ITパスポートの資格は年収アップにつながる?
基本情報や取得するメリットなど詳しく解説

ITパスポートの資格は年収アップにつながる?

こんにちは、資格のキャリカレ編集部です。

国家資格のITパスポートは、就職・転職を目指している全ての人にとって有利な資格です。ITパスポート試験の受験を検討している人の中には、スキルや年収のアップを期待する人もいるでしょう。

この記事では、ITパスポートの難易度・取得方法をはじめとする基本情報や取得することで年収アップにつながるのか、取得するメリット、資格取得がおすすめな人の特徴などの詳細を解説します。ITパスポートと併せて取得することで年収アップを目指せる関連資格や資格取得におすすめの方法も解説しているので、合わせて参考にしてください。

目次

ITパスポートの基本情報

ITパスポートの基本情報

ITパスポートは情報処理技術者試験のひとつで、ITに関する基礎知識やスキルを持つことを証明できる国家資格です。独占業務の制限は特にないため、IT系の職種が未経験の人でも受験可能です。過去に実施された試験の受験者にはエンジニア職だけでなく、クリエイティブ職や営業職などの職種の人もいます。

ITパスポートの資格取得には、経済産業省が認定する国家試験のITパスポート試験に合格する必要があるため、ITパスポートの概要や具体的な取得方法などを把握しておくことが合格を目指す最初の一歩といえるでしょう。まずは、ITパスポートの難易度や現在の求人状況、資格を取得するための具体的な方法を確認していきましょう。

ITパスポートの難易度

ITパスポートは経済産業省が認定する国家資格です。国家資格の中でも難易度は比較的低く、合格率は受験者の半数にあたる50%程度と高い傾向があります。情報処理技術者試験は難易度別のレベルが4段階に分けられており、ITパスポートは最も易しいとされるレベルに該当します。ただし、試験範囲は広いため、学習スケジュールを立てた上で計画的に学習を進めることが大切です。

ITパスポート試験はCBT方式と呼ばれるパソコンを用いた試験が行われます。試験時間は120分で、試験問題はストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3つの分野から全100問が出題されます。

合格基準は60%が目安となり、全体で600点以上の得点が必要です。ITパスポートに合格すると、上位資格の情報セキュリティマネジメントや基本情報技術者などの資格試験に挑戦できます。

関連記事ITパスポートの難易度は?試験概要・出題範囲とともに具体的な試験対策まで解説

ITパスポートの求人状況

求人サイトを検索すると、「インフラエンジニア」「プログラミング」「アプリ開発」等のIT関連の求人募集が多いことから、市場におけるIT人材の求人状況は好調なことが分かります。また、雇用形態は正社員・契約社員の他にも「第二新卒歓迎」「リモートワークOK」とする求人も多く、これからも多様な働き方が期待できます。

IT人材の需要が高い理由として、アナログからデジタルへの変化やセキュリティリスク対策として情報セキュリティを重視する声が高まったことで、様々な業界で情報技術者を積極的に採用する傾向があるためです。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構の公式サイトによると、IT人材はIT関連企業に留まらず、金融・保険業や不動産業をはじめとする様々な業種で登用されています。2019年~2023年の勤務先別応募者数の推移では、IT系企業を押さえて非IT系企業で大幅な増加が見られました。2022年(令和4年)と2023年(令和5年)の非IT系企業における勤務先別応募者数の推移は金融・保険業と不動産業が最も多く、次いで製造業、サービス業、卸売・小売業・飲食店となっています。 (※)

※参考:令和5年度「iパス(ITパスポート試験)」の年間応募者数等について|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

ITパスポートを取得する方法

ITパスポート試験の受験資格や年齢は不問で特に制限がなく、誰でも受験する資格があります。試験はCBT方式で実施され、コンピュータに試験問題が表示されたらマウスやキーボードを使用して解答を入力します。

合格基準は総合評価点で1,000点満点中600点以上を取る必要がある上に、分野別評価点でも各分野で300点以上を取らなければ合格できません。各分野で一定以上の得点が必要になるため得意分野だけでなく、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3つの分野をバランス良く学習することが大切です。

また、ITパスポート試験で合格するには、ITに関する基礎的な知識を身につける必要があります。独学でITパスポート資格の取得を目指す場合は、参考書を読んだり過去問題集を繰り返し解いたりしていくと良いでしょう。

ITパスポート資格を取得すると年収は上がる?

ITパスポート資格を取得すると年収は上がる?

資格の取得は年収アップを目指す場合に有効な手段です。しかし、ITパスポートの資格を取得することで年収は上がるのか気になる方もいるでしょう。本章では、ITパスポートの資格取得によって年収は上がるのか、について詳しく解説します。

ITパスポートの資格取得だけでは上がらない可能性が高い

ITパスポートは、あくまでもITの基礎的な知識があることを証明する資格です。ITパスポートの資格を取得しただけでは給与・賞与をはじめとする待遇の改善につながらない可能性があります。

ただし、ITパスポートの資格取得がキャリアアップの選択肢を広げ、年収アップに近づく大きなきっかけになる場合もあります。例えば、情報処理技術者試験でも難易度が高いITストラテジストの取得を目指している場合、受験者の知識レベルによっては合格が難しいケースも出てくるでしょう。

情報処理技術者試験で最も易しいITパスポートの取得から始めることで、ITに関する基礎的な知識をしっかり身につけた上で、上位資格の受験を目指せます。IT関連の上位資格の取得を目指すなら、まずはITの基礎的な知識の証明になるITパスポートから取得を目指すことをおすすめします。

企業によっては資格手当が付くことがある

ITパスポートの資格を取得しても、直接給与が上がる可能性は高くありません。ただし、企業によってはITパスポートの取得者に対して資格手当をつけている会社もあります。一部の企業では、スキルアップにつながる試験の受験料を負担しています。実際に、受験料負担の名目で一時金や手当を出している会社も少なくありません。

また、IT関連の上位資格を取得する足掛かりとしてITパスポートの資格を取得した社員に対して、一時金や手当を支給している会社もあります。企業にとって受験料や資格手当の支給は経済的な負担になるものの、福利厚生の一環として資格手当をつけることで社員の満足度やモチベーションの向上につながります。

ITパスポート年収アップ以外に得られる5つのメリット

ITパスポート年収アップ以外に得られる5つのメリット

ITパスポートの資格を取得するとITに関わる際に必要な基礎知識が身につく、就職・転職に役立つなど、自分の成長につながる様々なメリット・効果が得られます。本章では、年収アップ以外のITパスポートのメリットを把握しておきましょう。

1.IT関連の基礎知識を身に付けられる

近年、業務のデジタル化の推進により、ITに関する基礎知識の習得はエンジニアに加えて、様々な職種でも必須とされています。ITパスポートの資格があればITに関する基礎知識をすでに獲得していることを客観的な事実として提示できるため、ITに携わっている人は資格を取得しておいて損はないでしょう。

ITパスポートで学べる主な内容は、Webやコンピュータの仕組みからデータベース・ネットワークの基礎まで、ITに関係する実務に必要な基礎知識などです。また、ITパスポートの試験勉強では、以下に挙げる幅広い分野での基礎知識の習得が可能です。

● 企業活動
● 経営戦略
● 会計や法務
● IT管理・技術

ITパスポートでは、AI技術の基本的な考え方を学ぶ機会もあるため、各業界で今注目されているAI技術についても理解を深められます。このように、ITパスポートはITを扱うすべての職種で役立てられる資格です。

2.ITを適切に使用する知識を習得できる

ITパスポートの資格は、 ITを活用できることの他にも法令遵守に関連する正しい知識の習得に役立ちます。ITを活用する際は正しい知識をもって使用しなければ、機密情報を外部に流出させたり自社のシステムがウイルス感染を起こしたりするなどのリスクが高まる恐れがあります。万が一、顧客の個人情報が外部に流出すれば企業は顧客だけでなく、社会的な信頼を失いかねません。特に大手企業は社会的に負っている責任は大きく、法令遵守によるIT活用のために、社員に対してITパスポートの資格取得をサポートしている会社もあります。

ITパスポートの資格を取得することで身に付けられる主な基礎知識は以下です。

● 企業コンプライアンス
● 個人情報の漏えい
● 著作権侵害
● ウイルス対策のためのセキュリティ

ITパスポートの資格を取得すれば情報セキュリティ対策に必要な知識を習得でき、ITを正しく活用することで会社や社会に貢献できるでしょう。

3.就職・転職に役立つことがある

ITパスポートの資格はITにおける基礎的な知識を持っていることを証明する国家資格であるため、就職・転職活動の際に履歴書や面接で自分の能力をアピールするのに有利に働く場合があります。ITに関する基礎知識はシステムエンジニア(SE)・プログラマーを多く登用するIT関連企業や大手の企業では必須とされていますが、近年の急速なデジタル化によって業界・業種を問わず様々な企業で重視されています。

実際に、新卒採用で企業が提出を求めるエントリーシートでは、ITパスポートの資格取得の有無やスコアを採用基準に反映している企業も少なくありません。また、大学でもITパスポートの資格取得者に対して単位の認定や入学の優遇措置を行っているケースも見られます。将来的に進学・就職・転職を考えている人はITパスポートの資格取得を目指し、その他の受験者や応募者との差別化を図るのもひとつの手です。

4.さまざまな仕事に活かせる

ITパスポートは就職・転職に必須な資格ではありませんが、取得していれば様々な職種で活かすことができる国家資格です。エンジニアやプログラマーだけでなく、 事務職・サポートスタッフ・営業職などの職種や様々なITに関するプロジェクトでも十分に活躍できます。

事務職ではパソコンを使用して書類作成やデータ入力などの業務を行うため、ITに関する基礎知識の習得が必要です。テクニカルサポートやヘルプデスクなどのサポートスタッフの業務では、IT機器の操作方法の説明や故障・エラーなどへの対応があり、幅広い知識・経験が求められます。IT企業の営業職の場合、ITサービスやソフトウェアなどの製品を顧客にアピールする必要があるため、ITに関する基礎知識が欠かせません。

5.仕事のやりがいにつながる

ITパスポートの資格取得は、仕事へのモチベーションアップにつながります。ITパスポートではIT技術に関する知識を学ぶ機会があり、IT技術に興味・関心を持つ人も少なくありません。IT技術は日々進化しており、今後も新技術が誕生する可能性が高く、学びがいのある分野です。特に知識の幅を広げることが好きな人は、新技術を学習する中でやりがいを感じられるでしょう。

また、ITパスポートの資格取得を足掛かりに、基本情報技術者やITストラテジテストなどの上位資格の取得を目指すことも可能です。ITの知識や上位資格を獲得すれば、より責任のある仕事の依頼や人事で希望する部署への配属によって年収アップも期待できます。自分の知識や能力を活かして働けば、重要な業務を任せられることでモチベーションが高まり、仕事に対するやりがいを持てるでしょう。

ITパスポートの取得がおすすめな人

ITパスポートの取得がおすすめな人

ITパスポートの資格取得がおすすめな人の例は以下のとおりです。

● ITの基礎知識を学びたいIT初心者の人
● IT関連企業への就職・転職を目指す学生や社会人
● ITスキルを身につけて管理職になりたい人
● ITに関わる仕事でキャリアアップにつなげたい人

ITパスポートの資格はITの基礎知識の保有を証明できるため、ITの基礎的な知識を学びたいIT初心者におすすめです。また、IT業界ではITに関する基礎知識の習得は必須であることから、IT関連企業への就職・転職を目指す人にもおすすめの資格です。

ITパスポートはITを活用する業務で役立つ知識を習得できるため、IT関連企業以外の人にもおすすめな資格ですが、その中でもITスキルを身につけて管理職を目指す人はITパスポート試験に挑戦してみると良いでしょう。また、IT関連のスキルアップやキャリアアップにつなげたい方にもおすすめです。

ITパスポートの勉強方法

ITパスポートの勉強方法

ITパスポート試験では、3つの分野から全100問が四肢択一形式で出題されます。ITパスポートの出題分野は以下の3つです。

● ストラテジ系
● マネジメント系
● テクノロジ系

ストラテジ系は経営全般の知識に関する問題が出題され、マネジメント系ではIT管理に関する知識が求められます。テクノロジ系ではIT技術に関する問題が出題されます。合格に必要な得点は総合評価点が600点以上、各分野別評価点は300点以上です。総合評価の対象になるのは92問(ストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問)で、残りの8問は出題問題の評価のために出題されます。

合格率を上げるためには、得意分野だけでなく上記に挙げた3つの分野の平均得点を上げる必要があります。具体的には、参考書を読んでITに関する基礎知識を覚え、過去問題を解く回数を重ねて試験の出題傾向を分析することが重要です。ITパスポートの資格取得は独学でもチャレンジできますが、学業・仕事と勉強を両立するのは難しいため、効率良く学習できる通信講座の利用をおすすめします。

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ITパスポートと併せて取得することで年収アップを目指せる資格

ITパスポートと併せて取得することで年収アップを目指せる資格

ITパスポートは、他の資格と併せて取得すれば年収アップやキャリアを積むことが期待できます。ただし、受験には費用がかかるため注意が必要です。本章では、ITパスポート以外にも取得すると年収アップを目指せる資格を紹介します。

1.基本情報技術者

基本情報技術者はITパスポートと同じ情報処理技術者試験のひとつで、ITパスポートよりも1段階上のレベルに分類される資格です。資格取得によって、IT技術を使うサービスや製品の開発、システム開発、ソフトウェア開発の業務に必要な基礎知識と技能、実践的な能力を保有していることを証明できます。

基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門とも呼ばれており、資格があればエンジニア職として働けるだけでなく、キャリアを積みたい人にとっても不可欠な資格です。基本情報技術者試験の対象者は以下のとおりです。

● IT技術を用いたサービスやシステム構築・ソフトウェア開発に必要な基礎知識や技能を持つ人
● 上記の知識や知能を用いて実践に役立てられる能力がある人

試験科目には科目Aと科目Bがあり、試験はCBT方式で行われます。それぞれの合格基準は、いずれも科目評価点で1,000点満点中600点以上を取る必要があります。

● 科目A(試験時間:90分、出題形式:四肢択一、出題数:60問)
● 科目B(試験時間:100分、出題形式:多肢選択式、出題数:20問)

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2.MOS資格

MOS資格は、Microsoft社が認定する資格のひとつです。MOSは、Microsoft Office Specialist(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の頭文字の略語です。資格取得によってWordやExcel、PowerPointなどの利用に必要なスキルを保有している証明になります。Microsoft製品は世界で活用されているため、MOS資格があれば海外での就職・転職をする際のPRに活かせるでしょう。

MOS資格試験の受験資格は特にありません。年齢・国籍・学歴を問わず誰でも受験可能です。受験方法は、全国一斉試験と随時試験の2つの方法があります。全国一斉試験は全国約30の受験地域で毎月1~2回実施されます。2024年度は10月13日、11月10日、12月18日に開催される予定です。随時試験は全国約1,500の試験会場でほぼ毎日試験が開催されているため、自分の都合の良い日を受験日に選ぶと良いでしょう。CBT方式による試験が行われ、試験終了後に試験結果の合否がパソコン画面に表示されます。

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3.日商簿記2級

日商簿記は商工会議所が運営する簿記検定です。日商簿記2級は高度な商業簿記・工業簿記の専門知識を習得でき、財務諸表から経営状況を把握する際に役立つ資格です。経理職に就くなら、ITパスポートと日商簿記の両方を取得することをおすすめします。経理部門では日商簿記の知識があれば業務をこなせますが、会計ソフトや会計システムなどを使用して作業を行うケースが多いため、ITパスポートの資格を取得してITに関する基礎知識を身につけておくことが大切です。

日商簿記2級の受験方法は全国の商工会議所で開催される筆記試験と、ネット試験会場で定期的に開催される随時試験による2つの方法があります。いずれも商工会議所が指定した試験会場での受験が必要です。試験科目は商業簿記と原価計算を含む工業簿記で、合格基準は70%以上の正答率です。

● 試験時間:90分
● 出題数:5題以内(原価計算を含む)

2024年度の筆記試験は、11月17日と2025年2月23日に開催されます。

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4.応用情報技術者

応用情報技術者はITパスポートの上位資格で、情報処理技術者試験のひとつです。資格取得によってワンランク上のITエンジニアを目指せるため、より責任のある仕事を任せられる可能性が高まります。また、資格取得後はさらに高度な知識と技能の習得が求められるITストラテジストやシステムアーキテクトなどの高度試験にチャレンジできます。応用情報技術者試験の対象者は以下のとおりです。

● IT技術を用いたサービスやシステム・ソフトウェア開発に必要な基礎知識や技能を保有している人
● 高度IT人材になることを目指している人

応用情報技術者試験は午前と午後の2部制で実施されます。いずれも100点満点中60点以上が合格基準です。それぞれの試験時間や出題形式、出題数は次のとおりです。

● 午前(試験時間:150分、出題形式:四肢択一、出題数:80問)
● 午後(試験時間:150分、出題形式:記述式、出題数:11問)

応用情報技術者試験は、前述した基本情報技術者試験の上位資格にあたるため、合格の難易度は高めです。

5.ITコーディネータ

ITコーディネータ(ITC)は ITコーディネータ協会が認定する民間資格です。経営とITの両方に精通し、DX時代をリードするプロフェッショナルな人材を目指す人におすすめです。

受験資格は特になしとあるものの、資格取得にはITC試験の合格と研修修了の2つの条件を満たさなければ有資格者として登録できません。ICT試験は1期と2期の年2回実施されています。試験方式はCBT方式で、試験会場は全国約300か所です。

● 試験時間:120分
● 出題形式:多肢選択式
● 出題数:100問(必須60問、選択40問)

ケース研修では、仮想企業を題材にしたIT経営プロセスを疑似体験することによってIT経営に関する知識を計6日間で学びます。具体的には、eラーニングでの動画講義を中心に、グループ討議やロールプレイングなどのグループワークとレポート課題で構成されています。主な開催地は以下のとおりです。

● 北海道
● 宮城県
● 東京都
● 神奈川県
● 愛知県
● 大阪府
● 広島県
● 福岡県など

開催地域に掲載されていない場所で受験を希望する場合は、公式サイトのお問い合わせフォームから問い合わせてみてください。

ITパスポート関連資格で年収アップを目指すならキャリカレがおすすめ

ITパスポート関連資格で年収アップを目指すならキャリカレがおすすめ

ITパスポート関連の資格取得はもちろん、その他の取得も目指すなら、通信講座『資格のキャリカレ』がおすすめです。本章では、資格のキャリカレが提供している資格講座がおすすめな理由を詳しく解説します。

2講座目無料サービス講座に合格すればITパスポート合格指導講座が無料で受けられる

資格のキャリカレがおすすめな理由は、2講座目の無料サービス講座があることです。2講座目無料サービス対象の資格に合格すれば関連する資格講座を無料で受けられます。例えば、簿記3級・2級講座を受講して合格すれば、ITパスポート合格指導講座を無料で受講することが可能です。つまり1つの資格講座の受講費用で2つの資格講座を受講できます。
※2講座目無料サービスには条件があります。詳しくはこちらをご覧ください。

お得なサービスを活用してITパスポート以外の資格を複数取得すれば、就職・転職で強力な武器になることはもちろん、キャリアアップやスキルの強化も行えます。

資格取得だけでなく学んだ知識を仕事に生かせる

資格のキャリカレでは「仕事の実践力を養成する学び」を想定した資格講座を用意しています。資格取得だけを目的にするのではなく、資格講座で学んだ知識を実務で活かせるオリジナルのカリキュラムが組まれています。実際に仕事で活かせる知識を学べるため、年収アップにつなげることも可能です。

資格講座には、資格試験や検定試験の合格に向けた知識やノウハウがまとめられた教材が提供される他にも、学習を進める中で充実したサポートを受けられます。例えば、講師による添削指導では、3回の実践模擬テストの採点結果をもとに苦手なポイントや復習が必要な項目を講師がオンラインでアドバイスをくれます。学習サポート期間中は何度でも無料で質問・相談が可能です。また、キャリカレから学習意欲を高める応援のフォローメールが定期的に届くため、 良い学習環境を作れる上にモチベーションを維持しながら学習を進めることができるでしょう。

ITパスポートの取得をきっかけに年収アップを目指そう

ITパスポートの取得をきっかけに年収アップを目指そう

ITパスポートの資格を取得しても直接年収アップにつながらない可能性があります。しかし、IT関連の資格を複数取得することでスキルアップでき、社内で任せられる仕事の幅が広がれば年収アップが期待できます。ITパスポートの資格を取得するために効率の良い学習ができる通信講座を探すなら、通信教育講座・資格キャリカレがおすすめです。

キャリカレでは、ITパスポート合格指導講座をはじめ、ITパスポートと併せて取得することで年収アップが期待できる資格講座を多数提供しています。ITパスポートを受験して合格したい方は、受講を検討してみてください。

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この記事の監修者

資格のキャリカレ編集部

150以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。ITパスポートはITリテラシーの向上や、基本的なIT技術向上のための資格です。ITパスポートの詳細や試験対策をはじめ、ITパスポート資格の魅力や最新情報をお伝えしていきます。

資格のキャリカレ編集部

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