保育士の面接は事前の対策が必須!服装や回答例と併せて紹介

保育士の面接は事前の対策が必須!服装や回答例と併せて紹介

保育士は子どもと接する仕事であるため、人間性を見極めるためにも面接は重要視されるチェックポイントだと言えます。ここでは、保育士の面接を受けるにあたってどのようなことに気を付けるべきなのか、また良く聞かれる質問と回答例など、保育士の面接に関する情報を詳しく解説します。

目次

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面接前に調べておきたいこととは?

面接前に調べておきたいこととは?

面接を受けるにあたって、事前に知っておきたい情報がいくつかあります。
ここでは面接前に、調べておいた方が無難である内容について紹介します。

面接を受ける園の教育方針

面接を受ける前に、園について詳しく理解しておくと、面接時のやり取りがスムーズにできます。
そのため、園のホームページや配布資料などを、くまなくチェックしておくことをおすすめします。

特に、園の保育方針や保育理念、園長の挨拶文などは、必ず確認しておきたいポイントです。
これらから、志望動機や逆質問などが行われる可能性がとても高いためです。

自分の志望動機を園の保育方針と絡ませて話をすると、ここで働きたいという熱意が園側に伝わり、面接が成功する可能性が高まります。

面接会場への交通手段・アクセス方法

指定された面接会場へ初めて足を運ぶのであれば、会場への行き方も必ず確認しておくべきポイントです。
予定している出発地点から会場までの所要時間を調べた上で、当日遅刻しないように、余裕を持ったスケジュールを組みましょう

特に公共交通機関の本数が少ない場所であれば、万が一のトラブルで乗り遅れた場合などに、面接時間に間に合わなくなるおそれがあります。
10分から15分前までには面接会場に到着するのが、面接時のマナーだと言われています。

面接を受ける園の保育風景を見学しておくのがおすすめ

機会があれば、事前に面接を受ける園の保育風景を見学しておくと、より保育の実態に合った受け答えが可能です。
保育中の雰囲気や職員の対応などを知ることで、園についての情報収集がより細かいところまで行えます。

保育に関する時事ニュースがあれば確認しておく

保育業界を取り巻く環境は、日々変化しています。
子育て支援や経済政策などは、保育士を目指す上で必ず知っておきたいニュースです。

面接の際には、これらのニュースについて考えを問われることも少なくありません
日頃から、新聞・ニュース・厚生労働省のホームページなど、保育に関する話題を気にかけるように心がけ、自分の考えをまとめて話す練習をしておきましょう。

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面接時の服装や持ち物および見られるポイントとは?

面接時の服装や持ち物および見られるポイントとは?

面接時の服装は、第一印象を決める重要なポイントです。
次のような服装を心がけましょう。

女性はスーツ・パンプス・ナチュラルメイクが鉄則

園側から指定がない場合は、スーツを着用して面接に臨みましょう
ブラウスの上にジャケットをはおり、下はパンツまたはスカートを着用します。
着る前に、しわがないか・糸くずやほこりなどが付いていないかなどをチェックします。

靴は、黒のパンプスか、もしくは少しヒールのあるフラットシューズがおすすめです。

メイクは、ナチュラルメイクが基本です。
顔色を良く見せる程度のメイクに抑え、淡いピンクやオレンジなどの「コーラルカラー」を選ぶと、フレッシュな印象を与えることができるでしょう。

髪型は明るすぎる色を避け、顔が隠れないようにするため耳にかける・ヘアピンで固定する・ゴムで縛るなどの配慮が必要です。
寝癖やハネなどが残っていると、だらしない印象を与えてしまいますので、出かける前に鏡を見て必ず確認しましょう。

鞄は、A4サイズの書類が入る大きさのものを準備しましょう。
スーツに合うような、落ち着いた色合いのものを選びたいところです。

男性はスーツと革靴が鉄則

男性も女性と同じように、指示がない限りスーツを着用して面接に臨みましょう
白のワイシャツの上にジャケットをはおり、ネクタイを締めます。
こちらも女性同様、しわやほこりなどをチェックしましょう。
靴は革靴の着用が原則です。

男性の髪型では、少量のワックスを使って整えるのが、印象を良くするポイントです。
多く付けすぎると、髪の毛が光ってしまうため、無香料タイプのワックスを選び、付ける量に気を付けましょう。

鞄も、女性同様A4サイズの書類が入るものを用意しましょう。
ビジネスで使うことが多い、黒や茶色の鞄が基本です。
鞄の中にクリアファイルなどを入れておくと、受け取った資料がきれいに入れられるので、鞄の中で書類が丸まってしまうのを防ぐことができます。

派手な服装は厳禁

男性・女性に共通して、派手な服装は面接に厳禁です。
受け答えが完璧にできていても、服装が場に適していなければ、面接に合格する可能性はほとんどないと言えるでしょう。

特に注意したいのは、面接時に私服が指定されている場合です。
私服とはいえ、普段着のような服装では印象が悪くなります。
襟付きのシャツやブラウスなどを着用しましょう。

人柄やコミュニケーション能力が見られる

面接において、面接官がチェックするポイントは、人柄やコミュニケーションなどが中心です。
履歴書だけではわからない人柄や、実際に話してみてのコミュニケーション能力などが問われます。

保育士は、毎日子ども達と明るい笑顔で接することが求められます。
また、保育士同士でも適切なコミュニケーションをとることで、保育の業務が円滑に進められます。
これらのことができるかどうかを確認するために、面接は大変重要なウェイトを占めているのです。

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多く聞かれる質問と回答例を紹介

多く聞かれる質問と回答例を紹介

ここからは、面接で聞かれることが多い質問と回答例を紹介します。

面接を受ける園を志望した理由

この質問は、ほぼすべての園で聞かれると言っても過言ではありません。
たくさんある保育園の中で、なぜこの園を選んだのか、また園の方針や保育理念などをどの程度理解しているのかなどを、面接官は確認しています。

この園に入ったら、自分がどのような保育を行いたいかという点を中心に、園の特徴や方針と関連させながら受け答えを行うと、印象が良くなるでしょう。
「自宅から近い」「給料が高い」など待遇面での理由は、決して言わないように気を付けましょう。

回答例は次のとおりです。

「私は、小さい頃から体を動かすことが好きで、学生時代にバスケットボール選手の経験を持っております。
貴園では外遊びを重視されているとのことで、体をたくさん動かしながら子ども達と触れ合いたいという私の保育が実現できると思い、志望いたしました。」

保育士を目指した理由

この質問も、必ず聞かれると思っておいて間違いないでしょう。
「子どもが好きだから」と答える人も多いかと思いますが、単に好きだからというだけでは、保育士になりたいという直接の理由にはつながりにくいのです。
具体的なエピソードを添えると、気持ちが伝わりやすくなります。

回答例は次のとおりです。

「私は、出産のために一度保育の現場を離れておりましたが、自分の子どもの成長を通じ、子どもの成長を見られる喜びを再認識いたしました。
そして、改めて保育士の仕事の素晴らしさを実感いたしました。
子育てが落ち着き、もう一度保育の仕事に携わりたいと思い、今回志望いたしました。」

前の職場を退職した理由

転職者の面接の際、前職の退職理由も必ず聞かれる質問です。
ここで重要なのは、前向きな理由で退職したと、理解してもらえるような話し方をする点です。
前の職場の不満な点を退職理由にあげてしまうと、同じような理由でまた辞めてしまうのではないかと思われてしまいます。

回答例は次のとおりです。

「以前働いていた保育園では、私が入職した当初は音楽の演奏活動に力を入れておりました。
しかし、その後教育方針が変わり、保育中に音楽を取り入れる機会がほとんどなくなってしまったのです。
子ども達と音楽を楽しむことができなくなった時に、こちらの園で音楽の楽しさを伝える保育を行っていることを知りました。」

自分の長所・短所

長所と短所を聞かれるのは、自分自身を客観的に分析できるかどうかを確かめるためです。
自己分析の方向性に迷った時は、まず短所を先に考えましょう。
そして、その短所をポジティブに言い換えて長所を導き出すと、一貫性のある受け答えができます

回答例は次のとおりです。

「私の短所は、自分の考えを押し通そうとしてしまうところです。
以前働いていた職場の上司に、『意見を堂々と主張できるのはいいことだが、周囲の意見にも耳を傾けるよう心がけてほしい』と言われたことがございました。
この言葉を聞いて以来、相手の言葉を先にしっかり聞き、相手の意見を受け入れるよう心がけております。」

自己PR

自己PRは、できるだけ保育に関することを織り交ぜて話すようにしましょう。
自己PRを聞くことで、面接官は働く姿を想像しながら話を進めていきます。

前職でも保育士として働いていたのであれば、何歳児クラスを担当してどのような保育を心がけていたのかを、簡潔に伝えましょう。

回答例は次のとおりです。

「私は小さい頃から絵を描くのが好きだったため、以前○○保育園で3歳児クラスを担当していた時も、絵を描く活動に特に力を入れておりました。
貴園でも、絵を描く楽しさを子ども達と共有できたらと思っております。」

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まとめ

いかがでしたか。
面接で大切なのは、笑顔でハキハキと受け答えをすることです。
この園で働きたいという意欲をきちんと伝えられるように、面接当日の様子を思い浮かべながら、シミュレーションをしておくと良いでしょう。

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保育士の資格を持っていると、保育園以外にも数多くの施設で働くことができます。
保育士資格は取得すると一生涯有効ですので、手に職を持っておきたい・子どもと関わる仕事がしたいなどと考えている方は、ぜひ受講を検討いただければと思います。

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