
更新日:2026/7/29
衛生管理者試験に合格し免許を取得しているものの、免許の更新が必要なのか不安な人も多いのではないでしょうか。ここでは、合格時の免許申請と更新申請の有無を解説します。免許を生かせる職場についても触れているのでぜひチェックしてみてください。
【この記事を簡潔に要約すると・・・】
〇試験合格後は、東京労働局免許証発行センターへの免許申請が必要。
〇免許申請は、簡易書留による郵送またはマイナポータルから行える。
〇衛生管理者の免許には有効期限がなく、一度取得すれば生涯有効。更新手続きや更新料、講習などは不要である。
〇ただし、法令改正や職場環境の変化に対応するため、資格取得後も最新の衛生管理知識を継続的に学ぶことが重要である。
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- 衛生管理者に合格したら免許申請が必要
- 申請に必要な書類
- 申請方法
- 郵送方法・送付先
- 保健師が申請する方法
- 衛生管理者の免許は更新申請が必要?
- 衛生管理者の免許について気になる質問
- 合格したら職場に伝えなければならない?
- 合格後の勉強は不要?
- 衛生管理者の免許申請をした後に活躍できる場所
- 第一種衛生管理者免許で活躍できる場所
- 第二種衛生管理者免許で活躍できる場所
- 衛生管理者資格を取得するならキャリカレがおすすめ
- 試験に出るトコだけを集中して学習できる
- スキマ時間を活用してスマホで学習できる
- 最長1年2ヶ月間の長期学習サポート(※)で安心して学べる
- 万が一不合格だった場合、受講料を全額返金(※)
- 合格した場合、2講座目を無料で受講できる(※)
- まとめ
- よくある質問
衛生管理者に合格したら免許申請が必要

衛生管理者試験に合格したら、自動的に免許を取得できるわけではありません。
勘違いしてしまうと、必要なときに免許をまだ取得していないことになってしまうので注意が必要です。
衛生管理者試験に合格した後は、免許試験合格通知書などの必要書類を揃え、東京労働局免許証発行センターへ免許申請を行います。安全衛生技術試験協会は試験を実施する機関であり、免許の申請先ではありません。
ここでは、申請に必要な書類や方法、送付先などを解説していきます。
申請に必要な書類
紙で新規の免許申請を行う場合は、主に次のものを準備します。
・免許申請書
・免許試験合格通知書の原本
・顔写真1枚(横2.4cm×縦3.0cm、申請前6か月以内に撮影)
・本人確認証明書
・収入印紙1,500円分
・免許証送付用封筒
・免許証送付用の切手460円分
・現在所持している労働安全衛生法関係の免許証の原本(該当する場合)
本人確認証明書としては、マイナンバーカードの表面、運転免許証の表裏両面、在留カードの表裏両面、個人番号が記載されていない住民票の写しなどを使用できます。顔写真のない公的証明書を使用する場合は、原則として2種類必要です。
なお、2025年12月2日以降、健康保険被保険者証は本人確認証明書として使用できません。健康保険の資格確認書は、当面の間使用できます。
申請内容や現在所持している免許によって必要書類が異なるため、申請前に厚生労働省の最新の手引きを確認しましょう。
免許証送付用封筒は専用封筒を使用できますが、手元にない場合は、申請者の氏名と住所を記載した任意の定形封筒でも代用できます。
免許試験合格通知書は、合格後に自宅に届きます。
通知書には、試験区分や氏名、試験日、受験番号などが記載されており、免許申請に必ず使用するので、紛失しないように注意しましょう。
免許申請書は、厚生労働省のホームページからダウンロードできるほか、都道府県労働局、労働基準監督署、安全衛生技術試験協会の各地の安全衛生技術センターでも入手できます。2026年3月から申請書の様式が変更されているため、できるだけ最新様式を使用しましょう。
最も手間がかからないのが、会場で入手する方法です。
これから受験する人は、合否に関係なく、会場で書類をもらいましょう。
会場からもらってきていないときは厚生労働省のホームページでダウンロードするのがおすすめです。
免許申請書のダウンロードは、以下のリンクから行ってください。
厚生労働省「労働安全衛生法関係免許を申請される皆様へ|免許申請書関係」
必要書類の他に必要なものは、以下の通りです。
・顔写真(縦3cm×横2.4cm)
・収入印紙(1,500円分)
・免許証送付用の切手(460円分)
紙で申請する場合は、申請書の裏面に1,500円分の収入印紙を貼り付けます。収入印紙には消印をしないでください。マイナポータルで申請する場合は、収入印紙ではなく、オンライン決済で1件につき1,450円の手数料を納付します。免許証の返送には、申請方法を問わず原則として460円分の切手が必要です。
衛生管理者の新規免許申請には、明確な申請期限は設けられていません。ただし、免許試験合格通知書などの必要書類を紛失すると申請が難しくなる可能性があるため、合格後はできるだけ速やかに手続きを行いましょう。
申請方法
衛生管理者の免許申請は、紙の申請書を郵送する方法と、マイナポータルから申請する方法があります。
紙で申請する場合は、免許申請書に必要事項を記入し、顔写真や収入印紙を貼り付けたうえで、必要書類を添えて簡易書留で郵送します。
マイナポータルで申請する場合は、画面上で申請情報を入力し、手数料をオンライン決済します。ただし、460円分の切手を貼った免許証送付用封筒や、現在所持している免許証などは別途郵送が必要です。
紙の免許申請書は、2026年3月に様式が変更されています。申請者氏名、住所、生年月日、連絡先、試験情報などを、最新の記入例に従って記載しましょう。個人番号の記載は任意です。
申請書はOCRで読み取られるため、黒のボールペンを使用し、枠からはみ出さないよう丁寧に記入してください。
「新規交付申請」の下側には、再交付申請や書替申請などいくつかの申請区分がありますが、ここでは初めて合格して申請する場合は新規交付申請に記入しましょう。
氏名や住所、受験番号などは間違いなく、しっかり認識できるように記載するのが基本です。
免許申請書の記入に不安がある場合は、厚生労働省の以下のページから詳細を確認してみてください。
厚生労働省「免許試験合格者等のための免許申請書等手続きの手引き」
郵送方法・送付先
申請書類や費用の準備ができたら、後は所定の申請先に郵送して完了です。
このとき、受験した地域のセンターなどに送付すると思いがちですが、そうではありません。
安全衛生技術センターの試験に合格し、「免許試験合格通知書」を受け取った方は、受験地や住所にかかわらず、東京労働局免許証発行センターへ申請します。
東京労働局免許証発行センター
〒108-0014
東京都港区芝5丁目35番2号
安全衛生総合会館2階
紙で申請する場合は、簡易書留で郵送します。東京労働局免許証発行センターには申請受付窓口がないため、直接持参することはできません。
書類を郵送した後は、同封した返送用の封筒によって免許が自宅に届けられます。
ある程度時間がかかり、免許申請が集中した場合には1ヶ月以上かかる場合もあります。
いざというときに免許が届かないということがないように、早めに申請を行いましょう。
保健師が申請する方法
保健師は、試験に合格していなくても衛生管理者の免許を申請できます。
衛生管理者試験に合格した場合と異なるのは、免許試験合格通知書がないことです。通知書の代わりに、保健師免許証のコピーと本人確認書類が必要になります。
保健師の免許を受けている方は、衛生管理者試験を受けずに第一種衛生管理者免許を申請できます。
保健師は「無試験で免許を受ける資格のある方」に該当するため、紙で申請する場合は、申請者の住所地を管轄する都道府県労働局の健康安全主務課へ申請します。東京労働局免許証発行センターではありません。
申請は、簡易書留による郵送または窓口への持参で行います。必要書類や受付方法は、住所地を管轄する都道府県労働局で確認しましょう。
保健師が紙で申請する場合は、主に次のものを準備します。
・免許申請書
・保健師免許証の写し
・顔写真1枚
・本人確認証明書
・収入印紙1,500円分
・免許証送付用封筒
・免許証送付用の切手460円分
・現在所持している労働安全衛生法関係の免許証(該当する場合)
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衛生管理者の免許は更新申請が必要?

資格によっては、資格や免許に有効期限があり、更新試験や更新料、講習の受講などが必要になる場合があります。
必要な手続きを知りたい、いざというときに失効しないか不安という人も多いのではないでしょうか。
衛生管理者には有効期限はなく、そのような心配は必要ありません。
国家資格の一つであり、第一種衛生管理者、第二種衛生管理者とともに、一度取得すれば生涯使える資格です。
更新にかかる時間やコストなどが発生しないのも嬉しいポイントでしょう。
合格後の手続きは免許申請のみですので、すぐに行ってしまえばわずらわしい手続きはありません。
なるべく早めに免許申請をして、衛生管理者の免許を取得しておくのがおすすめです。
衛生管理者の免許について気になる質問

衛生管理者の免許について、いくつかよくある質問があります。
免許申請と合わせて知っておくと、合格後に必要なことを把握できるでしょう。
ここでは、2つの気になる質問をご紹介します。
・合格したら職場に伝えなければならない?
・合格後の勉強は不要?
合格したら職場に伝えなければならない?
衛生管理者試験に合格した場合、周囲にあまり言いたくない人も多いかもしれません。
特段伝える必要がないと感じる場合もありますが、職場に伝えることをおすすめします。
一つ目の理由は、企業の規模によっては衛生管理者を配置する義務があるためです。
規模別の衛生管理者選任数は、以下のように定められています。
常時使用する労働者数 | 衛生管理者の選任数 |
|---|---|
50人以上200人以下 | 1人以上 |
200人超500人以下 | 2人以上 |
500人超1,000人以下 | 3人以上 |
1,000人超2,000人以下 | 4人以上 |
2,000人超3,000人以下 | 5人以上 |
3,000人超 | 6人以上 |
衛生管理者を選任すべき事由が発生した場合、事業者は14日以内に衛生管理者を選任し、遅滞なく所轄の労働基準監督署へ報告しなければなりません。
適切な人数の衛生管理者が配置されていない場合、是正勧告や罰則が企業に対して適用されます。
そのため、企業に衛生管理者が必要だった場合、合格したことを伝えれば、力になることが可能です。
会社の指示で受験している場合は、特別伝えなくても合否を把握していることが多いでしょう。
二つ目の理由は、資格手当に該当する可能性があるためです。
衛生管理者になったことによって、企業によっては手当を支給してくれる場合があります。
衛生管理者資格が資格手当の対象になるかどうかは、勤務先の就業規則や賃金制度によって異なります。資格を取得した場合は、人事担当者や上司に確認してみましょう。
合格後の勉強は不要?
衛生管理者の資格には有効期限がないので、一度取得すれば一生使えます。
そのため、合格した後に勉強をしなくても資格は維持されるので、勉強は不要と思われがちです。
しかし実際には、衛生管理者試験に合格した後も勉強することをおすすめします。
衛生管理者を取り巻く情報や決まりなどは変化していくので、勉強を全くしていないと現場で困ることになるでしょう。
例えば、新型コロナウイルスの流行は青天の霹靂であり、感染症予防対策が求められました。
職場のあり方に変化を求められるため、衛生管理者は最新情報を取り入れて、適切な対策を行わなければなりません。
細かい内容の勉強よりも、以前から変わったこと、新しく注目されていることなどに敏感になり、常に知識を最新にアップデートすることが大切です。
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衛生管理者の免許申請をした後に活躍できる場所

衛生管理者の免許申請を行い、無事に免許を取得できたら、晴れて衛生管理者として働くことができます。
ただし、衛生管理者の活躍できる場所は、第一種衛生管理者と第二種衛生管理者と異なる点に注意が必要です。
ここでは、それぞれの対応業種をご紹介します。
第一種衛生管理者免許で活躍できる場所
第一種衛生管理者は、すべての業種において衛生管理者として働くことができます。
第一種衛生管理者免許を取得すると、業種を問わず衛生管理者として選任されることができます。第二種では衛生管理者として選任できない業種でも、第一種であれば選任対象となります。
具体的な業種は、以下のような例があります。
・農林畜水産業
・鉱業
・建設業
・製造業
・電気業
・ガス業
・水道業
・熱供給業
・運送業
・自動車整備業
・機械修理業
・医療業
・清掃業
同じ業種でも設備によって、危険は異なります。
有害業務に従事することと合わせて、職場ごとの設備や起こりうる危険を想定することが重要です。
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第二種衛生管理者免許で活躍できる場所
第二種衛生管理者免許を持っている方は、金融業、情報通信業、小売業など、第一種免許が必要とされる業種以外の事業場で、衛生管理者として選任されることができます。
なお、第二種免許を持っている方が製造業や建設業などで働くこと自体に制限があるわけではありません。制限されるのは、対象業種で「衛生管理者として選任されること」です。
金融業やIT業など、現場ではなくデスクワークがメインになる業種が主な活躍場所です。
とはいえ、従業員や自身に危険がないわけではありません。
デスクワークによる健康被害や食中毒、ガス機器による一酸化炭素中毒など、さまざまな危険があります。
職場に衛生管理上どのような危険があるのかを把握し、適切に管理・改善することが大切です。
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まとめ
衛生管理者試験に合格した後は、免許交付申請が必要です。申請方法には、紙の申請書を簡易書留で郵送する方法と、マイナポータルから申請する方法があります。
紙で申請する場合の手数料は1,500円、マイナポータル申請の場合は1,450円です。いずれの場合も、免許証送付用封筒など一部の書類を郵送する必要があります。。免許申請には有効期限はありませんが、忘れないうちに早く申請するのがおすすめです。
また、衛生管理者の免許には有効期限がなく、更新は必要ありません。
一生使える資格ですが、衛生管理を取り巻く状況は変化するので、知識のアップデートは合格後も必要です。
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よくある質問
Q1. 衛生管理者の免許には更新が必要ですか? |
|---|
衛生管理者の免許に更新は不要です。一度免許を取得すれば有効期限はなく、生涯有効な国家資格です。更新講習や更新料なども発生しません。 |
Q2. 衛生管理者免許が失効することはありますか? |
|---|
通常、衛生管理者免許が失効することはありません。ただし、氏名変更や住所変更があった場合は「書替申請」が必要です。更新ではなく「変更手続き」として扱われます。 |
Q3. 衛生管理者資格を持っていても、長年使っていない場合は更新や講習は必要ですか? |
|---|
必要ありません。衛生管理者資格は有効期限がないため、更新講習は不要です。ただし、最新の安全衛生知識を保つために自主的な講習を受けるのはおすすめです。 |
Q4. 衛生管理者と食品衛生管理者は同じ資格ですか?更新方法も共通ですか? |
|---|
衛生管理者と食品衛生管理者は異なる資格です。衛生管理者は労働安全衛生法に基づき、職場で働く人の健康管理を担います。一方、食品衛生管理者は食品衛生法に基づき、一定の食品製造・加工施設で衛生管理を担います。 食品衛生管理者には、全国一律で定期講習を受けなければならないという更新制度はありません。 |
Q5. 衛生工学衛生管理者も更新不要ですか? |
|---|
はい。衛生工学衛生管理者も衛生管理者と同様、更新の必要はありません。一度取得すれば有効期限なく使用できます。 |
Q6. 防火管理者やHACCP管理者とは更新制度に違いがありますか? |
|---|
衛生管理者には更新制度がありません。一方、防火管理者は、一定規模以上の対象建物で甲種防火管理者として選任されている場合、原則として5年ごとに再講習が必要です。 なお、HACCPは食品衛生管理の手法であり、HACCPに沿った衛生管理を行うために、全国共通の「HACCP管理者」という国家資格を新たに設置することは求められていません。 |
Q7. 衛生管理者資格を取得した後、講習を受ける必要はありますか? |
|---|
更新目的の講習は不要ですが、職場での安全衛生管理や衛生委員としての知識を深めるために、自主的な講習や問題集による学習を続けるのは有効です。 |
Q8. 衛生管理者受験の際、合格後に免許申請をしないと更新に影響しますか? |
|---|
衛生管理者免許に更新制度はありませんが、試験に合格しただけでは免許証は交付されません。免許試験合格通知書を受け取ったら、東京労働局免許証発行センターへ免許申請を行いましょう。2026年3月からはマイナポータルでも申請できます。 |
Q9. 衛生管理者の免許を紛失した場合は更新扱いになりますか? |
|---|
免許証を紛失した場合は、更新ではなく再交付申請を行います。申請先は、申請者の住所地を管轄する都道府県労働局、または直近の免許証を交付した都道府県労働局です。 |
Q10. 衛生管理者と総括安全衛生管理者の違いは? |
|---|
衛生管理者は、一定の事業場で衛生に関する技術的事項を管理するために選任される者で、原則として第一種・第二種衛生管理者免許などの資格が必要です。 総括安全衛生管理者は、安全管理者や衛生管理者などを指揮し、事業場の安全衛生業務を統括する法定の役職です。選任要件や役割が異なり、衛生管理者免許のような更新制度が設けられているわけではありません。 |
この記事の監修者
資格のキャリカレ編集部
170以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。衛生管理者は職場における労働者の健康と安全を守る専門家であり、労働安全衛生法に基づき一定規模以上の事業場に選任が義務づけられています。この記事では、衛生管理者試験の詳細や効果的な学習法、試験合格のポイント、実務での活躍まで幅広くお伝えしています。
