 医療職と同じ専門性を問う試験ではありませんが、すべての科目群で得点する必要があるため、初学者も試験範囲に沿って基礎から学習しましょう。 |
Q10. 福祉住環境コーディネーターや登録販売者と比べて、介護福祉士の難易度はどうですか? |
|---|
福祉住環境コーディネーター検定試験は東京商工会議所が実施する検定試験です。一方、登録販売者試験は都道府県が実施し、合否も都道府県知事が決定します。 介護福祉士とは資格制度、受験資格、試験内容が異なるため、国家資格かどうかだけで難易度を比較することはできません。 |
この記事の監修者
資格のキャリカレ編集部
170以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。介護福祉士は、介護の専門知識と技術を持ち、要介護者の日常生活を支える国家資格保持者です。介護現場で中心的な役割を担い、利用者や家族への助言・指導も行う専門職です。試験の詳細や対策、資格の魅力など、介護福祉士の最新情報をお伝えしています。
