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第一種電気工事士の技能試験をクリアしよう!試験概要や合格のためのポイントも解説

第一種電気工事士の技能試験では、配線図や施工条件を読み取り、支給された材料と持参した工具を使って、制限時間内に作品を完成させます。候補問題は事前に公表されますが、施工ミスや誤接続などの欠陥が一つでもあると不合格になるため、十分な練習が必要です。

この記事では、2026年度の第一種電気工事士技能試験について、試験時間や出題内容、候補問題、最新の合格率、受験資格、合格後に必要な実務経験まで詳しく解説します。

第一種電気工事士の技能試験の概要

まず、第一種電気工事士の技能試験の概要を解説します。
試験方式や出題内容に加えて、難易度もお伝えしますので、詳しくチェックしていきましょう。

試験方式


第一種電気工事士の技能試験を受験できるのは、今回の学科試験に合格した方、または申請により学科試験が免除された方です。

技能試験では、試験会場で支給される材料と、受験者が持参した作業用工具を使用し、配線図と施工条件に従って作品を完成させます。2026年度の試験時間は60分で、事前に公表された10題の候補問題をもとに出題されます。

試験開始前には、支給材料が材料表の内容と一致しているかを確認します。開始後は、配線図と施工条件を読み取り、制限時間内に欠陥のない作品を完成させる必要があります。

出題内容


第一種電気工事士の技能試験では、次の事項のすべてまたは一部が出題されます。

【技能試験】

  • 電線の接続

  • 配線工事

  • 電気機器、蓄電池及び配線器具の設置

  • 電気機器、蓄電池、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法

  • コード及びキャブタイヤケーブルの取付け

  • 接地工事

  • 電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定

  • 自家用電気工作物の検査

  • 自家用電気工作物の操作及び故障箇所の修理

技能試験は、完成した作品に欠陥がなければ合格となります。作品が未完成の場合だけでなく、誤接続、電線の寸法不足、器具の取付け不良、施工条件への不適合などがある場合も、欠陥と判断されます。

欠陥の判断基準は電気技術者試験センターの公式サイトで公表されているため、候補問題とあわせて確認し、欠陥と判断される施工を理解したうえで練習しましょう。

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難易度


第一種電気工事士の試験結果は例年公開されています。
以下に合格率をまとめましたので、難易度を詳しく見ていきましょう。

【第一種電気工事士:技能試験の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和7年度(下期)

16,527

9,961

60.2%

令和7年度(上期)

11,876

6,548

55.1%

令和6年度(下期)

16,783

10,397

61.9%

令和6年度(上期)

11,589

6,607

57.0%

令和5年度

26,143

15,834

60.5%

令和4年度

26,578

16,672

62.7%

令和3年度

25,751

17,260

67.0%

令和2年度

21,162

13,558

64.1%

令和元年度

23,816

15,410

64.7%

平成30年度

19,815

12,434

62.8%

平成29年度

24,188

15,368

63.5%

平成28年度

23,677

14,602

61.7%

出典:電気技術者試験センター│試験実施状況の推移(第一種電気工事士試験)

2021年度から2025年度までの技能試験合格率は、おおむね55~67%で推移しています。ただし、技能試験は作品に欠陥があると不合格になるため、合格率だけを見て簡単な試験とは判断できません。候補問題ごとの施工手順を覚え、制限時間内に欠陥なく完成させる練習が必要です。

また、第二種電気工事士を取得してから、第一種電気工事士を受験する人も多く、一度経験しているからこそ合格率が高いと言えるかもしれません。
初心者の方にとっては、技能試験はつまずくポイントのひとつなので、入念に対策を行ってから本番に臨みましょう。

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第一種電気工事士の技能試験例

第一種電気工事士の技能試験の概要を解説しましたが、実際どのような試験が実施されるのでしょうか。令和8年度の試験を例にご紹介しますので、最新の技能試験の内容を確認していきましょう。

令和8年度の出題方法


2026年度の第一種電気工事士技能試験では、10題の候補問題が公表されています。上期技能試験は2026年7月4日に試験時間60分で実施され、候補問題No.1~No.10をもとにした10種類の試験問題と解答が公開されました。

下期技能試験も同じ2026年度の候補問題をもとに出題されるため、受験予定の方は10題すべてを繰り返し練習しましょう。

令和8年度の技能試験候補問題


2026年度の第一種電気工事士技能試験候補問題は、No.1~No.10の全10題です。候補問題では、単線図や使用される機器・材料などを確認できます。

また、2026年7月4日に実施された上期技能試験の実際の問題と解答も公式サイトで公開されています。候補問題だけでなく、実施問題と完成例も確認し、施工条件や欠陥になりやすい箇所を把握しておきましょう。

以下のリンクから確認できますので、受験を考えている方はぜひ参考にしてください。

参考

2026年度第一種電気工事士技能試験候補問題

2026年度第一種電気工事士上期技能試験の問題・解答

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第一種電気工事士試験の過去問・回答|勉強するメリットやポイントもチェック

第一種電気工事士の技能試験を合格するポイント

第一種電気工事士の技能試験は、候補問題が事前に公表されるので、試験に向けて練習することができます。
練習次第で合格できるものの、技術を求められるため、しっかり準備しなければ不合格になるかもしれません。
ここでは、第一種電気工事士の技能試験に合格するポイントを4つ解説します。

重視される3つの能力を理解する


電気工事士の技能試験で重視されるのは、以下の3つの能力です。

・回路を的確に構成する能力
・配線図や施工条件を理解し遵守する能力
・接続等の作業を的確に行う能力

合格するには、与えられた配線図や施工条件などに従って作業を行い、欠陥なく完成させなければなりません。
そのため、作業に取り掛かる前に、配線図や施工条件などをしっかり確認することが大切です。

指定の条件を守っていても、欠陥があっては正しい作品とは言えません。
的確に作業を行う能力を求められるので、時間内で正確な作業ができるように準備をしましょう。

候補問題10題をすべて事前に練習する


技能試験は、事前に公表された候補問題をもとに出題されます。2026年度の第一種電気工事士技能試験では、10題の候補問題が公表されています。

どの候補問題をもとに出題されるかは事前に分からないため、特定の問題だけでなく、10題すべてを練習しましょう。複線図の作成、電線の切断、器具への接続、完成後の確認までを60分以内に行えるよう、繰り返し時間を計って練習することが大切です。

参考

一般財団法人電気技術者試験センター│令和8年度第一種電気工事士技能試験候補問題の公表について

テキストや動画で手順を覚える


初めて第一種電気工事士の技能試験に臨む人は、候補問題を見てどのように作業すれば良いか迷ってしまうこともあるでしょう。
自己流で取り掛かるとミスに気づけない場合があるので、テキストや動画で手順・方法を学ぶのがおすすめです。

工具の使い方や作業の仕方を学ぶなら、実際に動きが見える動画教材が役立ちます。
動画教材を利用する際は、2026年度の候補問題に対応しているか、最新の欠陥の判断基準に沿った施工方法かを確認しましょう。過年度の動画では、使用材料や施工条件、欠陥の判断基準が現在と異なる可能性があります。

まず公式の候補問題と欠陥の判断基準を確認し、そのうえで教材や解説動画を補助的に活用するのがおすすめです。

講習会に参加する


第一種電気工事士の技能試験対策として、民間団体や教育機関などが任意の対策講習を実施していることがあります。講習内容や日数、費用は実施団体によって異なりますが、工具の使い方や基本作業、候補問題の施工手順を直接教えてもらえる点がメリットです。

なお、技能試験対策講習への参加は、試験の受験資格や第一種電気工事士免状の交付条件ではありません。独学で理解しにくい作業がある場合や、完成作品を指導者に確認してもらいたい場合に活用しましょう。

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まとめ

第一種電気工事士の技能試験では、事前に公表された10題の候補問題をもとに出題され、60分以内に欠陥のない作品を完成させる必要があります。2026年度上期技能試験は7月4日に実施され、実際の問題と解答も公式サイトで公開されています。

合格を目指すには、候補問題10題すべてについて、複線図の作成から施工、完成後の確認までを繰り返し練習することが大切です。公式の欠陥の判断基準も確認し、誤接続や寸法不足、施工条件の見落としを防ぎましょう。

また、第一種電気工事士試験は実務経験がなくても受験できますが、試験合格者が免状を取得するには、対象となる電気工事の実務経験が3年以上必要です。免状取得後は5年以内ごとの定期講習も必要になるため、試験合格後の流れまで理解しておきましょう。

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この記事の監修者

資格のキャリカレ編集部
170以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。第二種電気工事士は、一般住宅や小規模な店舗などの電気設備工事を行うために必要な国家資格です。第二種電気工事士試験の詳細や試験対策をはじめ、資格の魅力や最新情報をお伝えしています。

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