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簿記2級の勉強方法は?難易度や独学で合格を目指すコツを解説

こんにちは、資格のキャリカレ編集部です。

簿記2級は業種を問わず、さまざまな企業で必要とされる資格の一つです。簿記2級に合格すれば高度な経理スキルを持つ証明になるため、就職や転職活動で有利になるだけでなく、昇格や給料アップにつながるなど、ビジネスでの効果が期待できます。

ただし、簿記2級試験は難易度が高く、モチベーションを維持しつつ合格するには効率的な勉強方法が欠かせません。この記事では、簿記2級の概要や試験に向けて独学で勉強する方法、働きながら効率的に勉強するコツなど役立つ情報を紹介します。

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そもそも簿記検定とは何か?

簿記検定とは、企業の経営活動における「お金の流れ」を記録・整理・報告する力を測る資格試験です。売上や経費、利益などを帳簿に正しく記載し、財務諸表を作成するスキルを身につけることで、あらゆるビジネスシーンに対応できる人材として評価されます。特に経理・財務・事務職を目指す人にとっては必須ともいえる検定です。

簿記検定は経理のスキルをはかる試験?


簿記検定はまさに経理スキルの証明といえる試験です。企業活動の記録を「帳簿」に反映させるためのルールや考え方を学び、それを実践形式で出題されるのが簿記検定です。売上・仕入・経費・税金といった情報を正確に処理できることが評価対象となります。経理職に限らず、営業職や管理職にとっても、財務理解の基礎として役立つ資格といえるでしょう。

日商簿記・全経簿記・全商簿記の3種類の比較


簿記検定には「日商簿記(日本商工会議所)」「全経簿記(全国経理教育協会)」「全商簿記(全国商業高等学校協会)」の3種類があります。日商簿記は知名度・受験者数ともに最多で、ビジネス現場で最も評価されます。全経簿記は専門学校などの教育機関で導入されており、実務寄りの内容が特徴。全商簿記は高校生向けで、商業高校などで多く受験されています。

同じ「簿記2級」でもそれぞれ難易度が異なる


3団体すべてに「簿記2級」が存在しますが、その内容と難易度は大きく異なります。特に日商簿記2級は出題範囲が広く、商業簿記と工業簿記の両方が出題されるため、実務に直結する内容として高く評価されます。全経簿記や全商簿記の2級は比較的やさしい内容が多く、日商簿記と同列には扱われないこともあります。履歴書でアピールするなら、日商簿記2級の取得を目指すのがベストです。

単に簿記検定という場合は日商簿記を指す


一般的に「簿記検定」と言った場合、日商簿記を指すことがほとんどです。企業の採用要件や求人情報で「簿記〇級取得者優遇」と書かれている場合、基本的には日商簿記を前提としています。そのため、特に転職や就職に活かすためには、日商簿記の受験を選ぶことが推奨されます。信頼性・知名度・実用性の観点からも、日商簿記は簿記資格のスタンダードといえる存在です。

簿記2級の難易度はどのくらい?

簿記2級は「就職・転職に役立つ資格」として人気ですが、決して簡単ではありません。出題範囲が広く、商業簿記・工業簿記の両方に対応する必要があるため、独学では難易度が高いと感じる人も多いです。特に試験形式や出題傾向の変化により、合格率も安定しておらず、しっかりと対策を取らないと合格は難しいレベルの資格です。

簿記2級の直近10回の合格率は約20%程度


日商簿記2級の直近10回分の合格率を見ると、おおよそ11%〜27%の間で推移しており、平均して約20%前後です。これは、10人に2人程度しか合格できない計算で、国家資格と並ぶほどの難しさとも言われます。毎回の出題内容によって難易度に波があり、特に複雑な連結会計や工業簿記が出題される回は合格率が一気に下がる傾向もあります。

簿記2級の難易度が近年上がった理由とは?


近年、簿記2級の難易度が上がった要因として、会計実務に即した出題範囲の拡大が挙げられます。特に「連結会計」や「税効果会計」などの高度なテーマが追加されたことで、従来の知識だけでは対応しきれない問題が増加。また、実務寄りの問題が多くなったことで、単なる暗記では太刀打ちできず、理解力・応用力が必要とされるようになっています。

ネット試験(CBT方式)の難易度は同じ?


簿記2級は現在、従来の統一試験(紙)に加えてネット試験(CBT方式)も選択可能ですが、難易度は基本的に同等です。出題範囲や形式は共通ですが、ネット試験は日時を自由に選べる分、計画的な学習がしやすいというメリットがあります。一方で、試験中は画面操作が必要で、慣れていないと時間ロスにつながる場合も。形式の違いによる“やりやすさ”はあるものの、出題内容そのものの難しさには違いはありません。

簿記2級の勉強方法を知る上で確認しておきたい情報

簿記2級の勉強法を学ぶために、理解しておきたい情報があります。簿記2級の合格率や出題範囲、簿記3級との違いなどを徹底して押さえておくことが大切です。本章では、簿記2級の勉強方法に関連する情報を紹介します。

簿記2級の合格率


商工会議所の簿記2級試験の受験者データから、第163回~第172回までに行われた10回の合格率の推移を一覧にまとめました。以下は統一試験の合格率です。ネット試験(CBT試験)の合格率とは異なります。

実施回

実受験者数

合格者数

合格率

172(2026.02.22)

6,038名

911名

15.1%

171(2025.11.16)

6,332名

1,492名

23.6%

170(2025.6.8)

5,383名

1,193名

22.2%

169(2025.2.23)

7,118名

1,486名

20.9%

168(2024.11.17)

7,589名

2,187名

28.8%

167(2024.6.9)

6,310名

1,442名

22.9%

166(2024.2.25)

8,728名

1,356名

15.5%

165(2023.11.19)

9,511名

1,133名

11.9%

164(2023.6.11)

8,454名

1,788名

21.1%

163(2023.2.26)

12,033名

2,983名

24.8%

出典:商工会議所の検定試験|簿記 2級受験者データ(統一試験)

簿記2級の試験は年3回実施され、合格率は約11~28%と毎年ばらつきが見られます。直近の第172回に関しては15.1%と過去10回で2番目に低い合格率となっており、簿記2級が受験者数の1~2割程度しか合格できない非常に難易度の高い資格であることが分かります。

簿記2級で出題される範囲


簿記2級の試験は商業簿記と工業簿記の2科目を合わせた全5問が出題されます。出題範囲は統一試験もネット試験も変わりません。詳細は以下の通りです。

商業簿記

出題範囲

簿記の基本原理

・基礎概念
・勘定など

諸取引の処理

・有価証券
・債務の保証など

決算

・試算表の作成
・財務諸表の区分表示など

株式会社会計

・資本剰余金
・会社の合併など

本支店会計

・本支店会計の意義・目的
・本支店会計における決算手続など

連結会計

・資本連結
・のれんなど

工業簿記

出題範囲

工業簿記の本質

・工業経営の特質
・原価計算基準など

原価

・原価の意義
・非原価項目など

原価計算

・原価計算の意義と目的
・原価計算の手続など

工業簿記の構造

・勘定体系
・決算手続など

材料費計算

・材料費の分類
・期末棚卸高の計算など

標準原価計算

・標準原価計算の意義と目的
・標準原価差額の原因分析など

原価・営業量・利益関係の分析

・損益分岐図表
・損益分岐分析の計算方法

原価予測の方法

・費目別精査法
・高低点法

直接原価計算

・直接原価計算の意義と目的
・固定費調整など

製品の受払い

・製品の受入れと記帳
・製品の販売と記帳

出典:商工会議所の検定試験|簿記 出題区分表

独学で合格できる?


簿記2級の合格率は1~2割程度で難易度は高いものの、独学で合格している人も少なくありません。独学は通信講座の受講や予備校に比べると合格のハードルが上がりますが、工夫次第では合格を目指せるでしょう。

ただし、独学では試験勉強に必要な情報を探し、自分にあった勉強方法を考えなければなりません。本試験までのスケジュールを立てる必要があるため、多くの時間や努力が必要です。そのため、独学で簿記2級に合格するなら効率よい勉強方法・取り組みが必要です。簿記2級を効率良く進めるための勉強方法は後ほど解説します。

簿記2級と簿記3級の違い


簿記2級は簿記3級よりも試験の出題範囲が広く、難易度はさらに高くなります。簿記3級の出題範囲は商業簿記に限定されますが、簿記2級では工業簿記の中からも試験問題が出題されます。簿記2級を独学で勉強するなら、集中して勉強できる時間と環境をしっかりと確保しておきましょう。

また、簿記2級の受験に特別な条件はなく、簿記3級の資格を取らなくても受験することが可能です。ただし、簿記2級の試験は簿記3級で出題される経理知識の習得を前提にした内容が出題されるため、簿記を初めて勉強する人は簿記3級から勉強を始めることをおすすめします。

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簿記2級合格に必要な勉強時間の目安

簿記2級に合格するために必要な勉強時間は、簿記3級の知識があるか、簿記の勉強が初めてなのかによって異なります。各ケースに分けて、合格に必要な勉強時間を解説します。

簿記3級の知識があるケース


勉強時間を1日に2時間とした場合、簿記3級の知識がある場合に必要な勉強時間の目安は200~250時間程度です。独学で必要な簿記2級の勉強時間は250~350時間程度、4~6カ月程度の期間が必要となります。予備校への通学や通信講座の受講を選んで勉強する場合の勉強時間の目安は150~250時間で、勉強期間は2~4カ月程度です。

簿記2級は出題範囲に工業簿記が追加されるため、簿記3級の資格を持つ人でも持たない人と同様に学習範囲を広げる必要があります。簿記2級の試験勉強は独学でも可能ですが、通信講座を活用することでより短時間で効率的な学習ができます。短期間でスムーズな資格取得を目指す場合は、通信講座の活用を検討してみましょう。

初めて簿記の勉強をするケース


これまで簿記に触れたことがない初心者が勉強する場合の勉強時間の目安は300~350時間で、毎日2時間勉強したとすると6~7カ月程度の期間が必要です。簿記が初めての人は簿記3級を持つ人や簿記経験者に比べて習得しなければならない知識が多いため、勉強に費やす時間は必然と長くなるでしょう。

特に独学の場合は解答を求める方法や、よく出る問題についての相談ができません。そのため、解けない問題や知りたいことを自分で一から調べなければならず、勉強を進めるのに時間がかかりやすくなります。

また、簿記で必須の勘定科目や仕訳などの基礎的な内容をしっかりと理解しておかなければ、簿記2級に合格できるレベルの実力に到達するのは難しいでしょう。初めて簿記検定に挑戦する場合は、簿記2級の試験勉強を始める前に簿記の基礎知識を一通り押さえておきましょう。

【独学】簿記2級の勉強方法・手順

独学で簿記2級の資格取得を目指すなら闇雲に勉強をするのではなく、基礎知識を一通り得た段階で過去問や試験直前の対策に取り組む必要があります。本章では、簿記2級の勉強方法と具体的な手順を流れに沿って解説します。

1.参考書で基礎知識を備える


簿記2級の試験勉強は、最初に参考書で基礎知識を学ぶことから始めます。参考書を読むときのポイントは、素早く繰り返し読むことです。ダラダラと時間をかけて読むのではなく、何度も読み込む方が記憶の定着がしやすくなります。

また、複数の参考書を読み漁るよりも、先に内容が分かりやすく読みやすい参考書を1冊用意し、書かれている内容の理解度を100%に近づけることの方が重要です。不明点や理解できない部分には付せんを貼ったり、該当ページに折り目をつけたりしておくと読み返す際に便利です。仕事や家事と両立して勉強をする場合は、隙間時間を上手に活用しましょう。

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2.試験対策予想問題を活用する


参考書で基礎知識を身につけた後はひたすら試験対策予想問題を解いていきます。過去問を繰り返し解くメリットは、つまずきやすい問題や理解度が低い問題をあぶり出せるため、自分が苦手な問題を明確にできることです。

また、試験対策予想問題を解くことで試験に出題されやすい問題の傾向が掴めるため、重点的に理解度を深めるべき部分が分かるようになります。実際にどのような出題のされ方をするのかをチェックできるため、本試験で落ち着いて問題を解けるようになるでしょう。試験対策予想問題を活用する場合は、目安として5回分の問題を解きましょう。

3.試験直前の対策をする


本試験当日までの1~2週間は試験勉強のラストスパートをかける時期です。この時期は試験の直前対策を行います。可能であれば試験本番の前に模擬試験を受けておくと、現時点でどこまで合格ラインに近づけられるのかが分かります。

模擬試験を受けられない場合でも試験対策は可能です。例えば、これまでに勉強した内容を復習する、静かな場所でタイマーをセットして試験対策予想問題を解くなどの方法が挙げられます。本試験と同じ時間で試験対策予想問題を解くことで、1問あたりにどのくらいの時間をかけられるのかを把握できるようになります。

簿記2級の合格を独学で目指すには、テキスト選びやスケジュール管理など、自己管理が大切になってきます。キャリカレの「簿記3級・2級合格指導講座」では、出るトコに絞ったムダのない教材で学習でき、学習スケジュールの管理もサポートしてもらえます。

キャリカレの簿記講座に興味のある方は、以下よりチェックしてみましょう。

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【独学】簿記2級の勉強方法のポイント

独学で簿記2級に合格するには、テキスト(問題集)選びや電卓計算に慣れておくことが必要です。本章では、テキストの選び方やスケジュールの考え方など、簿記2級の試験勉強で押さえておくべきポイントを解説します。

理解しやすいテキストを選ぶ


簿記2級の勉強方法のポイントは、理解しやすいテキストを選んで購入することです。例えば、簿記が初めてなら基礎知識から学べるテキストを選びます。独学の場合は自力で問題を解かなければならないため、解説が分かりやすいテキストを選ぶことが大切です。

複数のテキストを選ぶと最後まで読み切れず中途半端になり、十分な理解を深められない場合があります。テキストを選ぶ際は本試験の出題範囲を網羅し、自分にあったテキストを1冊だけ厳選するのが望ましいです。

また、簿記試験に合格するには改定や変更にも対応しておく必要があります。テキストは古本や数年前に発売されたものではなく、最新版のものを選び最新の試験対策をしましょう。

電卓・計算問題に慣れる


電卓を使用する計算問題に慣れておくことも簿記2級の勉強方法のポイントです。簿記2級になると電卓を用いた計算問題が出題されます。

電卓の使い方や計算問題の解き方に慣れていないと解くのに時間がかかり、他の問題を解く時間がなくなってしまう恐れがあります。簿記2級を勉強する際は、利き手と逆の手で正確に素早く打てるように電卓の扱いに慣れておきましょう。

電卓は本試験だけでなく試験勉強の際にも使用するため、厳選して選ぶ必要があります。耐久性が高く、自分の手の大きさにあったサイズで使いやすい電卓を選ぶのがおすすめです。

勉強のスケジュールを考える


簿記2級の勉強方法のポイントとして、スケジュールを考えておく必要があります。簿記2級の合格に必要な勉強期間は簿記の知識や経験があるのかによって異なりますが、2~8カ月と長いため、しっかりとスケジュールを立てなければ計画的に勉強は進められません。

勉強のスケジュールを立てる際は本試験当日をゴールとします。ゴールから現時点まで何日残っているのかを逆算し、具体的な計画を立てていきます。

スケジュールを立てた後は、スケジュールに沿って勉強を進めていくだけです。ただし、スケジュールを詰めすぎると実行するのが難しくなるため、無理のないスケジュールを立てましょう。

合格点を把握し満点にこだわらない


簿記2級に合格するためには満点にこだわらず、合格ラインの点数を目指すことが大切です。満点を取って簿記2級に合格できればよいですが、簿記2級の合格率は1〜2割と低いため、満点を目指すよりも合格基準の70点前後を確実に取る勉強方法を選んだ方が合格の確率が高まります。苦手分野にこだわらずに正解する確率が高い部分を伸ばしていきましょう。

通信講座を活用すれば、合格基準点を目指すためのカリキュラムが設定されているので、短期間で効率よく勉強ができます。

工業簿記を得点につなげる


簿記2級は商業簿記だけでなく工業簿記も出題範囲に追加されるため、工業簿記を得点につなげることが合格に近づくポイントです。本試験では商業簿記が3問、工業簿記は2問の合計5問が出題されます。配点は1問につき20点となっており、合格ラインの70点前後を目指すなら計4問に正解しなければなりません。

工業簿記は原価計算やCVP分析などの問題が出題される傾向にあります。工業簿記では複雑な計算が必要ないため、本試験で得点を稼ぐなら工業簿記2問に正解して40点を確保することをおすすめします。簿記2級を独学する場合は、工業簿記から始めるようにスケジュールを立てましょう。

苦手な分野を把握しておく


簿記2級の勉強では得意分野だけでなく、自分が苦手とする分野を把握しておく必要があります。苦手分野を把握すべき理由は、得意分野で得点を取ることで苦手分野をカバーできるからです。

苦手分野がないのが一番ですが、誰にでも得意・不得意はあります。無理に全ての分野を網羅しようとせずに、苦手分野で取れない得点を得意分野で穴埋めできるようにしておきましょう。ただし、得意分野だけの正解率を高めるだけでは簿記2級に合格するのは難しい場合もあるため、苦手分野でもある程度の得点を取れる勉強をすると効果的です。

試験時間の配分を意識する


簿記2級の勉強方法のポイントとして、試験時間の配分を意識することが大切です。本試験には記述式の設問もあるため、解き方だけでなく誤字脱字の間違えにも気をつける必要があります。本試験で解答を間違えて焦ってしまうとさらにミスが出やすくなります。不用意なミスで得点を落とさないためにも、試験での時間配分を考えながら余裕をもって受検できるように対策しましょう。

事前にできる対策として、試験時間の90分をタイマーにセットし、過去問を解いて見直しをするまで時間内に終えられるのかを確認するといいでしょう。時間配分の目安は、過去問を解くのに80分、見直しに最低10分は確保することをおすすめします。時間配分を意識した勉強を続ければ、どのくらいのペースで進めればよいのかを体に覚えさせることができます。

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独学で簿記2級に合格するための4つのポイント

簿記2級は独学でも合格を目指せる資格ですが、効率よく勉強を進めなければ途中で挫折してしまうリスクもあります。ここでは、独学で簿記2級に合格するために押さえておきたい4つのポイントを紹介します。出題範囲や自分の理解度を意識しながら、効果的に学習を進めましょう。

1. 新しい分野の勉強に注力する


簿記2級では、簿記3級では扱わなかった「工業簿記」や「連結会計」などの新しい分野が出題されます。特に工業簿記は配点が高く、得点源としても重要です。最初は聞き慣れない言葉や計算方法に戸惑うかもしれませんが、基本の型を繰り返し練習することで着実に得点できるようになります。新しい分野は早めに取り組み、理解を深めておくことが合格への近道です。

2. 簿記3級の復習も同時に行う


簿記2級の問題には、簿記3級で学んだ商業簿記の知識が土台として必要になります。特に仕訳や勘定科目の理解があいまいだと、応用問題に対応できません。新しい知識を学びながら、簿記3級の基礎部分も並行して復習しましょう。市販の3級用テキストを使って簡単な仕訳や帳簿の読み取りに再度取り組むのも有効です。基礎をおろそかにしないことが、安定した得点力につながります。

3. 苦手な論点を作らないようにする


簿記2級の試験では、出題される5問すべてにまんべんなく対応できる力が求められます。特定の分野が極端に苦手だと、その問題で大きく失点し合格が難しくなることもあります。試験対策予想問題や模試を通じて自分の苦手を早めに把握し、重点的に復習する習慣をつけましょう。特に連結会計や本支店会計などは、多くの受験生が苦手とする分野なので、繰り返し演習して克服を目指しましょう。

4. 余裕を持ったスケジュールを立てる


簿記2級は出題範囲が広く、短期間で全てを網羅するのは困難です。無理のないスケジュールを立て、早めに勉強を始めることが成功のカギとなります。目安として、毎日1〜2時間の学習を3〜6カ月続けることが理想です。突発的な予定や体調不良などにも対応できるよう、復習や試験対策予想問題演習の期間を多めに確保しておきましょう。スケジュール管理を徹底すれば、独学でも合格は十分に狙えます。

簿記2級の勉強方法を効率的にする3つのコツ

多くの勉強時間を必要とする簿記2級に合格するには、効率的な勉強方法を取ることが大切です。合格までの道のりは勉強方法によっても差がつきます。本章では、簿記2級の勉強時間を短縮し、効率的な学習を進めるための勉強方法を解説します。

アウトプットの機会を増やす


簿記2級の勉強を効率的に行うにはインプットだけで終わらず、アウトプットの機会を増やすことが重要です。簿記2級の出題範囲は広く、簿記3級よりも難易度が上がるため暗記するだけでは実務で必要になる応用力が身につけられません。参考書を読んだり、動画を確認したりなどのインプットに加えてアウトプットをすることで、勉強した内容の理解を深めていけます。

アウトプットする具体的な方法として演習問題を解くことをおすすめします。例えば、Aという項目をインプットした後に、Aの項目を取り上げた演習問題にチャレンジしましょう。次に、Bの項目をインプットしてから、Bの演習問題を解くというように項目ごとにインプットの後にアウトプットを続けることで記憶が定着しやすくなります。

効率的な勉強方法を実践する


簿記2級の合格を目指すためには長い期間がかかるため、途中で挫折しないためにも効率的な勉強方法の実践が求められます。特に独学は、試験の出題範囲の確認や自分にあった勉強方法、スケジュールの作成を全て適切に管理する必要があり、準備に時間が必要です。また、本試験までの期間が短かったり仕事や家事などと両立したりする場合は、いかに勉強時間を短縮して効率良く勉強を進められるのかが重要になってきます。

効率的な勉強方法を実践するには、簿記2級の全体像を把握することから始めましょう。出題範囲を確認し、特に重視すべき部分を見極めます。さらに、どうすれば効率的な順番で勉強を進められるのかを考えることも大切です。

独学以外の方法も視野に入れてみる


簿記2級の合格は独学でも目指せますが、より効率的に勉強するなら独学以外の方法を視野に入れるのも一つの手段です。独学以外の方法は大きく分けて、簿記2級を目指せる予備校への通学と通信講座を受講する2つの方法があります。

予備校では簿記2級の最新情報の収集はもちろん、勉強のスケジュールも予備校側で設定してくれます。予備校に通うメリットは講師に直接質問できるため、その日のうちに疑問を解決できることです。

簿記2級に合格するためにおすすめの勉強方法TOP1は通信講座です。通信講座では、試験の出題範囲や傾向にあった独自の教材とカリキュラムを作成しています。受講者はカリキュラムに沿って勉強するだけで合格ライン以上を目指せます。また、通信講座は自宅で受講できるため、通勤時や就業後の隙間時間を活用したり休日にまとめて勉強したりするなど、自分のペースに合った勉強ができるのでおすすめです。

簿記2級の勉強方法をマスターすれば多くのメリットがある

簿記2級の勉強方法を網羅して合格できれば、さまざまなメリットが得られる上に学習に対するモチベーションも上がります。本章では、簿記2級の勉強方法をマスターすることで得られるメリットについて詳しく解説します。

就職や転職の選択肢が広くなる


簿記2級に合格すれば、高度な経理スキルを持っていることをアピールできるため就職と転職どちらにも有利です。難易度が高い簿記2級に合格するには、しっかりとした計画を立てて実行するための努力が欠かせません。簿記2級の資格を取得していることは、計画性と実行力、地道に努力できるという好印象を面接官に与えられます。

また、簿記2級の資格を取得できれば企業の財務諸表を読めるだけの経理スキルを持つことの証明になります。簿記2級で取得できる経理スキルは業界を問わず重宝されるため、就職や転職する際の会社選びの選択肢が広がることも資格取得のメリットです。

年収アップにつながる可能性がある


簿記2級に合格すれば年収アップの期待が高まります。企業の中には、簿記2級の有資格者に対して資格手当がついたり昇格したりする制度を設けているケースも少なくありません。資格手当の金額は企業によって異なりますが、一般的な目安は数千円~1万円程度でしょう。

仮に、簿記2級の資格取得が昇格や資格手当につながらない場合でも、試験勉強で習得した経理スキルは企業内のお金に関する仕組みを把握するのに役立ちます。社内のお金の仕組みを知ることは管理職に欠かせないスキルの一つであるため、自力で昇格を目指し、年収をアップさせることも可能です。

企業の業績や財務状況を判断できる


簿記2級の勉強では財務諸表に関する項目を学ぶため、経理部門の中でも重要な業務を任せられる可能性が高まります。財務諸表を正確に読めるようになれば、企業の業績や財務状況を数字から読み解くことも可能です。

簿記2級では商業簿記と工業簿記の両方の知識を習得できるため、一般企業だけでなく製造業の工場などの経理業務にも対応できます。簿記2級で習得したスキルがあれば、企業の収支の把握や予測にも貢献できるでしょう。また、企業や会計事務所などで実務を積み重ねることで、将来コンサルタントとして独立できる可能性があります。

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簿記2級を受験する際の注意点

簿記2級の試験は出題数が限られているため、ひとつのミスが合否に大きく影響します。本番で実力を十分に発揮するためには、事前に知っておきたい注意点がいくつかあります。ここでは、試験当日に焦らず解答するために重要な3つのポイントを紹介します。

時間配分に気をつける


簿記2級の試験時間は90分ですが、1問1問のボリュームが大きいため、時間配分を誤ると解ききれずに終了してしまう可能性があります。試験前には試験対策予想問題を使って時間を計りながら練習し、「80分で全問を解き、残り10分で見直しする」などの戦略を立てておくことが重要です。焦らず落ち着いて解くためにも、自分なりの時間配分ルールを身につけておきましょう。

使い慣れた電卓を使用する


簿記2級では計算問題が多いため、電卓の操作性が合否を左右することもあります。本番では新しい電卓を使うのではなく、事前に十分使い慣れた電卓を持参しましょう。ミスタイプを防ぐためにも、キーの押しやすさや配置に慣れておくことが重要です。また、試験では一部機能付き電卓が使用禁止となっているため、試験要項に記載されたルールも事前に確認しておきましょう。

分かる問題から解き始める


簿記2級の試験は全部で5問出題されますが、必ずしも1問目から順番に解く必要はありません。時間を有効に使うためには、まず「確実に解ける」と判断できる問題から着手し、早めに得点を確保しておくことが重要です。解けない問題に時間を使いすぎると、他の問題に手が回らなくなってしまうため、見極め力も問われます。事前に試験対策予想問題演習を重ねて、自分の得意・不得意を把握しておきましょう。

試験当日に実力を発揮するためのメンタルと時間管理のコツ

簿記2級の試験本番では、知識だけでなく「メンタルの安定」と「時間の使い方」が合否を左右します。まず、当日は深呼吸や軽いストレッチなどで緊張を和らげ、試験会場には早めに到着して心を落ち着けましょう。また、試験中は焦らず、1問にかける時間を事前に決めておくことが大切です(例:1問20分、残り10分は見直し)。解けない問題に固執せず、確実に解ける問題から手をつけることでリズムが整い、集中力が持続します。模擬試験や試験対策予想問題演習の段階から「時間内に解ききる訓練」と「本番を想定した環境作り」を意識して取り組むことが、当日ベストパフォーマンスを発揮する秘訣です。

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ここまで簿記2級の勉強時間に焦点を当てて解説しました。簿記2級は独学で合格するにはハードルが高いということをお伝えしました。
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まとめ

簿記2級は多くの企業から求められる人気の資格です。簿記2級に合格するためのポイントは、理解しやすい最新のテキスト(問題集)を1冊選び、自分にあった勉強方法を実践することです。独学で合格を目指すことも可能ですが、より効率的なカリキュラムで勉強するなら通信講座を受けることをおすすめします。通信講座は「資格のキャリカレの簿記2級合格指導講座」がおすすめです。

試験に出るとこを集中して学べるため、仕事や家事で忙しくても、スキマ時間を活用して学習を進められます。

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よくある質問

Q1. 簿記2級の効果的な勉強方法とは?

効果的な簿記2級の勉強方法は、まず理解しやすい参考書で基礎知識を身につけ、次に過去問を繰り返し解くことです。最後に、試験直前には模擬試験や復習で知識を定着させることがポイントです。

Q2. 簿記2級の勉強時間はどのくらい必要?

簿記3級の知識がある人で150~350時間、初めて簿記を勉強する人は350~500時間が目安です。独学の場合は多めの勉強時間を確保する必要があります。

Q3. 簿記2級の勉強を独学で進めても合格できますか?

難易度は高いですが、簿記2級は独学でも合格可能です。ただし、効率的な勉強方法と計画的なスケジュール管理が欠かせません。

Q4. 簿記2級の出題範囲には何が含まれますか?

簿記2級は商業簿記と工業簿記の2分野から出題されます。具体的には、有価証券や決算、原価計算、標準原価計算などが含まれます。

Q5. 簿記2級の合格率はどのくらい?

合格率は試験によって異なりますが、最近では11~26%程度で推移しています。最新回では15.1%と非常に低く、難易度が高いことが分かります。

Q6. 参考書は何冊くらい使うのが効果的?

多くの参考書を使うよりも、1冊の内容を深く理解する方が効率的です。理解しやすく、自分に合ったテキストを1冊厳選しましょう。

Q7.試験対策予想問題はどのくらい解けば良いですか?

試験対策予想問題5回分の問題を繰り返し解くのがおすすめです。出題傾向や自分の苦手な分野が把握できるため、効果的な勉強ができます。

Q8. 電卓の使い方も勉強の一部ですか?

はい、簿記2級では計算問題が多いため、電卓の正確で素早い操作に慣れることも重要な勉強方法のひとつです。

Q9. 試験直前のおすすめ勉強方法は?

本試験1~2週間前は模擬試験の受験や、時間を測っての過去問演習が効果的です。知識の総復習にも力を入れましょう。

Q10. 簿記2級から勉強を始めても大丈夫?

簿記2級から受験することも可能ですが、簿記3級の基礎知識が前提となっているため、初学者にはまず3級の学習から始めることをおすすめします。

Q11. 勉強スケジュールはどう立てるべき?

本試験日から逆算して、日々の勉強時間と進捗を決めるのが効果的です。2~8カ月を目安に無理のない計画を立てましょう。

Q12. 通信講座と独学の違いは?

通信講座はカリキュラムやサポートが整っており、短期間での合格を目指せます。独学はコストが低い一方で、自己管理と情報収集が必要です。

この記事の監修者

資格のキャリカレ編集部
150以上の通信教育資格講座を展開し、資格取得・実用スキルの習得はもちろん、キャリアサポートまで行う資格のキャリカレ編集部が運営するコラムです。簿記は一度取得すれば、ビジネスにも家計にも役立つ資格です。簿記検定の詳細や試験対策をはじめ、仕分け・試算表の作成方法など、簿記の魅力や最新情報をお伝えしています。

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