保育士試験の過去問をどう活用する?注意点を解説

保育士試験の過去問をどう活用する?注意点を解説

保育士試験対策として、過去問の活用を考えている方もいらっしゃるかと思いますので、過去に実施された保育士試験の過去問と解答を公開しています。併せて、過去問を試験対策とするのに有効的な方法も紹介しますので、最後までご一読ください。

目次

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保育士試験の過去問・解答

保育士試験の過去問・解答

最初に、令和4年(2022年)に実施された保育士試験の過去問と解答を公開します。

令和4年度(2022年)保育士試験の過去問題・解答

筆記試験問題・正答【前期】
筆記試験問題・正答【後期・地域限定】
実技試験概要

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過去問題を解く目的とは?

過去問題を解く目的とは?

保育士試験を受けるために過去問を解く時には、どのような目的をもって取り組むと良いのでしょうか。

出題される形式や傾向に慣れるため

過去問を解くことで、保育士試験の当日の流れをつかむことができます。
各解答にかけられる時間配分も練習ができるため、当日と同じような雰囲気で試験の予行演習が可能です。
そのため、過去問を解く時には、試験を受けているのと同じ心構えで臨むのが効果的です。

ただし、保育士試験の対策として、過去問のみの取り組みでは不足する部分もあります。
詳しくは次の章で解説します。

自分の得意不得意な分野がわかるため

保育士試験は一部の試験にあるような、いわゆる「傾斜配点」がないと言われています。

傾斜配点とは、その分野で重視される科目・ジャンルの配点割合を高くする試験方法です。
つまり、保育士試験では「保育原理」「保育実習理論」などの原論分野から養護・保健・福祉・心理学・食と栄養の分野まで、出題範囲をまんべんなく勉強しておく必要があります

そのため、幅広いジャンルで出題されている実際の過去問を解くことにより、自分の勉強に偏りがないかどうか、得意不得意が生じていないかどうかを確認できるのです。

保育士試験対策に過去問を活用する際の注意点

保育士試験対策に過去問を活用する際の注意点

保育士試験の対策として、過去問に取り組む時には、気をつけなくてはいけない点があります。
次で紹介する点に気をつけて、過去問を活用しましょう。

法改正と出題範囲が変更された

保育士試験で出題される科目は、法改正により問題や出題範囲が変わってきます。
最近行われた改正は、2019年4月から施行された「児童福祉法」です。
また、2019年10月から施行された「幼児教育・保育無償化」も、保育士試験の出題範囲に大きく関わっています。

2020年には出題範囲の改定も行われ、「精神保健」の項目が、「子どもの保険」の出題範囲から「保育の心理学」の出題範囲に変更されました。

出題範囲が広く、範囲だけでなく傾向も変わる可能性がある上、前期と後期では試験内容が異なりますので、この点にも注意が必要です。

「児童福祉法」と「保育所保育指針」は改定が多い

先ほど解説した児童福祉法と同様、試験に与える影響が大きい指針が「保育所保育指針」です。
これは、適切な保育のために、全国の保育所で遵守すべき内容が記載されているものです。

保育所保育指針も2017年に改定されたため、2018年度の試験から新しい指針内容が試験に適用されています。

そのため改正前の過去問では、新しい指針に沿った試験対策が行えないのです。
過去問を解く際には、法改正の年度と過去問の年度を照らし合わせてから、行わなければなりません。

解答の解説がないこと

保育士試験の筆記試験については、「全国保育士養成協議会」のホームページで正答が公開されています。
しかし、公開されるのは正答だけで、それに対する解説は掲載されません。

そのため、過去問分析や解答に対する解説まで網羅したテキストを使用しない限り、正誤の確認のみで、十分な学習ができない可能性があります。
公式サイトには過去の出題問題がそのまま掲載されているため、そこで設問や出題傾向のチェックをすることは可能です。
ただし十分な学力に達していない場合は、「全国保育士養成協議会」のホームページだけを使って試験対策することはおすすめできません。

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過去問を試験対策とするにはどうすればいいの?

過去問を試験対策とするにはどうすればいいの?

保育士試験の過去問を有効的に役立て、試験合格に近づくには、どのように活用すると良いのでしょうか。

最新の法改正に対応したテキストを準備する

過去問を解く時には、必ず受験する年の最新法改正に対応したテキストを用意しましょう。
テキストの表紙に、何年度版という記載がありますので、そちらを確認した上で購入すると良いです。

先述したように、保育士試験で過去問を使うのは、知識を確かめるためではなく、出題傾向に慣れるためという目的があります。

筆記試験に慣れるには直近の過去問を活用する

筆記試験の過去問に取り組む際には、直近の試験問題を使うのが最も安全です。
ただし、法が改正された直後の試験では、直近の試験問題でも内容が変わっていますので、必ず最新テキストを参照しながら取り組みましょう

実技試験の造形表現は過去5回分程度の課題で練習する

実技試験については、音楽表現と言語表現は事前に課題が提示されるため、課題をもとに当日に向けて練習ができます。

ただし、造形表現は課題が当日提示されますので、事前に絵画の構成を考えることができません
過去5回分程度の過去問を解き、出題傾向に慣れておきましょう。

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通信教育では最新の法改正に対応している

保育士試験の法改正は、受験者にとって見逃してはならないポイントですが、勉強と並行して自ら法改正を調べるのはとても手間がかかります。

通信教育の教材は、最新の法改正に対応したテキストや問題集を用意しているため、万全の対策で試験当日に臨むことができます

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
保育士試験に合格するためには過去問の活用が有効ですが、法改正による変更に対応するためにも、法改正の内容を理解した上で、最新の過去問とテキストを使って学習していていくことが重要です。

独学で勉強される場合、改正情報を入手することが難しいため、通信教育を活用することで無駄なく学べて、合格に近づけるでしょう。
通信教育講座を展開している資格のキャリカレでは、受験する年の法改正に対応したわかりやすいテキストを用意しています。
過去の試験から出題傾向を分析し、試験に出る箇所のみをテキストに載せているので、ポイントを押さえた学習で効率良く合格が目指せます。

出題頻度が高い「保育所保育指針」は、解説書を付属しているので、テキストと合わせて読み込むとあらゆる問題に対応できます。
実技試験対策も、採点ポイントに沿った映像講義が受けられるので、当日の状況を想定しながら対策が行えます。

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