簿記3級の参考書はこうやって選ぶ!選び方や購入方法を詳しくご紹介
簿記の入門編であり、基本的な商業簿記の知識を身に付けられる簿記3級。社会人・学生問わず、多くの人が簿記3級合格を目指して勉強しますが、勉強するのに欠かせないのが参考書(テキスト)です。参考書の種類は数多いのが実情ですが、その中から自分に合うものを選ぶには、選ぶコツを知っておくことが大切です。ここではその選び方をわかりやすくご紹介します。
目次
簿記3級のテキストは、どんな選び方をしたらいい?
簿記3級試験は、年齢制限もなく、希望すれば誰でも受験可能な試験です。
せっかく受験するからには、合格を目指したいものです。
そのためには、どのような選び方で参考書を手に入れると良いのでしょうか。
最新の出題範囲に対応しているテキスト
簿記検定試験の出題範囲は、時世に即した実践的な内容とするために、適宜変更されます。
最近の変更では、2019年度から3級試験を中心に出題範囲が改訂されました。
主な変更点は次の通りです。
- 出題の前提が個人商店から小規模株式会社へ変更された
- 勘定科目の取り扱いが一部変更になった
- 債権債務の追加、手形の裏書譲渡・割引の除外、自店が発行した商品券の除外
- 商品の値引きが、出題範囲から外れる
- 固定資産台帳が加わる
これらの変更点の中には、試験の対象級が変わっているものもあります。
過去に出版されたテキストでは、最新の範囲に対応していない可能性があるため、受験する時点での最新情報を反映したテキストを手に入れないといけません。
わかりやすいイラストが載っているテキスト
簿記は、会社におけるお金のやり取りを記帳するものです。
ビジネスマンであれば、流れが想像しやすいかと思いますが、会社員以外の働き方をしている方や学生の方は理解しにくい部分もあるでしょう。
流れを理解するには、文面だけでなくイラストも大きな効果を生み出します。
文章を丸暗記するだけでは、簿記の知識を理解したとは言いにくいので、イラストによる解説が載っているテキストを選ぶと効果的です。
解き方の流れが紹介されているテキスト
簿記の試験をスムーズに解答していくには、解き方の流れを把握しておくことも重要です。
基礎知識に加え、記帳技術も求められるため、特に初めて受験する際は時間との戦いになるでしょう。
電卓を上手に使うのも大切です。
限られた時間内で高得点を獲得するためのテクニックが紹介されているテキストを選ぶと、時間配分の想定が立てやすくなります。
本番と同レベルの問題も載っているテキスト
簿記試験3級のテキストは、独学でゼロから基本を学ぶ人を対象としたものもあれば、より試験本番に近いレベルの学習を促す内容のテキストもあります。
あくまで試験合格を目標とするなら、基本問題を網羅的に扱いつつ、本試験と同等の問題を載せているテキストを選ぶと良いでしょう。
テキストだけでなく問題集もセットで揃えたい
テキストで簿記3級レベルの基本学習を行った後は、より試験本番に実践的な問題集でさらに実力アップを図りましょう。
問題集は、実際の過去問題を網羅したものなど、本番と同レベルの実践問題を掲載しているものがおすすめです。
間違えた問題は、テキストで再学習して繰り返し解くことで身に付きます。
簿記3級のテキストはどこで手に入る?
テキストの選び方がわかったところで、手に入れるにはどこで探すと良いのでしょうか。
商工会議所のサイトから購入可能
簿記3級試験を実施する商工会議所の公式サイトで、商工会議所公認のテキストが紹介されています。
テキストや記帳練習帳、過去問題と解答・解説がセットになったものや、テキストと練習帳がセットになったものなどがあります。
公式の問題集もあるので、取り組みたいテキストを購入してみるのも良いでしょう。
書店で購入
書店では、多くの会社や簿記学校などが発行している参考書が数多く市販されています。
その中身を見て、自分に合うと思う参考書を選んで取り組むのも、ひとつの方法です。
通信教育の教材を入手
自分の空き時間を利用して、通信教育で簿記を学ぶ人も増えています。
通信教育のメリットは、過去問題を網羅したうえで厳選した問題が掲載された教材を手に入れられ、わからないことはすぐ質問できる点です。
簿記3級の参考書は、初めて簿記の勉強に取り組む人が手にするテキストですので、わかりやすく解説され、図解も織り交ぜて理解しやすい内容のものが多くなっています。
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テキストを購入してからの勉強方法とは?
自分の勉強に合っているテキストが手に入ったら、そのテキストを生かして勉強を進めていくことが大事です。
テキストを読み込む
まずテキストを最後まで読み、簿記全体のイメージをつかんでみましょう。
一度だけ読むのではなく、内容を理解できるまで何度も繰り返し読み込むことが、知識の習得につながります。
テキストの内容が理解できたら、問題に取り組みます。
理解していることと、実際の問題が解けるかどうかは別問題であるため、どんどん問題を解いていきましょう。
間違えた部分を復習する
問題を解いて間違えた部分があったら、もう一度テキストを読み込み、正しく理解しましょう。
そのうえで、改めて同じ問題に取り組んで、正しい知識を得ることが大切です。
問題への取り組みと復習は、できるだけ日にちを空けずに行うようにします。
解答を見ただけでは、理解したことにはならないので、復習は欠かさず行いましょう。
もし、解答を見ても納得できなかった箇所があれば、ほかの解説を探すようにし、解答につながる知識があるかどうか確認します。
これにより、知識が深く定着するでしょう。
まとめ
参考書を理解しようとしたとき、どうしてもわからずに不安になってしまうことはないでしょうか。
そんなとき、資格のキャリカレの通信講座では、何度でも専任講師に直接質問することができます。
スマホからも気軽に質問でき、空き時間を使って疑問を解決できるのです。
教材も、簿記の知識がゼロの方でもスムーズに学べるように、図表やイラストを豊富に使ったテキストと、板書スタイルで進める映像講義のダブルサポートが受けられます。
学習サポート体制も整っていますので、簿記3級合格を目指している方は、ぜひ資格のキャリカレで取り組んでみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者
資格のキャリカレ編集部
150以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。簿記は一度取得すれば、ビジネスにも家計にも役立つ資格です。簿記検定の詳細や試験対策をはじめ、仕分け・試算表の作成方法など、簿記の魅力や最新情報をお伝えしています。