40代におすすめの資格とは?
手に職をつけて就職・転職を目指せる資格を紹介

こんにちは、資格のキャリカレ編集部です。
40代に入ると、家事や育児が一段落し始め、これまでの人生を振り返ったり、将来について考え出す人は多いのではないでしょうか。そんな40代からの新たなキャリア形成に向けて武器となるのが資格取得です。
しかし、チャレンジしたい資格があっても今から取得できるのか、どんなシーンで活用できるのか、具体的にイメージできないかもしれません。
本記事では、40代からでも取得しやすい資格や、就職や転職で資格を活かす具体的なシーンなどについて解説します。おすすめの資格の中から、自分がチャレンジしたい資格を見つけてみましょう。
目次
40代の就職・転職には「資格」が武器になる!資格取得のメリット

40代で新たな業種に就職・転職するなら、即戦力があると有利です。40代からの採用は即戦力になるかがポイントになるためです。それでは、資格取得のメリットを3つ紹介します。
資格があることで差別化になる
資格があることは、専門の知識やスキルがあることの証明になるため、ほかの応募者との差別化ができます。採用担当者の立場に立つと、資格なしの未経験者と資格ありの未経験者では、後者を選ぶ傾向にあるためです。
また、資格を取得するには、一定の勉強量が必要です。また、現在の仕事や家事・育児と並行して勉強する方も多く、効率的に学習する能力も求められます。そのため、このような環境の中でも資格を取得していることは、努力できる人や能力のある人だと評価してもらえるでしょう。
就職・転職先の選択肢が広がる
経験者や資格取得者を条件にしている求人は多くあります。たとえ興味がある業種でも、条件を満たしていなければ応募できません。資格を持っていれば、募集条件が限定されていても当てはまる可能性があるため、就職・転職先の選択肢が広がります。
とくに、資格を有する者でなければ仕事に関われない「業務独占資格」に分類されている資格を取得すれば、業務を独占的に行えるようになります。総務省が掲載している業務独占資格制度の一覧によると、当てはまる資格には、医師・社会保険労務士・行政書士・薬剤師などが該当します。
※参照:総務省 業務独占資格制度一覧
自己肯定感アップにつながる
資格を取得することで、「目標を達成できた」という成功体験を得られ、自己肯定感も高まるでしょう。その結果、自信を持って仕事に取り組めるようになります。
これらの積み重ねによって、より質の高い仕事をこなせて周りからの信頼を得られるため、昇給や昇進もスムーズに達成できるでしょう。
40代から挑戦する資格の選び方

40代から挑戦する資格は興味の有無だけでなく、難易度や受験資格など、事前にチェックしておくべきポイントがあります。具体的な資格の選び方について見ていきましょう。
資格の難易度は適切か
40代は20・30代とは違い、座学から離れている時間が長いため、難易度の高い資格から挑戦するのは控えましょう。とくに難関資格は合格までに長い時間を要するため、まとまった学習時間がとれない場合や、独学で取得を目指す場合は注意が必要です。まずは、自分のレベルにあった難易度の資格から目指すのがおすすめです。
また、仕事や家事・育児で忙しく1日の学習時間を多く取れない場合は、合格までの目安時間を確認しておくのがおすすめです。目安時間がわかると、学習計画を立てやすく、効率的に勉強できるでしょう。
受験資格をクリアしているか
資格によっては、年齢・学歴・実務経験など、受験資格が設けられている場合があります。事前に自身の学歴や経歴と照らし合わせて、受験可能か確認しましょう。
級が設けられている資格の場合は、下級を取得しないと受験できないことも少なくありません。これから新たな分野の資格取得を目指す場合は、未経験からでも受験できるかもチェックしてみてください。
資格をどのように活かすか
人気のある資格や難関資格であっても、実生活に活かせなければ意味がありません。取得した資格を今後どのように活かすか、具体的なビジョンを持つことも重要です。資格取得後にどのような仕事に就くかイメージして、学習のモチベーションを維持するためです。
そのため、まずは自分が挑戦したい業種を明確にし、具体的な仕事内容を事前に調べておきましょう。仕事内容を把握しておくと、どのように資格が活かせるのか分かり、資格を選択する手助けとなります。
【ビジネス系】40代からの就職・転職に役立つ資格5選

まずは、ビジネス系の仕事に役立つ、40代からの就職・転職におすすめの資格を紹介します。
簿記3級・2級
簿記は、企業の経営活動を記録・計算・整理するために必要な資格です。簿記3級・2級を取得すると、小規模企業の会計や経理関係書類の処理能力が身につくため、企業の経理や会計に関わる仕事がしたい方はもちろん、利益率を把握する必要のある営業担当者やコスト管理に関わりたい方にもおすすめです。
簿記3級・簿記2級 | |
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受験資格 | 誰でも受験可能 |
キャリカレの標準学習期間 | 3か月 |
受験方法 | ・受験希望地の商工会議所によって申込み方法が異なる ・ネット試験は会場ごとに毎年3回実施 |
・簿記3級の参考書はこうやって選ぶ!選び方や購入方法を詳しくご紹介
・簿記2級の参考書はどうやって選ぶ?合格への近道を進むための選び方
FP技能士3級・2級
FPとは、人生の総合的な資金計画を立てて、経済的な面で目標や夢を実現に導く方法をアドバイスする専門家です。取得することで、年金や社会保険を含めたライフプランニングや資金計画をアドバイスでき、金融資産運用の提案などが行えます。幅広い知識を活かして独立や開業することも可能です。
2級・3級FP技能士 | |
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受験資格 | 3級:FPの業務に従事している又は従事しようとしている人 2級:3級合格者または実務経験が2年以上ある人など、その他条件を満たす人 |
キャリカレの標準学習期間 | 3か月 |
受験方法 | 【3級】 ・インターネット申込みのみ ・休止期間を除き、通年実施(CBT方式) 【2級】 ・インターネットまたは郵送にて申込み ・全国47都道府県にて、年3回実施 |
・FPは独学で合格可能?注意点やメリット、デメリットまで徹底解説!
・FP3級はどんな試験?内容や合格率、実技試験についても詳しく解
MOS Word&Excel
MOSとは、Microsoft Office製品の知識や操作スキルを証明できる資格です。Word・Excel・PowerPointなどの知識と操作スキルを習得していることを証明します。受験者の数は500万人を超えるほど国内最大規模の資格のため、業界で幅広く知られており、必須スキルに設けている企業も増えています。
MOS | |
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受験資格 | 誰でも受験可能 |
キャリカレの標準学習期間 | 2か月 |
受験方法 | ・インターネット申込みまたは試験会場への直接申込み ・全国各地の試験会場にて受験可能(CBT方式) |
・MOSの勉強方法は?独学での勉強方法や勉強時間の目安を解説
・MOS資格の難易度は?合格点や合格率、独学の勉強方法を徹底解説
ITパスポート
ITパスポートとは、情報処理技術者試験のうちのひとつで、ITに関する基礎知識を証明する資格です。AIやビッグデータなどの新しい技術に関する知識や経営の知識、マネジメント知識などのIT力が身につきます。どのような業種でもITや経営に関するスキルが求められているため、社会人として備えておくべき資格のひとつです。
ITパスポート | |
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受験資格 | 誰でも受験可能 |
キャリカレの標準学習期間 | 2か月 |
受験方法 | ・インターネット申込みまたは試験会場への直接申込み ・全国各地の試験会場にて受験可能(CBT方式) |
・ITパスポートの難易度は?試験概要・出題範囲とともに具体的な試験対策まで解説
・ITパスポート取得に必要な勉強時間の目安は?確実に合格するためのポイントも紹介
基本情報技術者
基本情報技術者とは、ITパスポートと同様に情報処理技術者を対象とした資格です。出題範囲が広く、技術者としての基礎知識を網羅していることを証明できます。システム開発やITプロジェクトに求められる基本的な知識や技術を幅広く習得できるため、こちらもIT系の仕事では求められやすい資格のひとつです。
基本情報技術者 | |
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受験資格 | 誰でも受験可能 |
キャリカレの標準学習期間 | 3か月 |
受験方法 | ・インターネットにて申込み ・全国47都道府県の試験会場にて、随時実施(CBT方式) |
【医療・福祉系】40代からの就職・転職に役立つ資格5選

次に、医療・福祉系の仕事に役立つ、40代からの就職・転職におすすめの資格を紹介します。
登録販売者
登録販売者とは、一般用医薬品の2類・3類の販売に必要な資格です。登録販売者の有資格者を配置することで、ドラッグストアやコンビニなどで2類・3類の市販薬を販売できるようになるためニーズが高く、さまざまな場所で活躍できます。医薬品の基礎知識から薬事関連法規・制度まで、薬に関する幅広い知識を習得可能です。
登録販売者 | |
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受験資格 | 誰でも受験可能 |
キャリカレの標準学習期間 | 3か月 |
受験方法 | ・各都道府県にて、年1回実施 ・申し込み方法や試験会場は各都道府県による |
・登録販売者試験の難易度と合格率は?都道府県別実績や他資格との比較まで紹介!
・登録販売者の給料・年収は?働き方・勤務先による給料の違い・求人状況
調剤薬局事務
調剤薬局事務とは処方箋の受付やレセプト業務など、調剤薬局の窓口業務を行う仕事です。調剤薬局事務の資格では、薬に関する基礎知識から調剤報酬請求事務の実技まで習得できます。資格がなくても働けますが、手当がついたり任される仕事の幅が広がったりするため、給料アップや昇進が見込めます。
調剤薬局事務 | |
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受験資格 | JADP指定の認定教育機関の全カリキュラムを修了した者で、認定教育機関が指定した履修期間を終了後1年以内に受験する者。 |
キャリカレの標準学習期間 | 2か月 |
受験方法 | カリキュラム終了後、随時在宅にて受験可能 |
・調剤薬局事務の給料は15~18万円!年収ややりがいなど医療事務との差は?
・調剤薬局事務の資格は独学で取得できる?独学で取得するメリットや方法も解説
保育士
保育士は、乳児から小学校就学前までの子どもを、保護者の代わりに集団保育する仕事です。保育園はもちろん、学童保育・放課後デイサービス・児童福祉施設など、幅広い場面で活躍できます。昨今の人手不足により、年代問わず重宝されやすく、40代からの再就職でもチャレンジしやすいでしょう。
保育士 | |
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受験資格 | ・4年制大学または短期大学、専門学校を卒業した方、および卒業見込みの方 ・そのほか学歴、実務経験による |
キャリカレの標準学習期間 | 6か月 |
受験方法 | ・郵送またはインターネットにて申込み ・指定の試験会場にて前期・後期に分けて実施 |
介護福祉士
介護福祉士とは、生活に支障のある方や高齢者の生活支援を専門とする国家資格です。資格を取得することで、介護施設だけでなく、訪問介護員として働くこともできます。資格の取得は、仕事だけでなく家族の介護を行う際にも役立つでしょう。
介護福祉士 | |
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受験資格 | 3年以上の介護実務経験 または指定の養成施設を修了した者 |
キャリカレの標準学習期間 | 4か月 |
受験方法 | 全国35試験地で筆記試験と実技試験を年1回実施 |
・介護福祉士になるには?4つのルートと国家試験の概要・難易度を解説
・介護福祉士国家試験とは|受験資格を得る4つのルートと試験概要を解説
ケアマネージャー(介護支援専門員)
ケアマネージャー(介護支援専門員)は介護福祉士と同じように、介護施設利用者の補助を行うための資格です。しかし、介護福祉士とは役割が異なり、入所支援や要介護認定の申請援助、事務手続きなどが主な仕事です。ケアマネージャーは難関資格のため、取得すると後のキャリアアップが期待できます。
ケアマネージャー(介護支援専門員) | |
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受験資格 | ・規定の国家資格等に基づく業務に就いている者 ・相談援助業務に就いている者 それぞれもしくは両方で5年以上かつ900日以上を満たす必要がある |
キャリカレの標準学習期間 | 3か月 |
受験方法 | ・各都道府県にて、年1回実施 ・申し込み方法や試験会場は各都道府県による |
・ケアマネジャー(介護支援専門員)の年収や初任給は?介護系職種との比較も
・ケアマネジャー(介護支援専門員)とは|仕事内容・メリット・デメリット・なり方を解説
【事務系】40代からの就職・転職に役立つ資格4選

最後に、事務に関わる仕事に役立つ、40代からの就職・転職におすすめの資格を紹介します。
宅地建物取引士(宅建士)
宅地建物取引士(宅建士)は、不動産取引に欠かせない国家資格です。資格を取得することで、不動産の売買や賃貸物件を斡旋する際に、契約に関わる「重要事項の説明」を行えます。不動産会社にとって宅建士は、なくてはならない存在であり、資格手当などによる収入アップも期待できます。
宅地建物取引士(宅建士) | |
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受験資格 | 誰でも受験可能 |
キャリカレの標準学習期間 | 3か月 |
受験方法 | ・インターネットまたは郵送にて申込み ・住まいのある都道府県の試験会場にて毎年1回実施 |
衛生管理者(第一種・第二種)
衛生管理者とは、快適で衛生的な労働環境づくりを担うための国家資格です。業種にかかわらず、50人以上が働く職場には設置が義務付けられています。衛生管理者には第一種と第二種があり、違いは有害業務の有無です。人事部や総務部から選任されることが多いため、これらの部署で働きたい方におすすめの資格です。
衛生管理者 | |
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受験資格 | いずれか該当すれば、受験可能 ・大学または高等専門学校(短大を含む)の卒業者で、労働衛生の実務経験1年以上 ・高等学校の卒業者で、労働衛生の実務経験3年以上 ・労働衛生の実務経験10年以上 |
キャリカレの標準学習期間 | 第一種:5か月 第二種:3か月 |
受験方法 | 全国7ヶ所の衛生安全技術センターにて、毎月1〜5回程度実施 |
・衛生管理者の免許は更新申請が必要?気になる質問や免許を生かせる職場も解説
・衛生管理者講習とは|受講するメリット・選び方・有効活用するポイントを解説
賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士とは、賃貸住宅の管理に必要な国家資格です。賃貸住宅管理業登録を行うには、賃貸不動産経営管理士の資格を持った業務管理者の設置が法律で義務化されています。2021年4月より国家資格化されたことにより、社会的信用度がより高まりました。不動産関係の就職・転職を考えているなら、取得しておきたい資格のひとつです。
賃貸不動産経営管理士 | |
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受験資格 | 誰でも受験可能 |
キャリカレの標準学習期間 | 2か月 |
受験方法 | 全国の試験会場にて、随時実施(CBT方式) |
運行管理者(旅客・貨物)
運行管理者(旅客・貨物)とは、大型トラック・タクシー・バスなどに関する運行計画の作成・ドライバーの健康管理・運転記録の確認・法令遵守の指導など、安全確保や運行管理を行うための国家資格です。事業用自動車を保有している営業所は、運行管理者の設置が義務付けられています。資格を取得することで、管理職としての昇進も期待できるでしょう。
運行管理者 | |
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受験資格 | いずれかに該当すれば、受験可能 ・運行管理に関して実務経験が1年以上 ・基礎講習修了、または修了予定 |
キャリカレの標準学習期間 | 4か月 |
受験方法 | 全国の試験会場にて、例年2回実施(CBT方式) |
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まとめ
40代から就職・転職を目指すなら、まずは資格を取得しましょう。挑戦する資格を選ぶ際は、受験資格をクリアしているかを確認し、無理のない難易度の資格から取り組むのがおすすめです。
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