
こんにちは、資格のキャリカレ編集部です。
FP1級(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)の試験は、難関資格のひとつと言われており、難易度は2級よりも格段に上がります。合格率が低く、難易度が高いと聞くと、自信をなくしてしまう人がいるかも知れませんが、難関と言われている理由が分かれば、試験対策もとりやすくなります。
FP1級に合格するには、試験勉強を進めるのと同時に、試験の仕組みを理解することも重要です。
この記事では、最初にFP1級の概要を解説します。その後に、FP1級の合格率の推移と難易度、勉強時間と難易度、FP1級実技試験を受ける流れという順に解説していきます。
記事の後半では、FP1級合格を目指す学習のポイントについても説明するので参考にしてください。
- FP(ファイナンシャルプランナー)1級とは
- FP1級資格・試験の概要
- FP1級で出題される科目
- FP1級の受験資格
- 合格率の推移
- 合格ライン
- 勉強時間と難易度
- FP1級の難易度が高いのはなぜ?
- 試験対策ができる教材が少ない
- 2級・3級に比べて、出題対象となる法改正の範囲が広い
- FP1級実技試験を受ける流れ
- きんざいでFP1級実技試験を受ける際の流れ
- 日本FP協会でFP1級実技試験を受ける際の流れ
- FP1級合格を目指した学習のポイント
- 過去問を活用する
- 最新の法改正を把握する
- 普段から専門用語に触れておく
- FP資格を取得するならキャリカレがおすすめ
- 映像講義メインなのでラクラク学習
- 初心者でも最短3か月で取得可能
- 万が一不合格だった場合、受講料を全額返金(※)
- 合格した場合、2講座目を無料で受講できる(※)
- 日本FP協会や金融財政事情研究会の実技試験に対応している
- FP1級の難易度は高め!計画的に学習を進めよう
- よくある質問

FP(ファイナンシャルプランナー)1級とは

FP1級資格・試験の概要
FP1級で出題される科目
FP1級の受験資格
FP1級資格・試験の概要
FP1級は、ファイナンシャルプランナーの業務に従事するために役立つ国家資格です。3級、2級、1級の3段階に分かれており、級が上がるごとに社会的評価や専門性が高まります。中でも1級は最高難易度の資格であり、転職や就職の強力な武器になるでしょう。大きく人生が変わる可能性がある資格です。
また、金融や保険などの業界では、FP1級の有無が待遇や業務内容に直結するケースも珍しくありません。資格保有者は給与や昇進の機会が増える傾向にあり、キャリアアップの強力な後押しになります。資格取得によって、自己啓発やスキルの向上をアピールできるため、顧客や企業からの信頼獲得にも効果的です。
FP1級で出題される科目
FP1級は学科試験と実技試験に分かれています。学科試験は、きんざいのみが実施し、実技試験は、きんざいと日本FP協会のいずれかで受験可能です。
学科試験は「基礎編」と「応用編」の2つで構成されています。基礎編ではマークシート形式の問題が50問出題され、応用編では記述・計算問題が5問出題されます。
学科試験の出題科目は、ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継の6つです。それぞれの分野で専門的な知識が求められるだけでなく、幅広い範囲から出題されるため、十分な学習が必要になります。
また、実技試験では、実務能力が評価されます。きんざいは面接、日本FP協会は記述式の筆記試験です。
FP1級の受験資格
FP1級には受験資格があるため、誰でも試験を受けられるわけではありません。学科試験と実技試験、それぞれで定められた条件をクリアする必要があります。
学科試験の受験資格は以下のいずれかを満たす必要があります。
FP2級に合格し、1年以上の実務経験がある
FP実務経験が5年以上ある
厚生労働省認定の「金融渉外技能審査2級」に合格し、1年以上の実務経験がある
実技試験にも受験資格があります。以下のいずれかを満たさなければなりません。
FP1級の学科試験に合格している
日本FP協会の「CFP認定者」である
日本FP協会の「CFP資格審査試験」に合格している
きんざいの「FP養成コース」を修了し、1年以上の実務経験がある
FP1級の受験を目指す場合は、自身の実務経験や資格の取得状況を確認することが大切です。
※なお、試験の免除制度に関しては、きんざい、日本FP協会の公式サイトで確認してください。

FP1級試験は、学科試験と実技試験に分かれていますが、双方の合格率は大幅に異なります。
実技試験は、2つの実施機関(きんざいと日本FP協会)がありますが、機関によっても数値は違います。
それぞれの合格率の推移と難易度を紹介するので参考にしてください。
合格率の推移
学科試験合格率(きんざいでのみ実施)
試験日程 | 合格率 |
|---|---|
2025年1月 | 16.81% |
2024年9月 | 15.95% |
2024年5月 | 16.95% |
2024年1月 | 8.72% |
2023年9月 | 13.00% |
2023年5月 | 3.51% |
2023年1月 | 10.38% |
2022年9月 | 12.28% |
2022年5月 | 9.39% |
2022年1月 | 6.67% |
2021年9月 | 13.03% |
2021年5月 | 20.05% |
2021年1月 | 9.95% |
2020年9月 | 15.01% |
2020年5月 | 中止 |
2020年1月 | 11.81% |
実技試験合格率(きんざい)
試験日程 | 合格率 |
|---|---|
2024年9月 | 88.21% |
2024年6月 | 82.67% |
2024年2月 | 87.96% |
2023年9月 | 80.10% |
2023年6月 | 84.80% |
2023年2月 | 86.07% |
2022年9月 | 84.59% |
2022年6月 | 85.98% |
2022年2月 | 85.88% |
2021年9月・10月 | 85.16% |
2021年6月 | 85.27% |
2021年2月 | 88.49% |
2020年9月・10月 | 86.34% |
2020年6月 | 中止 |
2020年2月 | 84.92% |
実技試験(日本FP協会)
試験日程 | 合格率 |
|---|---|
2023年9月 | 96.2% |
2022年9月 | 99.0% |
2021年9月 | 93.8% |
2020年9月 | 97.7% |
出典:FP技能士の取得者数 及び 試験結果データ | 日本FP協会
この表から分かることは、きんざいが行う学科試験の合格率が、突出して低いことです。
学科試験の難関を合格したうえで受検する実技試験は、合格率がかなり高くなっています。
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合格ライン
FP1級試験の合格率が分かったところで、合格ラインはどのくらいで設定されているのでしょうか。
学科・実技とも6割
学科試験は、200点満点のうち120点以上が合格基準とされています。
きんざいの実技試験は、異なる設定で2回に分けて行われます。
1回目・2回目ともに100点ずつの計200点満点であり、このうち合計120点以上で合格となります。
日本FP協会の実技試験は、100満点のうち60点以上で合格となります。
すなわち、どちらの実施機関であっても、合格ラインは6割とされています。
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勉強時間と難易度

FP1級に合格するためには、十分な勉強時間を確保する必要があります。一般的に600時間以上の学習が推奨されており、国家資格の中でも高い難易度の試験です。
1級の学習時間は2級の約2倍が目安とされています。2級の合格に必要な勉強時間は約300時間とされているため、1級ではより多くの時間を費やすことになります。試験範囲が広く、出題内容も実務的かつ専門性が高いため、深い理解が求められます。
特に学科試験は基礎編と応用編の2部構成で、計算問題や記述式問題も含まれます。そのため、知識の定着だけでなく、応用力も必要です。試験の実施回によっては合格率が10%を割るため、時間をかけて学習する必要があるでしょう。
また、実技試験では実務に即した対応力が問われるため、演習を重ねることが重要です。合格率が高いとはいえ、高いレベルの受験生が挑む試験なので、やはりしっかりと対策する必要があります。
FP1級の難易度が高いのはなぜ?
FP1級の合格率は、特に学科試験でとても低いことをご紹介しましたが、1級の難易度が高いのにはどのような理由があるのでしょうか。
試験対策ができる教材が少ない
FP1級試験の出題内容は、範囲が広いうえにマニアックなものが多く、試験対策のための教材が少ないのが実情です。
1級合格を目指している人は、不動産や金融業界などのスペシャリストになることを目標とするケースが多いため、受検希望者は限定されます。
このため、作成する教材もそれほど多くないことから、3級や2級と比べると1級の教材は半分以下しかないと言われています。
2級・3級に比べて、出題対象となる法改正の範囲が広い
FP2級や3級試験の範囲となる法改正は、試験日時点に施行されているもののみが出題対象となっています。
これに対し、1級の出題範囲は、この先施行されることが決まっている法改正や立法も範囲に含まれます。
市販されている教材では、将来施行される法には対応できないのです。
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FP1級実技試験を受ける流れ

FP1級実技試験は、きんざいと日本FP協会で実施されています。ここでは、それぞれの実技試験を受ける流れを解説するので参考にしてください。
きんざいでFP1級実技試験を受ける際の流れ
きんざいで受ける実技試験は面接方式ですが、流れが特殊ですので、詳しくご説明します。
まず、試験会場に集合したら、面接が始まる15分前になると「設例」が渡されます。
この設例に基づき、面接官からさまざまな質問を受けますので、自分の順番が来るまでに提案内容を考えておきましょう。
設例が書かれた紙の余白には、メモ書きをすることができますので、想定される質問に対する答えを書いておくと安心です。
マーカーを引くのも自由です。
順番が来たら面談室に入り、質問に答えながら設例の要点を説明し、自分が考案したファイナンシャル・プランニングを提案します。
顧客の立場に立った提案ができるかどうかが、重点的に問われる傾向があるようです。
1人当たりの面接所要時間は12分です。
試験の性質上、派手な服装やラフな格好は避け、試験に適した服装で受検しましょう。
日本FP協会でFP1級実技試験を受ける際の流れ
日本FP協会での実技試験は、記述式の筆記試験となっています。
記述式には、択一・語群選択・空欄記入・論述の各形式が含まれます。
問題数は2題(20問)で、制限時間は120分です。
出題範囲は幅広く、きんざいで実施される学科試験および日本FP協会が実施するCFPの6分野が全て該当します。
CFPの6分野とは、次の内容となっています。
<金融資産運用設計>
コンサルティングで生かせるように、金融に関する知識が問われることに加え、応用問題が出される可能性もあります。
<不動産運用設計>
不動産の売買・賃貸借および有効活用のための相談・助言を中心として、基本的知識に加え応用力も問われます。
<ライフプランニングおよびリタイアメントプランニング>
FPに求められる基本的な能力ですが、事例ごとに適切に対応できるか、また時事問題をきちんと把握しているかなど、広範囲にわたった範囲が設定されます。
<リスクと保険>
生命保険分野と損害保険分野に分かれますが、どちらの分野でも約款・保険証券・重要事項説明書・提案書などの抜粋から内容を読み取って解答する問題も多いです。
このため、約款などの知識を得ておくことが、実務でも重要なポイントです。
<タックスプランニング>
税金についての総合的な知識が問われます。
各税における税額計算をはじめ、税務手続き、財務諸表の見方、税金の仕組みなどの知識が必要です。
さらに、複数の税目にわたって関わる知識、毎年行われる税制改革など、最新情報にも気を配らないといけません。
<相続・事業承継設計>
相続や事業承継は、個々で状況が異なるため、総合的な知識を持ってケースごとに最適な計画を立てたり助言を行ったりする能力が求められます。
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FP1級合格を目指した学習のポイント

FP1級合格を目指すための学習のポイントには以下があります。
過去問を活用する
最新の法改正を把握する
普段から専門用語に触れておく
それぞれ解説するので参考にしてください。
過去問を活用する
FP1級に合格するには、知識を身につけるインプットだけでなく、問題を解くアウトプットも大切です。実際に問題演習を行うことで知識が定着し、試験の形式や出題傾向を把握できます。
一般的にFP1級は、過去問を解くだけでは本試験に通用しづらいと言われています。それでも過去問によるアウトプットは重要です。出題傾向をつかむことで「どの分野が重点的に問われやすいか」を把握できるので、効率的な学習につながります。
また、過去問と類似した問題が出題される可能性もありますし、実際の試験に近い形式で問題を解くことで時間配分が身につきます。
過去問の活用(模範解答を含む)は、学習の土台を固める上でかかせません。試験の傾向を分析しながら効果的に取り組みましょう。
最新の法改正を把握する
FP1級試験は、直近の法改正に関する問題が出題されやすいという特徴があります。そのため、最新情報を定期的に確認することが重要です。政府の発表や金融機関の情報などを参考にし、試験範囲に関連する変更点を押さえましょう。
学習に使用するテキストも、最新のものを選ぶ必要があります。古い情報では試験に対応できない可能性が高いため、出版年や改訂状況を確認して選ぶことが大切です。
普段から専門用語に触れておく
FP1級の学習では、普段から専門用語に慣れておくことが重要です。新聞や雑誌、テレビ、インターネットを活用することで、自然に言葉が身近になるでしょう。
このようなメディアには、FP試験で出題される金融や税制、保険に関する専門用語が頻繁に登場します。日常的に触れることで、用語の意味や使い方を理解しやすくなります。
また、実際のニュースや経済情報と結びつけて学ぶことで、試験対策だけでなく、実務でも役立つ知識を得られます。短時間でも継続的に専門用語に触れることが大切です。
FP資格を取得するならキャリカレがおすすめ

これからプロのファイナンシャルプランナーを目指す方にとって、FP1級は魅力的に感じられる資格かもしれません。
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分厚いテキストを持ち歩かなくてもよく、外出先や移動中、スキマ時間などで手軽にサクッと学べるのがうれしいポイント。
初心者でも最短3か月で取得可能
本講座は、2級・3級の一貫学習を最短3か月で終えられるカリキュラムとなっています。
映像講義をメインにテキストを用いて、1か月目と2か月目で基礎を身につけ、3か月目で試験対策を行う流れです。
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FP1級の難易度は高め!計画的に学習を進めよう

FP1級の難易度は高めなので、計画的に学習を進める必要があります。一般的に600時間以上の学習が必要と言われており、国家資格の中でも難易度が高い試験です。特に学科試験の合格率が低いため、長期的に取り組む必要があるでしょう。
FP1級の難易度が高い理由としては、試験対策できる教材の少なさや、出題対象となる法改正の範囲の広さが挙げられます。学習のポイントは、過去問の活用、最新の法改正の把握、専門用語の攻略の3つです。
なお、FP1級を受検するためには、FP2級に合格しているなどの条件がありますので、FP2級をお持ちでない方は、まずはFP2級の勉強からはじめていきましょう。
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よくある質問
Q1. FP1級の合格率は? |
|---|
FP1級の合格率は、学科試験が3%~20%と低く、実技試験は80%~99%と高めです。学科試験の難易度が非常に高い一方、実技試験は学科合格者のみが受験できるため合格率が高くなります。 |
Q2. 学科試験と実技試験の難易度の違いは? |
|---|
学科試験は出題範囲が広く、記述・計算問題も多いため難易度が高いです。実技試験は面接形式(きんざい)または筆記試験(日本FP協会)で行われ、合格率は高めですが、実務的な知識が求められます。 |
Q3. 学科試験の合格率が低い理由は? |
|---|
範囲が広く、記述・計算問題が多いため難易度が高いです。加えて、法改正が試験に影響を与えるため、常に最新情報を把握しておく必要があります。 |
Q4. 実技試験の形式は? |
|---|
きんざいは面接試験で、設例に基づく口頭試問形式です。日本FP協会は筆記試験で、択一・語群選択・論述が出題されます。 |
Q5. 合格ラインは? |
|---|
学科試験・実技試験ともに60%以上の得点が必要です。学科は200点満点中120点以上、実技は受験機関により異なりますが、おおむね60%が基準です。 |
Q6. 必要な勉強時間は? |
|---|
合格には600時間以上の学習が推奨されます。FP2級の約2倍の時間が必要で、計画的な学習が不可欠です。 |
Q7. 受験資格は? |
|---|
学科試験は「FP2級合格+1年以上の実務経験」または「5年以上の実務経験」などが必要です。実技試験は「学科試験合格者」「CFP資格取得者」などが対象です。 |
Q8. 効果的な勉強方法は? |
|---|
過去問演習を中心に、記述・計算問題の対策を徹底することが重要です。また、最新の法改正をチェックし、専門用語に慣れるためにニュースや書籍を活用すると効果的です。 |
Q9. 独学で合格は可能? |
|---|
可能ですが難易度が高いため、通信講座やスクールの活用も有効です。特に記述・計算問題の対策は独学だと難しい場合があります。 |
Q10. FP1級取得のメリットは? |
|---|
金融・保険・不動産業界での評価が上がり、昇進や給与アップが期待できます。独立・開業も可能になり、専門家としての信頼性も向上します。 |
この記事の監修者
資格のキャリカレ編集部
150以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。ファイナンシャルプランナー(FP技能士)は税金・保険・などの知識を持ち、ライフプラン設計を行う専門家です。ファイナンシャルプランナー(FP技能士)試験の詳細や試験対策をはじめ、魅力や最新情報をお伝えしています。
