働きながら取得できる福祉系・介護系の資格5選|おすすめの資格も紹介!

働きながら取得できる福祉系・介護系の資格5選|おすすめの資格も紹介!

40代〜50代にさしかかると、将来を見据えて新たな資格取得に挑戦する人が増えてきます。働きながら資格取得を目指すなら、福祉系・介護系がおすすめです。

この記事では、福祉・介護業界の仕事内容や資格を選ぶときのポイント、取得の難易度について解説します。忙しい日々のなかで無理なく資格取得を目指せる方法もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

目次

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福祉系・介護系の仕事とは?

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まずは、福祉業界と介護業界の違いや、それぞれの仕事内容を見ていきましょう。将来の働き方を具体的にイメージすることで、取得すべき資格の方向性が定まります。

福祉業界に介護の仕事が含まれている

福祉業界では、社会的な援助を必要とする人々に対し、さまざまなサービスを提供しています。福祉の仕事は、次の4種類に大別されます。

  • 高齢者の支援
  • 障がい者の支援
  • 児童の支援
  • 生活困窮者のような社会的弱者の支援

そして福祉のなかでも、高齢者のサポートを目的とする仕事が、「介護」に分類されます。つまり、介護の仕事は福祉業界の一部として捉えることができます。福祉業界は専門性が求められる仕事も多く、資格を必要とする業務も少なくありません。

そのほか、障がい者の支援としては、「放課後等デイサービスに職員として勤務する」「就職に向けてのトレーニングを行う施設で働く」といった方法があります。

働く親と児童を支援する保育士も福祉の仕事に含まれます。保育士は、保育施設だけでなく、児童養護施設や乳児院、母子生活支援施設などの施設で働くことも可能です。社会的弱者のサポートでは、行政と協力しながら、支援者の自立を手助けします。

介護の仕事も内容はさまざま

介護職とひとくちに言っても、仕事内容は多岐に渡ります。下記は介護の仕事の一部です。

  • 利用者のサポートや身のまわりのお世話
  • 利用者に合った介護サービスの提案
  • 利用者の看護、リハビリ、食事の調理など

身のまわりのお世話などの基本的な介護の仕事に加えて、介護サービスの提案やリハビリ、調理といったサポートも必要不可欠です。高齢者が安心して生活できるよう、介護の現場はさまざまな職種の人々によって支えられています。

目指す仕事の内容によって取得すべき資格が変わる

福祉系・介護系の資格取得を目指すなら、「どのような仕事に就きたいのか」をはっきりさせることが大切です。人気の資格だからといってやみくもに資格を取得してしまうと、就職したあとギャップを感じてしまいかねません。

目指す仕事に適した資格を取得することで、業務の幅が広がり、安定した働き方が実現できます。資格の有無によって給料や手当が変わることもあるため、キャリアパスを考えたうえで、計画的に取得していきましょう。

働きながら福祉系・介護系の資格を取得するメリット

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そもそも福祉・介護業界は、資格がなくても働くことができます。一方で、さまざまなメリットがあることから、多くの人が資格の取得を目指しています。ここからは、働きながら福祉系・介護系の資格を取得するメリットを解説します。

ニーズの高い業界に就職・転職できる

高齢化が進む日本では、今後もますます介護職の需要が増えることが予想されています。需要の増加に伴って、他業種から転職を考える人も増加しており、さらなる市場の拡大が見込まれています。

そして福祉・介護業界では、資格を持っていることで、就職・転職が有利になる可能性があります。内定後や就職後に資格取得を求められる場合もあるので、あらかじめ取得しておくと安心です。

仕事の幅が広がる

介護職は、持っている資格によって任せてもらえる仕事の内容が変わってきます。たとえば、入浴や着替えなど利用者の体に触れる身体介護は、「介護職員初任者研修」の資格を取得した人しか担当できません。

介護職員初任者研修の次のステップとしては、「実務者研修」や「介護福祉士」などが存在します。段階的に資格を取得していくことで、徐々に仕事の幅が広がり、福祉・介護業界でのキャリアアップが目指せるでしょう。

給与アップにつながる

介護の現場では、無資格の人と資格を持っている人とでは、給与に大きな差が生じる傾向にあります。厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」にまとめられた、平均給与額を見ていきましょう。

保有資格名 平均給与額(令和4年9月)
介護福祉士 331,080円
社会福祉士 350,120円
介護支援専門員 376,770円
実務者研修 302,430円
介護職員初任者研修 300,240円
保有資格なし 268,680円

参考:厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」

平均給与額がもっとも高いのは、資格が必要な介護支援専門員の376,770円です。保有資格なしと比べると、約10万円の差が生じていることがわかります。すでに介護現場で働いている場合も、資格を取得することで給与アップを目指すことが可能です。

福祉系・介護系の資格を選ぶときのポイント

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福祉系・介護系の資格は種類が豊富にあるので、何を取得すべきか迷ってしまうかもしれません。ここからは、初心者が福祉系・介護系の資格を選ぶときのポイントを解説します。

受験資格を確認する

未経験から資格取得を目指すなら、実務経験なしでも取得出来る資格から選びましょう。下記の資格は、実務経験がなくても受験が可能です。

  • 介護職員初任者研修
  • 介護事務
  • レクリエーション介護士
  • 介護ドライバー

介護職員初任者研修では、福祉・介護業界の基礎的な知識が学べます。介護事務やレクリエーション介護士の資格も、未経験者が挑戦しやすい資格です。

また、普通自動車第一種免許を取得すれば、介護ドライバーとして働けます。ただし利用者の身体に触れる介助業務を行うことはできないので、業務の幅は限られます。

難易度の低い資格から挑戦する

資格を選ぶときは、合格率の高さや、取得に必要な時間の目安なども確認しましょう。難易度が低い資格から挑戦することで、挫折しにくくなり、着実にステップアップが目指せます。

働きながらの資格取得では、「無理なく学習が続けられるか」を考えることが大切です。添削指導や無料相談など、サポート体制にも注目して、学習方法を検討していきましょう。

働きながら取得できる福祉系・介護系のおすすめ資格5選

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ここからは、働きながら取得できる福祉系・介護系のおすすめ資格として、次の5つを紹介します。

  • 介護職員初任者研修
  • ケアマネージャー
  • 介護福祉士
  • 介護事務
  • 介護レクインストラクター®/認知症予防レクインストラクター®

それぞれの資格の内容や難易度、活かせるシーンを比較して、これからの時代に役立つ資格の取得を目指しましょう。

(1)介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、2013年の法改正によって誕生した資格で、旧ホームヘルパー2級に相当する資格です。介護職員初任者研修は、現場で必要な知識やスキルが習得できる入門資格に位置づけられており、難易度も他の資格と比較してそこまで高くありません。

介護職員初任者研修は国家資格ではありませんが、カリキュラムは厚生労働省によって定められています。資格を取得するためには、民間のスクールで130時間のカリキュラムを修了し、試験に合格する必要があります。試験に合格すると、利用者の身体に触れる身体介護ができるようになります。

資格の種類 厚生労働省が管轄する公的な資格
※国家資格ではありません
受験資格 とくになし
標準学習期間 1ヶ月~4ヶ月程度
受験方法 カリキュラム修了後、スクールで実施される筆記試験を受ける

(2)ケアマネージャー

ケアマネージャー(介護支援専門員)になるためには、5年以上かつ900日以上の実務経験を満たしたうえで、試験に合格する必要があります。福祉系の資格では難易度が高く、合格率は例年10〜20%前後で推移しています。

ケアマネージャーの資格を取得することで、利用者に最適な介護サービスを提供するための「ケアプラン」が作成できるようになります。医療機関との連携や調整が求められる仕事も多く、転職や再就職でも高く評価されている資格です。

資格の種類 各都道府県が管轄する公的資格
※国家資格ではありません
受験資格 1.規定の国家資格等を持っていること
2.相談援助業務に就いていること
※1のみまたは2のみもしくは1+2で5年以上かつ900日以上を満たす必要があります。
※受験資格の詳細は各都道府県の試験実施団体にお問い合わせください。
※受験資格の有無を必ずご確認の上、お申し込みください。
標準学習期間 3ヶ月~6ヶ月程度
受験方法 指定された会場で、マークシート方式の試験を受ける

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(3)介護福祉士

介護福祉士は、介護の現場における唯一の国家資格です。受験資格を得るためには、次の3つの方法があります。

  • 実務経験ルート
  • 福祉系高校ルート
  • 養成施設ルート

働きながら資格取得を目指す場合は、介護現場での実務経験と実務者研修の受講が必要な「実務経験ルート」がおすすめです。介護福祉士になると、医師の指示の下に一定の医療行為が行えるようになり、仕事の幅が大きく広がります。

資格の種類 国家資格
受験資格 1.3年以上(従事日数540日以上)介護等の業務に従事した方で、実務者研修を終了した方。
2.福祉系高校に入学して、必要な科目を履修して卒業した方。
3.介護福祉士養成施設を卒業した方。
※受験資格の詳細は、実施団体のホームページにてご確認ください。
※受験資格の有無を必ずご確認の上、お申し込みください。
標準学習期間 4ヶ月~6ヶ月程度
受験方法 指定された会場で、マークシート方式の試験を受ける

\不合格なら全額返金保証付き!/

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(4)介護事務

介護事務は、デスクワーク中心の仕事で、40代〜50代のセカンドキャリアとしても人気の職種です。主な仕事内容としては、介護報酬請求のための事務処理が挙げられますが、利用者のフォローやケアマネージャーのサポートに関わるケースもあります。

介護事務の資格検定を主催するJADP認定の教育機関なら在宅で受験ができるので、忙しい方でも安心して試験に挑戦できます。試験本番では、テキストを手元に置いて問題を解くことができ、丸暗記も不要です。

資格の種類 民間資格
受験資格 とくになし
標準学習期間 2ヶ月~4ヶ月程度
受験方法 カリキュラム修了後、在宅で試験を受ける

\就職・転職支援サポート付き!/

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(5)介護レクインストラクター®/認知症予防レクインストラクター®

JADP認定の「介護レクインストラクター®」「認知症予防レクインストラクター®」は、高齢者を対象としたレクレーションを企画実施するための資格です。どちらの資格も介護事務と同様に、テキストを見ながら在宅での受験が可能です。70%以上が合格ラインとなっており、ポイントを絞った学習ができれば短期間での資格取得が狙えます。

介護レクインストラクター®や認知予防レクインストラクター®の資格を取得することで、司会や声掛けの仕方など、レクリエーションの実践的なスキルが身に付きます。

資格の種類 民間資格
受験資格 とくになし
標準学習期間 3ヶ月~4ヶ月程度
受験方法 カリキュラム修了後、在宅で試験を受ける

\講師への質問は何度でも無料!/

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働きながら資格取得を目指すなら「通信講座」がおすすめ!

働きながら資格取得を目指すなら「通信講座」がおすすめ! のイメージ画像

働きながら資格取得を目指すのは、かなりのパワーが必要です。独学やスクールに通って資格取得を目指す方法もありますが、負担が大きく挫折してしまうケースも少なくありません。

そこで効率よく資格の取得を目指すなら、通信講座がおすすめです。通信講座なら、すきま時間を上手に活用しながら、自分のペースで学習を進められます。

キャリカレの講座では、紙のテキストや映像講義、WEB学習など、さまざまな教材をご用意しております。学習中のサポートはもちろん、専属のキャリアコーディネーターによる就職・転職のご相談も承っています。通信講座を選ぶときは、アフターサポート体制もぜひチェックしてみてください。

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まとめ

福祉・介護業界では、資格の有無によって仕事の内容や給与が変わります。どのような資格を取得すべきか迷ったときは、「公的な資格を段階的に取得してキャリアアップしたい」「民間の資格を取得して独自性を磨きたい」など、具体的な将来像をイメージしてみましょう。

キャリカレでは、福祉系・介護系を含む、さまざまな講座を受講いただけます。気になる資格があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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