
電気工事士資格について調べていると、「どんな資格なのか」「第一種と第二種は何が違うのか」「取得すると何ができるのか」など、気になることが多い方もいるでしょう。
電気工事士は、住宅や店舗、オフィス、工場などの電気設備工事に関わるために重要な国家資格です。手に職をつけたい方、未経験から専門スキルを身につけたい方にも注目されています。
この記事では、電気工事士資格の基本から、第一種・第二種の違い、仕事内容、試験内容、難易度、勉強方法まで、初めての方にもわかりやすく解説します。
第一種電気工事士の実技試験の概要

まず、第一種電気工事士の実技試験の概要を解説します。
試験方式や出題内容に加えて、難易度もお伝えしますので、詳しくチェックしていきましょう。
試験方式
試験方式は、会場の机上で行う実技試験です。
試験会場で出題問題に合わせた材料が配布され、持参した工具で作業を行います。
当日は、まず試験会場に集合し、試験開始前に注意事項の確認やマークシートの記入などを行い、試験問題と材料箱が配布されます。
材料表に記載されたものが入っているかを確認し、試験開始時間に一斉に作業を開始するという流れです。
出題内容
実技試験の内容は、事前に公表される候補問題の中から1問決定されます。
試験で問う内容については、以下の項目のすべてまたは一部です。
【技能試験】
・電線の接続 |
作成したものに欠陥なければ、技能試験合格となります。
未完成のものはもちろんですが、配置の間違いや誤接続、施工条件が合っていないものなどは欠陥と見なされるので、公開されている「技能試験における欠陥の判断基準」を確認し、欠陥のない作業をマスターしておきましょう。
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難易度
第一種電気工事士の試験結果は例年公開されています。
以下に合格率をまとめましたので、難易度を詳しく見ていきましょう。
【第一種電気工事士:技能試験の合格率】
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
令和7年度(下期) | 16,527 | 9,961 | 60.2% |
令和7年度(上期) | 11,876 | 6,548 | 55.1% |
令和6年度(下期) | 16,783 | 10,397 | 61.9% |
令和6年度(上期) | 11,589 | 6,607 | 57.0% |
令和5年度 | 26,143 | 15,834 | 60.5% |
令和4年度 | 26,578 | 16,672 | 62.7% |
令和3年度 | 25,751 | 17,260 | 67.0% |
令和2年度 | 21,162 | 13,558 | 64.1% |
令和元年度 | 23,816 | 15,410 | 64.7% |
平成30年度 | 19,815 | 12,434 | 62.8% |
平成29年度 | 24,188 | 15,368 | 63.5% |
平成28年度 | 23,677 | 14,602 | 61.7% |
出典:電気技術者試験センター│試験実施状況の推移(第一種電気工事士試験)
平成28年度から令和7年度の合格率は、55~67%です。
合格率だけを見ると難易度が低いように見えますが、欠陥があれば不合格となります。
また、第二種電気工事士を取得してから、第一種電気工事士を受験する人も多く、一度経験しているからこそ合格率が高いと言えるかもしれません。
初心者の方にとっては、実技試験はつまずくポイントのひとつなので、入念に対策を行ってから本番に臨みましょう。
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第一種電気工事士の実技試験例

第一種電気工事士の技能試験の概要を解説しましたが、実際どのような試験が実施されるのでしょうか。令和8年度の試験を例にご紹介しますので、最新の技能試験の内容を確認していきましょう。
令和8年度の出題方法
令和8年度の出題方法は、例年と大きな変更はありません。
候補問題10題の中から1題が選ばれ、60分で試験を実施する予定です。
令和8年度の技能試験候補問題
令和8年度の技能試験候補問題は、全部で10題です。
以下のリンクから確認できますので、受験を考えている方はぜひ参考にしてください。
参考
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第一種電気工事士の実技試験を合格するポイント

第一種電気工事士の技能試験は、候補問題が事前に公表されるので、試験に向けて練習することができます。
練習次第で合格できるものの、技術を求められるため、しっかり準備しなければ不合格になるかもしれません。
ここでは、第一種電気工事士の技能試験に合格するポイントを4つ解説します。
重視される3つの能力を理解する
電気工事士の技能試験で重視されるのは、以下の3つの能力です。
・回路を的確に構成する能力 |
合格するには、与えられた配線図や施工条件などに従って作業を行い、欠陥なく完成させなければなりません。
そのため、作業に取り掛かる前に、配線図や施工条件などをしっかり確認することが大切です。
指定の条件を守っていても、欠陥があっては正しい作品とは言えません。
的確に作業を行う能力を求められるので、時間内で正確な作業ができるように準備をしましょう。
公表問題をすべて事前に練習する
技能試験で出題される問題は、事前に公表される候補問題から選ばれます。
どの問題が出題されるかはわかりませんが、すべてできるように準備をしておくと、本番でも焦ることなく、作業に取り組むことができるでしょう。
ぶっつけ本番で望んだり、得意な問題だけできるようにしたりするのは、リスクが高いと言えます。
すべての問題を練習し、何が出題されても良いように手順や作業方法をマスターしておきましょう。
参考
テキストや動画で手順を覚える
初めて第一種電気工事士の技能試験に臨む人は、候補問題を見てどのように作業すれば良いか迷ってしまうこともあるでしょう。
自己流で取り掛かるとミスに気づけない場合があるので、テキストや動画で手順・方法を学ぶのがおすすめです。
工具の使い方や作業の仕方を学ぶなら、実際に動きが見える動画教材が役立ちます。
YouTubeなどに解説動画がアップされていることも多いので、その年の候補問題を解説した動画を参考にしてみましょう。
講習会に参加する
電気工事士の実技試験対策のひとつとして、いくつかの団体で実技講習会を実施しています。
1~2日の日程が組まれていることが多く、基本作業や候補問題の演習などによって、試験対策をすることが可能です。
テキストや動画で上手く理解できない場合や、直接教えてもらいたい場合は、ぜひ参加してみましょう。
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まとめ
第一種電気工事士の実技試験は、第二種電気工事士と同じく、出題された課題をその場で作成する形式です。
試験に向けては、候補問題を確認し、一通りできるようにしましょう。
テキストや動画を使ったり、講習会に参加したりすると、合格に必要な知識や技術を身につけやすくなります。
試験方式や出題内容、難易度なども確認した上で、第一種電気工事士の実技試験合格に向けて準備を進めていきましょう。
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