運行管理者の給料はどのくらい?仕事内容や資格取得のメリットを解説

運行管理者の給料はどのくらい?仕事内容や資格取得のメリットを解説

安全輸送の責任者として、ドライバーの勤務体系を考える役割が運行管理者です。ただ、運行管理者が具体的に何をするのか、よく分かっていない人は多いでしょう。また、運行管理者の資格を取得する方法、メリットも広く知られているわけではありません。ここでは、運行管理者の給料や仕事内容、資格取得のメリットなどを解説します。

目次

1. 運行管理者の年収・給料はどれくらい?

中小企業に勤める正社員の運行管理者は、年収が300万円〜400万円ほどです。
大手になれば、600万円〜800万円ほどに増えることも珍しくありません。

なお、タクシー会社にも運行管理者の枠はあります。
その場合、350万円~400万円ほどの年収が目安となります。
もちろん、給料は企業によって大きく異なるので、これらの金額はあくまでも相場です。

ちなみに、アルバイトやパートの時給は1000円前後、派遣社員として働く際の時給は1300円ほどです。
全体的には平均的な給料水準ではあるものの、経験を重ねていくにつれて昇給も目指せます。

2. 運行管理者の仕事内容とは?

現場で運行管理者に任せられる業務内容はさまざまです。
責任の大きい仕事が多く、運送業の中心となって働けるでしょう。
実際に運行管理者を目指すなら、業務のイメージを持っておきたいところです。
ここでは、運行管理者の仕事内容を紹介していきます。

(1)車両管理

事業所が有しているトラックの点検です。
もしもトラックに問題があるまま運送が行われれば、いつ大事故につながってもおかしくありません。
取引先に迷惑がかかるのはもちろん、ドライバーも危険にさらされてしまいます。

こうしたトラブルが起こらないよう、運行管理者はトラックの状態を常に把握しておく必要があります。
また、トラックの台数が変わりないことも定期的にチェックしなくてはなりません。

車両点検の作業そのものは、運行管理者以外の担当者に委ねるケースがほとんどです。
ただ、点検が正しく行われたうえで、どのような結果になったのかは常に運行管理者へと報告されます。

そのほか、ドライバーが車両に異変を感じたら、運行管理者に伝えることが一般的です。
その際、運行管理者はすぐにスタッフへと連絡して異変の原因を調査し、発見次第、対処します。
運行スケジュールに支障をきたさないよう調整できるかは、運行管理者の手際にかかっています

(2)スケジュール管理

納期とドライバーの能力を照らし合わせながら、スムーズに業務をこなしていけるようなスケジュールを作成していきます。

注意点としては、4時間以上の連続走行は法律で禁止されていることです。
つまり、運行管理者はドライバーの休憩時間まで考慮して計画を立てなくてはなりません。
4時間運行すれば、最低でも30分はドライバーを休ませるのが基本的な流れです。

ここでは、ドライバーのキャリアも大きく関係してきます。
経験の浅いドライバーがベテランと同じように働けるわけではありません。
それに対して、ベテランドライバーであれば効率よく長距離を走る方法も知っています。
運行管理者はドライバーのキャリアを踏まえて、それぞれに適したスケジュールを考案していきます。

(3)配送ルートの管理

運送業では、配送ルートの選定が大きな鍵になります。
非効率的なルートで荷物を運んでいると、納期を越えるリスクが高まります。
ドライバーの健康面のためにも好ましくありません。
さらに、余計なコストがかかるので企業の利益にも関わってくる問題です。

運行管理者は配送先を確認したうえで、もっともスムーズにたどり着けるルートを探します
スピードだけでなく、安全面も押さえられる理想の道筋を導き出すことが肝心です。

このとき、道順だけを追っていては最適なルートを見つけられません。
なぜなら、天候や道路工事の有無などの条件で、効率的なルートは変わってくるからです。
最新の道路情報や周辺エリア情報にも目を光らせておくのが運行管理者に求められる役割です。

(4)安全管理

いざ運送が始まってしまえば、事故防止はドライバーのスキルに委ねられます。
そこで、運行管理者が中心となって普段から安全への意識をドライバーに叩き込まなくてはなりません。

講習やトレーニングを計画し、実施することが大事です。
具体的なシチュエーションを挙げながら、「こうした場面ではこのような判断が望ましい」とドライバーに伝えていきます。

なお、事故が起こるのは路上だけではありません。
荷物の積み込み時や、駐車時にもミスを犯してしまう可能性はあります。
運行管理者は少しでも危険のある状況を想定し、対策を練っていきます。

たとえば、「トラックの形状が安全ではないのではないか」「積み込みを行う環境がやりにくいのではないか」などの問題点を洗い出し、解決するまでが運行管理者の領域です。

(5)労務管理

多くの職場では点呼記録簿が用意され、ドライバーの出勤時間と退勤時間が記録されていきます。
運行管理者は点呼記録簿を確認して、ドライバーの労働時間や残業時間を把握します。
そうやって、ドライバーが労働時間に見合った報酬を受けられるようサポートするのです。

ちなみに、点呼をするときも運行管理者が同席しなくてはなりません。
その場にいないドライバーにも電話するなどして、点呼が必ず行われるよう見届けます。

3. 運行管理者になるメリットとは?

運行管理者になるメリットとは?

長期的に運送業でのキャリアを築きたいなら、運行管理者になるのがおすすめです。
企業側から強く求められ、活躍の場を与えられる資格だからです。
ここでは、運行管理者になる具体的なメリットを紹介していきます。

(1)将来性が高く安定したキャリアを築ける

実店舗からインターネットに消費者が流れたことで、商品を自宅まで配送するシステムがとても重要になってきました。
また、ECサイトが増えて以降、商品をスムーズに入荷する仕組みが多くの企業から望まれています。

すなわち、運送業は全体的に需要が高く、将来性のある業界だといえるでしょう。
運行管理者のように特殊な資格があれば業界内で重宝されやすく、キャリア構築をしていく際に有利となります。

次に、国家資格の中でも必須資格に該当するため、運行管理者は「キャリアが安定している」のもメリットです。
必須資格は、「1企業につき1人はいなくてはならない」と定められています。
運送業を営む以上、必ず運行管理者を雇わなくてはなりません
つまり、運行管理者は求人を見つけやすく、入社後は1つの企業で継続的に働ける資格なのです。

しかも、トラックの数に応じて企業が雇うべき運行管理者の数も増えていきます。
運送業界がなくならない限り運行管理者の働き口は保たれていくので、将来の不安が少ないといえるでしょう。
継続的に働けるということは、勤続年数に応じた昇給、昇進も期待できます。

(2)やりがいを持てる

運行管理者はルートを考え、スケジュールを組み立てていく大切なポジションです。
運送業に、運行管理者は欠かせません。
また、運行管理者が機能しなければ、運送会社は上手く回らないでしょう。

逆をいえば、運行管理者の手腕次第で、業務はどんどん改善されていきます。
ドライバーの問題に対処すれば、感謝の言葉をかけてもらえることもあります。
自分の仕事が企業の利益につながっていると実感でき、モチベーションを高く保ちながら働けるでしょう。

(3)就職に有利

運送業に運行管理者は不可欠なので、さまざまな企業に応募しやすくなります。
就職活動だけでなく、転職を希望している際にも役立つ肩書です。

たとえば、トラック運送会社からタクシー会社にジョブチェンジしたり、バス会社から宅配会社に乗り換えたりと、柔軟に再就職先を選べます。
運行管理者を求めている業界であれば、どのような企業からも歓迎されるのが強みのひとつです。

そのうえで、希少性があるのも運行管理者の魅力だといえます。
運行管理者の資格試験は、合格率が30%程度となかなかの難関です。
年度によっては、約20%にまで落ち込んだこともありました。

それほどの試験に合格した資格取得者は、業界内で注目されています。
企業からすれば、「なんとか確保したい」と思える人材であり、入社後すぐ、根幹に近い仕事を任せてもらえます。

(4)内勤で働ける

ドライバーとして働いていると、荷物の積み込みなどで力を使う場面も少なくありません。
そもそも、長時間、座って運転し続けるだけでもかなりの重労働です。
体力に自信がない人には、これらの仕事は不向きでしょう。

しかし、運行管理者であれば事務所で働けるため、体力に関係なく運送業で活躍できます。
業界に興味はあっても、ドライバーは難しいという人にぴったりのポジションです。

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4. まとめ

まとめ

運行管理者は将来的に安定しているポジションであり、運送業を目指す際におすすめです。
昇給を期待できるうえ、やりがいを持って長期的に働けるといえます。
ただし、資格取得の道のりは険しく、独学だけではなかなか難しいといえるでしょう。

そのため、運行管理者試験の合格に特化した通信講座がおすすめです。
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