
身近な法律の専門家とも言われている行政書士ですが、実際にどのような仕事をしているのか知らない人も多いのではないでしょうか。ここでは、行政書士の仕事内容や資格の生かし方、行政書士のなり方・活動するになる方法について解説します。
- 行政書士とは?必要とされる理由は?
- 行政書士は、行政手続きを専門とする法律の専門家
- 行政書士が必要とされる理由
- 行政書士には国家資格が必要
- 行政書士と司法書士は何が違う?
- 行政書士の仕事内容は?
- 1. 「官公署に提出する書類」の作成とその代理、相談業務
- 2. 「権利義務に関する書類」の作成とその代理、相談業務
- 3. 「事実証明に関する書類」の作成とその代理、相談業務
- 4. その他特定業務
- 行政書士資格を取得するメリットは?
- 未経験からでも独立を目指せる!
- 行政書士資格が取得しやすい5つの理由
- 行政書士になるには?「行政書士資格」の取得法3つをわかりやすく解説
- 1.行政書士試験に合格する
- 2.弁護士、弁理士、公認会計士、税理士のいずれかの資格を取得する
- 3.公務員として行政事務を一定年数経験する
- 行政書士試験取得後はどうすればよい?
- 日本行政書士連合会に所属する
- 行政書士事務所に勤務する
- 独立して自分の事務所を構える
- 行政書士の平均年収
- 会社に勤務する場合の平均年収
- 独立開業する場合の平均年収
- 行政書士の生かし方や勤務先は?
- 独立開業をする
- 行政書士事務所で働く
- その他の生かし方
- 行政書士はどんな人にオススメなの?
- 1. 独立開業したい人
- 2. 事務が得意な人
- 3. コミュニケーションが上手な人
- 4. 営業力と人脈がある人
- 行政書士として活動するには?
- 行政書士登録などの手続きが必要
- 行政書士資格を取得する3つの方法
- 行政書士試験の概要
- 行政書士試験のスケジュール
- 行政書士試験の試験概要
- 受験資格
- 試験内容
- 行政書士試験の難易度
- 行政書士試験の合格点
- 行政書士資格取得後のキャリアパスと具体的な成功事例を紹介
- 行政書士と相性のいい資格
- 社会保険労務士
- 宅地建物取引士
- 司法書士
- 中小企業診断士
- 行政書士試験の勉強はいつから始めるのがベスト?
- 一般的には半年から1年前から準備をする
- 社会人は勉強にあてる時間を確保することが課題
- 行政書士資格を取得するならキャリカレがおすすめ
- 試験に出るトコだけを集中して学習できる
- 難関な試験だからこそわかりやすい教材を提供
- 試験対策で必要な重要問題だけを厳選した過去問題集が付属
- 万が一不合格だった場合、受講料を全額返金(※)
- 合格した場合、2講座目を無料で受講できる(※)
- まとめ
- よくある質問
行政書士とは?必要とされる理由は?
行政書士は、行政手続きを専門とする法律の専門家
行政書士とは、行政手続きを専門とする法律の専門家です。
依頼者に代わって、官公署(都道府県庁、市役所、村役場、警察署、消防署など)に提出する許認可申請の書類や法律的な権利義務、事実証明に関する書類の作成や手続きを行います。
また、行政手続きに関する相談に応じることも行政書士の仕事の一部です。
業務は書類作成がメインですが、複雑多様なコンサルティング業務を行う行政書士も増えています。
行政書士が必要とされる理由
行政書士が必要とされるのは、行政手続きの多くが面倒で時間のかかる作業だからです。
個人で手続きすることも可能ですが、書類の不備や、記入漏れ、記入ミスなどにより、書き直しや再提出が必要となり、時間や労力をロスしてしまうことがよくあります。
行政書士に依頼すれば確実に、しかも迅速に手続きを済ませることができるのです。
費用はかかりますが、事務処理を効率的に行えるため、依頼者にとっても行政側にとっても、役に立つ職業であると言えるでしょう。
行政書士は国民にもっとも身近な法律家として、国民と行政の橋渡しを行っているのです。
行政書士には国家資格が必要
行政書士は、いわゆる8士業のひとつで国家資格が必要です。
士業とは高度な専門性を持つ資格職業の俗称で、他に弁護士、弁理士、司法書士、税理士、社会保険労務士、土地家屋調査士、海事代理士が8士業として数えられています。
いずれも、名称の最後に「士」の字が付くことから士業(しぎょう)と呼ばれているのです。
また「士」にはサムライという意味があるため、サムライ業と呼ばれることもあります。
8士業の他にも、公認会計士、不動産鑑定士、中小企業相談士、一級建築士などが士業に含まれます。
士業の中には行政書士と似た司法書士という資格職業があり、混同しやすいので違いを簡単に説明します。
行政書士と司法書士は何が違う?
司法書士も国家資格が必要な専門職で、両者とも「書士」という文字がつくように、書類を作成することがメインの仕事であることは同じです。
しかし、行政書士と司法書士では業務分野が異なります。
行政書士の業務は行政手続きに関わる書類の作成がメインです。
一方、司法書士の業務は不動産や法人の登記(不動産登記、商業登記)、供託の代理、裁判所や法務局などに提出する書類を作成するのがメインとなります。
行政書士と司法書士の業務分野の違いは、書類の提出先で区別するとわかりやすいでしょう。
行政書士が扱う書類の提出先は行政機関(官公署)であるのに対し、司法書士が扱う書類の提出先は司法機関(法務局や裁判所)であるということです。
ただし、会社設立の手続き、相続関係、民間契約書など、行政書士と司法書士の双方が関わる業務もあります。
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行政書士の仕事内容は?

行政書士の仕事内容は、大きく分けると4つに分類することができます。それぞれについて詳しく説明していきます。
1. 「官公署に提出する書類」の作成とその代理、相談業務
行政書士の仕事で最も多いのは、官公署に提出する書類の作成と手続きの代行です。
書類は許認可申請に関するものがほとんどですが、その種類は1万を超えると言われているほど膨大な数になります。
会社員の場合は個人で許認可申請を行う機会は少ないのですが、会社を設立したり、個人事業を始めたりする場合には、多くの許認可申請が必要になることがあります。
たとえば、飲食店を開店するには保健所へ「飲食店営業許可申請」、消防署へ「防火対象物使用開始届」などが必要になります。
深夜営業でお酒を提供する店であれば「深夜における酒類提供飲食店営業開始届」を警察署へ提出しなければなりません。
運送業を始めるときにも多くの申請が必要です。
具体的には「旅客自動車運送事業許可申請」「貨物自動車運送事業許可申請」「特殊車両通行許可申請」「貨物軽自動車運送事業許可の申請」「自動車運行代行業の認定申請」などが必要となるのです。
また、行政書士の仕事には依頼者からの相談に応じることも含まれます。
さらに、許認可に関して申請者の聴聞または弁明の必要がある場合、申請者に代わって行政書士が行うことも可能です。
2. 「権利義務に関する書類」の作成とその代理、相談業務
官公署に提出する書類の他に、権利義務に関する書類の作成と手続きの代行、依頼者からの相談に応じることも行政書士の仕事です。
権利義務に関する書類とは、権利や義務の発生・存続・変更、または消滅などの意思表示を行うための書類です。
これにより、法的な効果や後ろ盾を得ることが可能になります。
主な書類には相続に関するものに「遺言書」「遺産分割協議書」があります。
商取引や契約に関するものには「各種契約書(売買、雇用、賃貸借、請負、委任、寄託)」、内容証明、念書、嘆願書、請願書、陳情書などがあります。
3. 「事実証明に関する書類」の作成とその代理、相談業務
権利義務に関する書類と同様に、事実証明に関する書類の作成と手続きの代行、依頼者からの相談に応じることも行政書士の仕事として認められています。
事実証明に関する書類とは、社会生活に関わる事項を証明するための文書です。
主なものとしては、会計帳簿、財務諸表、各種議事録、申述書、風俗営業許可申請時に添付する店の配置図などがあります。
4. その他特定業務
これら3つの書類以外にも、行政書士法で規定された特定業務を行うことができます。
社会保険に関わる事務、出入国管理、難民認定に関わる書類の作成などです。
たとえば、外国人が日本で働く場合、出入国在留管理局への申請手続きが必要になりますが、原則的に本人が出入国在留管理局に出向かなければなりません。
しかし、出入国管理の一定の研修を終了した「申請取次行政書士」であれば、本人に代わって手続きをすることができます。
また、2014年の行政書士法の改正により、特定の研修を終了した「特定行政書士」であれば、行政書士が作成した許認可申請が認められなかった場合に、不服申し立てを行うことが可能になりました。
以前は不服申し立てを行うには、弁護士に依頼する必要がありましたが、この改正により、不認可になったとしても、再申請が迅速に行えるようになったのです。
このように行政書士は幅広くさまざまな業務を扱いますが、次のような業務も行います。
暮らしに役立つ分野としては、自動車のナンバー変更、名義変更などの自動車登録申請手続き、土地活用に関連した各種手続きの代行。
ビジネスに役立つ分野として、中小企業の経営支援、著作権の登録申請、知的財産権の保護や啓蒙活動を行っています。
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行政書士資格を取得するメリットは?
未経験からでも独立を目指せる!
行政書士の資格を取得するメリットは、他の法律系の資格に比べて取得しやすいことです。
弁護士になるために必要な司法試験は国家資格の中でも最難関ですし、よく比較される司法書士の試験でも難易度は格段に高くなります。
行政書士は働きながらでも資格を取得することが可能で、未経験でも独立開業を目指せるところが大きな魅力です。
行政書士資格が取得しやすい5つの理由
行政書士の資格が取得しやすい理由は5つあります。
1. 勉強科目を絞れる
行政書士の試験科目は民法と行政法が中心で、勉強する範囲が狭く取り組みやすいという特徴があります。
司法書士の試験科目は、民法、商業登記法、不動産登記法のほかに、会社法、憲法といった幅広い知識が必要となるのです。
2. 合格率が比較的高い
行政書士試験の合格率は10%前後で、簡単に合格できる試験ではありません。
しかし、司法書士試験の合格率は3%前後です。
司法書士試験に比べれば合格率は高いと言えるでしょう。
3. 受験対策を立てやすい
行政書士試験は60%以上の得点で合格できるため、司法書士試験に比べると受験対策を立てやすいというメリットがあります。
司法書士試験は得点の上位者から一定数の人数が合格するしくみになっているため、何点とれば合格できるという戦略が取りづらいのです。
4. 働きながら取得できる
一般的に行政書士試験に合格するには、500~800時間の勉強が必要とされています。
一方、司法書士試験に合格するための勉強時間は、1400~2000時間とされているので、半分以下の勉強時間で合格可能になるのです。
たとえば、1日2時間勉強すれば、250日~400日で500~800時間となり、およそ1年~2年で取得可能になります。
5. 他の法律系の資格に比べて取得しやすい
行政書士の試験は、国家資格全体で見れば難易度の高い資格になります。
一見すれば難しく感じられますが、同じ法律系の資格内で見ると、実は比較的取得しやすい部類なのです。
例えば、偏差値で示すと、同じ法律系である弁理士と税理士は75・司法書士は76・司法試験は77となっており、もちろん偏差値が高いほど合格率は低くなる傾向にあります。
一方で、行政書士の偏差値は62を示しており、合格率も10%を超える数値となっているのです。
とはいえ、やはり全体的には難易度が高く出題範囲も広範囲に及ぶため、効率的な勉強方法が求められます。
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行政書士になるには?「行政書士資格」の取得法3つをわかりやすく解説
行政書士になるためには、行政書士試験の合格だけでなく、特定の他資格の保有や一定の実務経験を経て資格を得る方法もあります。ここでは、行政書士になるための代表的な3つの取得ルートについて詳しく見ていきましょう。
1.行政書士試験に合格する
行政書士になる一般的なルートが、国家試験である「行政書士試験」に合格することです。年齢・学歴・職歴などの制限がなく誰でも受験可能で、毎年1回実施されています。合格後は、日本行政書士会連合会への登録を経て正式に行政書士として活動できます。
2.弁護士、弁理士、公認会計士、税理士のいずれかの資格を取得する
行政書士試験を受けなくても、弁護士・弁理士・公認会計士・税理士のいずれかの資格を持っていれば、行政書士の資格を申請により取得できます。これらの資格は高度な法律・会計知識を有するもので、行政書士業務との親和性も高く、実務に直結しやすい点が特徴です。
3.公務員として行政事務を一定年数経験する
国家公務員または地方公務員として行政事務に20年以上従事した経験がある場合、その実務経験をもとに行政書士資格を得ることができます。長年の行政実務経験を活かして民間でも専門知識を提供できるため、定年後のセカンドキャリアとして選ばれるケースも多く見られます。
行政書士試験取得後はどうすればよい?
行政書士試験に合格しただけでは、すぐに業務を始められるわけではありません。資格を活かすには「登録」が必要であり、登録後の進路としては勤務か独立開業かを選択します。それぞれの道にどのような特徴や準備が必要かを解説します。
日本行政書士連合会に所属する
行政書士として活動するためには、日本行政書士会連合会が管理する行政書士名簿への登録が必要です。そのためには、各都道府県の行政書士会への入会申請と事務所の設置が求められます。登録には登録料や年会費などの費用もかかるため、あらかじめ準備しておくことが大切です。登録が完了すると、正式に「行政書士」として名乗り、業務を行うことができるようになります。
行政書士事務所に勤務する
行政書士資格を取得した後、すぐに独立するのが不安な方には、行政書士事務所に就職して経験を積む道があります。実務を通して業務の流れや顧客対応を学べるため、将来独立を目指す人にとっても有益です。ただし、行政書士事務所は小規模なところが多く、未経験者の募集は限られているため、早めの情報収集と準備が重要になります。
独立して自分の事務所を構える
行政書士は登録さえ完了すれば、すぐに独立開業できる資格です。自宅やレンタルオフィスなどで低コストに開業することも可能ですが、顧客を獲得するためには営業力や人脈づくりが欠かせません。また、事務所を構えるには、設備要件やレイアウトなど、行政書士会の定める基準を満たす必要があります。得意分野を明確にして差別化することが成功の鍵となるでしょう。
行政書士の平均年収

いざ行政書士を目指すとなれば、その年収も気になるところでしょう。
なお、目指せる年収額は働き方によって変わってきます
会社に勤務する場合の平均年収
会社に勤務する場合の平均年収は、おおよそ400万円ほどとなります。
1年目の平均収入が200〜250万円となっており、長期間の勤務で最終的に600万円ほどの安定した収入が目指せるようです。
なお、性別による収入の違いは見られません。
ただし、各々の能力や仕事内容によっては違いが生じてきます。
独立開業する場合の平均年収
独立開業する場合の平均年収はおおよそ600万円であり、勤務する場合の収入を大きく上回る形になります。
ただ、現実問題として、実際に稼げる人と稼げない人が存在しており、その差が大きいがゆえの収入額となっているようです。
一方では年収1,000万円以上もの収入があるのに対し、一方では年収200万円にも達しないという事例も見られます。
独立開業で満足な収入が得られない原因には、営業と顧客獲得の難しさが挙げられるようです。
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行政書士の生かし方や勤務先は?
行政書士の資格の生かし方は、主に3つです。
独立開業をする
行政書士資格の生かし方でもっとも一般的なのが独立開業することです。
司法書士のように開業する際に研修を受ける必要がないため、小さな事務所を用意すれば、すぐに開業できてしまいます。
行政書士の業務分野は幅広いため、得意分野に絞って営業を始めたほうが良いでしょう。
開業するために最低限必要な設備は、作業用のデスクとチェア、パソコン、インターネット環境、電話、そして接客のための応接セットです。
レンタルオフィスを利用すれば、パソコン以外の設備はそろっていることが多く、初期費用を安く抑えることができます。
なお、自宅を事務所として利用することも可能なため、初期費用をほとんどかけずに開業することも可能です。
ただし、行政書士は士業のなかでも事務所の登録要件が厳しいと言われています。
自宅を事務所とする場合は、居住部分と事務所部分を明確に区切らなければなりません。
共有オフィスなどを利用する場合も、フリースペース型ではなく、区切りが常設されている必要があります。
行政書士事務所で働く
独立開業せずに行政書士事務所へ就職する道もあります。
その中には将来、独立開業を目指すために必要な知識と経験を積もうという人もいます。
ただし、行政書士事務所のほとんどは小規模で、求人もそれほど多くはありません。
募集があったとしても、即戦力となる経験者が優遇されることが多く、未経験者で採用されるケースは少ない傾向にあります。
とりあえず、行政書士事務所へ就職しようと考えていても見つからないケースが多々あるのです。
その他の生かし方
他には、一般企業の法務部や総務に就職・転職するのも良いでしょう。
行政書士の資格を取得すると会社業務で必要な法律知識を得られるため、その知識を生かして働くことが可能です。
社内に行政書士の資格をもった人材がいれば、会社にとっても大きなメリットになります。
行政書士の資格をもっていれば、企業から採用されやすくなるのです。
行政書士はどんな人にオススメなの?

行政書士がオススメな人は、これから挙げる4つの条件に当てはまる人になります。
1. 独立開業したい人
今は会社員でも、仕事をしながら資格を取得すれば脱サラして独立することが可能になります。
学生であれば、社会に出て会社の歯車になりたくないという人にオススメです。
独立開業につながる資格としては比較的難易度が低いので、しっかりと勉強すれば合格する確率は高くなります。
学生は時間的な余裕があるので、会社員よりも資格取得には有利です。
2. 事務が得意な人
行政書士の仕事は書類を作成することがメインで、官公署などの申請手続きも行います。
事務作業を正確かつ迅速に行えることが必要なため、事務が苦手な人には向いていません。
定型的で単調な作業が多いため、事務的な作業が好きで、几帳面な性格の人のほうが向いていると言えるでしょう。
ただし、事務作業が多いからといって、室内作業が多いというわけではありません。
行政手続きを行うために官公署などに出向く機会が多いので、外回りの作業も多くなります。
3. コミュニケーションが上手な人
行政手続きの種類は膨大な数にのぼるため、依頼者自信が何をすればいいのか、どのような申請や手続きが必要なのかとわからない場合が多いのです。
そのような依頼者の相談に応じ、要望を正しく理解して必要な行政手続きを見極めなければなりません。
コミュニケーションがうまく取れないと、依頼者の本当の要望を聞き出すことができずに、間違った行政手続きを行ってしまう可能性もあるでしょう。
顧客の依頼に正しく応じるためには、コミュニケーション能力が重要になるのです。
4. 営業力と人脈がある人
行政書士として開業した場合は、集客は自分で行う必要があります。
集客ができないと仕事を受けることができず、収入を得ることもできません。
実際に、行政書士として開業しても、仕事を確保できずに廃業していく人も多いのです。
特に開業当初は実績がないので集客するのが難しく、営業力と人脈が顧客獲得の武器になるでしょう。
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行政書士として活動するには?

行政書士登録などの手続きが必要
行政書士として活動するには、行政書士の資格を取得して、日本行政書士会連合会が備える行政書士名簿へ登録しなければなりません。
資格を取得しただけでは行政書士として営業することはできないのです。
行政書士名簿へ登録するには、事務所の住所を管轄する都道府県の行政書士会に入会し、所定の書類を提出する必要があります。
行政書士資格を取得する3つの方法
1. 行政書士試験に合格する
最も一般的な方法は、国家試験である行政書士試験に合格することです。
受験資格は特になく年齢制限もありません。
年に1回行われる試験に合格するだけで、行政書士の資格を取得できるのです。
ただし、未成年者や行政書士法第2条の2(欠格事由)に該当する人は、試験に合格しても行政書士になることはできません。
未成年者の場合は成年に達することで行政書士になることが可能です。
2. 弁護士、弁理士などの資格を保有する
行政書士試験に合格しなくても、弁護士、弁理士、公認会計士、税理士のいずれかの資格を持っていれば、行政書士の資格保有者として認められます。
3. 国や公務員として行政事務を20年以上
国または地方公共団体の公務員として、行政事務を担当した期間及び特定独立行政法人又は特定地方独立行政法人の役員又は職員として行政事務に相当する事務を担当した期間が通算して20年以上になる人。
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行政書士試験の概要
行政書士試験は、法律知識と文章理解力を問う国家試験で、年齢・学歴・職歴を問わず誰でも受験可能です。主に行政書士業務に必要な法令や一般知識を問う筆記試験で、独学や通信講座での学習が可能な点も魅力です。ここではスケジュールや試験科目、難易度など、受験前に知っておきたい基本情報を詳しく解説します。
行政書士試験のスケジュール
行政書士試験は毎年1回、例年11月の第2日曜日に全国で一斉に実施されます。出願期間はおおむね7月下旬〜8月下旬で、インターネットまたは郵送で申し込めます。試験の合否結果は翌年の1月下旬に発表されます。試験日から逆算して学習スケジュールを立てておくことが、合格への第一歩です。
行政書士試験の試験概要
試験は全体で3時間、記述式・選択式・多肢選択式の3形式が組み合わさった筆記試験で実施されます。問題数は全60問で、300点満点中180点以上で合格となります。法令科目と一般知識科目でバランスよく点数を取る必要があり、特に記述式で高得点を狙えるかが合否を分けるポイントです。
受験資格
行政書士試験は、年齢・性別・学歴・職歴を問わず、誰でも受験可能です。ただし、未成年者や禁固以上の刑に処された者など、行政書士法第2条の2に定める「欠格事由」に該当する場合は、合格しても登録ができません。制限の少ない国家資格であることから、社会人・主婦・学生など幅広い層が挑戦しています。
試験内容
行政書士試験では、実務に必要な法令知識と基礎教養がバランスよく問われます。以下の2つの主要分野に分けて出題されます。
行政書士の業務に関し必要な法令等科目
行政書士の実務に直結する法令科目から出題されます。内容は、憲法・行政法・民法・商法・基礎法学などで構成されており、合計46問(244点)が割り当てられます。特に行政法と民法は配点が高く、重点的な対策が必要です。出題形式は五肢択一、多肢選択、記述式など多様です。
行政書士の業務に関し必要な基礎知識科目
法令以外にも、行政書士としての教養を問う「一般知識問題」も出題されます。具体的には、政治・経済・社会、情報通信、個人情報保護、文章理解などが出題範囲です。全14問(56点)中24点未満だと、他の科目で基準点を超えていても不合格になるため、軽視は禁物です。
行政書士試験の難易度
行政書士試験の合格率は例年10%前後と、決して簡単な試験ではありません。ただし、司法書士や弁理士など他の法律系国家資格と比較すると合格しやすいとされており、法律初学者でも十分に狙える難易度です。特に民法や行政法を重点的に学習し、記述式に備えた対策が重要となります。
行政書士試験の合格点
行政書士試験は300点満点中180点(60%)以上の得点で合格となります。ただし、法令科目での得点が244点中122点以上、かつ一般知識科目で56点中24点以上であることが条件です。どちらか一方が基準を下回っている場合は不合格になるため、苦手分野を作らない学習が必要です。
行政書士資格取得後のキャリアパスと具体的な成功事例を紹介
行政書士資格を取得した後のキャリアパスは多岐にわたります。
たとえば、ある女性は主婦で子育てをしながら資格取得後、在宅で開業し、相続手続きに特化したサービスを展開。地域の高齢者からの信頼を集め、月商50万円以上を安定的に確保しています。
また、別の男性は建設業界出身という経歴を活かし、建設業許可申請専門の行政書士事務所を開業。業界内のネットワークを活かして顧客を獲得し、年収1000万円を突破した実績もあります。
このように、自身の経験や人脈を活かした分野に特化することで、行政書士としての可能性は大きく広がります。キャリアの描き方次第で、独立開業・企業内活躍・副業など、ライフスタイルに合わせた働き方が実現できるのが行政書士資格の魅力です。
行政書士と相性のいい資格

行政書士資格だけでも需要が高いですが、相性の良い資格を取得することによって、さらに仕事の幅を広げることができます。
ここでは、ダブルライセンスにおすすめの資格を4つご紹介します。
社会保険労務士
社会保険労務士は、社労士とも呼ばれ、人事や労務の専門知識を持つ資格です。
企業における労務管理や労働法関連の書類作成・代行などができます。
行政書士の書類作成業務は企業を設立する際に行う場面があり、社労士は経営段階で労務に携わるのが特徴です。
2つの資格を取得すると、設立時から経営まで企業に貢献できるでしょう。
おすすめ講座
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、通称宅建士と呼ばれる資格で、不動産取引における重要事項の説明や捺印・記名などの独占業務を担います。
行政書士とのダブルライセンスによって、不動産手続きに特化した業務展開が可能です。
宅建士として、不動産の調査や説明を行いつつ、手続きで行政書士の知識を発揮し、ワンストップでサービスを提供できます。
おすすめ講座
司法書士
司法書士は、登記や訴訟などに関わる法律事務の専門家です。
法務局への書類提出や書類作成の代行などができます。行政書士は役所への書類作成が仕事なので、ダブルライセンスによって法務局、役所の両方の書類作成などに対応できるのが魅力です。
法律を取り扱う資格であるため、試験科目に重複があり、試験勉強に取り組みやすくなっています。
中小企業診断士
中小企業診断士は、企業の経営状況や財務状況を調査・分析ができる国家資格です。
企業経営に携わり、コンサルティング業務を行うことができます。
社会保険労務士とのダブルライセンスと同じように、設立時に行政書士として関わり、その後のサポートを中小企業診断士として行うという働き方が可能です。
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行政書士試験の勉強はいつから始めるのがベスト?
行政書士試験は出題範囲が広く、初学者にとっては効率的な学習スケジュールの立案が合否を左右します。特に働きながら合格を目指す社会人にとっては、早めの準備が合格のカギとなります。ここでは、勉強を始めるおすすめのタイミングと、その理由について詳しく解説します。
一般的には半年から1年前から準備をする
行政書士試験に合格するには、目安として500〜800時間の学習時間が必要と言われています。このため、多くの受験者は試験の半年前〜1年前から学習を始めています。特に法律の学習が初めてという人は、理解に時間がかかることもあるため、1年前からの学習スタートが安心です。早く始めることで、理解を深める復習時間や過去問対策、模試の受験などにも余裕を持って取り組めます。
社会人は勉強にあてる時間を確保することが課題
仕事や家庭と両立しながら勉強する社会人にとっては、限られた時間をどう確保するかが大きな課題です。通勤時間やスキマ時間を有効活用し、1日1〜2時間の学習を継続できるようスケジュールを調整することが重要です。土日などのまとまった時間にインプット学習、平日は短時間でも復習や過去問演習に充てると効果的です。無理のない計画で、継続的に学習できる環境づくりが合格への近道となります。
行政書士資格を取得するならキャリカレがおすすめ

行政書士試験の難易度は比較的高いため、より確実に合格を目指すなら通信講座がおすすめです。
中でも、資格のキャリカレの行政書士資格取得講座をおすすめします。
ここでは、キャリカレの講座が選ばれる理由を見ていきましょう。
試験に出るトコだけを集中して学習できる
行政書士の学習を独学で行うと、試験を受けるまで1~2年かかると言われています。
だからこそ、キャリカレでは専門家の監修のもと、試験の出題範囲と出題形式を徹底的に分析し、試験に出るところだけに的を絞り、合格ラインを確実に突破できる力を身につける講座を目指しました。
キャリカレなら、働きながらでも、短期間で合格できる実力を身につけられます。
難関な試験だからこそわかりやすい教材を提供
平均合格率8%の難関試験だからこそ、きちんと理解できるわかりやすい教材が必要です。
本講座では自宅でもムリなく学べるように、テキストのわかりやすさにとことんこだわっています。さらに、映像講義では講師による丁寧な解説を観ながらテキスト学習を進めることで、スラスラ知識を定着することができます。
試験対策で必要な重要問題だけを厳選した過去問題集が付属
試験対策用の過去問題集をご用意。過去に出題された問題の中で、その年だけに出題されたイレギュラー問題を省き、重要問題だけを分野別に厳選。
本試験ではどのように出題されているのかを確認できることはもちろん、特に重要な問題や出題頻度の高い問題が厳選されているので、合格する力がつきます。
万が一不合格だった場合、受講料を全額返金(※)
内容に自信があるから、もし不合格だった場合も、受講料を全額返金しています。
「お金が無駄になったらどうしよう」という不安がある方でも、安心して取り組めるようになる嬉しいサービスです。
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合格した場合、2講座目を無料で受講できる(※)
見事合格できた場合には、キャリカレでの2講座目を無料で受講できます。
ビジネス資格の講座を数多く開講しているため、ダブルライセンスやスキルアップをコストゼロで目指すことが可能です。
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まとめ

行政書士資格は、他の国家資格と比べても取りやすい資格であることから、法律系の国家資格の取得を目指している人にオススメの資格といえそうです。
受験資格がなく、合格すると独立開業も目指せることから、年齢を気にせず働きたい方にも向いていそうですね。
ムリなく行政書士の合格を目指したいなら、通信講座を利用するのがおすすめです。仕事や家事で忙しい方や勉強方法に不安な方は、キャリカレの「行政書士合格指導講座」で学びましょう。試験に出るとこを集中して学べるため、仕事や家事で忙しくても、スキマ時間を活用して学習を進められます。
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よくある質問
Q1. 行政書士資格は国家資格ですか? |
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はい、行政書士資格は国家資格で、いわゆる「8士業」のひとつに数えられます。行政手続きを専門とする法律家として、官公署に提出する書類作成などを行います。 |
Q2. 行政書士の資格を取得するメリットは何ですか? |
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行政書士は働きながらでも資格取得が可能で、未経験から独立開業を目指せることが最大のメリットです。受験科目が絞られており、他の法律系資格よりも合格しやすい点も魅力です。 |
Q3. 行政書士の試験はどれくらいの難易度ですか? |
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行政書士試験の合格率は10%前後で、国家資格の中では中難易度に位置します。ただし、司法書士や弁護士試験と比べると比較的取得しやすい資格です。 |
Q4. 行政書士として独立開業するには何が必要ですか? |
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作業用デスクやパソコン、応接セットなど最低限の設備があれば、自宅やレンタルオフィスを利用して開業できます。ただし、行政書士事務所は登録要件が厳しく、専用スペースの確保が必要です。 |
Q5. 行政書士の主な仕事内容は何ですか? |
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主に行政機関への許認可申請書類の作成、権利義務・事実証明に関する書類の作成、出入国管理業務、相談対応など、行政手続き全般に関わる業務を担います。 |
Q6. 行政書士と司法書士の違いは何ですか? |
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行政書士は行政機関(官公署)への書類提出が中心であるのに対し、司法書士は法務局や裁判所といった司法機関に関する書類が主な業務です。両者とも国家資格ですが、業務分野が異なります。 |
Q7. 行政書士の資格を活かせる就職先はどこですか? |
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行政書士資格を活かせる勤務先には、行政書士事務所や中小企業、法律系の企業などがあります。ただし、行政書士事務所は小規模で求人が少ない傾向があります。 |
Q8. 行政書士の年収はどれくらいですか? |
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会社勤めの場合の平均年収は約400万円、独立開業すれば平均年収600万円とされています。ただし、実力や営業力により年収には大きな差があります。 |
Q9. 行政書士試験にはどのくらいの勉強時間が必要ですか? |
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合格に必要な学習時間はおおよそ500〜800時間とされており、1日2時間の勉強を1〜2年続けることで、働きながらでも資格取得が可能です。 |
Q10. 未経験でも行政書士として活躍できますか? |
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はい、行政書士は未経験からでも資格を取得して独立開業できます。特定の分野に強みを持ち、効率的に学習すれば、一発合格も可能です。 |
この記事の監修者
資格のキャリカレ編集部
150以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。行政書士は行政書士法に定められている国家資格です。行政書士資格の魅力や最新情報をお伝えしていきます。
