簿記3級で出題される問題と対策!傾向を捉えて合格を目指そう

簿記3級で出題される問題と対策!傾向を捉えて合格を目指そう

簿記3級に合格するためには、出題される内容や傾向を知ることが大切です。
問題形式を事前に把握しておくことで、学んだ知識がどのように問われるかを意識して学習を進められます。
ここでは、簿記3級で出題される問題や本試験の対策法について解説します。

この記事でわかること
・簿記3級で出題される問題・科目
・簿記3級試験攻略のための問題別の対策法
・簿記3級の資格を取得するのにおすすめの方法

目次

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簿記3級で出題される問題・科目

簿記3級で出題される問題・科目

ここでは、簿記3級で出題される問題・科目をまとめています。
大まかな内容や科目ごとの内容・配点まで詳しくチェックしていきましょう。

3級の出題範囲は商業簿記

簿記3級の出題範囲は、商業簿記のみです。
毎年度施行されている出題区分表によると、以下の内容が出題されています。

簿記の基本原理 1.基礎概念
資産、負債、および資本
収益、費用
損益計算書と貸借対照表との関係

2.取引
取引の意義と種類
取引の8要素と結合関係

3.勘定
勘定の意義と分類
勘定記入法則
仕訳の意義
貸借平均の原理

4.帳簿
主要簿(仕訳帳と総勘定元帳)
補助簿 (記帳内容の集計・把握)

5.証ひょうと伝票
証ひょう
伝票(入金、出金、振替の各伝票)
伝票の集計・管理
諸取引の処理 1.現金預金
現金
現金出納帳
現金過不足
当座預金、その他の預貯金(複数口座を開設している場合の管理を含む)
当座預金出納帳
小口現金
小口現金出納帳

3.売掛金と買掛金
売掛金、買掛金
売掛金元帳と買掛金元帳

4.その他の債権と債務等
貸付金、借入金
未収入金、未払金
前払金、前受金
立替金、預り金
仮払金、仮受金
受取商品券
差入保証金

5.手形
振出、受入、取立、支払
電子記録債権・電子記録債務
受取手形記入帳と支払手形記入帳
手形貸付金、手形借入金

6.債権の譲渡
クレジット売掛金

7.引当金
貸倒引当金(実績法)

9.商品の売買
3分(割)法による売買取引の処理
品違い等による仕入および売上の返品
仕入帳と売上帳
商品有高帳(先入先出法、移動平均法)

12.有形固定資産
有形固定資産の取得
有形固定資産の売却
減価償却(間接法)
固定資産台帳

20.収益と費用
受取手数料、受取家賃、受取地代、給料、法定福利費、広告宣伝費、旅費交通費、通信費、消耗品費、水道光熱費、支払家賃、支払地代、雑費、貸倒損失、受取利息、償却債権取立益、支払利息など

21.税金
固定資産税など
法人税・住民税・事業税
消費税(税抜方式)
決算
    1.試算表の作成
    2.精算表(8桁)
    3.決算整理
    4.決算整理後残高試算表
    5.収益と費用の損益勘定への振替
    6.純損益の繰越利益剰余金勘定への振替
    8.帳簿の締切
    仕訳帳と総勘定元帳(英米式決算法)
    補助簿
    9.損益計算書と貸借対照表の作成
株式会社会計 1.資本金
設立
増資

3.利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金

4.剰余金の配当など
剰余金の配当

出典:日本商工会議所-商工会議所簿記検定試験出題区分表

問題は第1問・第2問、第3問で構成される

上記の区分表に基づいて、大問3つで試験は構成されています。
第1問は仕訳問題、第2問は勘定記入など、第3問は決算などが出題されます。

配点は、第1問45点、第2問20点、第3問35点となっており、例年100点満点中70点以上で合格となっています。

簿記3級の過去問題についてですが、Webサイトでは公開されていません。
独学で学習する際は、公認テキスト「《2022年度出題区分表対応》日商簿記3級テキスト」など、市販の過去問題集を確認し、対策しておきましょう。

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簿記3級の問題と対策

簿記3級の問題と対策

簿記3級は大問3つの構成となっており、それぞれに傾向に特徴があります。
傾向をしっかり掴んだうえで、問題ごとに合った対策を進めましょう。

第1問は解くスピードが重要

第1問は、1問3点で15題出題されます
配点は45点と大きいため慎重に解きたいところですが、問題が多い分スピードが求められます。

第1問は仕訳問題が出題され、勘定科目を用いて借方・貸方のどちらに仕訳を行うかなどの知識が求められます。
また、勘定科目と金額が一致して初めて得点になるため、スピーディーかつ正確な回答が必要です。

第2問は部分点を狙いやすい

第2問は、小問2問に分けて、勘定記入や補助簿などの知識が問われます
配点は20点となっており、スピードよりも正確な理解が求められます。

第1問と第3問に比べると出題範囲が広いため、簿記3級の出題範囲全般を網羅する必要があります。
ただ、完答できなくても部分点が与えられるため、あきらめずに回答すれば点数を稼ぐことができます。

第3問は練習次第で満点を取れる

第3問は、決算について問われ、配点は35点と大きくなっています
決算整理後残高試算表や財務諸表など、決算で用いる表の作成を行う問題となっています。

処理の流れさえ押さえていれば、満点も狙える分野です。
第3問を攻略するためには、仕訳をすばやく正確にできるようになることです。
何度も練習を繰り返し、問題の形式に慣れておきましょう。

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簿記3級の対策をするならどこがおすすめ?

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理解できるまで、映像講義を使い倒しましょう。

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さらに副教材が付属しており、試験対策に役立つものばかり。
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まとめ

簿記3級では、仕訳、勘定記入、決算の大きく3つに分けて、商業簿記の問題が出題されます。
第1問の仕訳は、出題数が多く配点が大きく、簿記の基礎でもあるため、重点的な対策が必要です。
第2問はあきらめずに部分点を狙い、第3問は演習を繰り返し、実践力を身につけましょう。

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