ケアマネジャー(介護支援専門員)資格の合格率は?
一発合格する人の特徴と
勉強方法も解説

ケアマネジャー(介護支援専門員)資格の合格率は?一発合格する人の特徴と勉強方法も解説

ケアマネジャー(介護支援専門員)を目指している方のなかには、合格率が気になっている方も多いのではないでしょうか。本記事では、ケアマネジャー試験の合格率に加えて、一発合格する人の特徴や勉強方法まで詳しく解説します。

この記事でわかること
・ケアマネジャー(介護支援専門員)試験の合格率
・ケアマネジャー(介護支援専門員)試験の合格率を上げるためのポイント
・ケアマネジャー(介護支援専門員)試験のおすすめの勉強方法

目次

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ケアマネジャー(介護支援専門員)試験の合格率は約10~20%

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験の合格率は約10~20%

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験の合格率を知ることで、試験のレベルを理解し、勉強に必要な時間や対策などに役立てられます。

ここでは、ケアマネジャー試験の合格率を過去10年のデータと都道府県別のデータで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

過去10回の合格率は10.1~23.3%

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験の過去10年の合格率は、以下の通りです。

年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 54,406人 10,328人 19.0%
令和3年度 54,290人 12,662人 23.3%
令和2年度 46,415人 8,200人 17.7%
令和元年度 41,049人 8,018人 19.5%
平成30年度 49,332人 4,990人 10.1%
平成29年度 131,560人 28,233人 21.5%
平成28年度 124,585人 16,281人 13.1%
平成27年度 134,539人 20,924人 15.6%
平成26年度 174,974人 33,539人 19.2%
平成25年度 144,397人 22,331人 15.5%

参考:厚生労働省|第25回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について

受験者数が10万人以上だった平成25年度から平成29年度の合格率は、13.1~21.5%でした。
受験者数が5万人以下になった平成30年度から令和4年度の合格率は、10.1~23.3%で推移しています。

受験資格の要件が厳格になったことで受験者数が減少し、年度によっては合格率が約10%の年も出てきているので、難易度は比較的高いといえるでしょう。

都道府県別の合格者数

令和4年度の都道府県別合格者数は、以下の通りです。

都道府県 合格者数
北海道 511人
青森県 95人
岩手県 92人
宮城県 159人
秋田県 97人
山形県 80人
福島県 169人
茨城県 197人
栃木県 122人
群馬県 187人
埼玉県 555人
千葉県 423人
東京都 937人
神奈川県 691人
新潟県 176人
富山県 104人
石川県 87人
福井県 61人
山梨県 52人
長野県 239人
岐阜県 168人
静岡県 297人
愛知県 568人
三重県 128人
滋賀県 104人
京都府 256人
大阪府 706人
兵庫県 464人
奈良県 111人
和歌山県 71人
鳥取県 70人
島根県 75人
岡山県 185人
広島県 284人
山口県 129人
徳島県 82人
香川県 82人
愛媛県 145人
高知県 77人
福岡県 437人
佐賀県 69人
長崎県 133人
熊本県 183人
大分県 102人
宮崎県 100人
鹿児島県 174人
沖縄県 94人

参考:厚生労働省|第25回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について

ケアマネジャー(介護支援専門員)の受験資格や合格率、合格のポイントについて詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ確認してみてください。

関連記事 ケアマネジャー(介護支援専門員)試験|受験資格・合格率・合格のポイントを解説

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験の合格率を関連職種と比較

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験の合格率を関連職種と比較

ケアマネジャー(介護支援専門員)の他にも介護系資格はいくつかあるため、合格率を比較し、難易度を理解することも重要です。

直近の試験で、ケアマネジャーと他の介護系資格の合格率を比較した表は以下となります。

資格の種類 合格率
ケアマネジャー 19.0%(令和4年度)
介護福祉士 84.3%(令和4年度)
社会福祉士 44.2%(令和4年度)

介護福祉士や社会福祉士と比較すると、ケアマネジャーの合格率は非常に低いです。
介護系資格のなかでは難関といわれているため、試験対策を十分に行わなければ合格は難しいでしょう。

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験の合格率が低い理由

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験の合格率が低い理由

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験の合格率が低い理由は、以下の3つです。

・試験時間がタイト
・出題形式が特徴的
・保有資格による科目免除が廃止

試験時間がタイト

ケアマネジャー試験は、60問の試験問題を120分で解かなければなりません。
単純計算で1問2分で解く必要があり、1問に時間をかけられないのが特徴です。
また、他の介護系資格よりも問題内容の難易度が高いことも、より時間をタイトにしている要因といえるでしょう。

出題形式が特徴的

ケアマネジャー試験は、五肢複択方式を採用しています。
一般的な試験は4つの選択肢から一つを選ぶ四肢択一が多いですが、ケアマネジャー試験では5つの選択肢から複数の解答を選ばなければなりません。
正確な知識を求められるので、対策が不十分だと合格が難しくなります。

保有資格による科目免除が廃止

以前は保有資格によって試験科目が免除される制度がありましたが、現在は廃止されています。
保有資格にかかわらず全問解答しなければならなくなったため、受験者の条件は平等です。
科目免除によるアドバンテージを得られない点も、合格率が低くなっている理由でしょう。

ケアマネジャー(介護支援専門員)の仕事内容やメリット・デメリット・なり方について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ確認してみてください。

関連記事ケアマネジャー(介護支援専門員)とは|仕事内容・メリット・デメリット・なり方を解説

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験に1回で合格する人の特徴とは?

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験に1回で合格する人の特徴とは?

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験に一発合格する人には、以下のような共通点があります。

・初めから満点を狙った勉強をしていない
・解答する問題の取捨選択がうまい
・常にアウトプットを意識した勉強を行っている

初めから満点を狙った勉強をしていない

ケアマネジャー試験では、各分野それぞれで合格基準をクリアしなければなりません。
完璧を目指して勉強に取り組むと、勉強が不十分な科目ができやすく、全分野のボーダーを越えられず不合格になるケースがあります。
満点を狙わずにバランスよく勉強する人のほうが、合格率は高くなるでしょう。

解答する問題の取捨選択がうまい

ケアマネジャー試験は試験時間がタイトなため、全問解答できない場合も多々あります。
その場合、解けるはずの問題にたどり着けないと、点数を落としてしまい、不合格になる可能性が高くなるということです。
したがって、できる問題を確実に解き、得点を稼げる人は合格しやすい傾向にあるといえるでしょう。

常にアウトプットを意識した勉強を行っている

試験全般にいえることですが、知識を覚えていても試験でアウトプットできなければ合格できません。
過去問や問題集を繰り返し解くなど、アウトプットを意識した勉強をしている人は、本番で勉強の成果を発揮しやすいです。

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験の合格率を上げるためのポイント

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験の合格率を上げるためのポイント

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験に合格するためには、以下のポイントを重視して勉強に取り組みましょう。

・専門用語をしっかり押さえる
・過去問題で傾向や時間配分に慣れる
・分野別の合格点を意識してまんべんなく勉強する
・試験本番まで余裕をもったスケジュールを組む
・試験対策講座・通信講座を活用する

専門用語をしっかり押さえる

ケアマネジャー試験では専門的な内容が問われるため、用語の理解がまず必要です。
用語がわからなければ設問の意図も汲み取れないため、まず専門用語をインプットしましょう。

過去問題で傾向や時間配分に慣れる

過去問は、ケアマネジャー試験対策で非常に重要な教材です。
実際の試験問題に慣れることができ、出題されやすいポイントを把握できます。
ケアマネジャー試験は五肢複択という特徴的な試験形式であるため、その問題傾向や時間配分に慣れることで、本番で実力を発揮しやすくなります。

分野別の合格点を意識してまんべんなく勉強する

ケアマネジャー試験では、分野別に合格基準が設けられているため、バランスよく得点しなければなりません。
ある科目が満点でも、ある科目がボーダー以下なら不合格になるため、まんべんなく勉強することが大切です。
各分野の正答率70%以上を目標に、偏らずに勉強を進めましょう。

試験本番まで余裕をもったスケジュールを組む

ケアマネジャー試験は専門性が高いため、初めての挑戦では準備に時間がかかります。
試験ギリギリでは対策が間に合わない可能性が高いため、余裕をもってスケジュールを組みましょう。

試験対策講座・通信講座を活用する

ケアマネジャー試験対策として、対策講座や通信講座を活用する方法もあります。
対策用のテキストや講座などで試験に必要な知識や傾向を身につけられるため、効果的な対策が可能です。
通信講座は自宅で質の高い学習ができるので、仕事や家事で忙しい方にも向いています。

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験対策にはどんな勉強方法がおすすめ?

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験対策にはどんな勉強方法がおすすめ?

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験対策には、通信講座がおすすめです。
仕事や家事などで忙しい方でも、作り込まれたテキストを使って自宅で充実した学習ができます。

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まとめ

まとめ

ケアマネジャー試験は、介護系資格のなかでもとくに合格率が低いため、試験対策が非常に重要です。

合格の確率を高めるためには、専門用語を正しく理解したうえで、過去問演習やバランスのよい勉強が重要です。

キャリカレではケアマネジャー合格指導講座を開講しているので、効率的に合格したい方はぜひ受講を検討してみてください。

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